一条熾月

登録日:2019/03/17 (日) 19:42:39
更新日:2022/11/03 Thu 13:02:25
所要時間:約 6 分で読めます




*1
「…む、瑞月、兄さんと距離が近い」


一条熾月(Shizuki Ichijo)とは、ういんどみるOasis制作のエロゲー、はぴねす! 2 Sakura Celebrationに登場するヒロインの1人。(画像左)

CV:杏子御津
身長:156cm
3サイズ:78(A)/52/82
血液型:B
誕生日:7月7日(蟹座)


主人公である和綺の家族で、双子姉妹の妹の一人。
作中開始以前では二年程、魔法修行のためにスコットランドへと海外留学しており、
もう一人の妹である瑞月と共に、二年ぶりに御咲市へと帰ってきた彼女のことを出迎えることになる。

性格はクールで無口、表情の変化にも乏しくどこか淡々としているイメージを持たせがち、
しかし、本質的には単に人付き合いがあまり得意ではない不器用な面があるというだけで、
素直に心を開いた相手には笑顔含めて素の表情を見せることも多い。

家族に対してもそれは同様で、特に実の母親と死別して以降、心の支えの一つであった兄の和綺には特に強い思いを抱いており、
同時にそんな和綺ともっと素直な気持ちで接したいと思いながらもそれができない自分自身のことに悩んでいたりも。
故に、自分とは正反対に兄に対してストレートに好意をぶつけることのできる瑞月の在り方を羨ましくも思っている。
その瑞月には今まで一緒にいられなかった分も合わせて、何かと過剰なスキンシップを繰り返されてタジタジになってばかりなものの、
やはり同様に本心を上手く表に出せないだけで、瑞月のことも心から大切に思っているのも間違いないことである。

因みに双子なので当然、瑞月とは誕生日も含めて全く同じ時を過ごしてきたはずなのだが、
二年振りに再会した瑞月が自分とは比較にならないボインになっていた現実に打ちのめされてしまい、
共通ルートのある場面では、洗面所の鏡台を前に自分の胸の小ささに悩みまくるなんてシーンがあり、
しかもその一部始終を偶然居合わせた和綺に全て見られてしまい大恥を掻いてしまうなんてことになったりも。

体型や性格の違いに悩みまくりながらも、瑞月とはこれまた正反対に魔法の才能については素晴らしいものを持っている。
クラスBを有する花恋や璃乃とは単純比較だけなら下に思えるかもしれないが、
それでも二年の海外留学を経て磨かれた彼女の魔法の腕前は、決して他のヒロインにも劣らないもの。
戦闘シーンにおいても他ヒロインと肩を並べて十分に一線で活躍している。

愛杖の名称は「アルバ」
大型のパラソルをモチーフとしており、堅物ながらも時に主の意向に逆らってでも、自らの思いを主張したりする主思いの性格。

因みにスコットランド留学中に彼女の師匠だったのは柊先生なる女性だったとのことで、
熾月曰く、とても素晴らしい先生だったとのこと。

そんな素直になれない不器用な妹の熾月なのだが、
共通ルート序盤の段階で、作中重要要素であるProject Happinessや使鬼守のことを知っている素振りを見せており、
自身の目的のために御咲神社で統也と対立したりと、怪しい面が目立っていたのだが…

以下、ネタバレ含む。





















11年前に事故死と伝えられていた自身の母である一条美空について、
彼女がProject Happinessという計画に深く関わる重要メンバーであったことと、
その計画が本格的に動いていたのが同じ11年前だったことを、母の残した殴り書きのメモで偶然にも知っており、
それをきっかけに「母の死はProject Happinessが関わっているのではないか?」という疑念が生まれることになる。

その調査のために力を付けるため、二年の海外留学を行っており、
留学から戻ってきて本格的に調査に乗り出すことになる。
共通ルート冒頭での暗躍も、母の関わっていた計画を深く知るためという目的があってこそだった。

