リュウケン(北斗の拳)

登録日:2019/03/03 Sun 16:08:05
更新日:2024/03/25 Mon 19:14:53
所要時間:約 10 分で読めます






恐ろしい男よ!! 私は恐ろしい男を作り上げてしまった!!
お前の(けん)を封じなければなるまい!!



【概要】

リュウケンとは漫画「北斗の拳」ならびに「蒼天の拳」の登場人物。

CV:千葉順二→槐柳二(旧アニメ)/戸谷公次(若かりし頃)/ 北村弘一(実写映画版吹き替え)/大塚周夫(真救世主伝説)/斧アツシ(天の覇王)/田中秀幸真・北斗無双)/神谷明(DD北斗の拳)/ 麦人(蒼天アニメ壮年期)/近藤隆(蒼天アニメ少年期) / 郷里大輔(蒼天ドラマCD)

本名は「霞羅門」。北斗の拳の主人公、ケンシロウの師であり、第63代北斗神拳伝承者
物語の開始時点では既に故人となっており、でてくるのはもっぱら回想シーンのみである(おかげでアニメではほぼ全編通して青いシーンのみ)。
「蒼天の拳」ではまだ幼かったころの彼が出ており、主人公、霞拳志郎の弟として登場している。
両作品とも長期連載な上に、「既に亡くなった師匠」という本筋には関わらない立ち位置のキャラなので、設定や描写に矛盾が生じていることが多々あるが、
ここではそれも含めて記述させてもらう。

ファンからの愛称は「ハゲ」。当然尊敬の念を込められてではなく、悪口的な意味である。
北斗の拳においてスキンヘッドのキャラクターは山ほどいるのだが、基本的に「ハゲ」だけの呼称の場合はほぼほぼリュウケンのことを指している。



【蒼天の拳】


10代前半あたりの頃。容姿は拳志郎をそのまま幼くしたような顔つきである。
前述したとおり主人公、霞拳志郎の弟。弟といっても腹違いの弟(異母弟)であるが、お互いそんなことを気にしている様子はなく、仲の良い兄弟である。
兄としても拳法家としても拳志郎を慕い、尊敬しており、拳志郎もその実力を認めていて、
彼の友人である財閥総帥・北大路剛士の娘である綾や自らの妻である玉玲の護衛を務めさせるなど信頼している様子。
拳志郎が上海へと渡る際は、もしものことがあったら伝承者となるように言われている。その後は父であり第61代伝承者でもある、霞鉄心の教えを受け日々修行しているようである。

当代の伝承者たる拳志郎も認めるその実力と拳才はさすがであり、幼いながらも並みのチンピラや殺し屋程度ならば軽くあしらえるほどであるが、
いかんせんお調子者であり、また実戦経験もほとんどないようで、拳志郎と再会するまで馬賊の頭目として数々の修羅場を潜ってきた玉玲から
額に銃口を突き付けられるまで身動き一つ出来ず圧倒されるなどまだまだ未熟である。

ちょい役としてしか登場しないので物語の本筋には関わっていないが、約束通り拳志郎の跡を継ぎ伝承者となったとされる。
アニメ版では出番が増え、完結篇の『REGENESIS』では死期が迫る拳志郎から改めて伝承者に指名された。

なお、作品第1話より、彼がケンシロウの名付け親であったことがわかった。生まれた赤子を抱き上げ、
額に兄と同じく北斗七星の痣を持った事を喜んだ彼は、兄のような立派な漢になることを
願ってその赤子に「ケンシロウ」と名付けたのだが、北斗の拳での設定とは矛盾している。(後述)


【北斗の拳】


壮年期から老齢期に至るまでの彼が描写されている。
いつ頃名前をリュウケンとしたのかは不明だがラオウ、トキを迎えた際にはすでにリュウケンと名乗っていたため、伝承者となった際に名を変えたと思われる。
なお、「蒼天の拳」では直接伝承者として指名されていたものの、こちらでは兄弟弟子にコウリュウという人物がいる。
リュウケンと共に龍虎と並び証されるほどの実力者であり、最後まで伝承者の座を争った相手であったようだ。
実際は実力ではコウリュウがリュウケンを上回っていたものの、コウリュウが自ら伝承者の座を退いたことから、リュウケンが選ばれたとなっている。
アニメ版ではこの点が掘り下げられており、一子相伝の北斗の掟とはいえ、
厳しい修行を共にした実の兄弟同然のリュウケンの拳を封じる(倒す)事を拒んだために、伝承者を辞退したようであった。
「実力ではリュウケンを上回っていた」「自らリュウケンに伝承者の座を譲った」という設定からコウリュウ=後の拳志郎ではないかという説もあったが、
上述の通り拳志郎はリュウケンの先代であり、『蒼天の拳リジェネシス』作中で死亡するとされている(アニメ版では実際に死亡)ため完全に否定された。拳志郎がラオウに殺されるとかなくて本当によかった。
直々に羅門が指名されたのにコウリュウはどっから出てきたのか、ということになるが、口頭の指名を信じなかったか意義を唱えたか、蒼天執筆時に忘れられたのだろう。

