オプティマスシリーズ(グラブル)

登録日:2019/03/21 (木) 19:10:25
更新日:2024/02/25 Sun 09:43:37
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オプティマスシリーズとは、ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』に登場する召喚石の総称。
ゲーム内でこの名称が実装されたのは2018年からで、それ以前はプレイヤーコミュニティや攻略サイト等で「主神石」と呼ばれていた。
プレイヤー達からはその名残でもっぱら「神石」と呼ばれることが多い。

グラブルは武器と召喚石を集めることで戦力を上げていくゲームである。
その装備を編成していく上で召喚石の「加護効果」は編成の強さを左右する要素であり、メイン召喚石の加護効果は非常に重要視される。
オプティマスシリーズはその中でも「武器の特定のスキルの効果量を上げる」という効果を共通して持っている。
マグナシリーズとの違いは、対象となる武器スキルの幅が広いところにある。
マグナシリーズの場合は「方陣」と呼ばれるマグナ武器専用のスキルのみが対象だが、オプティマスシリーズの場合は「方陣」スキル以外のほぼすべてのスキルが対象となる。
この違いから、マグナシリーズとオプティマスシリーズは別物の扱いを受ける事が多く、編成する武器の内容も同じ属性だろうが大きく異なる。
これらオプティマスシリーズを用いた編成は上述の呼び名から「神石編成」と呼ばれており、この編成を極めし者は「(対応する召喚石名)マン」と呼ばれ上位の存在として扱われる。

編成を完成させられれば主流であるマグナ編成を超える性能を発揮できる*1が、完成までの道のりは非常に険しい。
ただ編成するだけならプライマルシリーズ*2、エピックシリーズ*3等を中心とした無課金編成で妥協することもできるが、完全体と比べると戦力差は大きい。
神石編成の完全体を目指す場合、要求される武器はどれも希少性の高いものが多く、排出率2倍のレジェンドフェス、グランデフェス開催時のみに排出されるリミテッドシリーズを5~6本要求されるのはザラにある。
当然、大体天井課金して集めるかうっかり引き当てるかの二択を迫られることとなるので、初心者が神石編成をめざすのはほぼ無理と攻略サイトからもキッパリ言われるほどに難しい。
武器の上限解放も重ねるのはご法度な武器を使う関係上、ダマスカス鋼を用いることが多い。が、このダマスカス鋼も入手できる個数に限りがある。
中級者以上だろうが、ダマスカス鋼が確実に不足するので1つの編成しか完成できなかった……なんてことも容易に起こる。
複数完成は廃課金、あるいは廃人の証明と言われているのも、上述した難易度が理由にある。

オプティマスシリーズの入手方法はガチャでの排出が基本なのだが、なんとサプチケ交換不可能どころか天井交換も不可能*4
ガチャで引き当てるか、ゴールドムーン150個でシェロカルテの特別交換券を手に入れそれで交換するしか無い。
当然、ガチャで召喚石が排出される確率は武器より低めでその種類も多いので、ピンポイントで引き当てるのは不可能に近い。
それ故に希少性が非常に強く、初心者に対してエレメント化をしないほうがいいと注意勧告するプレイヤーは多い。

2018年の4周年の際に開催された「失楽園 ~どうして空は蒼いのか Part.II~」にて「ディヴィジョン」と呼ばれる下位互換バージョンが実装された。イラストが青っぽいことから専ら「青神石」と呼ばれる。
特別クエスト「光の試練」をクリアすることで手に入るアイテムを使うことで6種類(と金剛晶)からどれか1つを選んで交換できる。
こちらは通常版より加護効果の倍率が10%低いが、入手方法が容易かつ上限解放するために使った金剛晶がエレメント化した際に使用した個数帰ってくるため通常版が手に入るまでの繋ぎとして使うには問題ない。
2019年の5周年時に失楽園がサイドストーリーに追加されたので、誰でも入手することが可能となった。

2019年秋には通常版およびディヴィジョンに待望の最終上限解放が実装。
双方ともに加護効果の倍率が20%強化され、新たな召喚時効果も追加される。
最終上限解放は例によって金剛晶使用不可&素材にマグナIIのマグナアニマを要求するため*5、運用はランク120以上からとなる。


