登録日:2019/02/27 Wed 23:44:39
更新日:2023/12/22 Fri 02:44:07
所要時間:約 10 分で読めます
本当にご苦労様でした、ムッシュ・ボルスト。
おかげで今必要とするエネルギーは十分に貯まりました……。
レディース・エーンド・ジェントルメン!
いよいよ私の出番です……この力にひれ伏すがいい!!
モンスライブ!
ゴルザ!
ガンQ!
メルバ!
レイキュバス!
超コッヴ!
超・合・体!!
画像出典:ウルトラマンギンガS(2016年7月15日~9月2日、11月4日~12月23日) 第7話「発動!マグネウェーブ作戦」より
ファイブキングとは、『
ウルトラマンギンガS』に登場する
合体怪獣である。
『ギンガS』本編では第7話「発動! マグネウェーブ作戦」、第8話「朝焼けの死闘」に登場。本編の中ボスを務めた。
●目次
データ
身長:75m(最大)
体重:55,000t(最大)
別名:超合体怪獣
概要
画像出典:劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!(2015年)より
©︎円谷プロ、「劇場版 ウルトラマンギンガS」製作委員会
『
ウルトラマンギンガ』シリーズの世界では、怪獣やウルトラマンたちは「
スパークドールズ」と呼ばれる人形に変えられており、
これを特殊なアイテムで踵に付属した「ライブサイン」をリードすることで、スキャンした人間/宇宙人がその怪獣やウルトラマンに変身する。
これをウルトライブ/ダークライブ/モンスライブ(モンスライブが怪獣のみに変身可能)などと呼ぶ。
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』にて、イカイカ星人こと
イカルス星人が
レッドキング、
ベムスター、
バラバなど6体の怪獣&超獣のスパークドールズを次々ダークライブすることで
タイラントに変身したが、
シリーズ第2期『ウルトラマンギンガS』では、タイラントのパワーに注目した
チブル星人エクセラーが地底聖獣
シェパードンのビクトリウムの高次元エネルギーと彼が選び抜いた強力な怪獣を媒介にすることで誕生した。
使用怪獣
ファイブキングは、その名の通り5体の怪獣の集合体。
そう、かの暴君怪獣 タイラントのようにねえ……。
エクセラーがモンスライブに使った怪獣は、以下の五体。
ファイブキングの名はこれらのスパークドールズを使ったことから由来している。
ボルスト「名前からして強そうだ!」
特徴
平成ウルトラシリーズに登場した合体怪獣(
キングオブモンス除く)がいずれもゲテモノのような姿だったのに比べると、
ファイブキングはタイラントや
グランドキングに似た二足歩行怪獣らしい姿をしている。
ただ、これまでの合体怪獣が各怪獣のパーツが組み合わせたものだったのに対して、各怪獣がそれぞれの部位として融合したようなデザインとなっている。
一見、ゴルザを素体とし、上半身をゴルザの相棒怪獣たるメルバがフードのように覆い被さったような姿だが、右腕はレイキュバスの顔から鋏が生えたもので、左腕はなんとガンQの顔が丸ごと生えている。
下半身は超コッヴの両手が脚部となったものだが、よく見ると超コッヴの顔が小さく腹部に張り付いている。
背部からはメルバの巨大な翼と尻尾が伸びているが、尻尾は言われないと気がつかないレベル。
さらに、背部にはビクトリウムにも似た青い結晶体が背びれのように鋭く一直線状に突き出ている。
五匹の怪獣の顔も施されているのか、鳴き声もそれぞれ素材となった五匹が一度に叫ぶ。
特に特徴的な鳴き声のガンQと超コッヴの鳴き声がやたらと目立つ。若干やかましいとかいわない
能力
部位 |
担当怪獣 |
能力 |
左腕 |
ガンQ |
