鳥居純吾(デビルサバイバー2)

登録日:2019/3/17 (日曜日) 21:54:30
更新日:2021/07/20 Tue 20:36:10
所要時間:約 7 分で読めます





鳥居純吾(トリイ ジュンゴ)とは、ATLUSによって制作されたニンテンドーDSゲーム「デビルサバイバー2」及び、そのアッパーバージョン「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」に登場する人物である。

CV:浪川大輔「ハイカラですね」と言ったりはしない)


※この項目はゲーム本編のネタバレを含みます※





パーソナルデータ(一部)


年齢:19歳
性別:男性
誕生日:10月16日
星座:てんびん座

名前の由来は黄道十二宮の「天秤宮」(Libra)のギリシャ語表記「Zygos」(ズィゴス ※現代ギリシャ語読み)から。
キャラクターの中では1、2を争う長身だが、本人曰く「まだ伸びてる」とのこと。





概要


作中のSRPGパートにおけるユニットの一人であり、物語の主要人物。名古屋出身であることから、作品プレイヤーからは同地域を拠点とする伴亜衣梨、菅野史栗木ロナウドとまとめて「名古屋組」と呼ばれることもある。
とある理由により、プレイヤー及び関係者各位からは茶碗蒸しをトレードマークとされている。
作中の仲間からは主に「ジュンゴ」と呼ばれる。また主要人物の一人、和久井啓太とは対の存在としてデザインされた。
ちなみに一人称は「ジュンゴ」と、自分の名前。





本編中での活躍


初登場は三日目の序盤。ジプス(作中のボス格への対抗組織)名古屋支局の音信不通と、現地へ荷物配送の任務で向かったダイチの救助の為、主人公たちが向かった名古屋で奮闘していた。時間経過とイベントをこなす順番によっては、主人公一行と出会うタイミングが亜衣梨と前後する(進行における変化は微差)。
遭遇イベントでは、とある人物が指揮する暴徒たちと、ジプスに協力する民間の悪魔使いとして戦っている。やってきた主人公たちに「敵か、味方か?」と質問し、その後暴徒鎮圧の為に共同戦線を張る。
彼及び亜衣梨との共闘イベントを通し、地域を問わず一般の間にも悪魔の使役と悪魔使いの存在が広まっていることが確認できる。


共闘イベントでは全て「共闘者の死亡」が敗北(ゲームオーバー)条件になっているのだが、ジュンゴの初共闘イベントでは地形や敵ユニットの厄介さから主人公たちの補助が間に合いづらく、彼が倒されやすい。難易度設定とリアルラックによっては、初期配置で彼と対峙している一人にやられてしまい、為す術無くゲームオーバーになったりする。

移動可能マスを増加させる種族スキルが使える「妖獣」の悪魔と、地形効果を無視する種族スキルを持つ「幻魔」の悪魔を組み合わせ、速攻で彼の側に詰めると大変楽になる。

戦闘後にはイベントの前後によって会話が多少変化するが、どうにしろ彼は勝手にどこかへ突っ走っていってしまい、去った直後に主人公たちにはニカイアから彼の「死に顔動画」が届く。主人公たちは動画内に囚われたダイチが映っていたのもあり、ジュンゴの捜索及び救助を目的として動き出す。

そして見事助け出せば晴れて仲間となり、ルートの分岐以外では外れること無く運用可能。


ゲームの進行によっては動画そのままのシチュエーションで死亡する。
他の生存イベント同様、分岐条件となるイベントが少々分かりづらいが、会話パートにヒントがきっちり散りばめられているので、生存させたい場合は時間に注意して該当イベントをこなすこと。





性格


総括して表すなら、純粋にして純朴にして朴訥。
口数は少ないながら自他の好意にとても素直で、よく口にする言葉は「ありがとう」や「好き」。これらと共に一切捻じくれた所のない行動で気持ちを示す。仲間と認めた相手はどんな思想・人格であろうと大事にするなど、「仲間」「絆」といったものを重視する傾向にある。これらの点において、「頼れるものは己のみ」「他者との繋がりを信用しない」スタンスを取るケイタとは真逆。ツンデレ素直シュールという点でも対照的。
それゆえにケイタの縁イベントは大部分がジュンゴとの対話及び衝突で構成され、彼の内面的な変化がクローズアップされる。巷では主人公との縁イベントっていうより二人の縁イベントだろと名高い。