召喚石一覧


◆アグニス

「裁きの炎にて、魂魄もろとも消し炭にしてやろう!」

火のオプティマスシリーズ。元ネタはインド神話に出てくる火神「アグニ」と、ラテン語で篝火、炎を意味する「イグニス」。
加護効果は「スキル「火」「業火」「紅蓮」「赤星」の効果が80%UP(3凸時に120%、4凸時に140%に強化)」。
召喚技は「裁きの炎」。敵全体に火属性ダメージ(特大)、敵全体に灼熱効果。
4凸時は敵全体に火属性4倍ダメージ、敵全体に灼熱付与、味方全体に逆境付与(3ターン)。
召喚効果は灼熱付与とかなり微妙。火のメイン武器に採用されやすい「真・灼滅天の刃鎌」のスキルに「敵が灼熱状態の時、通常攻撃と奥義に追加ダメージ(メイン装備時、主人公のみ)」という効果があるが、武器の奥義効果で灼熱付与を狙えるので、微妙具合に拍車をかける。
4凸時は新たに逆境効果が追加される。が、渾身が主流のアグニス編成で背水バフを付与する関係上、微妙感はやっぱり拭えていない。
アグニス編成を極めし者の通称は「アグニスマン」。どこぞのローカルヒーローのような名前である。

イクサバの最終上限解放実装前までは、ヴィンテージシリーズ*6のクリムゾンフィンガーやプライマルシリーズのエッケザックス中心の背水*7編成が主流だったが、マグナ編成もまた背水編成であること、そのメインとなるオールド・エッケザックスの方が課金前提のクリムゾンフィンガーと比べるとまだ集めやすいこと、キャラクター方面でもアニラが最終上限解放実装によりマグナ編成をかなり効率的に強化するスキル編成になった。とどめとしてマグナ4凸実装でコロッサス・マグナの加護効果が強化されたこともあってアグニス編成は冬の時代を迎えていた。
……が、リミテッドシリーズのイクサバが「渾身」*8を引っさげて最終上限解放実装されてからは状況が一変。渾身自体が背水とは逆の戦い方をするのでマグナ編成との差別化がなされ、アグニス編成は火渾身編成へと変貌を遂げた。
その後もプライマルシリーズの「暴君」*9&「三手(大)」*10のエリクトニオス及び「攻刃大」*11&「守護(大)」*12を持つパラスの剣の最終上限開放が実装され主にイクサバで高火力を維持しつつ、三手及び守護で連撃とHPも確保できるという恵まれた編成を組むことが可能となった。
なお、リミテッドシリーズのベネティーアは登場以降現在に至るまでほぼいらない子扱いである。ラカムェ……

ファイア・オブ・プロメテウスの上限解放実装により、無課金編成でもそれなりの初速を確保できるようになったのも追い風。
そのせいでクリムゾンフィンガーはいらない子同然の存在になってしまったが、短期戦では背水の方がまだ上だし、渾身背水のハイブリッド編成の存在からクリムゾンフィンガーの出番はまだある。……と思ったらアラナンの登場でとどめを刺されかけている。

十賢者が実装された2019年では、最終エッセル、キャラシヴァor水着ミムルメモル、アラナンをフロントに入れザ・サンやシヴァの召喚効果で瞬間火力を上げつつ渾身編成で初手だから大ダメージを狙う超短期戦を決める編成が一部のマルチバトルで猛威を振るっており、特に討伐までの時間が短くなりやすい敵や、つよバハ等の麻痺等で動きを止めて戦う敵に対して圧倒的な貢献度を叩き出すことも珍しくなくなり始めている。
短期戦以外でも最終アニラ、キャラアテナを加えたオメガ槍編成が主流となっている。

敵としてのアグニスはイベント「四象降臨」で戦うことができる。
いやらしいデバフを数々撒いてくるのでクリアとディスペルマウントは必須。
お供のアグネアも強化効果削除や奥義封印を特殊行動で撒いてくるので非常に厄介。


