クラッシュ・バンディクー カーニバル

登録日:2019/03/18 (月) 23:48:00
更新日:2023/04/04 Tue 17:16:54
所要時間:約 25 分で読めます




クラッシュ・バンディクー カーニバルとは2000年12月4日に発売したプレイステーション用のゲームである。
クラッシュ・バンディクーシリーズの5作目でジャンルはパーティゲーム。ざっくり言えばアクション要素が強いミニゲーム集。
プレステ最後のクラッシュであり、ソニーは約17年後の「ブッとび3段もり!」まではクラッシュから離れていたため、長い間ソニーから発売された最後のクラッシュになっていた。
またノーティドッグ以外が初めて制作したクラッシュで、制作はユーロコムが行っている。

モードはメインとなる「おはなしモード」とフリープレイである「バトルモード」、複数のミニゲームをプレイし合計得点で争う「たいかいモード」の3つがある。

ストーリー

前作レーシングからの地球に平和が訪れた後の話。
善と悪のどちらが優れているかの言い争いをしているアクアクとウカウカ。
いい加減決着をつけることにした2人だが直接対決は大宇宙の定めによって禁止されていた。その割にはクラッシュ3で直接戦っているのだが。
お互いの部下を呼んで代わりに戦わせて決着をつけることになった。
つまり仮面同士の口喧嘩の代理戦争で、昼寝をしていたりした最中で突然呼び出されたクラッシュ達にはいい迷惑である。
アクアクが呼び出したのが2人に対しウカウカが6人だったため、公平にするためにタイニータイガーとディンゴダイルはアクアク陣営として参戦している。

プレイヤーキャラクター

はこスロー系、ガッチン系、タンク系のゲームではプレイヤーキャラクターごとに性能差が出る。
特にタンク系が顕著。
おはなしモードでは途中でキャラクターを変更できないためよく考えて選ぶ必要がある。
またどっちの陣営のキャラでクリアしたかによってエンディングが異なる物になる。

アクアクチーム

  • クラッシュ・バンディクー
お馴染み主人公。昼寝の最中に強制招集される。
はこスローでは直接攻撃の性能は高いが箱投げの性能が低い。
ガッチンでは一回の体当りの威力は低いが、ゲージの消費が少ないため連続で体当りができる。
タンクでは移動速度が速いが、主砲の火の玉のリロード時間が長い。

  • ココ・バンディクー
クラッシュの妹。レーシング同様紅一点。
性能はクラッシュと同じ。

  • タイニータイガー
コルテックスの手下でクラッシュと敵対したこともあるが、人数調整のためアクアクチームに参加。
はこスローは箱投げの性能は高いが直接攻撃の性能が低い。
ガッチンでは体重が重く体当りの威力が高いが、ゲージの溜まる速度が遅い。
タンクでは弾速の遅いが威力が高いトゲ付きの弾を使う。

  • ディンゴダイル
こちらも普段はクラッシュの敵だが人数調整でアクアクチームとして参加。
はこスローでは直接攻撃の性能は高いが、箱投げの性能が低い。
ガッチンでは威力が高い上にゲージの消費量が少なく連続攻撃が可能な体当りをするが、一回の押し出し距離が短い。
タンクでは小さな火の玉を二発まで発射できるが持続時間が短い。

ウカウカチーム

お馴染みクラッシュの宿敵。怪しい研究をして高笑いしている最中に強制招集される。
はこスローでは箱投げの性能が高く、直接攻撃の性能が低い。
ガッチンでは一回の体当りの押し出し距離が長いが、ゲージを全て消費してしまうため次に体当りが使える様になるまで時間がかかる。
タンクでは緑色の光のビームを発射し、速度が速くフィールドに長く残るがその分リロード時間が長い。

  • ニトラス・ブリオ
1では敵として登場し、2ではクラッシュの味方に付きダイヤを全て集めたエンディングではコルテックスにトドメを刺してたりしたがまた裏切った。
こいつが裏切っていなければ、彼の制作物であるリラ・ルーと共にアクアクチームが4人になったため最初から丸く収まった気がする。
性能はコルテックスと同じ。

  • コアラコング
1以来の登場。役者になっていたらしく撮影の最中で強制招集された。
役者のはずだが唯一喋れないキャラとなっている。
性能はタイニーと同じ。

  • リラ・ルー
ブリオがリパー・ルーの遺伝子から作り出したゴリラとカンガルーが合体した生物。関西弁で話す。
本作初登場かつそれ以降で「ブッとびニトロ!」まで登場がないため、レアキャラ。
性能はディンゴと同じ。

