シュドナイ(灼眼のシャナ)

登録日:2019/04/16 (火) 03:08:31
更新日:2019/05/18 Sat 03:06:56
所要時間:約 7 分で読めます




灼眼のシャナ』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

真名:“千変(せんべん)
炎の色:濁った紫色
所属:仮装舞踏会(バル・マスケ)
役職:将軍
CV:三宅健太

【概要】

この世の“歩いて行けない隣”にある異世界“紅世”の住人“紅世の徒”の一人。
その中でも、特に強い力を持った“紅世の王”。

外見はサングラスを付けた銀髪の中年男性。

宝具は持ち主の体躯に合わせて大きくなる槍型宝具「神鉄如意」。

この世に多数ある“徒”の組織の中でも最大級の集団『仮装舞踏会(バル・マスケ)』の最高幹部“三柱臣(トリニティ)”の一人。
シュドナイを含む“三柱臣(トリニティ)”ら三体の“紅世の王”は、仮装舞踏会の盟主である創造神“祭礼の蛇”によって作られた眷属で、創造神の権能の行使を手助けするためのシステムの一部。
眷属としての役割は「神の敵を屠りて砕く」将軍。

眷属ではあるが“祭礼の蛇”は己の子供として扱っている。
また、例え死亡してもそれがイコール消滅ではなく、存在自体が「創造神の眷属」という世界法則に組み込まれているため、“祭礼の蛇”が健在な限りは必要に応じて復活が可能。
尤も、“祭礼の蛇”同様に、機能上相応の時間が掛かる。

役割としては創造神以上に、創造の儀式の中核となる巫女を守ることを任されており、再誕の際は巫女に続いて現れることになる。

【人物】

豪胆な性格の持ち主で、部下にも寛大で友人も多い。
主や仲間たちの護衛役として生み出されたため、「他者を守る」という“紅世の徒”としては特殊な欲求を持っている。

同じ“祭礼の蛇”の眷属である“頂の座(いただきのくら)ヘカテーを愛しており、彼女に危険が及ぶと激怒し、敵味方ほぼ関係なく大暴れする。
彼女と会う度に毎回「俺のヘカテー」と呼ぶが、そのたびに「私はアナタのモノではありません」とあしらわれるのがお約束。
だけど全く懲りず繰り返している。

本人曰わくロリコンじゃなくヘカテーが好きなだけとの事。……それでも姉弟なんだがいいんだろうか?
因みに生まれた順はヘカテーが一番先で、彼は弟。

コレは、元々シュドナイは巫女であるヘカテーの「守って欲しい」という願いにより生み出される為。
要は「私はアナタのモノではありません」ってのは「アナタが私のモノ」ってことである。妬けるね!

普段は他者の依頼を受けて護衛する、という変わった行動を取っているが、これは眷属としての役目である「巫女と創造神の守護」が実質果たせなくなっていたことからの代償行為。
なので、御崎市で『零時迷子』を発見し、大命遂行に動き出してからは中断している。

ベルペオルのことは「ババア」と呼んでいるが生まれた順番でいうと彼の方が兄。
創造神に対しては「盟主殿」と呼び、彼の気紛れにはやっぱり振り回され気味だが、変わらず忠誠を尽くしている。
一方、代行体となった悠二とは女の扱いが苦手な者同士、気が合うようで

「人の世に暮らした盟主殿が、女の扱いがアレほど苦手とは思いませんでしたな」

とからかう場面があり、逆に悠二から恋愛のコツを聞かれた時に

「あいにくと、俺もそっちの方は苦手なもんで」

と軽口を言い合ったりと、彼を結構気に入っている模様。
優先順位を動かすほどではないが、悠二の戦いを観戦していた際はそれ以外にも

「個人としては助太刀も吝かではないが、盟主殿にもつけるべき格好ってものがあるだろうしな……無粋はやめとくさ」

と半分以上本気で考えていた。

読者からは「シュドナイカ」とホモネタにされる時があり、
公式もネタにして悠二を色んな意味で責めるシーンを予約特典にいれるなどロリコンネタも含めて作中屈指の弄られキャラ。

シュドナイカ「フフフ……よいではないか、よ~いではないか……」
……コレは酷い。


【戦闘能力】

本編では強大な“紅世の王”として大暴れしており、作中でも屈指の高い戦闘力を持つ。
その強さから真正の神や“棺の織手”アシズといった存在自体が別格の者を除けば最強最有力候補に挙げられる。