「蒼天の拳」のほうが作品として執筆された時期が後になる上に、ジャンプ黄金期の超人気週刊連載作品という都合上、細かい設定を考えている余裕がなく、
こういった描写の矛盾が出るのは致し方ないものの、それを踏まえても最もキャラクター像がフワフワしていた時期でもある。

かくして伝承者となったリュウケンであったが、継子となる男児に恵まれず、ラオウトキケンシロウその他一名の通称北斗四兄弟を伝承者候補として養子に迎え育て上げた。
……とされているが、四兄弟の他にも若かりしフドウに襲われた皆さんや破門されたキムなど北斗の弟子として迎え入れた門弟が大勢いたようなので、
実際は伝承者となりうる候補として残った4人を養子に迎えたということだったようだ。蟲毒みたいだな。

なお4人を養子に迎えた経緯も作品が進むに連れて異なっている。

当初はラオウ、トキの養父母から自分たちが亡くなったあとに身元を引き取る約束をしていたとされていて、
ケンシロウとその他一名については不明だったが、
修羅の国編では、ラオウ、トキ、ケンシロウは、元から北斗神拳の伝承者候補として修羅の国からリュウケンの元へ送り出されたとされており、それまでの描写と様々な矛盾が生じている。
蒼天の拳では後者の設定が採用されているので現在はこちらが公式の設定という事なのだろう。
ついでにこちらだと前述したケンシロウの名付け親という部分に明確に矛盾するのだが(離れて暮らしていたが名付け親という可能性もなくはないが…)。
なおその他一名の方については、スピンオフなどでは描写されているものの、公式な設定では「伝承者争いをさせるための毒としてあえて迎え入れた」と回答されているのみで、
公式ではどういった経緯でリュウケンと出会い、北斗の門弟となったのかは現在でも不明である。

指導方針はとんでもないスパルタ方式
ラオウとトキを引き取りに来た際は、出会い頭にいきなり地面を砕いて二人を崖下に突き落とし、「登り切ったどちらか1人を養子にする」と言った挙句、
しばらく経っても登ってこなかったので、そのまま置き去りにして帰ろうとするなど、約束していた筈なのに引き取る気がまるで感じられない上に、
初対面の子供を平然と見殺しにしようとする、かなり問題のある人物である。
兄である拳志郎が見ず知らずの少年が自らの境遇に悲観して自殺しようとするのを止めて説得するという、真っ当な対応をしたのとはエライ違いである。

結局の所、トキを担いで片手で崖を登り切ったラオウの能力・才覚を見たことと「トキと二人でなければ養子にはならん!」という発言に折れたようで二人とも養子にし、
ラオウを伝承者候補として育てることにした…のだが、その稽古でも死ぬ一歩手前位までボッコボコにした後に
「今日はこれまで」として特に治療もせずに放置するなど育てる気があるのかないのかよくわからない。
まぁこれぐらいで死ぬようでは伝承者になんてなれないのかもしれないが、
『蒼天の拳』において僅かな場面でも親子兄弟の仲の良さがうかがえる霞一家の姿を見ると違和感が感じられなくもない。
(一応フォローしておくと、厳しいのは弟子として迎えたラオウに対してであり、当時まだ弟子でなかったトキに対しては普通に応対していた。
後にケンシロウが弟子となった際にはかつてのラオウに行ったような厳しい稽古をつけている。)

ちなみに北斗と対を成す南斗聖拳最強の男、サウザーへ南斗鳳凰拳を伝授した先代伝承者オウガイは、
修行に関しては厳しかったもののそれを辛いと感じさせないほどの大きな愛と優しさでもってサウザーを育て上げた。(ただしこの方針がサウザーを歪めてしまった原因にもなっているのだが...)
北斗と南斗は表裏一体とはよく言ったもんであるが、北斗側も拳志郎も愛と優しさをもって命を救った少年=ジュウケイが後にやらかしてカイオウを歪めてしまう上にその後も反省しているはずなのに反省してなさげな行動をやらかし続けるというそりゃねえよ的な事件が起きてたりもする…。