その他

  • ニセクラッシュ
パパぐまを倒すと表示される隠しコマンドを入力すると使える様になる隠しキャラ。
おはなしモードでは使用できない。
性能はクラッシュと同じ。
なお、海外版では登場しない。


おはなしモード

ワープルーム内にあるミニゲームをクリアしアイテムを集め、アイテムを一定数集めると挑戦できるボスを倒して次のワープルームに進んでいくのが主な流れ。
各ミニゲームごとに5種類のアイテムを獲得するチャレンジが存在するが最初はゆうしょうカップチャレンジしか選べず、それをクリアすると他のチャレンジが開放される。
2人プレイも可能で、その場合2VS2のチーム戦になり2人プレイ用のセーブデータになる。
また自分の選んだキャラの敵陣営から対戦相手が選ばれ、同じデータではずっと対戦相手は固定となる(例外的にトロフィーチャレンジのみ相手が変わる。)
基本的には味方がいて敵の数が減る2人プレイの方が簡単。

ボスがいるのはワープルーム4まででワープルーム5はシリーズで言う所のひみつのワープルーム。
ミニゲームのみだがそれぞれのミニゲームをプレイするには一定数のアイテムを集める必要がある。

全てのアイテムを集めきると達成率は200%となるが、完全クリアはシリーズ屈指の難易度。
ミニゲームとは思えないほどのやりこみと忍耐力を要求されるため、特に1人プレイで200%を目指す場合は覚悟が必要。

収集するアイテム

  • ゆうしょうカップ
相手より3勝すればクリア。
ワープルームのボスに挑むにはその時点で入手できる全てのゆうしょうカップを集める必要がある。
他のチャレンジに挑戦するにはまずこれをクリアする必要があるため、ゲームの特性に慣れよう。

  • カラーダイヤ
カラーとはあるが緑色で固定。
点数的なハンデがついた状態か時間制限内での勝利、またはその両方を達成する必要がある。
後半になるとハンデも時間もシビアになってくるため、手際よく素早くクリアする必要がある。
1勝でもすればクリアになる。

  • パワーストーン
特殊な状況で勝利する。
大抵は自分が弱体化補正を受けていたり障害物が執拗に自分だけを狙って来たり、敵に強化補正が加わるなどのハンデを背負うことになる。
プレイヤーのみ不利になる障害物は敵は当たろうが大体の場合影響がないか自分程影響を受けない。
通常時のセオリーが通じず専用の対策を立てる必要があるなど厳しい内容も多いが、1回でも勝利すればクリアになる。
このチャレンジのみステージ風景が専用の物に変わる。

  • ゴールドトロフィー
ある程度ゲームを進めると挑戦できるようになる。
2連勝すればクリア。引き分けは勝ちではないのでアウト。
ゆうしょうカップの感覚で考えると条件がぬるく感じるかもしれないが、敵のAIが強化されているため難しい。

  • プラチナトロフィー
これもゲームをある程度進めると挑戦できるようになる。
3連勝すればクリア。
更に敵のAIが強化されており、1人プレイではプレイヤーを集中攻撃してるかのような行動を取ってくるため非常に難しい。
1人プレイでは実質1VS3での3連勝に近い。
ボスやミニゲームの解放には関わらない、達成率を上げるためだけに存在するやりこみ要素。

バトルモード

好きなミニゲームを遊ぶモード。チーム戦やCPUの強さの設定も可能。
ただしタンク系、レーサー系、そのほか系は最初から選べないのでおはなしモードを進める必要がある。
最終的には全てのミニゲームを解放するには「ゆうしょうカップ27個、カラーダイヤ25個、パワーストーン23個、ゴールドトロフィー21個」が必要。
全部でミニゲームが28個なので物によってはほぼ全て集める必要があるためかなり頑張る必要がある。

たいかいモード

4つのミニゲームを連続して遊んで順位を決めるモード。
ただし大会は同一系統のミニゲーム4連続なので少し飽きる。
またこれも大会の種目に組み込まれているミニゲームをおはなしモードを進めて解禁する必要がある。
初期状態では選べないタンク系、レーサー系、そのほか系のミニゲームは全てワープルーム5に1つはあるので、ラスボスを撃破しても初期状態から1つも大会が増えなかったりする。


