ルナーズ・サンガイザー(デュエル・マスターズ)

登録日:2019/03/21 (木) 00:43:34
更新日:2024/04/16 Tue 20:09:15
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決戦も終焉、ビクトリーメテオ・ムーンは最後の瞬間を目撃していた。

ロマノフ・NEXの決着を。




ルナーズ・サンガイザーとはデュエル・マスターズの種族。

概要

神化編から登場した種族。

ルナティック・エンペラーの上位的存在に位置する種族であり、非進化クリーチャーのカードは存在しない。
更に、究極進化クリーチャーからのみ進化できる形態の究極進化の上位である「究極進化MAX」を持つクリーチャーのみ存在する。
究極進化MAXが究極進化を必須とする性質なため、長らくルナティック・エンペラー無しではこの種族のカードは成立しなかった。
後に《ヘビー級ヘビー》のような非ルナティック・エンペラーの究極進化が現れたため、現在では必須ではなくなったが。

ルナーズ・サンガイザーのみのクリーチャーは存在せず、所属クリーチャーは全て複合種族。
所属文明の指定もないので、特殊種族に該当する種族である。所属クリーチャーも特殊種族の中でも特に少ない。

命名法則は「超神羅~」となっていて、《超神羅ロマノフカイザー・NEX》以外は「超神羅ギャラクシー~」となっている。
ルナティック・エンペラーの命名ルールが「神羅~・ムーン」なのを考えると、名前の規模がデカい。
あちらが月なのに対してこちらは銀河なのだが、種族的な性能の比較としても良くも悪くも合っている。

イラストもとにかくド派手で、その勢いはルナティック・エンペラーやフェニックスに勝るとも劣らない。
テキスト欄の文明マークも、通常のルナティック・エンペラーの月に加えて《神羅ライジング・NEX》の専用マークである太陽のシンボルも加わった二つ持ち。

ルナーズ・サンガイザーのクリーチャーの能力はオーバーキルクラス。
能力の派手さやパワーの大きさも、インフレが進んだ後世の超次元獣やゼニスといった連中と比べても見劣りしない。
神化編当時の超重量級クリーチャーのインフレの限界の頂点とも言えるので、ルナティック・エンペラー連中よりはファッティのインフレに置いてかれにくい点はある。

だが、究極進化よりも更に進化を重ねる究極進化MAXを必要とするため、召喚の難易度が格段に高い。
1つのカードを3回進化させる条件を持つため、その手順を踏むまでに何らかの対策に動かれるのが殆ど。
そもそもな話、究極進化MAXに辿り着ける余裕があるならルナーズ・サンガイザーに頼るまでもなく既に優位なことも多く…。
そんな訳もあって、究極進化MAX及びルナーズ・サンガイザーを用いたデッキは登場当時から環境に顔を出す機会はなかった。

ゲームスピードの高速化が進んだ革命編以降の時代では、この種族をガチ対戦で出せる可能性は更に低くなっている。
ファンデッキ同士の対戦でも召喚に辿り着けるかは極めて怪しいところだろう。
進化クリーチャーの召喚条件は年々かなり緩くなって強化されているが、如何せん究極進化の新規自体が滅多にこないのでインフレ化での恩恵も薄い。

このように強力な分とにかく使いにくい種族だが、それが一種のロマン的な魅力も出しており、この種族のクリーチャーのファンデッキを組む人は少なくない。
登場時期でも背景ストーリー上でも神化編のフィナーレを飾ったため、思い出深い人もいるだろう。

ルナーズ・サンガイザーをある程度使える技量があれば、決闘者としては一定以上の技量があると言ってもあながち過言でもない。


主なカード

神化編当時に三枚登場し、その後にDMEX-16で新規が一枚登場して2022年時点では四枚存在する。

超神羅ロマノフカイザー・NEX(ネックス) SR 火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ルナーズ・サンガイザー 25000
究極進化MAX-自分の究極進化クリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを2体破壊する。その後、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
ワールド・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札を見る。その中からアーマード・ドラゴンまたは名前に《ロマノフ》とあるクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
《英知と追撃の宝剣》の上位版的なcipに加え、当然のようにワールド・ブレイカーを搭載。
場を離れるとアーマード・ドラゴンロマノフカテゴリをリクルートできるため、使い損だったという事も起こらない。
まぁデッキカラーの関係で同じデッキにロマノフが搭載される事は少ないので主にアーマード・ドラゴンをリクルートする事になるか。
パワーの数値も25000と、ディアボロスを始めとした大抵の大型サイキック・クリーチャーすらも上回る設定にされている。

