速杉ハヤト

登録日:2019/03/14 Thu 12:21:42
更新日:2022/06/29 Wed 15:04:13
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俺は、時間と言った事は守る男だからね!



「速杉ハヤト」とは「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」の登場人物の一人にして本作の主人公である。


概要

埼玉県さいたま市出身。さいたま市立大宮小学校5年2組に在籍している。
大宮にある鉄道博物館の職員(実際は新幹線超進化研究所東日本指令室大宮支部指導長)にして元新幹線の運転士の父ホクトと、専業主婦の母サクラとの間に生まれており、下に妹のハルカがいる。
誕生日は2007年10月17日。

ホクトとの約束で冬休みの宿題を全て終わらせた為、約束通り東北新幹線で遠出すること(当初は東京駅からはやぶさに乗るはずだったが、ホクトが指定席券を取り忘れたためにやまびこで宇都宮駅へ向かう事に変更した)になったのだが、ホクトの仕事の都合(捕獲していた巨大怪物体レイルローダーが突如動き出し、暴れ始めた為)により遠出は途中で取りやめとなり、大宮駅で父と別れざる負えなくなったのだが、
その時ホクトが忘れた「Shinca」とタブレットを届けに鉄道博物館行った所で超進化研究所へと迷い込み、ここで父の本来の職業と巨大怪物体、そしてシンカリオンの存在を知り、更に偶然出会ったシャショットによってシンカリオンに対する高い適合率(96.5%)を見出された。実は、ホクトのタブレットをこっそり使ってプレイしていたゲームが、「シンカリオン・シム」と呼ばれるシミュレーターだったのである。さらに、超進化研究所の研究所員が誰一人出した事がないスコアを叩き出していたのである。

そこでシャショットと共に、適合者が誰一人いないままのシンカリオン「E5はやぶさ」を運転し、レイルローダーを秒殺で撃退した。
以降E5→E5 MkIIの運転士として、巨大怪物体やそれを操る「地の底より這い上がりし種族キトラルザス」に立ち向かうことになる。


人物像

何よりも鉄道、その中でも新幹線を愛してやまない筋金入りの鉄ヲタ。将来の夢は嘗ての父と同じ新幹線の運転士。
新幹線を目にしただけで一気にハイテンションになる。
その知識量はすさまじく、事あるごとに鉄道のあれこれに絡めた「鉄道例え」を繰り出しては、
マニアック過ぎるが故に三原フタバや上田アズサからツッコミを喰らっている。他にも「馬子にもE4系MAXとき」のような独自の鉄道格言も持っている。

また、小学校入学から4年生まで毎年夏休みの自由研究の題材を新幹線にしていた。
(勿論今年も新幹線について調べるつもりであったが、担任教師から禁止令を出されてしまい大いに落ち込んでいた)

第17話にて仲間達と共に大阪にやって来た際にはでは男鹿アキタや大門山ツラヌキが各々気になる場所に向かっていた一方で、
自身は(一応シャショットも一緒だったが一)新大阪駅に残って次々に訪れる新幹線を見て延々恍惚としていた。
(更にはうっとりし過ぎて危うく乗車券無しで新幹線に乗りかけてしまい、シャショットに止められていた)
この様に新幹線が絡むと暴走仕掛けることが少なくなく、ハルカから「変態」呼ばわりされることが多々ある。

一方で自身の趣味について語る際には分別はしっかりと弁えており、他者の趣味をないがしろにして自身の趣味を押し付けるようなことは一切なく、
逆に自身にも夢中になれることがあることを反映してか他人の趣味には常に新幹線ネタに「再翻訳」することで一定上の理解と共感を示す。

また、自分が指導長の息子であることを自覚している為責任感が強く、
上記の気質と合わさってリーダーシップがあるため多くの運転士達を纏めたり、引っ張ることも多く、多くの運転士達から非常に信頼されている。
信条は「シンカリオンに乗る人に悪い人はいない」であり、これはブラックシンカリオンに乗るセイリュウも例外ではなく、これが後に彼を超進化研究所側に引き込む切っ掛けの一つになる。
また、そんなセイリュウとの戦いを通じて敵側とも分かり合おうともするようになっていく。

シンカリオン運転士としての適合率は運転士随一であり、相手によって向き不向きはあるとはいえ実力はトップクラスに高いが、
生身での身体能力に関しては趣味の都合上他の運転士に及ばないことも多く、その度に教えを乞うこともある。

そんなハヤトの苦手なものは空。
九州に行く時も飛行機ではなく、わざわざ新幹線による陸路を希望したほど(無論鉄ヲタとしてのポリシーもあるからだが)。
到着直後のスカイハイ・ギガ・ブースター戦では800つばめに捕まり敵を追いかけるも、「( `0言0́*)<ヴェアアアアアアアア」悲鳴を上げていた。
その後800つばめとのリンク合体を経て克服、終盤でE5MkIIとブラックシンカリオン紅がオーバークロス合体して空に上がった際には完全に乗りこなしていた。

得意科目は理科と社会。
勉学には難儀しているらしく、居残り補修を受けさせられたり、夏休みの宿題の完成に苦労する場面が多々ある。


第47話、E5×ドクターイエローのクロス合体が完成しブラックシンカリオン バーサーカーモードと戦闘。そのさなか、どういうわけかリュウジや指令室からの声がハヤトに届かなくなり、両機は一時稼働を停止、ハヤトは謎の空間でセイリュウと邂逅する。その時点では何が起こったか不明だったが、この時のハヤトの適合率が99%を超えた事もあり適合率に関係していることが示唆されていた。
その後第61話、E5×500でカイレンと戦う中でハヤトは遂に適合率100%を突破、カイレンを撃退。
続く第62話にてイザの口から47話での現象がシャショットの役目と共に明かされ(ここでセイリュウも適合率100%を超えていたことが判明)、更に適合率100%の者でしか動かせないE5MkIIを受領、東京駅中央迎撃システム内でのカイレン戦に身を投じる。セイリュウの紅と共に撃ったダブルグランクロスの際、またも2人は100%を突破するがこの時以降は機体の停止が起こらなくなった。