伝承者としての務めなのか、南斗聖拳や北斗琉拳、北斗宗家などの他の流派の拳法家たちとの交流もあった様子。


老齢期に入り、最終的に四人となった伝承者候補達であったが、
幸いにも才能・人格・暗殺拳の特質ともにトキが一頭抜けており、彼を次期伝承者として内定していた。
ところがその土壇場で世紀末の核戦争が起こり、次期伝承者であったトキが被爆。かろうじて一命をとりとめたものの、伝承者としては諦めざるを得なかった。
すぐさま選考もやり直しになってしまい、「暗殺拳の適性や才能自体は申し分ないが、純粋な戦闘力が劣り性格にも問題のある」そのt・・・ジャギ、「高い実力と光る才能はあるが、穏やかな性格から来る甘さ故に覚醒しきってない」ケンシロウ、「戦闘力そのものはずば抜けて強いが、暗殺拳に向いていない上に思想と性格が危険すぎる」ラオウ、と一長二短の三人から選ばなければならない状況に陥ってしまう。

そこで最後の試練として、実力のあるラオウとケンシロウの二人に巨大な虎をけしかけ、「暗殺拳」を持って制して見せよと問いかけた。その他一名についてはガン無視された。
するとケンシロウは虎に死を「覚悟」させたのに対し、ラオウは虎に死を「恐怖」させたことで、
暗殺拳としての本質を理解するケンシロウこそが伝承者に相応しいとして、ケンシロウを第64代北斗神拳伝承者として選んだのであった。
同時にラオウが「暗殺拳」の何たるかを全く理解していないことも見抜いており、それも判断材料となったようである


その後、その野望ゆえに、掟を守らず拳を封じようとしなかったラオウに対し、
現伝承者の務めとして、ラオウの拳を封じるために奥義「七星点心」にてラオウへと挑む。
勝負は完全にリュウケンが圧倒し、ボロボロになったラオウへ最後の一撃を加えんとしたが、運悪く持病の発作が彼を襲ってしまう。
身動きが取れず地に伏せるリュウケンを、ラオウが見逃すはずもなく、強烈な一撃をくらってしまい形勢は逆転。
致命傷を負ってしまい、最期にラオウの問いである北斗神拳究極奥義、無想転生についてを語った後に、死亡した


ラオウとリュウケンが争うことを聞いたトキが急いで現場に駆け付けるも既に遅く、表向きは病死したことにしてその亡骸は葬られた。
とはいえ、ケンシロウも薄々ラオウの手で殺された事を察していた模様。



北斗の拳 イチゴ味



一部の例外もなくキャラ崩壊著しい作品であるが、もちろんリュウケンも例外ではない。
原作と同じくすでに故人であるため、でてくるのはもっぱら回想シーンである。

本作においてはケンシロウを伝承者に選んだのは単なる消去法であったことが判明した。
なお、他の三人がダメだった理由は要約すると以下の通りである。

ラオウ・・・・暗殺者なのにでかくて目立つし、暗殺拳というものを全然理解してないから
トキ・・・・暗殺者なのにロン毛でカチューシャ(鉢金?)つけてるから。ついでに本当に頭良いのか疑わしい。
ジャギ・・・なんかもう全体的にダメ。初めて見た時から伝承者にする気はなかった

要約なので詳しく書くともっとひどいのだが、とりあえずジャギは本気で泣いていいと思う。
このように集めてきた人材が「ないな」と思わざるを得ないポイントばっかりだったため、消去法で一番「ないな」ポイント少なめのケンシロウになった。

それに加えて、明言はされていないもののラオウとケンシロウに仕向けた虎は近所の動物園から盗んできたものだったらしい。
その根拠のニュースの描写によると、北斗神拳の奥義だとか気を使ってとかでなく、普通に重機を使って檻を壊したというなんとも泥臭い方法だった。

なお丸坊主であることをかなり気にしている様子で、修行時代の甘さを捨てきれない頃のケンシロウへ、
「相手を挑発する事で怒りを誘い隙を作る事も拳法には重要だからためしに悪口を言ってみろ(要約)」と丁寧に前置きしたにもかかわらず、
「ハゲ」と言われた瞬間、奥義・七星点心を使って半殺しにするくらい気にしている。しかも2回
1日に2回も七星点心を食らった人間も史上初だが、1日に2回も同じ相手に七星点心を使った奴も史上初である。
トキが止めなければ本当に殺していた勢いである…が、トキが止めたのは2回目を食らった後である。もっと早く止めろよ。
とりあえずその場は「これはケンシロウなりの反抗期なのでは?」というトキの推察で矛を収めたが。

ちなみに当のケンシロウはこの時の負傷をネタにユリアとやはりいちゃいちゃしていた(いつでもいちゃいちゃしているけど)ため、「ケンシロウは実は不器用ではないのでは?」疑惑も浮上した。


