技巧チーム(キン肉マン)

登録日:2019/03/24 Sun 15:50:00
更新日:2024/04/06 Sat 20:42:36
所要時間:約 5 分で読めます






パルテノンとバイクマンのふたり
お客様に姿をお見せしなさい*1




技巧チームとは漫画キン肉マン』の【キン肉星王位争奪編】に登場する架空の団体である。




目次

概要

運命の五王子の一人・キン肉マン ゼブラをリーダーとしており、王位争奪戦の際に招集された。
『技巧』の部分は『ゼブラ』とルビを振る場合が多い。
文字通り、英語シマ馬という意味。
キン肉マンゼブラ(以下ゼブラと省略)をリーダーとした王位争奪編でキン肉マンチームと2回戦で姫路城で対面したチーム。
技巧チームという名前だがプロレスにおいての技巧派と呼べるのはゼブラのみで、それ以外のメンバーは全員ギミック超人の面々で構成されている。
モーターマン→バイクマン、そしてパルテノン→ゼブラと要のチームメンバーに強化パーツを配するメンバー編成が目立ち、そういう意味ではマンリキが1人だけ浮いている。
ゼブラを除いたメンバーをゼブラ四天王とも呼ばれる。
身分証明書として、メンバー全員にゼブラメダルを持たせている。
王位争奪戦で唯一6人のチームメンバーと戦わされたチームであることは有名。アニメ版ではこの点についてフォローされており
準決勝目前に至ってまだチームメイトを選定していなかった残虐チームのソルジャー(変わった後)が準決勝当日になってもオーダー表を変えられるよう超人委員会に申請。諸々を考慮した結果「連戦や疲労で戦えないチーム員を上げてしまった時のために5人中2人までは途中でオーダー交代をしても良い」というルールが制定されたということになった。
これでもちょっと不可解なルールではあるので「ラーメンマンの飛び入りを認める代わりに試合形式はこちらで決めさせてもらうぞ」とプロレス的に空気を読みつつ後半の技巧チームのやりたい放題の試合形式をある程度フォローしつつ両チームの横紙破りな部分を公平さを醸し出すような形に纏めて軟着陸させている。ゼブラさんマジ名プロモーター
まぁ王位を決めるという一大事において4人の上に満身創痍のキン肉マンチームに無傷のシード枠というゼブラチームの構図の時点で既に不公平なので、という所に落ち着くだろうか。


作画ミスのせいでマンリキでもモーターマンでも無いミステリアスパートナーとして6人目のメンバーが写ってしまっている。
大金をはたいて雇ったメンバーのみで構成した人員である。
そのせいか大物ぶって反則でしかないラーメンマンの乱入をゼブラに確認もせず勝手に許してまんまと2人抜きされてしまうなど、他チームと比べると浮ついた言動が散見される。
後年、全員がオメガの民の使命の為に地球に侵略してきたマリキータマンに指摘された際はゼブラにも何か思うところがあるらしくコンプレックスに近い感情を爆発させた。
別にそれが完全に間違っているわけでは無いし、同じシリーズだけ見てもオメガマンや2世までいくとボーンコールドなど報酬で引き受ける仕事人スタイルの超人は出てくるのでキチッとした契約や雇用で筋を通していれば悪い事でもないのだが
大抵は人望でチームメイトを纏めている他の王子達に比べるとゼブラチームの『金の関係』というドライさが妙に浮いている。
友情やカリスマなど人徳が何より大事な少年ジャンプの極北であるキン肉マン、それも単なる実力だけでなく王として相応しいか人格面も見られている王位争奪戦において全てを金に任せたスタイルがよろしくなかったのろう。
ゼブラ自身も粉砕されて銭まくど状態で飛び散ったパルテノンの仕事金に誰も手を触れるな!と怒鳴りつけたり友情で戦うキン肉マンチームの姿を目の当たりにしながらロビンやラーメンマンに買収を試みてしまったり、この当時は金が全ての価値観であると頑なで浅ましさを感じる描写も散見され、この辺りが王位に相応しくないという事なのだと思われる。



最初は全員がフェニックスチームのメンバーが着込んでいたフードの縞模様バージョンの物で姿を隠していたが、最初に中堅のバイクマンと副将パルテノンだけが試合前にフードを脱ぐという中途半端なことをしている*2

