天宮えれな/キュアソレイユ

登録日:2019/04/14 Sun 12:14:00
更新日:2024/03/19 Tue 08:09:08
所要時間:約 12 分で読めるよ


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顔を合わせて笑顔になれたら、

もう友達なんだけどなあ。






天宮えれなとは、スター☆トゥインクルプリキュアの登場人物である。




目次

■概要





観星中に通う中学3年生。星奈ひかるの1つ上の先輩。
香久矢まどかとは同学年同クラス。
太陽のように明るく、魅力的な笑顔がとっても素敵な観星中の太陽。
一人称は「あたし」で、チャキチャキした中性口調で話す。
口癖は「チャオ!」「いいねぇ!」。

父親がメキシコ人(ヒスパニック)で母親が日本人のハーフ。
ウェーブの掛かった流れる金髪のロングヘアーでもみあげ部分を三つ編みにしており、オレンジ色のリボン付きカチューシャを付け、前髪を上げておでこを出している。
そして一際目を引く健康的な褐色の肌泣きぼくろが最大の特徴。
プリキュアに変身する正規メンバーとして褐色肌や泣きぼくろを採用しているのは彼女が初めてである。
正規メンバー以外では『ハピネスチャージプリキュア!』にて「アローハプリキュア」の二人が褐色肌のプリキュアとして登場していた)

服装は肩が大きく開いた白シャツに非常に短いショートパンツ(ホットパンツ)に白い靴と、大変活発的なスタイルである。
そして、靴下は履いてない様子。


誕生日は2004年9月8日。その為、現在14歳。
宇宙には関係なさそうな誕生日であるが、2004年(初代の放送年度でもある)のこの日は探査機ジェネシスが太陽風に含まれる粒子を地球に持ち帰った日でもある。
また、ここ数年のプリキュアと同じく、放送期間中の日曜日に設定されている。


実家は商店街にある「SONRISA(ソンリッサ)」というである。
SONRISAはメキシコの公用語であるスペイン語で「笑顔」を意味する言葉(第4話でえれな自身も「パパの国の言葉で『笑顔』という意味」と語っている)。
なので上記の「チャオ!」も恐らく一般的に知られるイタリア語の軽い挨拶「ciao!」ではなく、スペイン語で軽い別れの挨拶「chao!」のことと思われる。
実際えれなは現時点で相手と別れる時にしか「チャオ!」は用いていない。
6人姉弟妹の第1子で、忙しい両親に代わり弟や妹の面倒を見たり店の手伝いをすることも多い。
子供の数が多い家庭故に彼女自身の個室は家にはなく、二段ベッドのスペースだけである。


■家族構成



両親と5人の弟妹を抱える8人家族。4話では弟妹たちが描いたらしい両親の似顔絵が確認できる。 両親は14話で登場。
元々母かえでが通訳業でメキシコに訪れた際にカルロスと知り合って結ばれ、両親はラテンノリのテンションである。

父親:カルロス (CV:利根健太朗)  メキシコ人で花屋は彼がオーナー。口髭を携えている。
母親:かえで (CV:高垣彩陽)  職業は通訳。赤髪のポニーテール

長男:とうま(CV:近藤唯)
次女:れいな(CV:西川舞)
次男:たくと(CV:依田菜津)
三男:いくと(同上)
三女:あんな(CV:春野杏)

たくとといくとは双子
肌の色はそれぞれ若干の濃さの差異があるが、末子のあんな以外はみんな褐色系である。(あんなだけペールオレンジ、俗にいう肌色)
髪の色はとうまとたくとが茶色系で、他は金髪。ただしこれも濃淡は個人差がある。



■人物



観星中内一の人気者で「観星中の太陽」の異名を持つ。登校すればみんなが挨拶し、たちまち人の輪ができ、ファンレターを差し出されるという人気っぷり。
宇宙人達に全く動じなかった星奈ひかるが思わず緊張してしまう程であり、学校では彼女の周りには常に人だかりができているので、簡単には近づけないレベル。