◆ヴァルナ

「永遠の戒めを与えよう」

水のオプティマスシリーズ。元ネタはインド神話に出てくる最高神「ヴァルナ」。
その見た目からプレイヤーからの通称は「蛸」。
加護効果は「スキル「水」「渦潮」「霧氷」「青星」の効果が80%UP(3凸時に120%、4凸時に140%に強化)」。
召喚技は「アパーム・ナパート」。敵全体に水属性ダメージ、敵全体に腐敗効果。
4凸時は敵全体に水属性4倍ダメージ、敵全体に腐敗効果、味方のトリプルアタック確率UP(3ターン)
召喚効果の腐敗は毒とあんまり変わらないのでこれまた微妙。そもそも毒との違いが分からないと言われることが多い。
4凸時は15%の倍率を持つトリプルアタック確率UPが追加される。連撃に乏しくなりがちなヴァルナ編成にとってはうってつけの召喚効果とも言える。
ヴァルナ編成を極めし者の通称は「ヴァルナマン」。恐らくグラブルで最もその名を知られているであろう通称の一つ。

無課金武器であるフィンブルのスキルが「渾身」&「守護」の組み合わせであり、手軽にHPと火力を盛れる事から早い時期から後述のハデス背水編成と共に強さは知れ渡っていた。
実装時点では「渾身」の強化率が大きかった上比較的ドロップしやすかったため「フィンブル4凸をヴァルナ編成にできるだけ詰め込め」とまで言われる状態であった。
流石にやりすぎたのかフィンブルは下方修正されたが代わりにリミテッドシリーズのミュルグレスが最終上限解放で「三手*13」スキルが追加、
十天衆の最終上限解放実装にてウーノが超強化された事により、フィンブル軸の改良版が再びグラブルにおける第一線級の編成と化す。
その勢いたるや、現在でもエンドコンテンツであるアルティメットバハムートHLにおいて「奴隷(トール)役の光1人以外は全員ヴァルナでいい」と言われた程。
しかしながら、フィンブルの火力源は「渾身」スキルのみでダメージが多くなると火力が激減する事、加えてマグナ2実装により通常軸の風及び土マグナがヴァルナ以上の火力を安定して出せるようになったことで立場が揺らぎ始める*14

……と、思いきや十二神将の一人ヴァジラが奥義重視の仕様*15で実装、更にリミテッドシリーズのブルースフィアが最終上限解放で「必殺*16」スキルを獲得、これによって別枠強化である「方陣必殺」スキルを持つテュロスビネットとそれらを組み合わせた奥義特化編成が登場。
4凸カツウォヌスの召喚効果、剣豪という奥義特化ジョブの実装も相まって「鰹剣豪」が古戦場を中心に大暴れしている。
後に同じく奥義特化ジョブのライジングフォースが登場し、優秀な奥義効果を持つゼノコキュ琴をメイン武器として担げるとあってこちらも人気。
かつて必須と言われたミュルは倉庫番になってしまった。

その後、リミテッドシリーズのガリレオ・サイト及び太歳精弓に最終上限解放が追加されたが、前者は微妙スキルと名高い「克己*17」、後者はクリティカル確率の上がる「技巧」というまさかのチョイスに騎空士達は首を傾げた。
通常技巧の調整もあり、運営的にはクリティカル重視の技巧編成に舵切りしたいのであろうが、両面*18ヴァルナで確定クリティカルにしようとすると最終上限したガリレオも太歳も複数本必要になる*19
加えて、本格的な運用には季節限定キャラである水着カリオストロ等のキャラによるクリティカル支援が事実上必須な事もあって、奥義特化編成よりもハードルは高め。
あと炎属性以外にはクリティカルは出ないし、防御値ガチガチの相手にはそこまで効果的じゃないから古戦場以外の有効な仮想敵がそもそも少ない

更に応用版として、水属性の終末武器、天司武器、虚空武器、上述のブルースフィアの各武器種が全て杖で水には優秀な杖得意キャラもたくさんいる*20ことから、
それらとオメガ杖やコスモス杖、果ては後述の杖武器である支配の天秤までもぶち込んだ上でガリレオ&太歳によってクリティカル率を稼いだ杖染めハイランダー編成が誕生。バフデバフさえしっかり盛れば恐ろしいまでの火力上限値で大暴れできる。でもやっぱり有効な仮想敵は少ない