登場するミニゲーム

基本的にはその系統の基本となるミニゲーム1つとアレンジが加わった3つの1セットで構成されており、全28ゲーム存在する。
この他にもボス戦などもある。
カッコ内は登場ワープルーム。

タマたま系

左右(プレイヤーの位置によっては上下)に動くタマたまマシーンに乗って自分のゴールを守りつつ、相手のゴールにタマをシュートする。
エアホッケーとバトルドームを組み合わせたようなゲーム。
マシンでタマに体当りしてもいいが、自機の周りに一瞬バリアを発生させることが可能でこれにタマを当てると強く弾き返す事ができる。
しかしバリアを使った際にタマを弾けなかった場合は一定時間バリアが使えなくなるので乱射は禁物。
持ち点方式でタマをゴールされるたびに点数が減っていき0になると失格となる。最後まで生き残ったら勝ち。
タマは障害物やタマ同士でぶつかって挙動が変わるため、タマの跳ね返りを予測して動く反射神経が要求される。このモードのみキャラが攻撃を受けても悲鳴を挙げない。

ダイヤチャレンジでは持ち点が少ない状態から勝つ必要がある。

  • タマたまバリア―(1)
基本となるルール。
パワーストーンチャレンジではプレイヤーのみバリアが使用不可能になり、初っ端からゲームタイトルと矛盾したハンデを背負わされる。
ハンデは最初にしては厳しい内容だが、幸い敵のAIがあまり強くないので頑張って粘っていればその内勝てる。

  • くっつきタマたま(2)
通常のバリアに加えて、ボタンを押している間に自機にタマをくっつける「マグネットパワー」が使える。
このくっつけた状態でボタンを話すとくっつけていたタマを強く飛ばすことができる。
くっつけたまま動け複数くっつけることも可能だが、長い間ボタンを離さずにいると勝手に解除され前にゆっくりとタマを離してしまう。
パワーストーンチャレンジでは一定時間相手のゴールが完全に封鎖される。つまり無敵状態。
相手が最後の1人になるまでは常に誰かが無敵状態になっており、最後の1人になると自分のゴール以外空いていない状態になる事もある。
マグネットパワーを利用してタマをくっつけておき、バリアが解けたと同時にシュートしてやろう。

  • タマたまフィーバー(3)
画面の中央にエヌ・ジンが出現し回転しながら各プレイヤーに順番にタマを発射する。
真ん中にいるエヌ・ジン自体も障害物になるため結構邪魔。
またステージの4隅にプラズマバリアーが出現することがあり、取るとバリアーが発生し一定時間自機に近づいた球が勝手に逸れていく。
パワーストーンチャレンジではエヌ・ジンが自分にしかタマを発射しなくなる。
しかしその分ライバルに発射されるタマが全部自分に来るわけでもなく、タマを撃ちこまれる位置も毎回同じなので見た目ほどは厳しくない。

  • タマたまスカイハイ(4)
時々ステージが一定時間斜めに傾くためタマの挙動が変わる。またステージが正方形から円状になっている。
パワーストーンチャレンジは相手が赤バリアを使ってきて、これに触れたタマが赤いニセダマに変わる。
ニセダマは弾き返せない上に触れると一発アウトであり、このニセダマを回避する必要がある。
ニセダマはゴールされてもポイントは減らない。
赤バリアを使ってくる頻度が結構高く、敵は赤バリアでニセダマを弾き合うので事故死が多発する。
また敵はニセダマの影響を受けない癖にニセダマをゴールされても点数が減らない為、露骨にかなり優遇されている。
そのため持ち点は通常より低めに設定されているが相手の持ち点が中々減らず忍耐力が要求される。


ガッチン系

クラッシュ2で登場したシロクマのポーラに乗って氷のステージの上で押し合いをして相手を落とし、最後まで生き残ったら勝ち。
マリオパーティーで言えばのっかれボールだが、こちらはゲージを使っての体当りが可能。
また、ステージ端で落ちそうになった場合は踏ん張りのモーションを取り始め、取っている間にボタンを連打すれば復帰できる。
しかし、勢いよく押し飛ばされるとこのモーションすら取れずに落ちる。
キャラによって性能が変わるゲーム。

ダイヤチャレンジは制限時間内に全員倒す。後半に登場する物は時間がかなりシビア。

  • のこったガッチン(1)
基本的なルールだがこのステージのみ、一回ぶつかると壊れる氷のブロックで囲まれている。
また、フィールド上空にアイテムボールが飛んでおり出してくるビームに当たるとアイテムを取得出来たり一定時間大きくなったり小さくなったりする。
パワーストーンチャレンジはアイテムボールがこちらを執拗に追い回し、雷を当てようとして来る。
雷に当たると一定時間操作不能になり、その隙に突き落とされるのでひたすら逃げ回ろう。
尚、敵は雷の影響を受けない。