背景ストーリーでは神羅サンシャイン・NEXと神羅ダークネス・ロマノフが合体した姿。
惑星系を遥かに上回る程巨大で、ロマノフと合体した故か主人公側のカードとしては非常に禍々しい見た目をしている。
起源神を撃破し、その後オリジナル・ハートに特攻し自らの命と引き換えに世界を救った。

NEX+ロマノフという組み合わせや背景ストーリーでの活躍もあって、登場当時から人気は高い。
究極進化MAX故に出すが高い難易度に反し、専用デッキの構築を試みるユーザーも少なくない。
因みにシークレットカードが存在するが今までのシークレットとは異なり勝舞とザキラのイラストが載っているだけでロマノフカイザー・NEXのイラスト自体は通常版と変わりはない。

超神羅ギャラクシー・オペレーションθ(シータ) VR 水文明 (7)
進化クリーチャー:サイバー・コマンド/ルナーズ・サンガイザー 14000
究極進化MAX-自分の究極進化クリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中から呪文を1枚選び、山札をシャッフルした後、コストを支払わずにその呪文を唱えてもよい。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、呪文をすべて、自分の墓地から手札に戻す。
神化編から登場したサイバー・コマンドを伏せ持つルナーズ・サンガイザーで、神化編水文明の一つの集大成的存在。

アタックトリガーで山札から呪文を1枚ノーコストで唱えられる。
場を離れても墓地にある呪文をすべて回収可能であり、アタックトリガーで使った呪文を回収できる設計。

アタックトリガーこそシンプルな文面だが、山札からノーコスト呪文発動は呪文踏み倒しが増えた現在の視点で見ても十分に高性能。
アタックトリガーだが進化クリーチャーなので、基本的に最低1回は使える見込みなのも嬉しい。
《オールデリート》などの超弩級の威力を持つ呪文を唱えて、そのままゲームエンドに持ち込んでやりたい。

性能の高さに反して究極進化MAXなのが唯一にして最大の弱点と言える。
専用デッキでの運用が殆どとなり、数多い呪文踏み倒しの専用デッキの中でも運用の労力が特に高い。

超神羅ギャラクシー・デスティニー VR 自然文明 (7)
進化クリーチャー:ガイア・コマンド/ルナーズ・サンガイザー 17000
究極進化MAX-自分の究極進化クリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中からクリーチャーを2体まで選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
T・ブレイカー
アタックトリガーで山札からクリーチャーを2体まで踏み倒す自然の究極進化MAX。

踏み倒すクリーチャーの条件指定が無いので、どんな種族だろうがどんな進化クリーチャーだろうが何でも踏み倒せて組み合わせは自由自在。
手札やマナを破壊するクリーチャーを出して攻撃の安全性を高めるもよし、味方をアンタップするクリーチャーを出して再度アタックトリガーを狙うもよし。
しかし、やはり究極進化MAXなので召喚難易度は高く、運用するには専用デッキになる。

超神羅ギュンター・ペガサス P 自然文明 (5)
進化クリーチャー:ドリームメイト/ルナーズ・サンガイザー 17000
このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
究極進化MAX:究極進化クリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚までマナゾーンに置く。その後、クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンから出す。これらのクリーチャーが出ることによって起こる効果はすべて無視する。
約12年ぶりに登場した新規のルナーズ・サンガイザー及び究極進化MAX。
アタックトリガーで最大3枚ものマナブーストとクリーチャーの踏み倒しを任意で行え、マナ召喚も可能としている。

競合相手としてはやはり同じ自然文明かつ究極進化MAXの《超神羅ギャラクシー・デスティニー》が挙げられ、こちらの方が2マナ軽いがあちらは山札からも踏み倒しする事が出来る。



追記・修正は究極進化MAXの召喚に成功した人にお願いします。

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最終更新:2024年04月16日 20:09