一方で、下方修正されたとはいえフィンブルはいまだに優秀な武器であり「技巧」スキルを持つプライマルシリーズのオベロンの最終上限が実装されるなど未だに無課金武器も強い。何より現在の水マグナに複数個必須のテュロスビネットや上述の杖武器の一部をヴァルナ編成でも使いまわせるというのは移行する際の労力面で大きな長所。
仮にリミテッドシリーズの手持ちが少なくても*21、複数のフィンブルやビネットに主要杖武器さえ揃えていればそれなりの強さを発揮するため、他属性「よりは」神石編成入門が容易と言える。

他の4属性と比較すると編成難易度こそ低いが、技巧or渾身を軸としているため渾身維持が困難な相手やクリティカルが出ない火属性以外の属性(無属性含む)を仮想敵とした場合、よっぽど育っていなければダメージレースに参加しにくいという強烈な欠点を抱えていることにも注意は必要。
こと渾身維持が困難かつ無属性のバース・オブ・ニューキング戦では「攻刃と技巧が同時に盛れるだけ風マグナのがマシ」とまで言われる始末である。HPが盛り易いので確かに死ににくくはあるのだが……

敵としてのヴァルナは現在登場しておらず(なぜか下の蛸だけ敵で出現した。)、イベント「四象降臨」でも他がオプティマスシリーズの敵なのに対して水は何故かネプチューンが相手となる。
これはネプチューンが既に召喚石で実装されてしまっており、そのあとに四象降臨が開催→神石実装という流れになったことが原因とされている。
そんな中、2019年5月開催の「決戦!星の古戦場」のボスとして登場。厄介な防御バフに加え水牢デバフと虚脱デバフの付与で回復と奥義ゲージ収集を阻害してくる「アパーム・ナパート」が厄介。
古戦場のボスとして登場したので、大量のプレイヤーに狩られることとなった。


◆ティターン

「試してやるぞ、このティターンが」

土のオプティマスシリーズ。元ネタはギリシャ神話に出てくる巨人の神「ティーターン」。
その見た目からプレイヤーからの通称は「マッチョ」。この通称自体は公式でもネタにされている。
加護効果は「スキル「土」「大地」「地裂」「黄星」の効果が80%UP(3凸時に120%、4凸時に140%に強化)」。
召喚技は「ティタノマキア」。敵全体に土属性ダメージ、味方全体にHPが0になるダメージに耐えるガッツ効果を付与。
4凸時は敵全体に土属性4倍ダメージ、味方全体にガッツ効果付与、ガード効果付与。
召喚効果はガッツ効果の付与。即死級の攻撃を与えてくる敵を相手にする時に使うと便利だが、HP1で耐えるのでリカバリーは必須。即死級の攻撃にはファランクスに属性カットを重ねた100%カットが主流故に微妙な効果と扱われていたが、2018年末実装のアーカーシャHLにてカット不可能の無属性即死級ダメージが登場したことで需要が高騰した。現在では敵が限られるがサブに置いても活躍を見込める。
4凸時は50%の確率で被ダメージを20%軽減するガード効果が追加される。上述のような即死級攻撃には機能しにくいが、それ以外の攻撃ならファランクスと組み合わせることで大幅にダメージを軽減できる。
ティターン編成を極めし者の通称は「マッチョマン」。何故かティターンのみ自分の名前+マンで呼ばれない。ティターンマンだと語呂が悪いからか。マッチョとして公式からネタにされてるのも原因の一つ。

以前はリミテッドシリーズのエーケイ・フォーケイを中心とした編成が主流だが、マグナ編成の方にレガリアシリーズ*22が登場し、渾身と技巧*23を兼ね備えつつ両面4凸マグナなら3本装備で確定クリティカルと化すニーベルン・ホルン、攻刃大と守護小を兼ね備えたニーベルン・クリンゲが登場したことで、神石編成を完成させない限りマグナ編成は超えられないと称されるまでの差が生じてしまった。
現在は背水と渾身のどちらかを選んで編成を考える必要があり、キャラ武器のストラトゥムバンカーを入れることで背水中心の編成を、リミテッドシリーズの一期一振を入れることで渾身中心の編成を組むことが可能。
土属性は現在のフロントのキャラ性能がすこぶる高く、そのうえ全員が強烈な奥義バフを持っているため「必殺」スキルの実装が望まれていたが、ブローディア(水着バージョン)のキャラ武器が必殺中を引っさげて登場。攻刃を持たない欠点はあれど奥義威力を底上げできるようになった。
また、季節限定キャラにかなり主力メンバーが偏っていた時期があり、何故か土の新規リミテッド武器は2年も音沙汰がなかった。つまり2年間装備環境がほぼ更新されないままだった。
そして2020年に土リミテッドや恒常土に強キャラが集結する最中、水の新規リミテッドが年単位のお預けを食らっている事が発覚したのであった