飛翔チームは全員5000万パワー以上」というマリポーサの発言が公式設定と認められたため、飛翔チームより後に戦う相手なのに超人強度は大幅に劣るという微妙な存在になってしまった。ラスボスである知性チームも改定後の飛翔チームに負けない超人強度の面々であるため、間に挟まれた技巧チームの立つ瀬がない。
またラスボスチームに相応しい強さの知性チームレオパルドンをはじめ見事な負けっぷりでインパクトを残した強力チーム、キン肉マンの火事場のクソ力分離という大役を果たしたミキサー大帝ロビンマスクと死闘を演じたマリポーサの飛翔チーム等に比べると今一つ印象に残りにくいかもしれない。
そもそもまともにメンバーが揃わないなどの危機的状況が続く1回戦や決勝に比べ準決勝はベストメンバー状態のキン肉マンチームに焦点が当てられており、悪く言ってしませば中休み感が否めないのが辛い。
友情がテーマのこの作品にあって「金で雇われただけの関係」と明言されたのも残念な所か。

…と思ったら、新章ではバイクマンがゼブラやマリポーサ達を助ける為に登場。
上記のドライな金だけの雇用関係から変わったのか、元から一定の信頼関係があったかは不明なまま。
明確に金に汚い面を見せたのはパルテノンだけなので、他の3人に関しては金払いを通しても信頼や敬意があったとか、後からどうとでも言える状態ではある。



メンバー


先鋒 ザ・マンリキ


ゆけミート

このぬけ穴は地獄への一本道だ


・プロフィール
出身:スウェーデン
身長:250cm
体重:500kg
超人強度:721万パワー
年齢:25歳
:佐藤正治


・概要
読者応募の際はザ・万力として紹介されていた。
両肩にはスクランブル・バイスという巨大なメカニカルな万力が生えていて、腹部にも予備の万力が内蔵されている。
詳細な活躍は個別項目にて。



次鋒 モーターマン


キキキ 往生際の悪い野郎だ!!


・プロフィール
出身:フランス
身長:190cm
体重:210kg
超人強度:460万パワー
年齢:23歳
声:川津泰彦


・概要
頭部がドリルになっていて、両腕が電池の超人。『キン肉マン』では初の電気を使う超人でもある。笑い声は「キキキー」
満身創痍とは言え準主人公のテリーマンに対し優勢に戦う猛者であるが、バイクマンからは小型電源機として参加させただけの数合わせとして紹介されている。
詳細な活躍は個別項目にて



中堅 バイクマン


正義超人の試合を見てこんなにゾクゾクしたのははじめてだぜ…


・プロフィール
出身:オーストラリア
身長:195cm
体重:150kg
超人強度:1200万パワー
年齢:24歳
声:平野正人

・概要
その名の通りバイクをモチーフ*3にした機械超人。横向きにしたバイクの車体が胴体になっている。
頭は初登場時はフルフェイスヘルメットで、試合途中に脱いでモトクロスヘルメット姿になった。
読者応募超人の発表の際にはバイクマンと紹介されていて、本編登場時にはライダーマンと呼ばれていたが、やっぱりバイクマンと設定された*4
まあ多分某有名特撮と混同しないようにするためであろう
詳細な活躍は個別項目にて。



副将 パルテノン


超人オリンピックチャンピオンコンビか

相手にとって不足はねえ!

・プロフィール
出身:ギリシャ
身長:280cm
体重:950kg
超人強度:1500万パワー
年齢:43歳
声:佐藤正治

・概要
マリポーサ戦後のキン肉マンチームの前にゼブラとバイクマンと並んで登場した。
30億超人ドルの報酬と、ゼブラが王位を取った際の大臣になるという契約でチームに入る。笑い声は「ギョギョギョギョ」
パルテノン神殿の化身の鉱物超人であり巨漢超人であるが、テリーマンとは戦わなかった。
詳細な活躍は個別項目にて。



大将 キン肉マンゼブラ


そ…そんなキッドの気持ちも知らずにオ…オレという男は…

ゆるしてくれキ…キッド…

・プロフィール
出身:アフリカ・ナミビア
身長:220cm
体重:154kg
超人強度:1億パワー
年齢:24歳
声:掛川裕彦


・概要
運命の五王子としてパワフルマンに技巧の神が乗り移りキン肉マン ゼブラとして誕生した。
ギミック超人で固めたチームであるが、本人は至っての技巧派である。
詳細な活躍は個別項目にて。




30億超人ドルを用意してから追記・修正お願いします。




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最終更新:2024年04月06日 20:42

*1 旧ジャンプコミック版ではバイクマンの名前はライダーマンであったが、現在の単行本ではバイクマンに修正済。

*2 マリポーサ戦後に2人はゼブラと共に堂々と姿を現しているので隠す意味も無いのであるが

*3 モデルはホンダのCB750FOURと思われる

*4 現在の単行本では修正されている