ストリウム光線

登録日:2019/03/02 Sat 17:50:12
更新日:2024/02/18 Sun 13:49:15
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ストリウム光線!!!

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「ストリウム光線」とはウルトラマンタロウの必殺技である。


【概要】

左腕を縦にし、右腕を横に組み合わせるというタロウ独特の構えから放たれる光線。
この構えはLを逆にしたものに見えるが、「T」の文字をモチーフにしているとの説もある。

発射までのプロセスは
  • 「ストリウム光線!!」と叫ぶ(叫ばない場合もある)
  • 右腕を上に挙げ、そこに左手を重ねてスパークさせる。
  • その後両手を腰に持っていき、体を虹色に発光させてエネルギーをチャージする(光らない場合もある)。
  • 両腕を上述の形に組んで発射。
……という昭和ウルトラシリーズでも特に派手なものとなっている。

ちなみに光る描写は(合成の都合か)第23話を最後に見られなくなったが(当時の書籍では「技の上達で光らなくなった」という記述も)、
ウルトラマンメビウス』以降の平成作品ではこれらの描写が復活し、関連技でもその描写が使用されるようになった。

チャージに時間はかかるが、ウルトラ戦士の必殺技の中でも高い威力を持ち、その強さはウルトラマンエースメタリウム光線の2倍、ウルトラマンメビウスのメビュームシュートの数倍とされている。
威力も絶大で、敵の怪獣はたいてい肉片を飛び散らせて木っ端微塵に大爆発している。
また、相手を爆発させずに倒す等、威力の調節や連射も可能。

決め技として多用されたが、『タロウ』本編の敵は「超獣を超える大怪獣」という設定もあり、効かなかったり避けられたこともある。

ウルトラシリーズでは初となる「技名を叫んで放つメイン必殺技」である(メインでなければ、帰ってきたウルトラマンことジャックのウルトラハリケーンが初)。


【派生技&関連技】

ネオストリウム光線(ストリウム光線B型*1
腕をX字に組んで放つ強化版ストリウム光線。
通常のストリウム光線が通じないテンペラー星人を倒した。
本編では上記の1回しか使われなかったが、ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』ではタロウ最強の技として実装されている。
ゲーム作品では拳を握っている事が多いが、本来は平手である。

ストリウム・コピー(カオスロイドT)
タロウのカオスウルトラマンであるカオスロイドTが使用するストリウム光線のコピー版。
性能は全く同じだが、技名を叫ばないという違いがある。

ストリウム光線(ウルトラマンギンガストリウム
ウルトラマンギンガがウルトラ6兄弟の力を受け継いだギンガストリウムもストリウム光線を使用可能。
序盤の決め技として多用された。

ストリウム光線(カラレス)
漫画『ウルトラマンSTORY 0』にてタロウの師匠となったオリジナルウルトラマン「カラレス」も使用する。
握り拳でX字に組んで発動させる。

ストリウム超光波
漫画『ウルトラマン超闘士激伝』でメフィラス大魔王の下で修業を積み、超闘士に覚醒したタロウの得たストリウム光線の最大強化版。

ストリウムフラッシャー
ウルトラマンジードの強化形態「ロイヤルメガマスター」がキングソードにタロウカプセルを用いて発動させる技。
ストリウム光線同様体が虹色に光り、光線と炎を同時発射する。

ストリウムブラスター
タロウの息子であるウルトラマンタイガの必殺技。
チャージから発射まで一連の動作がタロウに似ている。
また、タイガアクセサリーのブレスレットタイプをリードしてから発射することで、ブレスレットに宿ったウルトラマンの力を付与して技を強化することができる。

オーラムストリウム
こちらはタイガの強化形態であるフォトンアースの必殺技。
虹色に光り輝くオーロラを身にまとったタイガが黄金のストリウムブラスターを発射する。


【主な使用相手】

アストロモンス
タロウの記念すべき初戦闘。
超獣オイルドリンカーを飲み込んだアストロモンスをあっさりと木っ端微塵にした。

ライブキング
タロウを圧倒する怪力に苦戦するも、ウルトラフリーザーで同時出現していたコスモリキッド諸共凍らせ、
コスモリキッドは防衛チームZATが倒し、ライブキングはストリウム光線で爆散……
したかに思えたが人知れず再生、再戦では宇宙へ連れて行き、ウルトラの母の「マザー破壊光線」との同時攻撃により完全に粉砕した。

