マスターソード(ゼルダの伝説)

登録日:2011/03/20 Sun 22:54:15
更新日:2023/11/15 Wed 08:24:19
所要時間:約 19 分で読めます





退魔の剣に選ばれし ハイラルの勇者よ
その たゆまぬ努力と 結実せし剣技を認め
女神ハイリアの名において 祝福を授けん
空を舞い 時を廻り 黄昏に染まろうとも
結ばれし剣は 勇者の魂と共に
さらなる力が そなたと そして退魔の剣に宿らんことを


はるか遠き過去に生まれし 退魔の剣よ
勇者と共に ハイラルの守護を担う者よ
女神ハイリアの名において 祝福を授けん
海を越え 神の創りし 黄金を求めんとき
そなたの姿 常に勇者と共にあり
退魔の剣と ハイラルの勇者に さらなる力が宿らんことを



マスターソードとは、ゲーム『ゼルダの伝説シリーズ』に登場する剣。


概要


別名・退魔の剣。青い柄の剣で、邪悪なものを封じる力がある。
この剣を扱う事が出来るのは選ばれし勇者のみであり、物語中では主人公リンクだけが該当する。
(厳密には、スカイウォードソード時代のリンクの魂を受け継ぐ人間)

登場する作品では中盤に入手することが多い。その際は台座に安置されており、引き抜くことで手に入れる。
時代によって台座の場所は森の最奥だったり神殿の中だったり。
初期装備の剣より2倍の攻撃力、3D作品ならリーチも長い。作品によってマスターソードから更に強化されることも。
作品によってはそれより威力やリーチの優れる武器があるが、大概は振るのが遅かったり盾が構えられないなどデメリットがある。

ラスボス(主にガノンドロフ)にはこの剣でないとダメージを与えられないことが多い。
また結界などを破壊する効果があることも。

余談だが大抵マスターソードとセットで扱われる「ハイリアの盾」については、初出の「時のオカリナ」の設定に従うならば特殊な謂れなど何一つない、ハイラル王国の兵士が使う大量生産品である。
なお、ゼルダ無双などの一部作品ではなぜかマスターソードを手にすると鞘と共にどこからともなく出現していることがある。


登場作品


ゼルダの伝説 神々のトライフォース

マスターソードが初めて登場した作品。
迷いの森の奥に安置されており、ハイラル城の結界を解除するのに必要となる。
力、知恵、勇気の3つの紋章を入手していれば引き抜くことができる。
どうやら迷いの森自体にも何らかの影響を与えているようで、剣を引き抜いた後は迷いの森の霧が晴れ、印象が一変する。
なお、引き抜く時と刺す時には印象深い音楽が使われており、
以後の作品でマスターソードを手に入れる時にもこの曲は使われている。

この森にはなぜか、マスターソードの偽物が大量に存在している。こちらは3つの紋章が無くても抜くことができるが、
もちろん剣として使えるわけではなく、岩やツボと同じく放り投げることしかできない。
抜いても抜いても生えてくるので、一説には剣の形をしたキノコだとも…?

体力が満タンの場合には剣を振るたびにビームを放つことができる。
ただしFC版のビームと異なり、威力は初期の剣と同等。後述のLVアップ後もビームの威力は変わらない。
鍛冶屋で鍛えてもらうと刀身が赤色のLV3に、ピラミッドのヒビの奥にある泉で刀身が金色のLV4にパワーアップが可能。*1
LV4になると、これまでの剣で斬ろうとすると感電の反撃を受けてしまう敵も普通に斬れるようになる。
基本的にラスボスのガノンには剣をLV3以上にしないとダメージが通らないが、実は回転斬りならLV2でもダメージを与えることができる。
防御力が最低の服である緑の服(ガノンの攻撃でハートが8つ削られる)と組み合わせると究極のマゾゲーに。

余談ながら、本作のカカリコ村にいる長老夫人に話を聞くと「昔この地にはハイリア族と呼ばれる者たちが住んでおり、マスターソードなどの遺品も残っている」という話が聞けるが、
この話をもとにすると神トラ時点でハイリア族は絶滅しているようである。


ゼルダの伝説 時のオカリナ

時の神殿、時の扉の奥の台座に安置されており、森・炎・水の精霊石を集め、時のオカリナを持つ者のみが引き抜くことができる。
が、いざ引き抜いたリンクは勇者としてまだ幼いと判断され、7年もの間眠りにつくこととなった。これは剣が判断したことらしく、マスターソード自体に意思があることを匂わせる描写となっている。肉体は成熟したが精神面はあまり変わらないんじゃないかとか、抜き身で安置されてたのに鞘が出現してるとかツッコミどころは結構ある。
以降、マスターソードを台座に再び戻すことで例のBGMと共に7年の時を遡り子供時代へと戻ることができるようになる。

