ポケモントレーナー(スマブラ)

登録日:2019/05/09 Thu 02:05:15
更新日:2024/01/22 Mon 02:57:38
所要時間:約 5 分で読めます





ゆけ!

ゼニガメ!

フシギソウ!!

リザードン!!!

ポケモントレーナーとはポケットモンスターシリーズでポケモンを育て、戦わせる者たちの総称だが、
この項目ではスマブラシリーズに登場するファイターとしてのポケトレについて紹介する。


データ

出典:ポケットモンスターシリーズ
CV:半場友恵(男の子)、金魚わかな(現:美波わかな)(女の子)
初登場:大乱闘スマッシュブラザーズX
キャッチコピー:チャンピオンを目指す者


概要

自分で直接戦わず、3匹のポケモンを使って戦う異色のファイター。
といってもバトル中何もしていないわけでは無く、トレーナー本人はステージの奥で指示を出したりポケモンを交代させたりしている。
一部の奥に足場がないステージでは謎の浮遊台が現れそれに乗って指示を出す。

ファイターのモデルになっているのはFRLGに登場する男の子主人公(いわゆるレッド)。
SPでは色替えで女の子主人公(いわゆるリーフ)も選択できるようになった。
更にカラーバリエーションは各シリーズの主人公を意識した配色になっている。
ただし5人以上の乱闘になると、ゲームの処理の問題のためかトレーナーは登場しなくなる。

パートナーとなるポケモンはゼニガメフシギソウリザードン初代御三家の面々。
サークライ曰く、開発当初は各ポケモンの進化の第一段階か第三段階で統一する予定だったが、
「リザードンは出したいがカメックスよりゼニガメの方がキャラが立ちそうだ」「大きさでも進化の意味でも大中小のバランスを取るのがいい」「御三家最終進化段階だけにすると重量級ばかりになってしまう」
などの理由から3体の進化段階がバラバラになったとの事。「他の御三家も出す」にしようにも軽量級として活躍できそうなポケモンが当時はジュカインとほのおタイプに限られてしまうし。
リザードンはモクロー*1が登場するでは御三家の中で唯一飛行能力を持っていた為他のほのおタイプ御三家にもできなかったと思われる。ジュカインはリザードンと「二足歩行のトカゲポケモン」という共通点があるため、差別化しにくかったかもしれない。

技の出が早く当てやすい攻撃が多いが、体重が軽くふっとばされやすいゼニガメ
復帰力は低いが、飛び道具やリーチの長いつるのムチを使っての中・遠距離の戦いに秀でたフシギソウ
パワフルな攻撃と高い機動力を併せ持つが、体格が大きく重量級ゆえにお手玉にされやすいリザードン
という具合にそれぞれの得意・不得意な面がはっきりとしており、戦況に応じてポケモンを入れ替えて戦うことが勝利を掴む鍵になる。


各シリーズごとのポケモントレーナー

スマブラX

記念すべき初参戦。
他のファイターに無い特色としてスタミナタイプ相性という仕様が設定されている。

スタミナは1匹のポケモンを使い続けているとそのポケモンが疲れてしまい、技の威力が弱体化するというもの。
3匹バランス良く使わせるために設定されたのだろうが、使う側にとってはただのデメリットにしかならずかなり不評だった。

タイプ相性はそれぞれのポケモンに水、草、炎のうち得意なタイプ・苦手なタイプが設定されており、そのタイプの攻撃を受けたときに吹っ飛びやすくor吹っ飛びにくくなるというもの。
例えば水タイプのゼニガメなら炎(爆炎含む)攻撃に耐性があり、草タイプの攻撃は飛ばされやすい…といった感じ。
原作のタイプ相性を再現したものだが、なんと水タイプ・草タイプの攻撃を行うファイターがゼニガメ・フシギソウだけだった*2ため、炎攻撃*3が苦手なフシギソウ以外はほとんど気にする必要がないあってないようなものだった。フシギソウに電気耐性があれば…
「SP」ではどちらの仕様も削除された。


アドベンチャーモード亜空の使者では、リュカと共に亜空軍に立ち向かう。
勇敢に亜空軍と戦う姿は、怖気づいてワリオから逃げ出してしまったリュカを勇気づけた。
序盤はゼニガメしか使えないが、ゲームを進めていくことでフシギソウ・リザードンを仲間にすることができる。


スマブラfor

まさかのリストラ。
というのも3DSのマシンパワーの都合上キャラ替えファイターを実装することが出来ず、ポケモンを交換しながらの戦いがコンセプトのポケトレは参戦することが出来なかったのである。
そのかわりリザードンがキャラとして独立し参戦することとなった。他の2匹とトレーナーはフィギュアだけ。