“徒”が総じて持つ「本性」に当たる姿が存在せず、真名が示す通りの千変万化の権能によって自由自在に体を変形・変化・増殖させることができ、分身すら可能。普段の男性の姿はあくまで基本形態で、本気になると色々な獣を混ぜた悪魔じみた怪物に変形する。
ただ本人の趣向なのか、変形する際は虎を基本形にしていることが多い。

この権能は、身体変形に合わせて変形する「神鉄如意」の特性と極めて相性が良く、槍を建物と見間違える程に巨大化させて、敵を薙ぎ払う。
耐久力もずば抜けていて、フレイムヘイズ数万人に匹敵する程の存在の力を使って、漸く討滅可能な程。

身体変形に実質制限がないため、物理的に傷を負わせてもそのまま変形してしまう。
ただし、この変形はシュドナイの意志によって行われるため、不意打ちを食らうと変形できずダメージが通ってしまう。

その強さは桁違いで中世の『大戦』時は“極光の射手”カール・ベルワルドを一蹴。現代では大命の前準備として名高いフレイムヘイズを次々と仕留めた。
大命の終局では『大戦』時最強のフレイムヘイズだった先代“炎髪灼眼の討ち手”マティルダ・サントメールと同等以上になったシャナヴィルヘルミナ大地の四神の一人・センターヒルと1対3でも有利に闘うという飛び抜けた強さを見せた。

その一方、“弔詞の詠み手”マージョリー・ドーは宿敵同然の間柄であり、強力な自在法をぽんぽん繰り出して来る彼女には、肝心な場面で何度もしてやられている*1

宝具

  • 神鉄如意
槍型の宝具。
シュドナイの長身を二周り上回るほどの長さと、長大な穂先を持つ鈍色の剛槍。
普段は『星黎殿』に置かれた大竈型宝具『ゲーヒンノム』に収容されているが、『大命』の遂行時においてのみ、その使用が許される。
“祭礼の蛇”による特別製の宝具であり、シュドナイが望まない限り折れも曲がりもせず、使い手の体形変化に応じて、大きさや形を変える能力を持つ。
槍に炎を纏わせることで、破壊力をより高めることができ、一度変形・巨大化させれば、手を離しても形状は維持される。

【作中の活躍】

“愛染他”ティリエルの依頼で彼女と兄のソラトの護衛として共に御崎市を訪れる。
御崎市にてシャナ達と交戦し、その過程で悠二の中にある『零時迷子』を発見。
が、悠二を分解しようとして『戒禁』に引っかかって片腕分をもぎ取られた挙句、同時にアラストールが既に契約者を得て活動している、というありがたくない情報も同時に手に入れる。
ソラトとティリエルがシャナに討滅されたことを受け、情報を気取られないため御崎市から撤退、本拠地に帰還した。

大命の要である『零時迷子』が発見されたことで仮装舞踏会(バル・マスケ)は本腰を入れて、『大命』遂行のための活動を開始。
『現代の大戦』では[仮装舞踏会]の軍勢の指揮を執り、各地にある重要な外界宿を襲撃。
ドレル・クーベリックや虞軒といった名のあるフレイムヘイズを幾人も討滅した。

“祭礼の蛇”が悠二と合一を果たし、大命が第二段階に入ると、軍の統括をデカラビアに任せ、盟主らと共に『久遠の陥穽』に向かい、最奥部である『祭殿』にて“祭礼の蛇”の本体を復活させる。
その後は、追ってきたシャナ達の妨害を退け“祭礼の蛇”と共に世界へと還幸した。

御崎市決戦では新世界の創造を阻止せんとするシャナ達を悠二とともに迎撃。
新世界『無何有鏡(ザナドゥ)』の創造を成し遂げた。
だが、儀式の際にヘカテーが生贄となって消滅したことで落ち込んでいた。*2
このことで自暴自棄になったのか、悠二を気に入った為であるのかは不明だが(恐らく両方)、悠二の勝ち目の無い最後の闘いに助っ人として参戦。
莫大な“存在の力”を得たマージョリーとの因縁の対決を繰り広げ、討滅された。
もっとも、回避は全く行わず、周囲の力を利用するなどの搦め手を一切使わなかったので、実力云々にはならないが*3

死後はヘカテーと再会し、共に復活の時を待っているが、自殺同然の状況で死んだこと、そしてベルペオルを一人取り残したことを怒られていた。

「次はいつ……あいつと出会えるだろうな」

ちなみにマージョリーとの死闘は悠二の思惑により封絶を張らず行われたため、御崎市全市民はこの戦いの一部始終を見届けている。

【余談】

名前の元ネタは悪魔アスモデウスの別名シュドナイ。
三千年前の戦いの時は蚩尤と名乗っていた。

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