「ガンQビーム」という光線状の衝撃波動を発射するだけでなく、敵の光線を吸収し倍にして弾き返す能力を持つ。またその気になればオリジナルのガンQ同様、相手を吸収することも可能。但し無の存在であるグリーザは流石に飲み込むことが出来なかった。 |
右腕 |
レイキュバス |
鋏で攻撃、かつ口から冷気と火炎の合成光線を放つ |
腹部 |
超コッヴ |
腹部の超コッヴの顔から無数の破壊光弾を撃ち出す |
背中 |
メルバ |
メルバの翼を広げることで空を飛ぶだけでなく、暗雲状のワームホールを形成し空間を移動する |
頭部 |
ゴルザ+メルバ |
頭部からメルバの「メルバニックレイ」とゴルザの「超音波光線」を発射。 更に2つの能力合体光線「ゴルメルバキャノン」を発射する |
……と、いいとこどりの極みのような力を持つ。
そして上記全ての攻撃を同時に行う必殺技「カタストロフィスパーク」は広範囲を攻撃し周囲を破壊しつくす。
特に、ガンQの吸収能力は「新ウルトラマン列伝」第64回「チブル星人エクセラーのファイブキング超解析(後編)」にてエクセラーが
「トリッキー&ストロングなファイブキングの隠し玉です」と得意げに自慢するほどのもの。
使用する際には
ギンガの強化形態である
ギンガストリウムよろしく
「〇×の力!」と怪獣の名を叫んでいる。
2つの力を使う時にはご丁寧に2体の怪獣の名を叫ぶこともある。
ビクトリウムエネルギーも十分に使っているのか基礎スペックも圧倒的に高く、
ビクトリーはおろか、ギンガストリウムを戦闘不能にまで追いやるほどの強さを見せている。
また、
EXレッドキングに殴られようが
エレキングの電撃を受けようが
キングジョーカスタムのペダニウムランチャーが直撃しようがかすり傷一つ負わない頑強さをも持ち合わせている。
反面、上記のように飛び道具が豊富な為か接近戦は「ギンガS」時はほとんど行わなかった。しかし、「ウルトラ10勇士」や「Z」では積極的に行っていたので元々身体能力の高くないチブル星人が変身していたことが理由のようだ。
本編の活躍
第7話「発動! マグネウェーブ作戦」
ガンQにモンスライブし、シェパードンのビクトリウムエネルギーを吸収する
ガッツ星人ボルスト。
これを阻止せんと特捜チーム・UPGは一条寺友也の提案で「マグネウェーブ作戦」を発動、ガンQの放つ光線と同じ周波の磁力光線をぶつけてビクトリウムエネルギーの吸収を阻止せんと試みた。
アンドロイド・ワンゼロ率いるチブロイド軍団の妨害工作を辛うじて跳ね除けながら作戦は成功。
死闘の末、ガンQはビクトリーに、分身ボルストがモンスライブしたファイヤーゴルザはギンガストリウムに倒されるが、
ボルストはエクセラーの捨て石にすぎなかった。
5体のスパークドールズをモンスライブしファイブキングを召還するエクセラー。
暗雲と雷鳴を轟かせ
ガイアとアグルのごとく土煙を巻き起こし二大ウルトラマンの前に姿を現した。
ほぼ手負いの状態だった二人の
ストリウム光線&ビクトリウムシュートを左手で吸収し、一気に反射して二人を庇うシェパードンを打ちのめす。
怒りに燃えるビクトリーをゴルメルバキャノンで返り討ちにした上に、ギンガストリウムのスパークランスを弾き返した後破壊光弾で滅多打ちにし、戦闘不能に陥れた。
当話ラスト、逆光とスモークを背にし五匹分の雄叫びを上げる様は視聴者に圧倒的な強敵感を刻み付けたことであろう。
第8話「朝焼けの死闘」
ギンガとビクトリーはウルトライブを解除し
ヒカルとショウを逃がして活動停止する。
エクセラーは夜明けまでにビクトリアンに地底世界を明け渡し、ビクトリウムをすべて譲渡することを要求しファイブキングもろとも姿を消す。
UPGは友也の提案を受け、マグネウェーブ装置を使いシェパードンのビクトリウムエネルギーをカラータイマーに照射して復活させようと試みる。
プログラム構築前にエクセラーによって自爆装置を強制的に発動されたワンゼロが立ちはだかる。
だ~れも私の言うことを聞く気がないようなので、思い知らせてやりましょうかねえ!!