物語が進行するにつれて仲間内で分裂が発生した時、誰より心を痛めたのもジュンゴ。彼はただ仲間の誰とも喧嘩などしたくないし、対立したいとも思わなかった。ただそれだけだがその想いは比類なく強く、彼に「共存」の道を選ばせる。彼が目指すのは唯一、仲間の一人として欠けない世界なのだ。


とても優しく不器用だが、一方で名古屋を混乱させる敵や仲間を脅かす者には「許さないよ」などの厳しい言葉を発し、戦うことを厭わない。仲間を襲われたともなれば激昂し、恐るべき力で敵を単身でフルボッコにしてみせる。

また腕力や体力などフィジカルは卓越しているが、頭脳は優れない自覚がある。
フミにも「あれ以上バカになったら〜」と言われる場面があるので、どうやら周囲もお世辞にも賢いとは受け止めていない様子。その為か会話パートにおける作戦会議などでの発言率は圧倒的に低い。おまけに上記のイベント内での行動のように、思い込んだら一直線で無鉄砲に飛び出していく所もある。
良くも悪くも自分に正直、難しく考えることはできない。その深く考えられない部分が心の広さに通じている面もある。


また、ジュンゴを語る際に外せないのは茶碗蒸し。
ジュンゴお手製の品であり、コミュニケーションのきっかけとして多用され、なんと一部エンディングでまで登場させる徹底ぶりである。主人公までが捜索中に「茶碗蒸し〜!」などと呼びかける辺りで浸透の程が窺える。食べないととても寂しそうにする。そして拾ったネコにも食わせる。
元々は板前見習いとして働いており、弟子入りしていた親方にも茶碗蒸しの出来だけは褒められていたそうな。自分の誇れる技能として、仲間に自信を持って振る舞える自分の特技なのだろう。



「ブレイクレコード」でのジュンゴ


遭遇は二日目序盤。ケイタと共に大阪におり、二人で避難者たちの世話を見ていた。どうやら相変わらず茶碗蒸しを配布していたらしい。再会イベントからそのまま仲間に加入してくれる。





性能


力のパラメータが断トツで伸び、その後に体のパラメータがゆっくりついていく完全な物理アタッカー。速は体の後に続くが魔は初期値からほぼ動かず、「リカーム」(蘇生魔法)すら使えない。回復は仲魔に任せる以外になく、運用に悩む余地なども無く、ひたすら物理で殴るのみ。
あまりにも極端だが、それゆえに発揮される物理攻撃力は驚異的。
とりあえず相手を弱らせようと殴らせたら一発で沈んだり、ユニットリーダーの防御補正を無視して攻撃する「暗殺拳」を持たせておいたら敵ユニットが次々消えていったり、極端な話物理が効くというだけで相手に強く出られる。相手の耐性を吸収まで無視する「貫通」をお供に持たせれば、相手の頭上に死兆星が見えること間違いなし。
速の伸びがイマイチなので作中最大のぶっ壊れスキル「千烈突き」との相性は良くないが、Lvと体に依存して威力が増加する「八相発破」「デスバウンド」を使わせると恐ろしい火力が出る。
その分物理反射持ちには逃げの一手しかない。うっかり攻撃すると反射した自分の攻撃で沈みかねないので、素直に他のユニットに任せよう。





ジュンゴとじゅんご


端から見ると意味不明な文字列だが、重要なファクター。
順を追って説明すると、ジュンゴとの縁イベントは彼が瀕死の重傷を負った猫を見つける所から始まる。助けたいが技術を持たず途方に暮れたジュンゴに主人公が手を貸し、仲間である柳谷乙女に治療をしてもらう。そして元気を取り戻し、なついたその猫へオトメから「名前をつけたらどう?」と言われた際に、彼が最初に挙げた名前が「じゅんご」なのである。
主人公の選択肢によっては別の名前をつけられるが、困惑したオトメを見て主人公に決めてほしいと言い出すまでは本気でつけるつもりだった様子。しかも主人公の選択肢にそのまま「じゅんご」が入っている始末で、選ぶと「じゅんご」が本当にその猫の名前になる。今日もATLUSは平常運転です

ジュンゴは順調に元気になっていく猫の世話を熱心に見て、とても大事にする。猫も彼に応えるように彼と絆を紡ぎ、芸を見せるまでになっていく。
だが、悪魔が跋扈し人類の生存圏が失われていく極限状態、そんな世界で生まれた小さな憩いは…






ジュンゴ、追記 修正するね。
茶碗蒸し、どうぞ。

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最終更新:2021年07月20日 20:36