最終決戦では開始直後にガノンによりマスターソードが弾き飛ばされてしまうが、途中で取り戻すことができる。
ダイゴロン刀やメガトンハンマーでもダメージを与えることはできるが、トドメはマスターソードでなければならない。
更に、この戦いに限りマスターソードはダイゴロン刀を超える最強の武器となり、退魔の剣の本領を発揮する。


ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章・時空の章

大地の章、時空の章共にあいことばによる二週目以降のみ入手可能。
Lv.3という扱いになり、本編中のレベルアップイベントとあいことばの遅い方で入手できる。
Lv.2ホワイトソードの威力上昇版であり、隠しボスのガノンに対し通常攻撃でダメージを与えられる(Lv2以下の場合、回転斬りでないとダメージが与えられない仕様)。
体力満タンで剣ビームが撃てるところはホワイトソードと同じ。

なお、強化の際にホワイトソードは投げ捨てられる。どうなったかが非常に心残り。


ゼルダの伝説 風のタクト

海底に封印されたモノクロのハイラル城の地下の祭壇にある。
封印の鍵も兼ねているので、マスターソードを引き抜いたことによりモノクロだった世界に色がつき、
ハイラルの刻が動きだす。ついでにガノンの力も戻ってしまう。
いつものBGMも健在。

引き抜いた時点では力が弱まっているので、ジークロックなら討伐できてもガノンドロフにはダメージを与えることができない。
大地の神殿、風の神殿を攻略することで本来の輝きを取り戻すことができる。

ガノン城における最終決戦では、特殊攻撃とゼルダ姫の光の矢を駆使して戦うことになる。
最後はガノンドロフの脳天を貫き石化させるとともに、マスターソードもハイラルごと海の底へと沈んでいった。


ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

光の世界にいるのにも関わらず、獣状態にされてしまったリンクが元の姿に戻るために森の聖域にて入手する。
入手後は獣と人間の姿を自由に使い分けることができるようになる。

森の奥の神殿という、過去作を足したような場所。

いつものBGMも当然健在

台座にマスターソードを戻すと、時の神殿への道が開かれる。

ソルを手に入れることによりマスターソードに光が宿り、影の結晶を振り払えるようになる。

最終決戦の一騎打ちではこの剣でしかダメージを与えることができない。
エアシャキンこと木刀や勝手に盗んだトアルの剣では当たり判定すら生まれない。
倒れたところにとどめを刺すと決着する。


ゼルダの伝説 スカイウォードソード

ゼルダの伝説の最初の物語として、マスターソード誕生の経緯も明かされた。
もともとは、女神ハイリアが「封印されしもの」の来るべき復活に備え、
自らが選んだ勇者のために空に浮かぶ島・スカイロフトに精霊ファイと共に残した剣。
この段階では「女神の剣」という呼称であり、本来のマスターソードに比べ刀身が短く、剣自体が持つ力も非常に弱い。
リンクにより封印を解かれた後は、勇者として覚醒していくリンクに合わせて「女神の白刃剣」、
「マスターソード」へと成長していき、最終的に「真のマスターソード」となる。
終焉の者を葬った後は、その残留思念をその刃に封印し、最終的にリンクの手によって再び封印された。
遥か未来、勇者の魂を持った者に、再び封印を解かれる事を願った精霊ファイと共に……。

3Dゼルダでは久々に剣ビームが実装。その使い方も独特で、パッケージ画像よろしくWiiリモコンを天高く掲げることで天からのパワー「スカイウォード」をチャージ、振り下ろして放つというWiiリモコンプラスのジャイロ操作を最大限に活かした仕様である。
また剣を様々な方向に向けてファイの力で物を探すダウジング機能も存在。