ビクトリアンの返答がないのにしびれを切らしたエクセラーもファイブキングにモンスライブ、ハイテンションで約束の時間に満たないまま市街地を蹂躙する。
ワンゼロをショウに任せ、ヒカルは怪獣の力でエクセラーを迎え撃つ。
EXレッドキング、エレキング、キングジョーカスタムへとライブしファイブキングに立ち向かうが幾度も返り討ちにされてしまう。
力の差を見せつけ、「使えんコマばかりだなぁ!」とあざ笑うエクセラーに対し、ヒカルは叫ぶ。
コマじゃない……怪獣は戦えるコマなんかじゃない!
俺達に力を貸してくれる、大切な仲間だ!!
なぁ~かぁ~まぁ~?下らぁ~んっ!!
キングジョーをレイキュバスの爪で締め上げ、エクセラーはゼロ距離からガンQビームを浴びせるのだった。
友也の懸命な作業の末、3時間もかかると言われたエネルギー照射プログラムは1時間で完成。
アリサとゴウキのエネルギー照射によりギンガとビクトリーの
カラータイマーに再び光が宿った。
甦ったスパークドールズを手にヒカルはギンガに、ワンゼロを退けたショウもビクトリーにウルトライブ。
ここに、二大ウルトラマンのリターンマッチが始まった!
どいつもこいつも、忌々しい下等動物め!
くらえぇぇぇぇーっ!!
復活した光の戦士たちに向かい、エクセラーの怒号を受けすべての光線を発射するファイブキング。
これを回避したギンガとビクトリーは大地に立ち、ゴルメルバキャノンをかわし走り出す!
牽制のビクトリウムスラッシュを何度も繰り出すビクトリーだが、左腕のガンQに吸収されてしまう。
ファイブキングがビクトリーに集中している隙を見逃すまいとギンガはギンガスパークランスを構え、背中の結晶体を砕いてギンガストリウムへと変わる!
忌々しい…!虫ケラどもぉぉぉ!!
散れ!!散れ!!散れぇぇぇーっ!!
結晶体ごとプライドを粉々に打ち砕かれ、怒り狂うエクセラー。
先程の余裕が嘘のようにファイブキングがデタラメな攻撃を繰り返すが、その周囲を駆け抜ける二人にはまったく当たらない。
タロウの言葉を受け、ヒカルは
M87光線を繰り出す。
吸収せんと左腕を構えるファイブキングだが、ビクトリーのサドラシザースによるアッパーで弾かれてしまい、ガンQの部位を破壊されてしまう。
続けて右腕を攻撃するビクトリー。しかし
サドラとレイキュバスの爪とでは大きさやパワーに差がありすぎたのか、押し合いに負けあっけなく弾かれてしまう。
怯まずビクトリーはEXレッドキングナックルに変えて反撃、巨大な拳の前ではいかにレイキュバスの爪でも砕けない。
すかさず
スペシウム光線で右腕を破壊するギンガストリウム。
そのままゴルメルバキャノンを受けながらも
エメリウム光線でメルバの頭部を焼き切った。
超コッヴの腹からの破壊光弾をビクトリーのビクトリウムエスぺシャリーですべて相殺した後、ウルトラショットで超コッヴの顔を粉砕。これでファイブキングは丸腰も同然な状態となった。
奇声をあげてとうとう混乱し始めたエクセラーはメルバの両翼を広げ黒雲のワームホールを形成。
撤退し体勢を立て直そうとするが、ビクトリウムシュートと
メタリウム光線で両翼を破壊され、完全に退路を断たれてしまった。
これで最後だ!!
やめろぉ!ぼぼぼ、暴力はやめたまえ!
やめてえええええええ~っ!!