また、運動神経は抜群とかいう次元を超えており、飛んできたサッカーボールを華麗なオーバーヘッドキックで蹴り返し、体育の時間の跳び箱ではロンダートからのひねり伸身宙返りという、どう見ても跳馬の技を披露し、いずれも拍手喝采を浴びる。(※中学生です。)
その評判たるや、3年生になっても各運動部からの勧誘が引く手数多なほど。
だが本人は家の手伝いと弟妹の世話を最優先にしているため、お断りしている。

第7話のロケット作成回ではAIの診断で「えれな様は『運動神経抜群、パワータイプ』ですので、物を運んだりする力仕事の担当です」という、
女の子にとっては少々微妙な褒め言葉で作業を任されるが、観星中の太陽はその程度のことで目くじらを立てたりせず、「力仕事ね、OK!」と快諾。
体を動かすのは好きなのかもしれない。

また、元通訳のママの影響からか、語学が堪能。英語の授業では先生の問いに英語で返すシーンがある。

「観星中の太陽」の異名に違わず、明るく朗らかでサバサバした性格の持ち主で、上記の家庭環境も相まって、面倒見が非常に良い。例を挙げると


  • 弟妹達のにぎやかな声が響く中、8人前の朝ごはん(ソーセージエッグ)を作る。

  • 口論になって睨みあうひかるとララの前に現れ、一輪の花を差し出して喧嘩の仲裁をする。「うちの弟と妹もよく喧嘩してさ、ほんとまいっちゃうんだよね。でも、いつも言ってるんだ、『まず相手の話を聞いてあげな』って」という言葉をかけ、仲直りのきっかけを作ってあげる。

  • ひかるがロケットの新デザインを考案するもAIに「余計な作業が増える」とダメ出しされるが、落ち込むひかるを想って「…ねえ、この辺に可愛い飾りとかあったらいいなあ!」とフォローし、ひかるに笑顔が戻る。

  • プリキュア活動と私生活の両立が大変で、「きもちがよゆうがなくて、まいにちがつなわたりで…プリキュアを続けられるか不安で…」と心情を吐露する憂鬱状態のまどか。彼女に対し、普段の冷静さや生徒会長として皆を纏めている凄さを褒め、「まどかが困ったときは、あたし達を頼ってよ!友達でしょ?」と慰め、まどかは礼を言い二人は微笑み合う。

  • その後のアイワーンとの対決を経て、他の3人を未だに“さん付け”で呼ぶまどかに対し、「そろそろ“さん付け”は止めない?」と促し、以降まどかは3人を名前で呼ぶようになる。




と家族や周囲の人間の笑顔を何より大切に思っていて、笑顔のために力を発揮できるタイプ。
その笑顔を奪い、泣かせる者には怒りを見せる。

相手が未知の星の原住民であっても臆せず、相手の目線に立ってあいさつを交わして友好を築こうとする器量を持つ。
手に入れれば自身をパワーアップできるてんびん座のスターカラーペンが原住民たちにとっても必要なものだと知り、
「この星の人たちにとって大切なもの。それを奪うってことは…笑顔を奪うのと一緒だよ!」と、
自分たちの都合で他者が悲しむ行動は出来ないと断ずる精神力も備わっている。
この話の詳細は当該エピソード項目

14歳の女子中学生にして人格が出来過ぎである。


しかしその一方、ノットレイダーに襲われているフワを助けたくても、最初は恐怖から動けなくなってしまった等、時折笑顔を見せる普段の姿からは想像できない「弱さ」を見せる事も。
5人の弟や妹を守らなければいけない「長女」という立場も重なってか、意識的なのか無意識なのかは不明だが、自身の弱さを見せようとしないようにしている傾向もある。
「笑顔」で隠されたえれなの本心は、「どうして自分だけ人と違うのか」「たまには誰かに甘えたい」「でもお姉ちゃんなんだからしっかりしなくちゃ」という繊細な部分があった。
それは母親であるかえでに、「えれなはいつも笑っているが、本当の笑顔を見せてくれない」という負の感情を抱かせるほどのものであった。
終盤では「笑顔になりたいと能動的に求めて笑顔になっているというのは、自分の本心を誤魔化して笑顔の仮面を被ったに過ぎないのではないか」という重いテーマがえれなに突きつけられる。
そして「笑顔は本心を隠す仮面、そんなものに何の価値もない」と言うテンジョウとの対立、彼女の仮面の下の素顔と苦しみを知り、倒すべき敵である彼女をも救えないかと思うようになる。