クイントータス
人間の欲望のせいで暴れた怪獣。
一度目の戦いでは甲羅で防がれ、キングトータスの加勢もあって敗北。
二度目の戦いで、タロウはやむなくストリウム光線2発でクイントータスを倒してしまう。
彼女は明らかに被害者なため、それを見た健一少年からも「なんで殺したんだ!」と非難されるも、
親子3体ともウルトラセブンの手によりウルトラの星に連れていかれ復活、平和に暮らしているらしい。

アリンドウ
序盤で放つも効果なし、蟻の怪獣の割に頑丈だった。
その後ウルトラシャワーからのファイヤーダッシュで焼き尽くした。

再生デッパラス
牙で串刺しにされるも、超能力で内臓を動かして致命傷を避け(公式設定)、すぐさま引き抜いてストリウム光線で撃破。
その後、彼の牙で墓標を建てた。

バサラ
ストリウム光線で撃破したかに見えたが、すぐさま復活。
捨て子の恨みを取り込んだ怪獣はそれを供養していた寺を燃やし、息絶えた。

ボルケラー
序盤で放つも、相手の意外な跳躍力で避けられる。
その後胃袋を取り出して引きちぎり、宇宙に投げ捨てるという更にエグい事をした*2

シェルター
序盤で放つも相手の甲羅で防がれる。
最終的には爆薬を仕込んだロケットを口の中にぶつけて爆破。即興で作った割には威力高いな。
もっとも、シェルターが暴れた原因はそもそもタロウ(東光太郎)のせいなのだが。

エンマーゴ
またまた序盤で放つが盾で防がれる。純地球製のはずなのに頑丈である。
その後は首を斬られるが地蔵の力で形勢逆転、ウルトラ念力で逆にエンマーゴの首を飛ばし、再度ストリウム光線で撃破した。

ロードラ
ストリウム光線を自前の光線で相殺される。
ちなみにこれが体を発光させるエフェクトの最後の出番である。

ムカデンダー
空中に放り投げた首を爆砕、コントロール失って落ちてきた体はアトミックパンチで粉砕。

メフィラス星人(2代目)
卑怯もラッキョウもあるものかな卑劣な作戦を立てた星人に対し、アトミックパンチで腹をブチ抜き、ストリウム光線でトドメとややオーバーキル気味に倒した。


テンペラー星人
通常のストリウム光線は通じなかったが、強化版のネオストリウム光線で撃破。
円盤はウルトラ兄弟総出で破壊した。

ゴンゴロス
絵でできたゴンゴロスをウルトラシャワーで濡らし、手でふき取った後、核をストリウム光線で撃破。

ガラキング
序盤で放つも効果なし、最終的には倒さずに逃がした。

サメクジラ
本編最後の相手をあっさりと撃破。だが、親玉のバルキー星人には逃げられる。
そして、ここからがタロウ=光太郎の試練の始まりだった……。

Uキラーザウルス・ネオ
映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』にて20数年ぶりの登場。
Uキラーザウルス・ネオの触手を破壊した。

インペライザー
『メビウス』本編にも客演、メビュームシュートでは傷一つつかなかったインペライザーの上半身を吹き飛ばした。
だが、後に再生しトドメはメビウスに譲った。

ダークルギエル
ギンガが一時戦闘不能になった際、人々の声援によりスパークドールズからタロウが復活。
そのままダークルギエルを押していたが、撃破には至らなかった。

ギルバリス
全宇宙の知的生命体を滅亡させようとする巨大人工頭脳を破壊するべく放たれるが、特殊な装甲には通用せず逃げられてしまった。



意外なことに、バードンムルロアタイラントといった有名な強豪相手にはストリウム光線を使っていない。
彼らに対しては搦め手や仲間との協力、相手の武器を逆利用して勝利している。
特にバードンはタロウが別の相手にストリウム光線を打とうと構えた瞬間に乱入して背後から襲いかかり、既に消耗していたタロウを一気に追い詰めて倒すに至っている。
また、決め技として多用された一方、相手が悪意のない場合には発射しようとして思いとどまったり、第三者から「殺さないで!」と叫ばれて中止するシーンも多々見られた。

ぱちんこ版ではエンマーゴやテンペラー星人の母艦、バルタン星人などへのトドメ演出で使用する他、
エースのメタリウム光線との同時攻撃でアストロモンスをぶち抜いたり、
マン・セブンとの一斉掃射でタイラントに吸収できないほどのダメージを与えて爆砕したりしている。




追記・修正は技名を叫んでからお願いします。

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最終更新:2024年02月18日 13:49

*1 書籍『ウルトラマン白書』より。

*2 胃袋を引きちぎったのは、ボルケラーが人間を丸呑みにしたと思っていた為。