『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』

神々のトライフォース同様、3つの紋章を揃え迷いの森で手に入る。
赤いLv3,金色のLv4に鍛えられるのも同様。


ゼルダ無双

廃墟都市にある『聖剣の神殿』に収められている。
シア率いる黒の魔女軍への切り札として引き抜くこととなる。
ところがこれを入手したリンクは、インパが懸念するほど慢心していしまい、それをシアに付け込まれる事となる。
とはいえ普通にプレイしていれば、その時点の最強武器は最大150のホワイトソードであり、それが急に倍の300まで跳ね上がるため、調子に乗りたくなるのも仕方ない。
ちなみにこれでも本来の力ではなく、DLC、アップデートを除いた全キャラの武器を入手する事で更に強化される。が、後発移植の度に武器と初期キャラが増え、完全版のハイラルオールスターズDXだとwiiU版の倍以上と完全に苦行の域に……。
片手剣の純粋強化版であり、体力最大では剣ビームの数や範囲が増えたりと更に強化される。
欠点としては武器スキルが上記条件での攻撃力アップのみで固定されており、他の武器のように武器スキルを付け足す強化ができないこと。

本作独自の設定か不明だが、
ガノンドロフ個人だけでなく、彼の前世たる終焉の者の残留思念等の邪念を神殿に封じ込めておく鍵の役割もこの剣が果たしており、
長期間台座から引き抜いたままだとそれらの邪念があふれ出しハイラルに禍を齎す…
という、この剣以外では手におえない強大な魔が現れた時以外は迂闊に引き抜けない、かなりリスクの大きい神器だとされている。
事実、マスターソードを引き抜いたことで、神殿に封印されていたガノンドロフ最後の魂の欠片を封じていた結界が弱ってしまい、ガノンドロフは完全復活を果たすことになった。
シアを倒した時点ですぐに台座に戻さず悠々とハイラル城に帰ったリンクたちにも問題があるが
そのため魔獣ガノンを倒したED後に神殿へ返還することになるが、シナリオとしては続編にあたる『風のタクト編』でもマスターソードを武器として使用することは可能だったりする。おいそれでいいのか。


ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド

またの名を『回生のマスターソード』。PVでもボロボロになって台座に安置された姿を披露し、ファンを騒然とさせた。

ハイラル北部に位置する迷いの森の最奥、コログの森に安置されている。
100年前には近衛に選ばれた時点で既にリンクが剣に認められて使っていたのだが、大厄災と呼ばれる戦争によって、持ち主共々深いダメージを負ってしまい、いつかリンクと共に蘇る日を夢見たゼルダによって封印される。
それからリンクが目覚めるまでの100年間、デクの樹によって守られ続けてきた。

入手にはハート13個以上が必要。引き抜こうとするとハートが12.75個までガンガン減り、足りない場合は途中で止めないと死ぬ
一応一回目はデクの樹様に止められるが、忠告を無視してまたやると本当に死ぬ
またマスターソードは引き抜く者自身の持つ力を試しているので、食事効果で追加される黄色ハートを使うことはできない。

普通に旅をしていれば2体目の神獣+その途上の祠を攻略するぐらいで入手可能。
真っ直ぐストーリー攻略を目指すと、4体の神獣を全て解放したあとで、最終決戦手前辺りで入手に乗り出すことになる。
デクの樹曰く、かつてのリンクはこの剣を余裕綽々で引き抜くことが出来たらしいが、100年の眠りで体が衰えたリンクではすぐには引き抜けなかった。

もっとも本作であれば、君は神獣に挑むまえにまず最初にマスターソードを取りに行ってもいいし、逆に最後までマスターソードを放置してもよい。つまり…

ガノン「勇者よ…戦う前に一つ言っておくことがある。
    お前は私を倒すのに『退魔の剣』と『四神獣』が必要だと思っているようだが…
    別になくても倒せる」

リンク「フ…上等だ…。オレも一つ言っておくことがある。
    このオレには想い出すべき大切な姫や、絆で結ばれた仲間達がいたような気がしていたが、
    別にそんなことはなかったぜ!」

……こんなプレイすら可能。本作の自由度の高さを象徴する装備でもある。
ただし、持っていれば厄災ガノンと対峙した時のムービーにマスターソードを抜刀するシーンが追加され、 強制的に全快したマスターソードに切り替わって 戦闘開始となる。シチュエーション的に非常に盛り上がること間違いなし。

なお、スカイウォードソードでのファイとの別れの際にファイ自身は「永遠の眠り」と発言していたのだが
ムービーシーンではゼルダがマスターソードのことを「貴女」と表現しており会話していたような描写がある。
(メタ的な事情を言うとスカウォ以前にはファイの設定が無かったのでしゃべらなくて当然だが)
一方、リンクは特に声を聞く事はできない。