  • トドめだガッチン(2)
揺れる不安定なステージの上で戦う。
時々フィールドに魚が投げ込まれその位置にトドが登場し、ステージが大きく傾く。
トドには当たり判定があり最悪魚共々ステージ外の海に引きずりこまれてしまうため、魚が出てきたらそこから離れよう。
パワーストーンチャレンジは悪天候になっておりフィールドが更に不安定になる。トドは登場しない。
数少ないプレイヤーがハンデを受ける方式ではないパワーストーンチャレンジ。

  • ガッチンとけメルト(3)
アイテムボールの替わりにウカウカが登場し、ビームでステージを溶かし狭くしていく。
このビームはアイテムボール同様当たると効果があるがマイナス効果しか発生しないため、避けた方が良い。
氷漬けや雪だるまにされた場合はほぼ死んだと思っていい。
パワーストーンチャレンジではボタン連打による復帰が出来なくなっている。
突き飛ばされるとあっという間に落ちるので混戦は避けて、敵同士の潰し合いの様子を見つつ動くのが無難。

  • ガッチンボムなげ(4)
アイテムボールのアイテムとは別にフィールドに爆弾が出現し、取ると前方向に一発爆弾を投げられる。
爆風に当たったプレイヤーはポーラを飛ばされ攻撃面でも防御面でも圧倒的に不利になる。
この状態で爆風に当たると文字通り消し炭になって失格になる。このため一人もフィールドから落とさずに勝つというガッチン系の趣旨に逆らった勝ち方も可能。
パワーストーンチャレンジは自分だけポーラがいない状態でスタートする。
まともな押し合いは無謀なため逃げ回りつつ爆弾を確保して、相手もポーラから引きずり落とす必要がある。
逆に爆弾で全滅を狙う場合は普段とやることがあまり変わらない為、ハンデの内容はそこまできつくない。


ホッピン系

ホッピングマシンでフィールドのパネルを移動していく。大抵のキャラがホッピングマシンじゃないが。
踏んだパネルに色が塗られ(相手の色を塗り替える事も可能)、アイテムのポイントボックスを壊すと塗ったパネルの数だけポイントが入り塗った色は全て消える。
時間制限が切れた時点で最も多くのポイントを獲得したプレイヤー(チーム)が勝ちとなる。
初期状態で遊べるミニゲームの中で、このモードのみボス戦に導入されていない。

ダイヤチャレンジは持ち点を減らしていき先に0にしたプレイヤー(チーム)の勝ちとなる。
この持ち点が多く設定されるハンデを背負い、また時間制限内に相手より先に0にして勝つ必要がある。
後半のものはポイント設定そのものが厳しく、相手よりも自分との戦いになる。
取ると一定時間高速で移動できるようになるスピードシューズを積極的に取っていきたい。

  • ハコとれホッピン(1)
基本となるルール。アイテムの使い方などを覚えよう。
パワーストーンチャレンジはフィールドに生えてくる毒キノコに当たるとアウト。
普段は頼りになるスピードシューズも自滅を誘発する可能性がある。
事故死しないためにも視界が良いフィールド前面で集めよう。また毒キノコはミサイルで壊せるので保険に持っておくのも手。

  • かこんでホッピン(2)
ホッピンの中でも特殊なルールでポイントボックスが出現せず、自分の色でパネルを囲むことでポイントになる。
一か所でも囲まれている部分があればOKなのではみ出しはあっても良い。
囲まれた間にあるパネルも自分の色に変わる。また外壁の自分の色を利用して囲むことも可能。
パワーストーンチャレンジは一回で獲得したポイントのハイスコアで競うルールになる。
数少ないプレイヤーがハンデを背負わないパワーストーンチャレンジ。ある程度高スコアを出したら、タイムアップまで敵の妨害に徹するのも手。

  • じらいだホッピン(3)
フィールドの外側を走り回っているリパー・ルーがフィールドに入ってきて、クラッシュ2の様にパネルを爆弾パネルに書き換えたりミサイルを乱射する。
爆弾パネルは踏むか爆風に巻き込まれると一定時間動けなくなる。
パワーストーンチャレンジは爆弾パネルがニトロパネルになっており、踏んだり爆風に巻き込まれるとアウトになる。敵は触れてもアウトにはならないが怯む。
リパー・ルーが自分しか狙ってこないことを利用して、常に距離を取りフィールドに入ってこないようにするのがコツ。
うまくいけばリパー・ルーが1度もフィールドに入ってこないまま終わる事もある。