デザイン発表当時は一際目を引く褐色肌から「プリキュアに黒ギャル!?」と話題になった。
これは、シリーズディレクターの宮元宏彰曰く「なぜ褐色の肌の子がレギュラーキャラにいないのか。キャラクターが魅力的に見えるのが一番大事なので、その意味でも十分いける。」というディレクターの推しでのキャラデザインであった。

しかし、蓋を開けてみたら前述のとおり、家庭的で優しいお姉さんキャラで、プリキュアの4人の中でも精神的に最も成熟している。
他者が落ち込んだ時、笑顔がなくなった時に優しく接してくれるスタプリチームのメンターとして振舞う様はまさしく「太陽のプリキュア」である。
太陽にも黒点がある様に、えれなも完璧では無い。それでも彼女ならこの先の試練を乗り越えられるであろう…。


演じる安野希世乃氏も監督から吹き替えのイメージを「お姉さんというよりは、お母さんみたいに」という指示がある程。
皆を笑顔にする為に朗らかに振舞うえれなの描写と、安野氏の演技が相まって『母性溢れるお姉さん(お母さん)プリキュア』であった。


ファンからの愛称は「ママ」「えれなママ」「えれなさん」「えれな先輩」など。


上記のようにえれなは非常にお姉さんキャラとして魅力的な女性なのであるが、作中ですでに2回男装している。
12話で「太陽の王子」の役をミス無く演じ、18話で輝美の漫画のモデルとして「イケメンドクター」役のコスプレをしイケメン王子様枠を確保しつつある。

26話で怖い映画が苦手である事が判明した。最もその古き良きモンスターパニック映画「ジャマシック・パーク」はめちゃくちゃ安っぽい映画で、ララは別の意味で観るのが苦痛だった様だが…。そこ、中の人は某ゲームに出演してるじゃんと言わない…

最終話では母と同じ通訳の仕事についている。ひかるの乗った日本初の有人ロケット打ち上げの際にニュースの通訳をしながら旅立ちを見送った。

最終回後に行われたスタプリ感謝祭の朗読劇では、ナンパに慣れていたり、「言葉を覚えたかったらね、その国の男と付き合っちゃえばいいんだよ!」などの問題発言を連発。
ユニリア充疑惑を持たれ、他の全く男っ気のない4人に比べてはっちゃけてる印象を植え付けた。
飲む時は開幕からテキーラを3ショット行くタイプ。酔いが回ると泣き上戸になる。







よくわからないけど、そんなの大した問題じゃない。

あんた達が誰だろうと、この子がぬいぐるみだろうとね。


それよりさ…この子を泣かせるってのが大問題だよ!

弟達を笑顔にしてくれたこの子は泣かせない!






宇宙を照らす!灼熱のきらめき!

キュアソレイユ!


■プリキュア変身





天宮えれなが変身する太陽のプリキュア。

スターとミルキーが煙幕の中でてこずる隙に、ノットレイは大勢でフワに襲い掛かった。
不安になって現場に駆けつけたえれなは必死で勇気を振り絞り、フワを救い出す。

再びえれなとフワを襲うノットレイ達をスターとミルキーは懸命に食い止めるが、
テンジョウは「守るものが増えれば弱みも増える」と嘲笑う。

しかし、必死に逃げ回りながらもえれなが「この子の笑顔を…守る!」と叫んだ時、フワが輝いて変身スターカラーペンとスターカラーペンダントが出現、
第三のプリキュア・キュアソレイユが誕生した。



守るものが増えればその分、弱点が増えるって言ってたけどさ、違うよ。

守るものがあればあるほど強くなる!力が湧いてくるんだ!!!



と言い放つと、ノットレイ達を蹴散らしてゆく。



みんなを笑顔にって思うと力が出る!

そして!みんなの笑顔が力をくれるの!