攻撃力は30。正直言ってこれより威力の高い武器なんざ中盤以降は他にゴロゴロ出てくるのがブレワイの恐ろしいところだが、これでも隙の少ない片手剣の中ではトップクラス…というよりも重要なアイテムであることは変わらない。
なにせ、全ての武器が使い続けると壊れてしまう本作では何回使ってもロストせず、壊れた状態から一定時間で復活する*2。ゲームシステムを超越した唯一の武器というわけである。
また、厄災ガノンの影響下が特に強い古代兵器の近くやハイラル城では、
居眠りしてるお嬢さんが本気を出して刀身が青く輝き攻撃力2倍になり、耐久値も約四倍に上昇する特性を持つ。
かなり無茶な使い方をしても壊れる気配すら無かったため、発売当初はプレイヤー達が耐久無限になったと錯覚する程であった。
初めての冒険から優に万単位の年月が経過し、超高度な文明による強力な武具が作られようと、いまだに最強の神器としての格を維持している。

……のだが、ゲームも折り返し地点を過ぎるころには、ドロップ武器に攻撃力アップなどの特殊効果が付くようになる。
このゲームには属性武器や古代武器というように武器に元々性質があり、そこにさらに特殊効果が乗る為、段々とマスターソードを上回る戦闘能力を発揮し始めてしまう。
特に厄災ガノンの影響が薄い地域ではほとんど戦闘に出す意味がなくなってしまい、かつ耐久力制故に上記の戦闘に有用な武器を採集にあまり使いたくないという心理からか、
結果として草刈りソードだとかマスターピッケルというような愛称が付いてしまっている。せめて草薙の剣とでも呼んでやれ。
勿論厄災ガノン戦を始めとしたハイラル城内などでは十分に役に立つのだが。


ソードビーム(スカイウォード)は他の武器の投げに相当する操作をすると出せる上に、赤ライフの最大値に応じて飛距離も伸びる。
成長する度剣も成長してくれる仕様。
本作は弓矢のヘッドショットが強くリーチの長い槍系の武器も多数あるが、それでも持ち替えやアイテム消費無しで咄嗟に出せるのは利点。ただしハート最大時にしか出せないので過信は禁物なうえ、覚醒していない状態では耐久値を消費する。



ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

ブレワイの続編である本作にも引き続き登場。
メインビジュアルでは、刀身が途中からボロボロになった「朽ちたマスターソード」として描かれ、ファンに前作以上の衝撃を与えた*3

冒頭では最初から所持しており、剣ビームも撃てる。
しかしハイラル城地下で謎のミイラと遭遇した際、その凄まじい瘴気で刀身が腐食・粉砕されてしまう。弾け飛んだ剣先がミイラの頬を裂いたが、それが精一杯の抵抗だった。
目覚めたリンクは改めて朽ちたマスターソードを手に取るが、攻撃力1である。刀身がほぼないも同然なので仕方ないのだが、そこら辺の木の枝より弱い。そして前作と同様に使っていくと力が弱まって眠りにつくが、武器一覧に再使用までの時間表記がなく、いくら待とうと復活することはない。




非登場作品


ゼルダの伝説の代名詞とも言えるマスターソードだが、登場しない作品もかなり多い。
ただ、そのような作品でも「最初の剣と入れ替わる強い剣」「ビームを打てる剣」といったマスターソード同様の特徴を持つ剣は大抵登場する。

ゼルダの伝説

初代には未だ存在せず、強い剣は「ホワイトソード」および「マジカルソード」。また最初の剣でも剣ビームが出せるという以降の作品にはない特徴を持つ。
「ホワイトソード」はふしぎのぼうし・ふしぎの木の実にも登場。白という点ではスカイウォードソードの女神の白刃剣にも通づるか。

リンクの冒険

異色の作品。経験値で攻撃力が上がる関係か、強い剣という概念が無い。
設定上は前作の「マジカルソード」と「マジカルシールド」を装備しているとされている。

ゼルダの伝説 夢をみる島

強い剣は、オリジナル版では名前も特にない「レベル2の剣」。リメイクでは「コホリントの剣」の名が付いた。剣ビームが出る。
特筆すべきは、このリンクは盾や剣に名前を書いており、入手したレベル2の剣にも早速名前を書く。
当作は神々のトライフォースの後日譚であり登場するリンクは同一人物。ということは神々のトライフォースで一度彼の手に渡ったマスターソードには必ずや彼の名が刻まれていることだろう(物理的に)。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面