  • ホッピンキーロック(4)
自分の色のパネルを踏んでしまうと塗った色が全て消えてしまうので一筆書きの要領で動かなければならない。
また他のホッピンでは足止めをするだけのミサイルが当たったプレイヤーのパネルを全て奪う効果が追加されている。
大量得点のチャンスだがいきなり大幅にパネルが増えることによって前述の仕様で自滅する可能性もある点には注意が必要。
ゲームのタイトルになっているアイテムロックは動き回っており、取ると一定時間取ったパネルを相手プレイヤーに塗り替えられなくなり自分の色のパネルを踏んでも消えなくなる。
取りにくい割には効果が地味でミサイルにも無力なため、ぶっちゃけ言って無理に取らなくてもいい。
パワーストーンチャレンジはパネルを踏んでも色が塗れずミサイルで敵から奪い取る必要がありパワーストーンチャレンジの中でもかなり無茶なことを要求してくる。
強力だがプレイヤーが全く使えないスピードシューズが出現せず、プレイヤーのみ自分の色を踏んでも色が消えない優遇措置があったりするがそれでもかなり厳しい。


はこスロー系

箱を蹴飛ばしたり投げ飛ばしたりして当てたり、アイテムや直接攻撃を駆使して相手を倒すバトルアクションゲーム。
最後まで生き残れるか、時間切れの際に残り体力が最も多ければ勝ち。
爆弾箱は威力が高いが持ったり蹴ったりすると一定時間経つと爆発する。
ニトロ箱は威力は更に高いが触ると即爆発するため、箱をぶつけて誘爆させて使う。
キャラによって性能が異なるゲーム。

ダイヤチャレンジは制限時間内に全ての敵を倒して勝つ必要がある。
ハテナなはこスローは時間制限がかなり厳しくアイテムの引き運にかかる所が大きい。

  • なげちゃえはこスロー(1)
ステージギミックもない基本的なルール。
パワーストーンチャレンジは背景の石像がプレイヤーに、めがけてニトロ箱を投げ飛ばしてくる。
当たらないために常に動く必要があるが、逃げながら敵をニトロ箱の爆風に巻き込むことで利用することもできる。

  • おちるなハコスロー(2)
床がパネル状になっており爆発に巻き込まれると穴が開く。
落ちると即死だが、相手を穴に突き飛ばすことで一撃で倒すことも可能。
パワーストーンチャレンジは自分のみ箱を投げられないとゲームタイトルと矛盾した条件で戦う事になる。
箱を投げれないため直接攻撃の性能が高いクラッシュ(もしくはココ)かディンゴ(もしくはリラ・ルー)が有利だったりする。
このチャレンジのみ通常の箱が出現せず爆弾箱とニトロ箱だけになるのでステージが穴だらけになる。
案外敵同士が潰し合いをしてくれるので爆弾箱を起動させつつ逃げ回り、残った敵を直接攻撃で敵を突き落とそう。

  • ペンギンはこスロー(3)
ステージ中央でペンギンのグリンが寝ており攻撃すると起きて、フィールド内をスピンアタックをしながら暴れまわる。
触れてもダメージを受ける他、箱を弾き飛ばしたりぶつかったアイテムを消していくためフィールドが荒れる。
パワーストーンチャレンジは自分のみが滑りやすくなっている。
しかし、それだけでありそれもジャンプである程度制御が効いてしまうためハンデ系のパワーストーンチャレンジの中ではぬるい内容。

  • ハテナなハコスロー(4)
ニトロの代わりに?箱が一定時間ごとに4つ出現しその中の1つに強力なアイテムが入っている。
箱の投げ合いよりアイテムの取り合いになりがちなルール。
?箱は敵にぶつけてもダメージを与えることはできない。
パワーストーンチャレンジは基本的には直接攻撃で壊す?箱を、プレイヤーのみ直接攻撃で壊すと即死してしまう。
アイテムが欲しいなら投げて壊すしかないが相手に向かって投げると取られる可能性があるため、投げる方向には注意する必要がある。
またアイテムに頼らず箱投げで勝つのも手。