そんなマッチョマンであったが、十賢者のひとりたるカイムが「サブメンバーに居る時、装備している武器が全て別なら強力なバフを常時与える」というサポートアビリティを所持していたことで状況が一変。
さらに2019年8月に全ての武器種を装備している場合に攻撃力とダメージ上限を大きく上げられるエピックウェポン「英雄王の戦斧」が登場したことで、背水にも渾身にも頼れない、から素で強力なスペックに渾身やダメージ上限アップ、三手を載せられるという大幅パワーアップを果たし、ハイランダー編成として大きな強化を遂げた。
ただしダメージ上限に到達できていない場合は強化を活かしきれず、編成の要となるカイムも取得難易度が非常に高いほか、完全体にする場合に終末武器5凸の関係でルシファーHARDの攻略が必要なので編成難易度は最高峰と言っていい。

敵としてのティターンはイベント「四象降臨」で戦うことができる。
お供なしなのでHP量は高め。かつ特殊行動で防御バフと攻撃デバフを付与してくるので後半の詰めが難しい。
特殊技の「ティタノマキア」にはHPが回復しなくなる強圧効果の付与があるので、立て直しの際は注意。


◆ゼピュロス

「愉快だわ貴方たち」
「もっと楽しませてもらおうか」

風のオプティマスシリーズ。元ネタはギリシャ神話における西風の神「ゼピュロス」。
その見た目からプレイヤーからの通称は「ゼピュ」。男女二人組なので「リア充」とも。
加護効果は「スキル「風」「竜巻」「乱気」「緑星」の効果が80%UP(3凸時に120%、4凸時に140%に強化)」。
召喚技は「トラキアの風」。敵全体に風属性ダメージ、敵全体の強化効果を1つ消去。
4凸時は敵全体に風属性4倍ダメージ、敵全体の強化効果を1つ消去、味方全体の奥義ゲージ10%UP。
召喚効果は全体ディスペル。敵全体にかかるので全体に強化効果をかける敵に対して非常に有効。
4凸時は奥義ゲージ10%UPが追加される。奥義の強いキャラによる奥義連打が多い風属性では奥義発動とチェイン発動を補助することができるため有用だが、あくまで全体ディスペルのついでという使用用途になるだろう。
ゼピュロス編成を極めし者の通称は「ゼピュロスマン」。「ゼピュマン」と略されることも。風属性自体が奥義で敵を吹っ飛ばすことを得意としているので畏敬の念を持たれがちだったが、今では悲しみを背負った者の呼び名に。

以前はリミテッドシリーズのエターナル・ラヴを敷き詰め、最終上限解放済みの十天衆2人も入れた奥義・連撃重視の編成が貢献度稼ぎにおいてとんでもないスピードを発揮する事から完全体の強さはヴァルナ編成に次ぐレベルであった。
……が、レガリアシリーズのラストストームハープの登場により風マグナ編成が超強化を受けたことで評価は一変する。
ラストストームハープは土マグナのニーベルン・ホルンと同じスキル構成なので両面4凸マグナならクリティカル確定、さらに背水渾身のハイブリッド編成でHPの残量に関係なく高火力を発揮できるようになったことでゼピュロス編成の強みであった火力を奪われるようになった。
現在のスタメン候補のキャラのスキル編成が軒並みゼピュロスと相性がすこぶる悪く、逆にマグナ編成とはすこぶる良いことから現状盛り返すのはかなり厳しい状況である。
最近ついにゼピュマン待望の新武器が実装されたが、渾身環境の現状では今更の背水系の武器だったこともゼピュロス編成の評価低下に拍車をかけてしまった。ゼピュマンは泣いていい。
マグナ編成と比較して優れている点はHPを大きく伸ばせる点くらいしかない。
というのも風マグナ編成は種族及び得意武器がバラバラでHPを増やしづらく、一方ゼピュロス編成はリユニオンでHPの最大値を上げられるため高HPが要求されるところではまだゼピュロス編成の方が上であった。今では十二神将のアンチラが最終上限開放され防御バフをたんまり盛れる上にバリアも豊富、HPが必要ならフロント全回復で対応可能とHPが低くても問題なくなってしまった。ゼピュマンが絶望した瞬間である。