時のオカリナの後日譚。
時のオカリナでのマスターソードはリンクを大人にしてしまう上、ラストで「正常な歴史に戻す」ためにゼルダがリンクを子供に戻したという関係上、当然本作で使うわけにはいかなかったため、本作はコキリの剣を鍛冶で強化する方針が採られている。
具体的には、メイン剣としては他にあまり例のない回数制限付きの「フェザーソード」と、強い以外特に特徴のない「金剛の剣」。
「金剛の剣」は回数制限もなく時を戻しても失うことは無いので、入手こそ任意だが攻略を楽にするためには作っておきたい。
また「鬼神の仮面」で変身する鬼神リンクは特徴的な形状の剣を持ち、3D作品で初めての剣ビームが出る。

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし

「ホワイトソード」が登場、最終的に「フォーソード」へと強化される。剣ビームは「剣技」として登場。

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計

風のタクトの後日譚。風のタクトでマスターソードはガノンドロフとともに海に沈んだため代わりとして「夢幻のつるぎ」が登場する。
物語後半はこの剣を作るための材料を集めるために3つの神殿を攻略するという流れになっている。
入手時にマスターソードの音楽が流れ、ラスボス撃破に必須という点も同じ。

ゼルダの伝説 大地の汽笛

夢幻の砂時計の後日譚。こちらでは「夢幻のつるぎ」の代わりとして「ロコモの剣」が登場。
魔を打ち倒せる刃であり、本来は天上のモノにしか扱えない代物。
最終決戦に差し掛かる頃にシャリンから貰える。


外部出演


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおいても、全作通して参戦しているリンクの愛剣(スマブラDXのこどもリンクのみコキリの剣を使用)。
スマブラX亜空の使者においては森の台座に刺さっており、リンクが登場と同時に引き抜く。
ちなみに、フィギュアではリンクが持っている以外にマスターソード単体でも登場している。
なお、DXのアドベンチャーの迷宮では、マスターソードの置いてある小部屋に入るとCPUリンクとの戦闘に入るが、
着地せずに部屋の反対側まで行けばスルーできる。タイムアタックに重要。

時のオカリナリンクがゲスト出演したソウルキャリバーⅡにも登場。盾はハイリアの盾。
あらゆる武器を集めるウェポンマスターモードでは、基本装備なだけあって一番スタンダードな性能となっている。
尚、このリンクは爆弾、弓矢、ブーメランも使っている。大人では使えないはずのブーメランを持ってる辺り、時オカと偽りスマブラDX仕様ではないのか。

どうぶつの森でもトライフォースと共に家具として登場する。
さわると有名なアイテム入手SEが流れる。

スーパーマリオメーカー2ではVer2.0.0より初代スキン限定アイテムとして登場。
取るとマリオがリンクに変身し、ダメージを受けて元に戻るまで弓矢の遠隔攻撃ができるようになる変身アイテムとなっている。

外部出演と言えるかは微妙だがファイアーエムブレム紋章の謎において、あるステージで敵のバーサーカー(緑色の鎧で剣と盾で武装している。クラスが未実装なので、バーサーカーは1部2部を通してコイツ一体のみ)が武器としてマスターソードを持っている。所謂セルフパロディである。
必殺率のあるぎんの剣と言うべき高性能だがバーサーカーを倒した際の一本しか手に入らない。残念ながらHPが満タンでも射程が伸びたりはしない。


外部コラボ


ゲーム「モンスターハンターシリーズがゼルダの伝説とコラボを行った際、コラボ武器としてモンハン世界に出張している。
カテゴリは片手剣だが性能は様々。

ちなみにモンハンには「相応の実力を持ったものにしか引き抜けない、地面に刺さった片手剣」というパロディ武器が元々存在する。

MH4

コラボクエスト「ゼルダの伝説・決戦の猛炎覇竜」というクエストでアカムトルムを狩猟すると手に入る素材で作成可能。
クエストの詳細は当該記事を参照。
入手段階では「勇者の剣」と言う名前で、更なる素材を投入して強化する事でマスターソードになる。

モンハンでは片手剣は横向きに腰の後ろにマウントする方式なのだが、この勇者の剣orマスターソードは特殊モーションとして、
太刀や大剣のように肩の上から斜めに背中にマウントするモーションを取る。
そして同時に実装されたコラボ防具「勇者の服」には同じ角度で背中に鞘がついており、ぴったりと納刀されるようになっている。