タンク系

主砲が回転するタンクに乗り主砲や地雷を駆使して相手を倒す。
主砲の弾は壁にぶつかると反射するので、それを計算して撃つ必要がある。
地雷は使用回数制限があるが、アイテムを拾う事で補給できる。
最後まで生き残るか、時間切れの際に残り体力が最も多ければ勝ち。
前半の2つはボンバーマン風のブロックに区切られた4方向にしか移動できないマップで、後半の2つは8方向に移動できるようになっている。
また地雷の性質もゲームごとに異なる。
キャラごとに性能が異なるゲームでそれが最も顕著に現れる。

ダイヤチャレンジは時間制限内に全員を倒す。
あまり時間に余裕がないので防御を捨てた特攻気味になりやすい。

  • せんしゃでタンク(2)
基本となるルール。
前半2つのタンクゲームはボンバーマン風のマップのため、挟まれると逃げられずタコ殴りに遭いあっという間に死ぬ。
また地雷はボンバーマンで言う所のフルファイア仕様で、タンクの移動速度もあまり速くないので回避しにくい。
パワーストーンチャレンジはステージ中央が池となっており潜水艦が潜んでいる。
プレイヤーめがけて爆弾を発射してくるため逃げ回る必要があるがステージの四隅は届かず、上手く誘導すれば敵に当てることもできるため外周を中心に戦う事になる。

  • てつのカベタンク(3)
一定時間ごとにステージのカベが上下するためステージの形状が常に変化する。
そのためステージが更に狭くなるため袋叩きにあったり、地雷が直撃する可能性が上がる。
アイテムの爆弾は拾うと主砲が爆弾に変わり、威力が高く壁越しに攻撃できるため有利になる。
パワーストーンチャレンジはプレイヤーのみ地雷に当たると即死する。
また上から落ちてくる補給物資が全て地雷になっており、自分を狙うかのように落ちてくる。

  • とっテムタンク(4)
ここからカベが無くなり8方向に移動できるようになるためプレイ感覚が大幅に変わる。
ステージ中央にトーテムポールが立っており一定時間が経過すると動き出す。
地雷は円状に爆発するが範囲が狭く使い難くなっている。
その際にぶつかったり衝撃波に当たったりすると大ダメージを受ける。
アイテムのミサイルは取ると主砲がミサイルに変わり、直線上に高威力で速度が速いミサイルを飛ばすため是非拾いたい。
パワーストーンチャレンジはステージ中央のトーテムポールの性質が変わっており時計回りに回転し、プレイヤーと軸が合うと爆弾を発射してくる。
反時計回りに移動しながら戦うと狙われる頻度が減る。

  • ぬまちだホバタンク(5)
タンクが戦車のものからホバーになっており操作も大きく変わる。
ステージには壁や障害物がなく、アイテムも登場しない。
地雷はゆっくりだが追尾性能があり触れると爆発する。
パワーストーンチャレンジはプレイヤーのみ触れると即死する魚雷が追いかけてくる。
また全員地雷が使用できない。


レーサー系

ドットレーサーというマシンに乗って円状の小さなコースを時計回りに回っていく。
一周するごとに持ち点が減っていき先に0にするか、時間切れの際に持ち点が少なかったプレイヤーの勝利となる。
ステージの外周には壁はなく、何度落ちても復帰は出来るがタイムロスになる。
またリンゴを拾うとブーストゲージが溜まっていき、ゲージを消費することでブーストの使用が可能になる。
スピードが上がるだけではなく当たったライバルを突き飛ばすことができる。
レースゲームだが意外にキャラの性能差がない。

ダイヤチャレンジは持ち点が敵より多く設定された状態で時間制限内に持ち点を0にして勝利を目指す。

  • まわってレーサー(3)
基本的なルール。
アイテムのミサイルは当てられれば相手の足止めに使える。
このコースのみ奥に壁があるためミサイルを反射させたり、ブーストを落ちないように使う事ができる。
パワーストーンチャレンジは相手のミサイルに当たるとアウト。
ブーストゲージを貯めておいてミサイルを持っているライバルから逃げたり、突き飛ばして落としてミサイルを没収する方法が有効。
また可能な限りミサイルは自分で回収したい。

  • ドクどくレーサー(4)
毒水に染まった下水処理施設のような所でのレース。
一定時間ごとに中央の毒沼からモンスターが出現し小さいモンスターをまき散らす。
当たるとクラッシュするがコースの内側にいると当たらない。
またステージ開始時にドラム缶がいくつか配置されており当たるとクラッシュする。
パワーストーンチャレンジは{プレイヤーのみ落ちると一定時間スピードが大幅に下がる。
落ちなければ問題はないが敵の攻撃による事故には注意が必要。
またこのチャレンジの時のみコースにドラム缶が設置されていない。

