蒼井翔太

登録日:2019/04/06 Sat 21:58:16
更新日:2023/12/26 Tue 17:51:08
所要時間:約 5 分で読めます





蒼井翔太は日本声優・歌手・舞台俳優である。
愛称は「しょーたん」など。


□プロフィール

生年月日:1987年8月11日
出身地:福井県
身長:174cm
血液型:B型
事務所:フリー


□概要

中性的なハイトーンボイスが特徴の男性声優。
外見も中性的であり、本当に男かと疑われた事もあるらしい。

変声期の際にほとんど声変わりがなく、その中性的な声を理由に苛められた事もあった。
そのため声にコンプレックスを持っていたが、カラオケで歌を歌った時に友達に褒められた事で、歌に興味を持つようになる。
そしてヤマハ音楽振興会主催の音楽コンテストでグランプリを獲得して全国大会にコマを進め、 その大会に出場した時にキングレコードにスカウトされた。

2006年に「SHOWTA.」としてシングル「願い星」でアワーソングスからメジャーデビューを果たす。
しかし元々アニメやゲームに興味があり、声優という職業に関心があったので、アワーソングスとの契約終了後に芸名を「柳ヶ木昇」にし、フリーのアニソン歌手として活動するようになる。
その後、ミュージシャンの小池雅也に株式会社Sを紹介してもらい、社長の佐藤ひろ美に声優の勉強を勧められたことがきっかけで2010年10月から「蒼井翔太」としてSに所属し声優を目指すようになった。
そして2011年にゲーム『Black Robinia』で声優デビューをし、同年に放送された『君と僕。』でテレビアニメ初出演を果たす。
以降は歌手活動と並行して声優としても活躍するようになる。

顔出しで舞台俳優としても活動しており、コミックやゲームを原作とする舞台などにも出演している。
主に男性役だが、稀に女性役で出演することもあり、当人が特別な思い入れがあるという人魚の役を演じたことも。


□特色

女性の声にも聞こえるハイトーンボイスが特徴。
子供の頃は上述のとおりこの声で苛められ、コンプレックスも抱いていたが、現在はこの声のおかげで歌手や声優として活躍できているので、自分の声に自信を持てるようになったという。

中性的な声をしているので担当する役は中性的な外見の男性や美少年が多い。
中には『北斗の拳イチゴ味』のリンなどの女性を演じた例もあり、上述の通り、舞台でも何度か女性の役を演じている。

『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』では、男から女に性転換した錬金術師・カリオストロを熱演。
コミカルなシーンなどの緊迫していない場面では女性的な声色で話し、必殺技を出す時などの緊迫した場面ではドスの効いた声を出す、
(歌を歌う主要キャラの中では)唯一の男性声優ならではの怪演はカリオストロの魅力の一つとなっている。
ちなみに、その後開かれたシンフォギアライブでは、数少ない男性の出演者として参加している*1


□その他

声優の職業に興味を持ったきっかけは、『美少女戦士セーラームーン』で石田彰演じるフィッシュ・アイを見たこと。
中世的な外見のオカマであるこのキャラを男性声優が演じているということに衝撃を受け、彼自身も現在は女性役を担当するようになった。
ちなみに、その石田氏が主人公の声を担当した『ペルソナ3』の舞台では、男主人公「汐見朔也」役で蒼井氏が出演している。

スイーツ男子であり、イチゴショート、ベイクドチーズケーキ、モンブランが特に好き。
苦手なものは大型犬と足が4本以上ある生き物。虫も当然ダメ。
また子供の頃の体験から、水を顔につけようとするとパニックを起こすらしい。

得意なスポーツはバレーボールとテニス。
かつてはヤスマグリーンテニスクラブに所属していたことがあり、トヨタジュニアテニストーナメントの全国大会に出場した経験もある。


□ポプテピピックにおける蒼井翔太

彼を語る上で欠かせないのがこのアニメ
『ポプテピピック』とは日本が世界に誇るクソアニメ*2であり、放送の中で毎回視聴者の予想を(いい意味で)裏切りやりたい放題を尽くしてきたアニメとして知られている。
その最終回である第12話のラストで、巨悪を倒し全てに決着を着けたピピ美が燃えつきてしまい、ポプ子が悲しみに暮れるのだが、そんな時、

「おぉ~~~い!」

「どうしたんだぁ~~い?」

本人役として唐突に実写で登場し、手を振りながら彼女たちの元へ駆けつける。2.5次元ではない。
この作品では時間を自由に行き来できるという特殊能力を持っているという設定で、ポプ子から事情を聞くとピピ美を救うべく彼女たちと過去へジャンプ(飛んでいたときに時間が経つに連れて足がプルプル震えだすのはご愛嬌)。
その影響か恒例の再放送であるBパートはちょっとだけ内容が変化*3しており、Bパートラストではピピ美は無事生還している。
そのまま話は締めくくられるが、EDで再び登場して歌詞に合わせてキレキレのダンスを披露し(もちろん実写)、多くの視聴者の腹筋を破壊した。ご丁寧に中指も立ててくる。*4

この出演がきっかけで知名度が急上昇。
本人役としていきなり実写で登場したというインパクトがあまりにも強すぎたせいで、その後は「ネタ声優」として認知されるようになる。
当然放送終了後にはネットは騒然となり、「家族を人質にとられている」「このアニメ一番の被害者」など言われたい放題となった。
またこれの影響で鬱クラッシャーとしても認知されるようになり、他のアニメで鬱な展開になると「蒼井翔太を呼べ!」なんて言う声が出てくることもある。
ちなみに第12話のEDは彼が歌っており、エンドロールには「蒼井翔太 蒼井翔太」(左側が役名、右側が出演者名)でクレジットされていた。
なお、ED曲にはテレビサイズ版で流れなかった部分に「笑顔のピース集めて」という歌詞があるのだが、
蒼井翔太版では「ピース」を無駄にカッコつけたウザい言い回しで歌っている。
ウザい雰囲気を目指したらしく、本人はレコーディングの際に自分で歌を聴き、舌打ちしたとTwitterで語っている。

挙げ句の果てには「蒼井翔太嫌いなのになんで出てるの」というアンチの意見に対して「時空を超えて出演することを予測出来なかったお前が悪い」という斜め上の切り返しまで生まれたとか。




□主な出演作

◆テレビアニメ


◆ゲーム



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最終更新:2023年12月26日 17:51

*1 これ以前のライブでもMCとして石川英郎氏が登壇したことはあったが、歌メインの出演者としては蒼井氏が初である。

*2 と言っても、クソゲーのような期待外れ的な意味のクソアニメではなく、掴みづらい脈絡や意味の分からない・反省しないパロディ等をスタッフが自虐的に評価したものであり、ファンからはクソクソ言われているが実際のところはかなり好評だった。また、CGや作画もクソとは言えないむしろ高クオリティ

*3 ピピ美合成の内容がキウイからクソアニメ版ピピ美に差し替え、ボブネミミッミが初にして唯一の内容差し替え

*4 流石に手で隠したが…

*5 悪の首領とかつては仲が良かったこと、蒼井翔太に未来への希望と変身システムを託したことなど