スマブラSP

「全員参戦」がテーマの今作で満を持しての復活。
ゼルダシークサムスとゼロスーツサムスは前作同様別ファイター扱いになったため、スマブラ唯一のキャラ替えファイターになった。
(ただし、発売後にDLCでホムラ/ヒカリがキャラ替えファイターとして追加されている)
前述したようにスタミナが廃止になったため、デメリット無しで1匹のポケモンを使い続けることができるようになった。また、ポケモンチェンジにかかる時間が短縮された。

勝ち上がり乱闘のタイトルは「おーす!未来のチャンピオン
ポケモンリーグをイメージしたルートで、無論登場するファイターはすべてポケモン。
ROUND6ではプレイヤーが選択していない性別のポケモントレーナーと戦う。四天王を倒した後にチャンピオンとして登場するライバルのイメージだろうか?
そしてライバルとのバトルを制した先に待ち受けるポケモンは…


手持ちポケモン

ゼニガメ
CV:愛河里花子
みずタイプのかめのこポケモン。
SPでは水しぶきを上げながら移動するようになり、水を使った攻撃が増えた。
技の発生が早く体格が小さいため小回りが利きダメージ稼ぎをしやすいが、全体的に技のふっ飛ばし力が低く決め手に欠ける。
体重もピチュー、プリンに次いで3番目に軽いため、ほかほか補正のかかった相手の攻撃で撃墜されてしまうこともしばしば。
序盤の主力として相手を翻弄し、ある程度ダメージを稼いだら交換してしまうのもいいだろう。

必殺ワザ
通常必殺ワザ:みずでっぽう
長押しで口の中に水を貯めて勢いよく噴射する。最後のきりふだを除けば唯一のとくしゅわざ。
仕様はだいたいマリオのポンプと同じで、ダメージは与えられないが相手をひるませずに押し出す。「X」に限ればためずに打てばダメージがある。ただし飛び道具扱いにならない為反射が効かない。
主に相手の復帰妨害に使う。

横必殺ワザ:からにこもる
からにこもって勢いよく相手に体当りする技。原作じゃ防御力を上げるわざだが、今作で同時に登場したルカリオの「かげぶんしん」も同じく仕様変更されている。
からに入ってる間はダメージを受けないが、攻撃を受けると弾かれる。
上から踏まれると特大の隙を晒してしまうので注意。
効果音は「ミドリこうら」の流用。

上必殺ワザ:たきのぼり
水流を駆け上って相手を巻き込み攻撃する。
復帰力はそこまで高くない。


フシギソウ
CV:川上とも子(X)、犬山イヌコ(SP)*4
くさ・どくタイプのたねポケモン。
機動力が低く接近戦は苦手だが、使い勝手のいい飛び道具とリーチの長いムチ攻撃を使っての距離を保ったバトルに強い。ただしとくしゅわざは最後の切り札だけ。
上方向へのふっ飛ばし力の強い技や使いやすいメテオスマッシュも持っているため早期撃墜の択が多いのも利点。
ゼニガメでダメージを稼いで、早い段階からフシギソウでワンチャンスを狙っていくのがポケモントレーナーの主な戦術となる。

必殺ワザ
通常必殺ワザ:タネマシンガン
背中のつぼみから種を真上へ高速連射する。SPではフィニッシュ技が追加された。
台に登ったり、空中に浮かした相手への追撃用に。
本体にも攻撃判定があるため密着されたときにも使える。反射にも強い。

横必殺ワザ:はっぱカッター
はっぱを飛ばして相手を切りさく飛び道具。射程が長く相手を貫通する。
使うたびにランダムで軌道が微妙に変わる
スマッシュ入力することで弾速、射程が強化。

上必殺ワザ:つるのムチ
斜め上方向につるを伸ばして攻撃する。
蔓の先に当たると相手を強く吹っ飛ばす性質を持ち、リーチも長いためコンボの締めに使って早々にバーストにまで持っていけるフシギソウの主力撃墜技。
また崖を掴んでワイヤー復帰にも使える。
結構自由に動かせるので空中にいる相手への迎撃にも。
SPでは使ってもしりもち落下にならないが、外すとほぼそのまま落ちる。崖に近すぎても外すことがあるので、すかさずリザードンに交代したい。


リザードン
CV:三木眞一郎
ほのお・ひこうタイプのかえんポケモン。
アニメでの活躍などから人気の高いポケモンであり、それゆえか前述の通りforでも単独参戦している。
ちなみに64DXではモンスターボールから出てくるポケモンとして登場しており、なにげにスマブラ皆勤賞だったりする。
羽や尻尾や長い首を使った攻撃は隙が大きいもののリーチ・威力ともに申し分なく、重量級ファイターらしいパワフルな戦いに魅せられるプレイヤーは数知れず。
また原作の素早さの高さを反映してか、走行速度にも優れている。なおダッシュは低空飛行。
数少ない3段ジャンプ持ちでありフレアドライブやそらをとぶなど大きく移動できる技を持つため、それなりに復帰力も高い。
各種スマッシュ攻撃やフレアドライブでガンガン撃墜を狙っていこう。なおガオガエンもそうだが、スマッシュ攻撃では火炎を使わない。