無論、向こうから喧嘩を売ってきた奴の戯言が聞き入れられる道理はない。
必殺のストリウム光線が照射され、直撃を受けたファイブキングはエクセラーの絶叫を残し木っ端微塵に吹っ飛んだ!
かくして戦いは終わり、地球は守られた。
この勝利は、平和を愛するビクトリアンとシェパードンの願いとUPGによる知恵と勇気、そして二人のウルトラマンの友情が団結したことによって得たものに他ならないであろう。
しかし、しぶとく生きていたエクセラーはひとり更なる策謀を張り巡らせていた……。
おのれ、人間ども……!
やはり最高の頭脳を持つ私には、最強の肉体がふさわしい。
ウッフッフッフッフッ……ファーッハッハッハッ……ファーッハッハッハッハアーッ!!
それに呼応する様に、月面には赤黒く光る十字模様が浮かんでいた…。
派生作品での登場
エタルガーの力でファイブキングのエタルダミーが出現。
平成3部作の怪獣の着ぐるみが殆ど現存しないor劣化して撮影に使える状態ではないことと尺の都合もあり、
元の怪獣と交戦した
ティガ・
ダイナ・ガイアの3大ウルトラ戦士が戦う。
最終的にティガ・パワータイプのデラシウム光流、ダイナ・ミラクルタイプのレボリウムウェーブ、ガイア・
スプリーム・ヴァージョンのフォトンストリームの同時攻撃により撃破された。
無茶しやがって…
【トライキング】
実験だ…
KABURAGI Access granted!
超古代怪獣…超古代竜…宇宙戦闘獣…
〔GOLZA〕 〔MELBA〕 〔SUPER C.O.V.〕
キエテ カレカレータ…
T R I K I N G !
画像出典:ウルトラマンZ(2020年6月20日~) 第8話「神秘の力」より
©円谷プロ、「ウルトラマンZ」製作委員会・テレビ東京
身長:75m
体重:45,000t
別名:合体怪獣
ウルトラマンZでは亜種怪獣として「トライキング」が登場。
ゼットライザーに「ゴルザ」「メルバ」「超コッヴ」の怪獣メダルをセットし、スキャンすることで変身する。
両腕がファイヤーゴルザの物になっているのが特徴で、ゴルザのフィジカルにメルバと超コッヴの遠距離攻撃技を駆使する正統派なバトルスタイルが売り。当然合成されていないレイキュバスの鋏や冷気と火炎の合成光線、ガンQのビームや光線吸収能力は使えない。
ゼットライザーは一度に3つのメダルしか読み込めないため、本編でこの怪獣になる人物達は、一度この怪獣に変身した後、ガンQ、レイキュバスのメダルを追加スキャンすることで「ファイブキング」に進化するというプロセスをとっている。
第8話「神秘の光」にて
カブラギ シンヤ(に寄生したメインヴィラン・
セレブロ)がピット星人姉妹を利用して集めた怪獣の細胞から精製した怪獣メダルを用いてウルトラゼットライザーで変身し、一度目の戦闘では
セブンガー・
ウインダムの両方を圧倒して撃退する。
その後変身を解いて、洗脳したピット星人の姉妹からレイキュバス、ガンQの体組織を受け取り怪獣メダルを生成すると再変身して、夜の街に出現、ゼット・
アルファエッジと交戦。互角の戦いを繰り広げるも、ゼットランスアローの猛攻に次第に苦戦に追い込まれていく。
しかし、カブラギが「レイキュバス」「ガンQ」のメダルを追加スキャンしたことで両腕が変形し、ファイブキングへと進化を遂げる。
〔GAN-Q〕 〔REICUBAS〕
キエテ カレカレータ…
F I V E K I N G !
空中から叩き落とされた隙にガンマイリュージョンで出現したティガ・ダイナ・ガイアの幻影から
ゼペリオン光線・
ソルジェント光線・
フォトンストリームの同時攻撃を食らってガンQの吸収能力を使う間もなく頭部と両腕を破壊された上に、
ガンマフリーザーで凍らされたところを小さくなったゼットに体内に入り込まれ、体内からゼスティウム光線を食らって爆散した。
こうでもしなきゃタイマンで戦っていい様な相手じゃないとはいえオーバーキルにも程がある
しょうがねぇな、ちょっと手伝ってやるか……。
HEBIKURA Access granted!
