ニオ(グラブル)

登録日:2019/03/20 (水) 12:36:32
更新日:2023/12/27 Wed 11:00:33
所要時間:約 5 分で読めます




「ニオよ。十天衆と呼ばれているの。貴方の綺麗な音色、もっと聴かせて」



ニオとは、ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』に登場するキャラクター。
天星器の一つ「九界琴」を覚醒させることで加入し、「純然たる竪琴の魂」を使うことで最終上限解放ができる。
名前の由来はスウェーデン語で「9」。海外では「Niyon」という名前になっている。



プロフィール
種族:ハーヴィン
年齢:20歳
身長:84cm
趣味:人間観察
好き:感情・言葉から感じる旋律が綺麗な人
苦手:初対面の人
声優:ゆかな



概要
「全空の脅威」とも称される傭兵集団「十天衆」のメンバーであり、最強の楽器使いでもある。
本人は竪琴とその音色で攻撃・防御を兼ねた浮遊武器を操作して戦う。要はファンネル。
この演奏自体には人の感情を操る能力があり、その気になれば一国を落とせる程の力も発揮できる。

引っ込み思案で人見知りが激しく、事あるごとに他人と距離を取るために壁を作る。(主に前述の端末でバリアを展開することが多い。)
ダウナーで大人しい性格だが、結構な照れ屋でもあり、自分が認めた相手にはかなりべったりくっつく一面がある。加入後は特に主人公に甘えることが多い。
抱っこを要求してくるくらいには主人公に甘えてくる。
「人の感情、思考、心が旋律として聞き取れる」という変わった能力の持ち主で、それが原因で人の裏に潜む感情を読み取ることもある。ニオの他人との関わりを避ける性格もこの能力が原因で形成されたもので、特に旋律が突然変わることを恐れている。

初登場は九界琴の強化エピソード。九界琴を強化しようとする一行の前に現れ、特に主人公たちから流れる旋律に強い興味を持ち始め、一緒に演奏をするという約束を取り付ける。
その後、九界琴を覚醒させた主人公の前に現れ戦いを申し込む。敗北後は戦いをした理由を話した後、主人公たちから流れる旋律を聞き続けるため、約束通り主人公たちと演奏をするために仲間に加入する。

プレイヤーからの愛称は「ニオたそ」。ニオたそ~。
最終実装前はそこまで強くなかったこととハーヴィン体型から「饅頭」と呼ばれることもあったが、現在そう呼ばれてる場合は大体最終前のニオを指す。

+ 最終上限解放フェイトエピソードのネタバレあり
依頼でとある街に潜む亡者たちを鎮めることに成功したが、それから発せられる旋律のせいでニオは調子を崩して気絶しまう。
チューニングのために主人公と演奏(ゲームシステム的には戦闘)を行うも、亡者の断末魔が耳に残ってしまったせいで旋律を聞き取る能力を失ってしまう。
その後、ウーノと出会い能力を失ってしまったことを明かすが、その能力を理由に十天衆に入ったこともありウーノから「聴覚を取り戻さないと十天衆を抜けることになる」と宣言される。
常にその情報が出回り、色々な所で恨みを買ってることから十天衆どころか主人公たちからも身を引くことを考えるが、主人公たちの励ましを受けて聴覚を取り戻すため九界琴の使い手になることを決意する。
しばらくの後、九界琴の試練を受けることになり、その試練に打ち勝ち旋律を聞き取る能力を少しずつ取り戻す。

九界琴の使い手となった後、本当に力を取り戻したのか確認するため他の十天衆と勝負を挑む。
十天衆の資格をかけた試練を超えた後、能力を完全なものにするため九界琴が最初に認めた主人公と演奏を行う。
演奏後、完全に力を取り戻したことに満足し騎空艇に戻ってきたところ、ウーノから十天衆として居続ける事を認められたほか、商人のコネでニオが力を取り戻したという噂を流されたことで身の安全も確保された。
少々大げさな噂を流されたことに当のニオは不服だったが。
十天衆が全員頼りになることは知っていたが、団長以外に甘えるのはまだちょっと怖いと思うニオだった。

基本的に自分に相応しい使い手にするため、十天衆を呑み込んで暴走させることが多い天星器だが、九界琴はニオの抱える問題を解決しつつ自分の使い手に相応しい人物にしてることから、騎空士からの人格面での評価は意外にも高い。
また、フュンフ戦のストーリーでは乱雑な弾き方をされ、弾くのを辞めてもらうよう懇願する九界琴が見れる。