  • ドルフィンレーサー(5)
ドットレーサーの代わりにイルカに乗ってレースする。例によってイルカじゃないキャラクターもいる。
このコースのみジャンプが可能。
コースの中央にはバーを突き出す装置が回っており、内側を走るにはそのバーをジャンプで回避する必要がある。
パワーストーンチャレンジは装置の回転速度が上がる。
数少ないプレイヤーがハンデを背負う形ではないパワーストーンチャレンジの1つ。

  • ひのたまレーサー(5)
プレイ条件がこれ以外のゆうしょうカップ全て回収なので、最後にプレイすることになるミニゲーム。
ステージ中央の火山から火山弾が噴き出てきて、当たるとクラッシュする。
パワーストーンチャレンジでは火山の代わりにプテラノドンの巣になっており、上空のプテラノドンがプレイヤーを狙ってくる。
ブーストで逃げられるようにしておきたい。


そのほか系

他のカテゴリと違い1つ1つゲームが全然違い、時間制限内に多くポイントを稼いだプレイヤーの勝利という点のみが共通。
どのゲームもキャラクターごとに性能差はない。

ダイヤチャレンジは4つ全て敵より多く持ち点が設定された状態で、時間制限内に敵より先にポイントを0にするホッピンと同じ内容。

  • フーセンのそら(4)
床が回転する円形のステージで、自分の影の色と同じ浮いている風船をジャンプで体当りして割ってポイントを稼ぐ。ゲームタイトルに「そら」とつく割にはパワーストーンチャレンジ含めステージが空が見えない時計台の中だったりする。
ライバルの色の風船も割ることはできるがダウンする上にポイントにならない。
また黒色の風船は割るとランダムで「ライバルの色の風船が全て割れる」「ライバルの色の風船が一定時間全て自分の色になる」「床の回転方向が逆になる」のいずれかが発生する。
フィールドに出現する?箱は壊すと一定時間回転床の影響を受けなくなるシューズか、自分の色の風船が自分の上に集まってくる吸引機のいずれかが入っている。
黒風船のカラーチェンジと吸引機のコンボが強力で、ポイント設定が厳しいダイヤチャレンジはこれを狙うのが必須になる。
アイテムは攻撃を受けると落とすため吸引機を取ったライバルは早く攻撃しに行った方が良く、CPUはこれを露骨に狙ってくる。
パワーストーンチャレンジはプレイヤーのみライバルの風船を割るとアウトになる。
慎重に割れば自滅は防げるようになるが、敵に黒風船を割られてカラーチェンジが発生して突然事故死する可能性もあるため黒風船の動向には気を配る必要がある。
またカラーチェンジやライバルの風船消滅が発生すると有利になる上に事故死の要因を減らせるため黒風船は積極的に割りにいきたい。

  • マトあて ベイビーT(5)
クラッシュ3で登場したベイビーTに乗ってフィールドのダイヤを拾い投げて、フィールドの奥を左右に動くマトに当てるとポイントを得ることができる。
投げる位置によってポイントが変わり(1ポイント、2ポイント、3ポイント、5ポイントの4つがある)、遠くから投げて当てるとポイントが高くなる。
体当りすることでダイヤを持っているライバルからダイヤを奪い取る事が可能。
パワーストーンチャレンジはプレイヤーのみ光っているエリアから投げて当てないとポイントにならない。
光っているエリアは一定時間経つと変わるが1ポイントのエリアは光らない。

  • キノコだ でかハンマー(5)
ステージに生えてくるキノコを叩いてポイントを稼ぐ。金色のキノコが生えてくることがあり高得点。
またキノコは一定時間経つと震えるためその時に叩くとポイントが高くなる。
ボタンを押しっぱなしにして溜めることでショックウェーブを放ちライバルに攻撃できる。
パワーストーンチャレンジは敵のみ常にショックウェーブが発生する。
敵から離れてポイントを稼いだ方が良い。

かやくで ドカドッカン(5)
ステージに出現するタルを火薬で爆破してポイントを稼ぐ。色のついたタルは高得点。
火薬に引火させるにはステージの周囲を走っている足の生えた火の玉に触れて引火させる必要がある。
火を途切れさせないようにしてタルを爆破していけばポイントが高くなる。
パワーストーンチャレンジはステージの外壁を走っている足の生えた爆弾がプレイヤーに近づくと飛び込んできて当たるとアウトになる。
爆弾から離れながらポイントを稼ぐ必要がある。