……と、長らく絶望の日々を送っていたゼピュロスだったが、5周年アップデートで「終末の神器」が登場。
最大HPの問題を抱えていたマグナ編成が大きくHPを伸ばせるようになってしまい、ついにゼピュロス完全敗北……と思いきや思わぬ形でゼピュロスが復権し始めた。
開幕3万攻撃の存在からHP3万以上が最低条件となるルシファーHARDが実装されたこと、そのHP3万にゼピュロスならば比較的簡単に到達できること、渾身+恩寵*24を持つリミテッドシリーズ、虚無ノ哭風が実装されたことでついに渾身編成が登場したことがゼピュロスの転機となる。
特に虚無ノ哭風実装による恩恵は大きく、元から攻刃過多に陥りやすいゼピュロスにとっては待望の別枠スキルであった。

敵としてのゼピュロスはイベント「四象降臨」で戦うことができる。
二人組のキャラクターだが、二人含めてゼピュロスという単体の敵扱いになっている。
特殊行動でも使ってくる特殊技「トラキアの風」はゼピュロスにかけられた弱体効果を1つ回復する。
状況次第ではデバフの入れ直しを要求されてしまうので、デバフを撃つタイミングや順番には注意したい。


◆ゼウス

「下れ審判!雷霆の裁きに命を焦がせ!」

光のオプティマスシリーズ。元ネタはギリシャ神話に出てくる最高神「ゼウス」。
その見た目からプレイヤーからの通称は「ゼウス」とこれと言った名前がない。
加護効果は「スキル「光」「雷電」「天光」「白星」の効果が80%UP(3凸時に120%、4凸時に140%に強化)」。
召喚技は「天穿つ神罰の雷霆」。敵全体に光属性ダメージ、味方全体にバリア効果(上限値1000、3ターン)。
4凸時は敵全体に光属性4倍ダメージ、味方全体にバリア効果(上限値3000、永続)
召喚効果はバリア付与。
3凸までは効果時間3ターンかつ上限値1000とちょっと心もとないがバリア自体強力なバフなので使って損はないが、配布石のC.C.やノビヨにバリアの数値が負けている事を騎空士には弄られまくっていた。
4凸時はバリアの上限値が3000に強化され、永続効果となる。要はアンチラ2アビと同じでバリアで受け切れなくなるまでダメージを抑えることができるようになる。もう配布石に数値で負けてるバリアとは言わせない
ゼウス編成を極めし者の通称は「ゼウスマン」。ビックリマンチョコにいそうな名前である。

そもそも光マグナが比較的高火力で高いHPを持つ強力な編成だったがために、過小評価を受けることが多かった。
リミテッドシリーズのガンバンテインが最終上限解放で三手を得ていたが、ゼウス編成にすると火力はともかくHPが大きく下がるために微妙な評価であった。
しかしながらエデンが「渾身」を得て火力面では大きくマグナを引き離すことに成功する。
ただしこの時点でも、火力を出すためには渾身のため下がった最大HPでやりくりする必要があり*25
中途半端なゼウス編成では「その程度ならば光マグナでリロ殴りしてればいい」といった評価であった。
更にエンドコンテンツのアルティメットバハムートHL参戦に要求されるHPに光マグナ編成なら無課金で達することができたのもあり、中盤のデバフ・麻痺奴隷役として参戦するのに光マグナ編成が(無課金プレイヤーにとって)うってつけの編成だった。
しかしながら2019年初頭、最終上限解放で「必殺」及び奥義で味方全員に防御40%+DATA30%4ターン付与というサティフィケイトが実装された。
これにより高火力、高防御、高い奥義火力に連撃率を兼ね備えた属性となった。
ただし、これは極まればの話*26であり極まってない段階だとまだ光マグナの方が作りやすさも含めて強力である。
また、2020年にかけては攻刃大II・守護小・ダメージ上限上昇を持った新たなヴィンテージ武器タミン・サリ、刹那大II・恩寵小を持つリミテッド武器アークの登場によってHP、クリティカル率、ダメージ上限を盛ることが可能になり、クリティカル確定編成を構成できるようになった。