性能
風属性のバッファー兼デバッファー。味方全体にバフを、敵全体に状態異常を付与しながら戦う。
特に1アビの昏睡は睡眠の上位互換で、切れない限り最長でも5~6ターン睡眠と同等の状態異常を付与できる。
最強の楽器使いなので当然楽器得意。風属性は楽器得意なキャラが意外といるのでオメガ琴PTも一応編成可能。
欠点は中途半端な種族・LBを持つこと。弱体成功率はあるもののそれ以外のLBは実用性に欠けるものが揃っており、種族はバハ武器の恩恵を受けにくいハーヴィンと専用PT編成が難しい。また、3アビの調律デバフがそこまで強くないことから最終実装以前は過小評価を受けていた。
特に一時期ぶっ壊れキャラだった同じバッファーのコルワの存在もニオの過小評価に拍車をかけていた。

2017年に実装された最終上限解放では全ての面が強化され風属性屈指のバッファーに変貌。
2アビにコルワと同枠の特殊強化が追加され、奥義で特殊効果を延長できるようになるため長期戦も期待できるようになった。
サポアビに調律状態の敵から受けるダメージを20%軽減する効果が追加され調律状態にさせる必要性が大きく上がったこと、4アビで瞬間火力を大きく向上できることも再評価に繋がり、現在では風属性のスタメン級キャラにまで評価が上がった。
……が、それをもってしても種族の欠点が付きまとう。アンチラが最終上限解放実装で凄まじい性能のバッファーに化けたことから、特にHPを盛るためにバハ武器の使用を余儀なくされやすい風マグナ編成だと特に種族が足を引っ張る。
オメガ武器で代用しようにも主力メンバーとして選ばれやすいキャラは剣、杖が多く、場合によっては全員得意武器が合わないなんてことも多い。
ニオアンチラで組む場合はオメガ武器なしでも十分な連撃を発揮できることから、やっぱりバハ武器をどうするかで悩まされる騎空士は多い。
対策としては、攻刃IIIと神威中持ちの4凸リユニオンがある。こちらはバハ武器よりも攻撃力上昇量は高いがHP上昇量が低いので一長一短。

  • アビリティ1:ニンアナンナ
敵全体の昏睡効果。上述の通り睡眠の上位互換である昏睡を付与できる。
昏睡の解除条件は被ダメージ時に一定の確率なので、上手くいけば数ターンの維持が可能。
昏睡中はチャージターンが増加しなくなるので、危なくなったときのリカバリーや初動の足止めに最適。
ただ、攻撃前に攻撃アビリティや召喚を使って昏睡が切れた、全体攻撃やチェンバで他の敵の昏睡が切れた……なんて事故が起きることもしばしば。
基本は全ての行動を行い、いざ攻撃する手前で1アビを使っていくことになる。
音符ODに対してデュレーション効果という隠し効果を持つが、音符OD持ちの敵が少ないこともあり空気気味。

  • アビリティ2:クオリア
味方全体のダブルアタック確率UP(大)、攻防アップ(大)。両面枠なのでレイジと併用可能。
メイン武器でよく使われる四天刃やエターナル・ラヴの奥義効果と累積するが、ソング・オブ・グランデ(楽器)には上書きされる。
レベル95で「風属性キャラに特殊強化(攻撃UP・連続攻撃確率UP)」が追加される。別枠の特殊強化なのでいかなるバフにも上書きされない。
発動すればコルワのフィル10に匹敵する高倍率なバフが付与され、特にDA率は+70%と破格の数値に。
この特殊強化は奥義で延長できるので、とにかく連撃を決めてニオの奥義を回転させられれば長時間の維持は容易で可能。

  • アビリティ3:デファンデュ
敵全体に調律効果、味方全体にクリティカル確率UP。調律効果は最大9999のスリップダメージ。
クリティカル強化のバフとして見れば、回転率は効果時間3ターンに対してリキャスト5ターンとかなり短く、その倍率も30%と意外と高め。
レベル85でダメージを2000軽減するバリアが追加される。レベル90のサポアビ強化も含めると、5ターンに1回使えるダメージ軽減アビリティ(ついでにクリティカル確率も強化)と高性能の防御アビリティに変化する。
1アビ同様、こちらにも音符ODの敵に対してデュレーション効果がある。実は1アビよりも倍率は高い。