ボスステージ

次のワープルームに行くために倒す必要がありワープルーム5以外には全て1人ずついる。
何らかのミニゲームの形式を取っている。
どちらの陣営でも戦うため何故対決しているかは謎。

  • ぶつけろ!パプパプ
ワープルーム1のボス。はこスロー形式で戦う。
衝撃波を放ってきた後に「マボロシ・クラッシュ」という小さなクラッシュを召喚する。
これを全て倒すとパプパプが笑い出して隙を見せるので箱を投げ当ててダメージを与える。
これを3回繰り返すと、パプパプが自滅してブロックの下敷きになり勝ちになる。
マボロシ・クラッシュは箱投げなど一通りの行動ができるが直接攻撃一発で死ぬ紙耐久なのでさっさと倒してしまおう。

  • パパぐま ロックオン!
ワープルーム2のボス。ガッチン形式で戦う。
前作ではステージで氷漬けになっているだけだったパパぐまがボスへと大出世。
水兵のような帽子を被り潜水艦に乗り込み、フィールド外からいぬロボットを発射したり砲撃してきたりする。
いぬロボットはフィールドに着地した後ミサイルを発射し発射後体当りで戦い始める。
ミサイルは当たると行動不能になりほぼ落とされてしまうが、いぬロボットそのものはふんばりもできない為戦闘力は低い。
いぬロボットを全て落とすとステージにミサイルが出現しこれをパパぐまに3回当てると勝利になる。
ミサイルを当てるたびに砲撃によってフィールドが壊れ狭くなり、発射されるいぬロボットの数が増える。

  • こわせ! コモドとりで
ワープルーム3のボス。タンク形式で戦う。
弾やミサイルを発射してくる砦を破壊した後に直接対決するコモド兄弟を倒せばクリアとなる。
砦は砲台を全て壊すと次の砲台が出現しこれを三段階繰り返すことになる。
コモド兄弟の性能はコルテックスと同じだが体力持ち越しで2人を相手にすることになるので砦破壊から通しで倒しきるのは中々難しい。
ただ、砦を破壊してから負けた場合は体力が満タンの状態でコモド兄弟との対決から始まる救済処置がある。
尚プレイヤーの主砲は砦破壊までは爆弾、コモド兄弟との対戦ではミサイルに固定される。
そのためキャラによる性能差は移動速度だけになるのでクラッシュとココが有利だったりする。

  • ぎゃくしゅう! オキサイド
ワープルーム4のボス。そのほか形式とタマたま形式で戦う。
前作のラスボスのネオ・オキサイドが前作でやられた復讐をしに来ているようだ。
前半は勝手に奥に進んでいく戦闘機に乗りながらクラッシュ2のコルテックス戦のような追いかけっこをする。
障害物を回避したりレーザーで破壊しながら進んでいく。被弾し続けるとあっという間に死ぬため覚えゲーの要素が強め。
後半は追いかけっこの末に到着したオキサイドの母星と思われる惑星でタマたま対決をする。
体力制になっておりタマをゴールされたり、発射されるミサイルに当たると体力が減っていく。
タマたまスカイハイのパワーストーンチャレンジに登場した赤いニセだまも紛れ込んできて当たると一発アウトになる。
コモド兄弟同様体力が持ち越しで一発で勝つのは至難の業だがこちらも負けてもタマたまから体力満タンでコンテニューできる。
しかしオキサイドの反応が良すぎるためそれでも勝つのはかなり難しい。
ただ負け続けるとオキサイドの反応があからさまに悪くなっていく救済処置があるため、負け続けていればその内は勝てる。
2人プレイの場合1つのレーンを2人で使う事になるので防御力が上がる反面、ミサイルやニセだまを避けにくくなる。


その他

オキサイド撃破後エンディングが始まるが、2人プレイでアクアクチームとウカウカチームのキャラのコンビでクリアした場合決着をつける事になる。
専用ステージではこスロー形式でタイマンで戦う。

またウカウカチームでクリアするとエンディングでウカウカの野望が本人の口から語られる事になるが、その内容は恐ろしいには程遠い内容となっている。


追記・修正は200%クリアを達成した方にお願いします。

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最終更新:2023年04月04日 17:16