敵としてのゼウスは「決戦!星の古戦場」のスペシャルバトルで実装された。
所属する騎空団のランキング帯で強さは変わるが、最高レベルだとHPがなんと約80億前後と凄まじい数値になる。
バフ全消去、デバフ全回復、一部弱体効果無効、それに加えて高い攻撃力ととにかく厄介な相手だが、騎空団のメンバー全員で倒すことになることが多く、古戦場アイテムも99個まで持ち込みできるので全員でちゃんと戦えば倒せないことはない。
ちなみにスペシャルバトル共通で、相手の弱点属性と開催時の有利属性の2属性が有利属性となる特別な仕様がある。例えば火有利古戦場のゼウスは火属性と闇属性が弱点となる。


◆ハデス

「何人も…余の前には平等である…」

闇のオプティマスシリーズ。元ネタはギリシャ神話に出てくる冥界の神「ハデス」。
その見た目からプレイヤーからの通称は「ハデス」とゼウス同様にこれと言った名前がない。
加護効果は「スキル「闇」「憎悪」「奈落」「黒星」の効果が80%UP(3凸時に120%、4凸時に140%に強化)」。
召喚技は「ルール・オブ・ディシス」。敵全体に闇属性ダメージ、敵全体に睡眠効果。
4凸時は敵全体に闇属性4倍ダメージ、敵全体に睡眠効果、味方全体の奥義ゲージ上昇量UP(3ターン)
召喚効果は敵全体に睡眠を付与。個別枠じゃないのでマルチバトルだと自分が攻撃する前に他のプレイヤーの攻撃で睡眠効果が消えることが多い。
4凸時は10%の倍率を持つ奥義ゲージ上昇量UPが付与され、おまけに睡眠の命中率が100%になる。睡眠が個別デバフじゃないのは相変わらずだが、必ず連撃を持つキャラが多い闇属性では奥義ゲージ上昇量UPで奥義加速しやすくなるのはかなり大きい。
ハデス編成を極めし者の通称は「ハデスマン」。恐らくグラブルにおける○○マンの元ネタはハデスマンかヴァルナマンだろうか。

グラシ、ことヴィンテージシリーズのグラーシーザーを中心とした背水編成が多い。当時は環境の均衡を破壊し尽くした水着ゾーイによる背水時代であったため、当然水着ゾーイと属性も合うハデス編成は同じ背水編成の闇マグナ編成も含め環境トップの編成と化していた。
が、その分「どこでも闇パマン」と呼ばれる、他属性の敵相手にも闇属性で挑み背水で戦うプレイヤーが大量発生したことで嫌われ者のような扱いを受けることもあった。
その後、露骨なまでの背水対策の登場や、ヴァルナ編成を始めとした渾身編成の台頭により背水特化のハデス編成はどんどんその栄光を失っていった。
……が2018年末、リミテッドシリーズのフォールン・ソードが渾身を引っさげ最終上限解放実装されたことで待望の渾身編成が製作可能に。
その前に登場したハロウィン版レディ・グレイのアビリティ構成から「渾身編成が始まるのでは?」と言われていたが、晴れて本当に来ることとなった。
闇の渾身キャラが、コラボ配布キャラのルルーシュ以外はまだ行き通ってないことと水着ゾーイによる背水特化がお手軽で強力であることもあり、グラーシーザー中心の背水編成がまだまだ主流ではあるが。*27

2019年夏に装備している武器がすべて異なる場合に攻撃力とダメージ上限を上げる第二スキルを持つエピックウェポン「支配の天秤」が登場。
同時期に実装された英雄王の戦斧と全ての武器種を装備する必要がないため、武器名さえ異なれば同じ武器種の武器を複数装備してもスキル効果が発動する。
闇属性はもとから武器の種類に困ることが少ないため、ハイランダー編成の構築難易度は他属性と比べると比較的簡単。
ところが、支配の天秤の第ニスキルには属性縛りが存在しないため、第一スキルが腐る代わりに他の属性でも出張可能なことが発覚。ハデス編成どころか全ての神石編成、ひいてはグラブルの編成環境そのものに影響を与えかねない武器となってしまった。