ゴルザさん、メルバさん、超コッヴさん……
〔GOLZA〕 〔MELBA〕 〔SUPER C.O.V.〕
お待たせしました。闇の力、お借りします!!
T R I K I N G !
第15話「
戦士の使命」では奪ったメダルを使ってジャグラーが変身し、
グリーザに苦戦するゼットと
ジードを援護、しかし、光線は逸らされるわ、吸収されるわ、格闘は全ていなされるわと大苦戦した為、即ファイブキングに進化する。
アァッ、無茶苦茶なヤローだ…!
ガンQさん!レイキュバスさん!
〔GAN-Q〕 〔REICUBAS〕
闇の力…もうちょっとお借りするぜぇぇ!!
F I V E K I N G !
ガンQの吸収能力でグリーザを吸い込もうとするも逆にエネルギーを吸われてしまい、全く歯が立たず敗北。
地球の不条理たるガンQもこの世の不条理そのものと言えるグリーザ相手じゃ相手が悪過ぎたということだろうか。
活躍そのものは短かったものの、かつて2人のウルトラ戦士を苦しめたファイブキングが2人のウルトラ戦士と共に戦うと言う中々にインパクトのあるシーンとなった。
そして、嘗て仲間を嘲笑う悪党の生み出した怪獣が仲間を守る為に共闘したという意味では、感慨深い展開である。
更に第22話「それぞれの明日」でも再登場。
セブンガーを払い除けて
ベータスマッシュと交戦する。
ベータスマッシュがゼスティウム光線を放った瞬間
近くにいたキングジョーSCを盾にして防ぎ、ファイブキングへと進化。
音声ミスでダークゼットライザーではなくウルトラゼットライザーの音声になってたのは内緒。
ゼットも
デルタライズクローに
タイプチェンジするが、ベリアロクがボイコットした為に徒手空拳で戦う羽目になる。
ファイブキングは格闘戦に挑むゼットをレイキュバスで羽交い締めにするもあっさり振り解かれ、次々と攻撃をいなされるなど終始圧倒された挙句、ゼットスラッガーとデルタギガリッパーを受けるも、何とかカタストロフィスパークで反撃する。
しかしここでゼットがガンマフューチャーにタイプチェンジ。
そこから出て来たティガ・パワータイプの幻影とダイナ・ストロングタイプの幻影のデラシウム光流・ガルネイトボンバーをガンQの腕で吸収して撃ち返すがバリアに阻まれ、続いて出て来たガイアの幻影のフォトンクラッシャーも吸収しようとするが、吸収中に
フォトンエッジも上乗せされた為に吸収しきれずガンQの腕が破壊される。
その無防備な隙を狙って放たれたギャラクシーバーストを喰らい爆散、ジャグラーは無事であったがファイブキングのメダル一式は落としてしまい、セレブロに回収されてしまった。
戦闘前に元ストレイジの基地にして地球防衛軍日本支部内第一特殊空挺機甲群の基地に潜入して特空機4号・ウルトロイドゼロの完成の為に「D4レイを制御出来るゼットのゼスティウム光線のデータが必要」と言う情報を得ていたので、乱入したのはゼットにゼスティウム光線を撃たせて防衛軍にデータを集めさせるのが目的だったと思われる。
第24話「滅亡への遊戯」ではクリヤマ長官(に寄生したセレブロ)が変身して
ウルトロイドゼロを強奪しようとしたヘビクラを強襲。
ヘビクラが変身する
ゼッパンドンと熾烈な戦いを繰り広げつつ、カラータイマー点滅の状態で乱入して来たデルタライズクローを変身解除に追い込んだが、その隙を突かれてゼッパンドンの尻尾に腹を貫かれ倒れる。
しかしまだ戦闘不能にはなっておらず、ヘビクラがウルトロイドゼロに意識を向けたその隙にハルキにガンQの左腕を突きつけ、ヘビクラにウルトロイドゼロかハルキのどちらを選ぶか脅迫。