  • アビリティ4:九界の繁栄
レベル100のフェイトエピソードクリアで習得。
10ターン経過後に使用可能。味方全体のトリプルアタック確率UP、風属性追撃効果付与。
再使用不可だが3ターン持続するバフで、トリプルアタック確率UPは脅威の100%。風属性追撃も50%とメーテラ程ではないがかなり高い。
いわばデメリットがなく、追撃ダメージが増えたフェリの3アビ「ヒン・リヒテン」。
これにリーシャ(リミテッドVer)の「攻撃号令」や魔法戦士の「ドラゴンブレイク」などによる追撃の追加、ブレイクアサシン等の別枠攻撃バフ、シヴァの召喚効果を重ねれば破格のダメージを発揮できる。
(これらの下準備が完璧な状態で繰り出される通常攻撃は「ニオ砲」と呼ばれる。)

  • サポートアビリティ1:繊細の魔奏者
味方全体のアビリティ命中率UP。倍率は10%と高めで、ニオの3アビなら有利属性相手にほぼ必中と化す。
レベル90で「味方全体の調律状態の敵からの被ダメージを20%軽減」が追加。調律状態は効果時間180秒のデバフであり、前述の通りほぼ必中なので常時20%軽減も可能。
3アビのバリア効果追加も含め、予想外の硬さを発揮できるのは渾身・背水頼りになりやすい風属性には頼もしい。

  • サポートアビリティ2:惑乱の旋律
レベル95で習得。土属性の敵に対して与ダメージUP。
天司武器と重複しないので、天司武器を編成に入れている場合はその恩恵を受けないも同然となる。
天司武器が抜けることがあるゼピュロス編成等で初めて輝くサポアビ。

  • 奥義:ネビリューサ・フリューデ

「あなたのチューニング、私が合わせてあげる」

敵単体に風属性ダメージを与え、上限20万の追撃後に魅了効果を付与する。
上限20万の追撃と魅了を付与できる以外はパッとしない性能の奥義。魅了付与の成功率もいまいち。
最終後は名称が「ヴィンタガータン・スヴァーラ」に変化し、十天衆共通の強化で奥義上限が202万前後に強化。
更に2アビの特殊強化の効果ターン延長が追加されるので、奥義を撃つ必要性が以前より増した。



関連イベント
  • ブレガンド・コーラス
セレフィラ等の音楽系キャラが登場するイベントに、紫のキャスケットとワンピースという私服仕様で登場。
(この私服に着替えたスキン「ヴァイオレット・インコグニート」が2019年9月に限定販売された)
スカイフィルハーモニー交響楽団の指揮者・ナリタとは家が近い幼馴染で、よく一緒に演奏を行っていたという。
彼の招きでコンサートを見にペルフェット島へ向かった所主人公と遭遇。そこで起きている『異変』を察知し調査することに。
他の十天衆同様、加入しているかどうかでセリフが変化するシーンがある。加入してない場合は初対面という扱いになる。



ぐらぶるっ!
ぐらぶるっ!にも当然登場。掲示板サイトでよく燃やされる形でネタにされていた「ニオハウス」がダンボールハウスという形で公式輸入された。
グランサイファーに無断で作ったので退去(というか破壊)されそうになるが、ニオがバリアを展開できることを理由に艇の先端部分に移住するならOKということに。
突撃力がアップしたのでビィ的には一石二鳥であった。
その力を役立ててみては?とビィに言われ拒否したところをコワフュールに擁護されるが、「それはあくまで動物の話」と裏切られた際に「ニオオオオオ!!」と叫んだ。
それ以後も自分の名前を叫び声などに使うことが多く、旋律探しの際には「にぉぉぉ~……」と呟いたことも。

ダンボールハウス自体はサンダルフォンとの戦いで破損したが、ペンギーの手によってどこかで見たことあるような自分の顔を模した新居に改築された。居合わせたレ・フィーエはデザインに難色を示したが、防音がちゃんと効いていたのでニオは気に入った。
……が、1156話では不時着した際にまた壊れてしまい、蛹と化して自分の殻に閉じこもってしまった。さな…さな…にお~。
(なお、フュンフとシエテから十天パワーを分けられグレートダイナミック天星琴王ニオとして復活することで事なきを得た。他の二人のノリが混ざっていることをフェリは心配したが。)
その後修復されたダンボールハウスは猫がダンボールを気に入ってしまったことでまた破損。この時に猫を捕まえにきたダーントの頭を叩いた際に何かを閃いて「ニオのダーント節」を開発。荒んだ人々の心を(九界琴の力で)チューニングし続けたという。
三度目の修復後にミリンから障子をもらいドア代わりに使ったところ、障子とダンボールのコラボによって破壊衝動が限界まで刺激された猫達に案の定破壊された。



追記・修正は「繊細の魔奏者を打ち破りし者」「九界を極めし者」の称号を手に入れてからお願いします。

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最終更新:2023年12月27日 11:00