必殺ワザ
通常必殺ワザ:かえんほうしゃ
口から炎を吐いて攻撃。出し続けると炎の勢いが弱くなる点などだいたいクッパのブレスと仕様は同じ。
最大火力時のリーチは結構あるので相手への牽制用に。爆薬箱への点火にも使える。

横必殺ワザ(for,SP):フレアドライブ
炎を纏って水平に突進し、ぶつかると大爆発を起こすforで登場した新たな必殺ワザ。
相手の重さにもよるが50~70%程度のダメージで終点中央からの撃墜も狙えるほどふっ飛ばし力が高い。
そのかわり原作同様*5反動でダメージを受ける、地上でガードされると受け身不可のダウンになり莫大な隙を晒す、など相応なデメリットも併せ持っているハイリスクハイリターンな技になっている。SPでは異様に小さい攻撃判定と、スティーブの作業台や勇者のマホカンタに無力化される点がよくネタにされてしまっているが…
相手の動きを読み、ここぞという場面で確実に当てていきたい。
横への移動距離が非常に長いので復帰ワザとしての用途もあるが、やはり移動中の反動が痛い。

上必殺ワザ:そらをとぶ
錐揉み回転しながら上空へと飛び上がって攻撃する。原作と違って落ちての攻撃はない。
ふっとばし性能はそれなりだがスキは大きく、横にはほとんど動けない。
フレアドライブもこちらも、復帰ワザとしてはわりかし融通がきかない。
SPではフレドラがワザの終わり際にならないとガケ捕まりできなくなったため、復帰の際はなるべくこちらを使いたい。

横必殺ワザ(X)下必殺ワザ(for):いわくだき
どこからともなく取り出した岩を頭突きでぶっ壊し破片でダメージを与える。
発動から岩を砕くまでスーパーアーマー状態であるため、攻められた際の切り返しに使える。
Xのボス戦では砕けた岩の一つ一つが全ヒットするため絶大な威力を誇り、たとえ難易度ゲキむずのボスバトルだろうと連発してるだけでHPを削ることができる。この為、攻略本では後述の「ポケモンチェンジ」の仕様もあり推奨されていた。
ただし身体が細いレックウザ相手だと威力が大きく下がる。
SPでポケトレの手持ちに戻った際にポケモンチェンジと入れ替わる形で削除された。

最後の切りふだ(for):メガシンカ
メガリザードンXにメガシンカする変身系切りふだ。
常時空中移動できるようになり、だいもんじとドラゴンダイブで攻撃する。


共通必殺ワザ
下必殺ワザ(X,SP):ポケモンチェンジ
バトルに参戦させるポケモンを交換する。
交換する順番は決まっており、ゼニガメ→フシギソウ→リザードン→ゼニガメ…でループする。
チェンジしている間に無敵が発生するためタイミングはシビアだが回避にも使える。Xではロードが入り非常に長い時間がかかったが、SPではかなりスピーディーになった。ただし交代直後に連続使用はできない。
SPでは空中でチェンジできるようになったため、空中に飛ばされた時にチェンジして切り返したり、
フシギソウからリザードンにチェンジして復帰距離を伸ばしたりする事ができるようになった。

最後の切りふだ(X,SP):さんみいったい
トレーナーの掛け声とともにゼニガメが「ハイドロポンプ」、フシギソウが「ソーラービーム」、リザードンが「だいもんじ」とそれぞれのタイプの第一世代最大威力の技を横一線にぶっ放す。
発動中は画面下にウィンドウ*6が現れこうかはばつぐんだ!のメッセージが表示される。弱点をつけないエスパータイプノーマルタイプでんきタイプのポケモンでも表示される。
Xではメッセージが表示されてる間は画面が固定になるため、他のファイターが位置を掴み辛くなり事故を誘発できるという隠れたメリットが有る。



追記修正はポケモンを交換してからお願いします。

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最終更新:2024年01月22日 02:57

*1 進化するとひこうタイプではなくなる。ただし飛行能力は失われない。

*2 モンスターボールのポケモンを含んでもチコリータとポッチャマくらい。カイオーガのハイドロポンプはマリオのポンプ同様ダメージはないし、スイクンはオーロラビームになっている。

*3 マリオやルイージのファイアボール、クッパのクッパブレス、サムスのミサイル、アイクの噴火、スネークの火器など炎・爆発属性の攻撃を行うファイターは非常に多い。ファイアフラワーやボム兵などのダメージも増加する。

*4 川上さんが亡くなられた後に発売されたSPでは、アニポケのニャース役などで知られる犬山さんが役を引き継いでいる。なお、犬山さんはアニポケXYにてサナのフシギソウを演じていた。

*5 しかも当たらなかった場合でもダメージを受ける。原作では当たらなかったり「まもる」「もらいび」などで無効化された場合は反動ダメージはない。

*6 XではFRLG、SPではSMのデザインになっている。