続編『シンカリオンZ』では

長らく動向は不明だったが、第30話で遂に登場。このエピソードでは、かつての仲間達を含めた地球人類への不信と自分の無力感による怒りに飲み込まれたアブトが完全なテオティへと覚醒、ダークシンカリオンのデビルモードの初登場、E5とドクターイエローの超Z合体の完成、アストレアと明星アケノが同一人物である事の判明、異種族同士の共存を改めて決意するシンといった流れが主であり、重苦しい展開も目立っていたが、メインストーリーに一旦区切りが付けられた直後、突然「ハヤトと車窓から」という「世界の車窓から」のパロディでイギリスの鉄道を語り始めるという前作そのままのノリで視聴者を困惑させた。セイリュウにも「変わってないな」と言われる始末。恐らくはセイリュウの言う通り未だ適合率もかなりのものであろう。
イギリス鉄道語りの中、家族でヨークに引っ越したことが明かされた。しかもまた鉄道博物館の近くである。に近づく為の留学らしい。中学生になったのもあり妙にハンサムになっている。ホクトを通じてシン達の名前や一通りの出来事は知っているようで、その上で戻ってこいと言いに来たセイリュウに「シン君達なら大丈夫だよ」と傍観スタイルをとることを話した。
日本のアズサとは連絡を取っているようで、第33話では彼女に言われて正月に帰国した。そこでフタバ達過去の大宮支部メンバーとも再会、更にシン達現在の大宮支部メンバーとも邂逅する。アブトのことで苦悩するシンに先輩運転士として、違う種族と対話し共存した者としてアドバイスする。シンカリオンZの戦闘を大宮支部から見た後、フタバが声をかけてくれたらしく、かつての仲間と歓迎会をすることが描かれている。
シンカリオンZに改修されたのはE5なのでE5MkIIは健在と思われている為、今後に期待である。


外部作品出演時のハヤト

古今東西のロボットアニメとたまにそれ以外の作品もが共演するスーパーロボット大戦シリーズにおいて、『スーパーロボット大戦30』における最後のDLCにおいて、ついに参戦。
劇場版の途中、ALFA-Xに乗った幼い頃の父を探す際に本作の世界に飛ばされた設定。
仲間になるポイントは高知であり、土讃線の特急「南風」を見て即座に高知だと理解する平常運転を見せる。
なお、このポイントはハヤトのために完全新規に設けられたポイントであり、ハヤト自身も「高知に来たことで四国初の新幹線になったんだ!」と異世界転移のことも忘れて大喜びしていた。DLC配信の数ヶ月前に放送されたシンカリオンZでハナビが先に四国にシンカリオンで来てたからメタ的に言えばタッチの差で2番目だったりするのは内緒…
ドライストレーガと合流した後も相変わらずの鉄オタっぷりを発揮しており、多作品の面々をドン引きさせたりすることもしばしば。
ストーリー面では主に、ジェイデッカーガオガイガーグリッドマンの面々とよく絡むが、これはおそらく4作品の初出がタカラトミー(旧タカラ)であるためと思われる。
ジェイデッカーの勇太からは「ハヤトさん」と呼ばれており、先輩として敬語で接されている。
また、本作にはゲッターロボが2種類ありそのどちらにも神隼人が存在するため、「ハヤト」という名前を絡めたネタもある。主に竜馬や弁慶がハヤトの素直さを前に隼人の性格の悪さを皮肉るために。

機体はE5マークIIであり、シャショットがサブパイロットとしてサポートしているため精神コマンド的にも隙が無い。
後にイベントで父と再会し、ALFA-Xとオーバークロス合体することで機体の強化とサブパイロットにホクトが加わり、更に隙の無い万能ユニットとなる。

天真爛漫で前向きな明るい性格は他作品のボス達にも認められており、ハヤトと会話する際には「子供には未来があっていいな…」と一瞬穏やかな顔をするボスもしばしば存在する。
それと同時に勇太くんに次いでショタコン艦長に過剰反応されることに……他のシンカリオン運転士たちが不在だったのは不幸中の幸いである。

なお、サブミッションにおいて新幹線が変形した2体のロボが左右で合体するロボット新幹線が変形する3体の小型ロボが合体して機関車のロボも加わりパワーアップする巨大ロボをどこかで見たと語っている。
前者とは以前にソシャゲのスパクロで共演しているが、後者はスパロボ関連の作品には2022年現在一切携わっていないため、もしかすると後の作品への伏線かもしれない…



余談

『SHOW BY ROCK!!STARS!!』第1話では、中の人が同じモアが「時間と言った事は守らないと、ぴゅる!」と言うシーンがある(ご丁寧にも新幹線が横切るカット付き)。

担当声優の佐倉綾音氏は、続編のシンカリオンZは存在は知っていたものの視聴自体はしていなかったらしい。
ハヤトが出演すると聞いた時も、視聴してしまうとシンとの初対面の初々しさが出せないという理由から敢えてシンカリオンZを知らない状態で臨んだようであり、
今後続編が作られたとしても、リアルタイムでは見ずに放送終了後に視聴するという方針を貫くと語っている。



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最終更新:2022年06月29日 15:04