背水編成があまりにも流行ったせいか、運営の悪ノリによってハデス背水編成の主力武器であるグラーシーザーの抱き枕カバーが発売されたほど。
しかも抱き枕カバーにはゲーム内でグラーシーザー1本が手に入るというオマケ付きで、それ目的で実際に購入した騎空士もいた。
2019年には(ぐらぶるっ!で実際に出てきたコマとはいえ)ゲーム内で使えるスタンプに「グラーシーザーカッコいい…!」という用途不明なボイス付きスタンプが実装されたほか、グラーシーザーを得物とするキャラクター「コルル」も登場した。
余談だが、グランやランスロットの担当声優である小野友樹氏はグラーシーザー愛好家としてプレイヤーから知られており、2019年冬には4凸グラーシーザー20本所持という記録を叩き出し、見事所持数ランキング1位に輝いている。

敵としてのハデスは「決戦!星の古戦場」のスペシャルバトルで登場。ゼウスの次に実装された。
こちらも騎空団のランキング帯によって敵の強さが変動し、その面倒臭さ強さはゼウス同様かなり高い。
ゼウス同様にバフ全消去持ちで、厄介な状態異常を撒いてくる。特に絶命付与やアビリティスロウはかなり厄介なので絶命を付与されたら早急に対処したい。
アビリティスロウは回復系アビリティのみに効果があるので、攻撃系アビリティの持ち主で染めて回復をアイテム頼りにすると引っかかりにくくなる。


追記・修正は神石編成を完成させた○○マンの方がお願いします。

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最終更新:2024年02月25日 09:43

*1 マグナ編成よりも加護乗算効果が大きく、特にHPを増やしやすいため高難度クエに向く

*2 通称「石マルチ武器」。通常は神石編成用だが、名前にオールドが付く場合はマグナ編成用になっている。

*3 通称「高級鞄HL武器」。敵が敵なので集めるプレイヤーも少数派なちょっと不遇な武器群。

*4 同じくサプチケ交換不可、天井交換不可のルシフェルが1度だけ天井交換のラインナップに入ったことがあるが、『000 どうして空は蒼いのか』の開催記念に起因する特例中の特例だったため、よっぽどのことが無い限りオプティマスシリーズが天井に入ることはないと考えられる

*5 とはいえ、全体的にマグナ石よりも要求素材は軽いが

*6 通称「キャラなし武器」。現在は特定のタイミング以外でガチャ排出されないので、ゴールドムーンかサプチケで手に入れることになる。

*7 HPの残量が少ないほど攻撃力がアップするスキル。

*8 HPの残量が多いほど攻撃力がアップするスキル。これによって戦闘開始時から最大火力を出せるようになる。

*9 最大HPが割合で減るが攻撃力が大きく上昇するスキル

*10 トリプルアタック確率上昇

*11 攻撃力が大きく上昇するスキル

*12 最大HP上昇

*13 トリプルアタック確率上昇

*14 とはいえ、総合的な安定性では一線級であったことは間違いない

*15 奥義ゲージ200%かつ奥義を打つたびに味方強化

*16 奥義ダメージ及び奥義ダメージ上限が上昇するスキル。単独枠なのでダメージ効率が非常に良い。

*17 ダブルアタック確率&クリティカル確率中上昇

*18 メインサポに同じ加護石を選ぶこと

*19 ちなみに攻刃と技巧の加算バランスが最もいいのはガリレオ1本、太歳2本の組み合わせ

*20 上述の水着カリオストロの他、対火属性最強の防御支援能力を誇るリリィやサービス開始当初から未だに最高峰のサポーター役であるアルタイルなど枚挙に暇がない。

*21 特に要たるブルースフィア1つがあれば

*22 通称「マグナ2武器」。マグナ編成の最終段階で投入されることが多い。

*23 クリティカル確率を上げるスキル。

*24 最大HP上昇と弱体耐性UPの複合スキル。

*25 そのためヒーラーである十天衆の一人のフュンフが必須と言われている。

*26 特に火力に関してはエデンのみに依存するのでエデンの本数が最重要

*27 上回るのは大体フォールン4本程度必要な模様