個別ルート突入後は再度統也や楓子と対立してあわや大惨事になりかけたりしながらも、
兄である和綺にだけは、自分だけが知っていたこれらの真実と目的を打ち明けるのだが、
「肉親の死が関わってるだろう危険なことに、妹一人で首を突っ込ませるわけには行かない」とする和綺に、
「だからこそ、自分より魔法の腕前が劣る兄さんを巻き込みたくない」と反論する熾月と、二人の意見が真っ向対立、
遂には涙声と共に癇癪を起こし和綺を部屋から叩き出してしまい、お互いの気持ちは完全に平行線となってしまう。

自分のことを思っての兄の気持ちは本当に嬉しかったのだが、
同時に、安易に他人に寄り添うと自分はダメになってしまうという固い決意と意固地な面もあり、
先日の自分の行いに物凄い自己嫌悪を覚えて寝不足になったばかりか、兄のことを極度に避けるようになったりしながらも、
和綺は諦めず熾月との話し合いのキッカケをあれこれ模索したり、
それでも尚、自分の意志を曲げようとしない熾月を庇って、彼女のワンドであるアルバがアドバイスを送ったりと、
色々あった末に一応は二人の関係はある程度修復され、お互いがお互いを必ず守って見せるという決意の下、
母の死のキッカケとなっているだろう、Project Happinessに関する調査を進めていくことになる。

……が、珠洲子との謁見や元占い研究会会長でもあった母の残した活動日誌などから情報を集めていた矢先、
ある日偶然にも和綺が目にしてしまったのが、自身の名を叫びながら自慰に耽る熾月の姿。
しかもそれが熾月にバレてまたしても二人の関係が気まずいことになってしまう。

上述した意固地な面のせいで、決して自分の気持ちを表に出そうとしない熾月は心を凝り固めていく一方だったが、
義母である海音から「妹たちが笑顔で居られたのは和綺もいてくれたおかげ」という本音を聞き、腹を括った和綺から、
「お前の心の隙間を単なる使命感ではなく、自分の存在で埋めさせて欲しい」という説得をされ、
ようやく熾月は己の本心の全てを明かし、実の兄である和綺と恋人になることを望んだ。

「に、兄さんは……ずるい。そんな風に言われて、私が兄さんを拒むなんて……そんなこと、出来るわけ……ない」

「ずるい……ずるいよ、兄さんは……」

告白翌日に即効で海音や瑞月にお付き合いがバレたりしながらも、
二人きりで手作り弁当をあーんしたり、お風呂場ご奉仕プレイなんかも通したりしながら、
今まで我慢していたものを一気に吐き出すように、二人の仲はより親密になっていく。

そんな中でルート終盤、Project Happinessに関する謎も着々と解明されていくのだが、
その最中で現在のプロジェクトに携わる珠洲子の身が危険に晒されているだろうことや、
新たな10年目の呪いの矛先が何と妹の瑞月に向けられていることなども重なり、
熾月は焦る気持ちを募らせていった結果、呪いの大元であるパワースポットの破壊という危険な独断専行に走ってしまうことに。

当然ただで済むはずも無く、熾月は高峰の遺産の守り神であるはるに憑依されてしまい、和綺たちに刃を向けることに。
どうにかはるを退けたものの、はるの影響によって個別ルート以降の恋愛感情含めた記憶を全て失い……かけてしまうも、
和綺が持っていた母親の肩身の指輪の持つ特殊な力によってどうにか記憶を取り戻し、事なきを得ることに。

熾月は自分の独断専行で兄の気持ちも含めた全てを失いかけたことを深く反省し、
同時に和綺との恋も含めた、周囲に頼ることの大切さを思い知ることになる。

協力者である珠洲子が下した謹慎処分も無事に終え、二人は久方振りに母親の墓前に赴き今の自分たちの状況を告白。
隣にピッタリ寄り添う熾月が浮かべる笑顔は心からの幸せに満ちたものであった。

「ふふっ……なんだかくすぐったいな。こんなことを言いあうのは」

「……大好きだ。兄さんのこと……愛してる」





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最終更新:2022年11月03日 13:02
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*1 出典:はぴねす!2 Sakura Celebration ゲーム画面 ういんどみるOasis 有限会社アレス 2019年2月22日 ©Windmil / ARES Inc.