武器としての性能は「手放しで強いほどではないが、一定の使い道はある」程度。
物理的な威力はそこそこ程度しかないが斬れ味の維持が容易く、覚醒させれば強力な火属性が付く。

そしてアッパーバージョンである「MH4G」ではなんと強化先を得た。
それまではコラボ武器と言えば登場した作品のみであり、追加の難易度が増えたアッパーバージョンが出ても
武器そのものは続投するものの追加難易度に応じた強化先は用意されず取り残されるのが普通だったのだが、
マスターソードは「マスターソードG」という銘になりG級対応武器となる。

性能は相変わらず「微妙な物理性能と非常に高い火属性(覚醒必須)、斬れ味は長~い青」。
マスターソードの主力の斬れ味は青だったのだが、MH4=上位時点では最高レベルの斬れ味色である白の1つ下なので
まだなんとか戦えていたが、G級になるともう1つ上の紫が標準になってくるため、
「標準より2ランク下の斬れ味」では流石に如何ともしがたい。
ただそれでも属性値が極めて高いのは間違いないため、物理を投げ捨てて完全属性特化戦法をする時にはお呼びがかかる一本。

MHX

MH4の次作・MHXにも登場。
今度は「ゼルダの伝説・力と知恵と勇気」にてガムート・ホロロホルル・ブラキディオスの連続狩猟となる。

今作のマスターソードは正直言ってゴミと言っても過言ではないほどの不憫な性能。
覚醒スキルが削除されたためただの無属性武器に成り下がってしまったのに、
「微妙な物理性能と長い斬れ味」という方向性は変わっておらず、ただ単純に弱い武器になってしまったのだ。
特にラスボス武器が全く同じ方向性(長~い斬れ味青)でありながら攻撃力で上回り属性までついているという上位互換ぶり。
それでもまあ防具のスキル自由度が非常に低い本作では、性能にスキルでフォローがいらず、
かつスロット3という拡張性のために使い道は完全にゼロではないのが救いか。

続くG級追加バージョンのMHXXでも強化先が用意され「マスターソードG」になるが、悲惨の一言。
属性が無いくせに方向性を意地でも変えないためもはや何の役にも立たない。
強化にG級モンスター素材をがっつり使うため序盤で強化できる訳もなく、
スキル自由度は大幅に改善されているため別段珍しい個性でもなんでもない。
挙句の果てにもっとやばい上位互換(またラスボス武器)が出てきてしまう有様である。


ちなみにコラボ武器として一緒に生産できていた「勇者の弓」はMHXXでのコラボクエストでの生産武器となっており、MHXの時点では登場しない。
代わりなのか何なのか、こちらは全てのモンハンオリジナル武器を含めても十分に最終選択肢に上るような
汎用性と威力を両立した非常に優れた武器となっている。


余談


シリーズを象徴する武器であるため、任天堂のゲーム作品はもちろん、他社のゲームとのコラボやイースターエッグとして登場している事が多い。

  • Skyrim」だとPC版のMODでの定番ネタだったが、Nintendo Switch版では公式装備としてハイリアの盾や英傑の服と共に入手可能。*7

  • オープンワールドゾンビゲーム「Dying Light」では、ストーリーに登場する子供がマスターソードのおもちゃを手にしているのが確認可能。



マスターソードに認められた勇者は追記・修正をよろしくお願いします。

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最終更新:2023年11月15日 08:24

*1 正確にはそれぞれが「剣のレベルを一つ上げる」イベントであるため、順番は関係なかったりするが

*2 正確には耐久値を使い切ると休眠モードになり、数分間使用不能になるのでその気になれば武器はこれ一本、というわけにはいかない。

*3 入手時のSEも何処か物悲しいものになっている

*4 通常は攻撃力数値が表記されないが、スクラビルドした上で武器一覧画面を見た場合のみ、普通の武器と同じく素体であるマスターソードの攻撃力が表示される。

*5 ほとんどの武器で25、一部の脆い武器で10

*6 例えば耐久値15の武器にスクラビルドを行うと合計の耐久値が40になるが、これを10回使用してスクラビルド素材を付け替えた場合は残り耐久値が30、35回使用して付け替えた場合は5回にしかならない。

*7 入手方法は「世界のノド」のどこかにある宝箱を探す、もしくはゼルダの伝説シリーズまたはゼルダキャラのスマブラシリーズのamiiboを読み込ませる。ゼルダキャラのamiiboなら何でもよく、Switch版Skyrimより後に出た夢をみる島版リンクやスカイウォードソードHD版ゼルダでも認識する。