と叫び、プリキュア・ソレイユシュートが炸裂。ノットレイ達は一掃され、テンジョウは逃げ去った。



■特徴


全体的にオレンジ基調であるが、イメージカラーは黄色。 バンク映像などでは赤も使用されている。
分類としては黄キュアとなるが、外見的には橙キュアの要素も強い。

名の「ソレイユ(Soleil)」はフランス語で「太陽」を意味する。

イメージシンボルはその名の通り太陽。変身バンクでは円を描いてそれに炎が充満することで太陽に見立てている(更に円の周りが放射状に光を放つ)が、OPの背景では所謂太陽マーク(☀)を用いている。

暖色キュアとしては珍しくツリ目かつ大人びた体型で、泣きぼくろがある。目の色は変身前と同じく赤みがかった紫色。また、わかりにくいが水色のハイライトも加わる。

髪型はボリュームが増えて長くなるため、キュアミルキーやキュアセレーネよりは変身前と差がある。

コスチュームはキャミソール型で、流れるようなアシンメトリーのスカートも相まって、情熱的なフラメンコダンサーを思わせる、全体的に大人びた印象を与える姿である。
キュアスターやキュアミルキーとはリストバンドやブーツのデザインが異なり、2人のものに比べ丈が長い。

変身バンクでは紫色の球体を作り出し、そこに手足を入れてリストバンドやブーツを装着したり、足場に使われる。シリーズディレクターの宮本宏彰氏によると、この球体は葡萄がモチーフらしく、キュアソレイユの変身バンクが秋(えれなの誕生日も秋に当たる)をコンセプトにしているかららしい。
また、ここでも炎がふんだんに取り入れられている。

■戦闘スタイル


えれな自身が元々身体能力が高いこともあり、俊敏な動きと優れた跳躍力で、複数の相手でも軽くいなす。攻撃は蹴り技が主体で、足に炎を纏っての回し蹴りを放つなど応用力も高い。キュアソレイユのスカートは他プリキュアより長いパレオ状になっており、蹴り技の際非常に映える。

黄色がメインのプリキュアだが、赤キュアの炎の力も反映させており、黄キュア初の初期形態の炎属性となった。

水属性の攻撃を行うカッパードにはやや苦戦を強いられている。

■技


★プリキュア・ソレイユシュート
火の球を作り出して、回転させながら敵に向けて蹴り出す技。(多少の演出効果はあるが)周囲一帯を炎に包み、数十人のノットレイを一瞬で黒焦げにする威力がある。
キュアサニーのサニーファイヤーと、キュアマーチのマーチシュートを足して2で割ったようなイメージと考えれば分かりやすいかもしれない。

★プリキュア・てんびん座ソレイユシュート
プリキュア・ソレイユシュートの強化技。てんびん座のプリンセススターカラーペンによって発動する。見た目はほぼ同じだが火球の中心にてんびん座のシンボルが刻まれる。
カッパードをはじめとした指揮官クラスの敵に対しても直撃させれば撤退を余儀なくするダメージを与えられる。

■余談



  • 声を担当する安野希世乃女史は、2017年の『キラキラ☆プリキュアアラモード』で先代プリキュアにあたるいにしえのプリキュア・ルミエル役を担当した経歴を持つ。
    先代のプリキュア役を務めた声優が後作で本家プリキュア役として再度出演するのは藤田咲*1以来となる。
    また、弟のたくと・いくとを演じた依田菜津は、次作沢泉ちゆ/キュアフォンテーヌを演じており、更に母のかえでを演じた高垣彩陽は次々作で敵幹部のエルダを演じている。

    なお、同年に発売された安野のソロデビューアルバムである「涙。」には、偶然にも「さよならソレイユ」という名前の楽曲が収録されている。


  • 放送開始前に口癖が「チャオ」であることが発表されてすぐ、(本作が宇宙をテーマとしているせいもあって)前年度の30分後の世界元凶の地球外生命体を思い出すニチアサ民が続出。キュアエボルトというあだ名をつけられてしまった。



追記、修正よろしくね!
チャオー☀



各画像出典:スター☆トゥインクルプリキュア
http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/chara3.php#tab
2019年2月~放映
©ABC・東映アニメーション


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最終更新:2024年03月19日 08:09

*1 『Go!プリンセスプリキュア』でチエリ/先代キュアフローラを演じたのち、『キラキラ☆プリキュアアラモード』で琴爪ゆかり/キュアマカロン役に抜擢されている。

*2 父がフランス人、母が日本人のハーフである。