【技】


・七星点心


ラオウと戦った時に使用した北斗神拳の奥義。ラオウですらもその存在を知らなかった奥義。
流れる水のように緩やかに動きながら相手へ拳を打ち込むいわゆる「柔の拳」に属する技だが、その動きはラオウをもってしても読みきれないほどである。
リュウケンによれば人には絶対に消せない七つの死角があり、七星点心はその死角へ入り込みながら拳を打ち込む技であるという。
(なお、その死角を点として結ぶと北斗七星の形になり、北斗七星が死を司る星と呼ばれるのはこれが理由であるらしい)
一見してとてもシンプルな技に思えるが、相手からすれば「一撃必殺の北斗神拳の拳が絶対に見えない場所から飛んでくる」という非常にえげつない状況に追い込まれてしまう。
事実ラオウもこの奥義を使われてしまってからは、防ぐことも避けることも見切ることすら出来ず、一方的に殴られ続けるしかなかった。
さらにリュウケンはラオウの拳を封じるだけで、命まで取るつもりはなかったが、もし初めから殺す気でこの奥義を放っていたら勝敗はわからなかったかもしれない。

結果的にリュウケンは敗れてしまったものの、この時点での拳力だけならばケンシロウをも上回ると思われる(まだシンにやられる前の甘い時期)ラオウが手も足も出せないことからかなり強力な奥義であることは疑いようもない。
アニメ版ではラオウがケンシロウとの最終決戦時、水影心にて会得したこの七星点心をケンシロウへ仕掛けるものの、無想転生によって無効化されてしまった。

余談だが「ラオウですら知らなかった奥義」であること、
また修羅の国編のラスボス・カイオウが「北斗神拳伝承者は例外なく、無意識に人の持つ七つの死角に入り込む」という発言をした*1ことから、
ファン考察の一説として、『「七星点心」とは伝承者争いに敗れた者たちの拳を封じるために使われる、代々の伝承者にのみ伝えられる制裁用の秘奥義なのではないか』
というものがある。



パチンコでも北斗の拳は人気機種として長年に渡りシリーズが制作されているが、
確変バトルでラオウを自キャラに選んだ場合はリュウケンが敵側の最強キャラとして登場するのがお約束となっている。
普通は各キャラごとに強必殺技、弱必殺技とが設定されており当然弱ならチャンスアップになるが、
リュウケンは原作で使った技がこれ一種類のみなのを再現してかこれ以外に技を使ってこない……
つまり選択された瞬間に強必殺技の発動が確定するという打ち手にとっては絶望でしかない展開が待っており、パチンコファンには恐怖のハゲとして恐れられている。*2

北斗無双では上述のアニメ版に倣ってかラオウが使う奥義の一つとして採用されている。
…のは良いのだが、「地面から北斗七星の形に闘気を噴出させながら体当たりをぶちかます」という、リュウケンが使っていたものとは全然違う奥義になっている。
死角とは一体…

・北斗仙気雷弾

「魔界」へ堕ちたジュウケイを正気に戻す為に放った技。
相手の攻撃をかわし、宙へ逃れた後に幾人にも分身して頭部の秘孔を狙う技。
ジュウケイの操る魔闘気によって相打ちとなったが、正気を取り戻すことには成功した。
ジュウケイの顔にある傷はこの時についた物である。
なお、この時のジュウケイの魔界堕ちはまだ不完全だったにもかかわらず相打ちだったため、カイオウ達にはこの技ではあまり対抗出来ないと思われる。


・北斗羅漢撃

『極惡の華』でジャギに対して直接伝授している奥義。
リュウケン本人が使う場面は無いが、伝授しているのだから使えるはず。
北斗神拳において、具体的な奥義が直接伝授されるのはかなり異例。
この奥義の存在そのものは修業時代のトキも構えを見ただけで羅漢撃だと察している事から知られているものだと思われる。

【余談】

一時期、北斗の拳の外伝シリーズが連続して発表された時期があり、
「ラオウ外伝」や「レイ外伝」、「トキ外伝」や「ユリア外伝」などが作られ、人気を博した。

……実はその中で「リュウケン外伝 THE JUDGEMENT DAY」という作品も存在する。
しかしその内容は……詳しくはこの息子という名の使い捨ての外伝をご覧いただきたい。





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最終更新:2024年03月25日 19:14

*1 なおカイオウはこの死角取りの動きを逆手に取った戦術「北斗逆死葬」を編み出している

*2 ただし、北斗の拳6では死兆星が点灯するパターンがありこの場合は勝利濃厚となる