寺井黄之助

登録日:2019/04/13 (土) 10:36:31
更新日:2023/06/15 Thu 11:26:02
所要時間:約 5 分で読めます




まじっく快斗』及び『名探偵コナン』の登場人物。
名前の読みは「じい こうのすけ」。

CV:矢田耕司(無印)/羽佐間道夫(1412)/肝付兼太→秋元羊介(名探偵コナン)/陶山章央(青年時代)/野島昭生(犯人の犯沢さん


黒羽快斗の実家の近所にあるビリヤード場「ブルーパロット」のオーナー。年齢は61歳。
禿げた頭と丸眼鏡、口髭が特徴の老人。
元は快斗の父親である世界的マジシャン・黒羽盗一の付き人であり、かつては彼の助手として世界中の舞台に立っていた。
快斗の事も古くから知っており、彼の事は「ぼっちゃま」と呼んでいる。快斗からは愛着を込めて「ジイちゃん」と呼ばれている。
盗一の正体が怪盗キッドである事を知っている人物の一人で、盗一が初代怪盗キッドとして活躍していた頃は彼のサポートを行っていた。
現在は、盗一の死の真相を探るべく二代目怪盗キッドとなった快斗の事をサポートしており、時折彼のために体を張っている。

盗一の事を心から尊敬しており、彼の一人息子である快斗にもしもの事があってはならないと思い、ほぼ毎回危なっかしい真似をする快斗をよく心配している。
快斗が大きなヤマに挑もうとする度に「お止めください」「嫌な胸騒ぎがします」などと言って彼を止めようとするが、その度に快斗に「でけぇヤマの時はいつもこれだ、勘弁してくれよ」と呆れられている。
現在は無茶な真似をする快斗に振り回されてばかりだがかつては凄腕のハスラーであり、チャンピオンだけが持つ事を許された伝説のキューを所有していた。
今は寂れたビリヤード場を経営しており営業中も居眠りをしている事が多いものの、ビリヤードで人を傷つけるような輩は許さず、凛とした態度で立ち向かう。

最近はプールバーを開き、マスターとしてカウンターに立っている。
アニメ版『1412』によるとビリヤード場を閉めたわけではないようで、プールバーは閉店後に快斗との作戦会議に使われている。
店内には様々なギミックが施されており、ビリヤード台等に盗みに使うためのアイテムを収納している。

主に情報収集や快斗の使うハンググライダーの管理、トリックの下準備や小道具の用意をするのが役目。
快斗が盗みに入っている時には待機している場合が多いが、時にはトリックの助手を任される事もある。
車の免許は勿論、ヘリコプターの操縦も問題なくこなせる。身体能力も案外高い。
パリコレを見るのが好きで、パリに行くついでに快斗に頼まれごとをされた事がある。

家族構成は不明。
博士の友人がいるらしく、その博士に頼んで快斗のバイクを新車同然に直してもらった事がある。
その博士は『1412』にもチラッと登場していたが、今のところ素性は明かされておらず、原作者の青山先生曰く「ご想像にお任せしやす(笑)」とのことである。
ちなみに『名探偵コナン』の阿笠博士には友人にバーテンダーがいるようだが……ご想像にお任せしやす(笑)。

第1話『蘇る怪盗』から登場。
8年前の盗一の死亡事故は何者かが仕組んだものであり、その真相を探るべくキッドに扮し、盗一を殺害した犯人を誘き出そうとした。
キッドに扮して何度も盗みに入るが、時同じくして盗一の死の真相を探っていた快斗と鉢合わせする。
快斗とのマジック勝負に負けた事で彼を盗一と勘違いし「生きておられたのですね!?」とすがりつくが、それによって快斗に8年前の事故が仕組まれたものだとばれてしまう。
8年間ひた隠しにしていた真相をうっかり快斗にばらしてしまい後悔するが、二代目キッドとなる事を決意した快斗の手引きでなんとかその場から逃亡。
以降は快斗の協力者となり、快斗の盗みをサポートしつつ盗一の命を奪った謎の組織と対立する事となる。

なお、第1話から登場している古参レギュラーだが、初登場以降*1はしばらく出番がなく、『ブラック・スターの巻』で十数年ぶりの本誌再登場となった。
アニメ版では出番が大幅に増加している。


『名探偵コナン』にも何度かゲスト出演しているが、毎回顔が隠れており、名前ははっきりと明かされていない。アニメ版では声優も毎回異なっている。
原作では『怪盗キッドの驚異空中歩行』で一応初登場しており、ヘリの操縦者として鈴木財閥の精鋭部隊に紛れ込み、快斗の空中歩行トリックの助手を務めた。
アニメ版では『集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド(前半)』から登場しており、この出演でフルネームが判明した。
小五郎はBARにいる』では、出演はなかったものの彼がオーナーを務めるプールバー「ブルーパロット」が舞台となっており、店内で会社員が毒殺される事件が発生している。

犯人の犯沢さん』では「生存率向上委員会」の幹部になっているらしく、鈴木園子に「寺井幹部」と呼ばれていた。

劇場版『業火の向日葵』では顔がはっきりと描かれており、江戸川コナンの正体を知っている人間の1人である事や若かりし頃の姿も判明する。
若い頃は兵庫県・芦屋の実業家の屋敷で使用人として働いており、そこで働いているうちに令嬢のウメノに恋するようになるが、ウメノは大工の東清助に好意を抱いていたので2人の仲を見守る事しか出来なかった。
そしてほどなくして神戸大空襲が発生。清助に屋敷に飾ってあった「芦屋のひまわり」を託され、それを贋作に修復して国外に逃亡させる。
その「ひまわり」が去年フランスのアルルで発見されたと知ると、それをどうしてもウメノに見せてあげたいと思うようになり、快斗にそれを守ってほしいと頼んだ。
自らも変装して鈴木財閥に潜入し快斗のサポートを行い、ウメノが「芦屋のひまわり」と対面した場面を見た時には思わず涙を流していた。

なお、芦屋で空襲があったのは1945年だが、映画公開年(2015年)を基準に計算すると、寺井の年齢と辻褄が合わない事となる*2





追記・修正は、快斗のトリックの助手が出来るほどのフィジカルがある人にお願いします。

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最終更新:2023年06月15日 11:26

*1 厳密に言うと未発表作品『ハスラーvsマジシャン』以降。

*2 1945年当時は若く見積もっても20歳前後だと推測されるので、空襲から70年が経過した現在だと90歳前後の老人となる計算になる。