ヘビクラがハルキを助ける選択をした為、至近距離でのガンQビームとゼッパンドン撃炎弾の撃ち合いで決着をつける形に。
爆発が起きた末にお互い変身解除する形で引き分けるが、倒れ込むヘビクラの一方でセレブロ側は体を崩しつつも動けており、戦闘不能のハルキからベリアルメダルを奪うことに成功した。
余談
ギンガS前半の総集編ともいえる「
新ウルトラマン列伝」第63回「チブル星人エクセラーのファイブキング超解析(前編)」及び第64回「チブル星人(ry(後編)」にて、ファイブキングを構成する五体の怪獣のスパークドールズを見て興味を持ったボルストがエクセラーに知識を得る為の講義というていで初登場した回での能力や活躍が
エクセラーとボルストの漫才を交えて解説された。
前述の通り前後編なので、前編の終わりではゴルザ、メルバ、レイキュバスの解説が終わった後で
エクセラー側の機械の故障で通信が切れ、続きはまた今度と打ち切られる少々強引なもの。
直後にギンガとビクトリーを思い出し怒りに震えるが、超コッヴと超パズズを圧倒するガイアとアグルのコンビネーションを素直に賞賛するというレアな光景も見れるぞ!
ラストではOPテーマ「英雄の詩(うた)」のサビ部分と共にファイブキングの活躍場面が描かれるが、第7話ラストの逆光場面で曲が終わる瞬間に
「『怪獣』の詩になってる!」というツッコミがあったとか……。
上記の新列伝の特集や「ウルクロZ」でギンガやZとこの怪獣の対決から各パーツの怪獣やダイナ、ガイアの紹介を行っている点から分かるようにパーツ元になった怪獣やエピソードを自然に再編集特集や再放送で紹介しやすいという連動性も前提に入れた怪獣であり、着ぐるみ的にも1体でティガ、ダイナ、ガイア関連の3人の因縁の相手を任せられるという点から予算的にも非常に優れている。こうした背景もあり「ギンガS初出の怪獣なのに平成三部作の代表怪獣として扱われる」という奇妙な立ち位置と化している。
ファイブキングのソフビは、『ギンガS』放送当時のウルトラ怪獣500より大きいウルトラ怪獣DXとして発売された。
当時のソフビにはギンガスパーク、ビクトリーランスでリードできるライブサインが足の裏についているのだが、ファイブキングのものには素材となった5体分のライブサインがついているため、ソフビが全種類なくてもモンスライブ遊びが出来る仕様となっている。
トライキングはファイブキングがウルトラマンZに登場するにあたっての完全な後付け。
吹原氏と共同でZのシリーズ構成を担っていた
田口清隆監督が登場させる怪獣を考える話し合いを行った際に、
ウルトラゼットライザーとメダルの仕様を聞いた
坂本浩一監督が「ファイブキングを3と2に分けて合わせる形で登場させられないか」と提案。
造形スタッフに相談したところスーツの両手を改造する形でいけそうとの回答があり、完成映像のようなトライキングが誕生することとなった。
ウルトラ怪獣モンスターファームでも実装。
隠し怪獣の中でも最難関の解放条件を誇り、ゴルザ、メルバ、レイキュバス、ガンQ、超コッヴの五体の怪獣でSランクに到達する必要がある。
これだけなら慣れたブリーダーならそう問題はなく見えるが、メルバと超コッヴは隠し怪獣。
特に超コッヴが問題で、解放条件が難関な上に完全に運に左右される。人によってはいつまで経っても解放できないこともある。
その後に招待されるカタストロフ杯で優勝すれば見事解禁。苦労はひとしおだがそれに見合う価値はある。
力がA、賢さがD、それ以外はCというかなり育てやすい適性を持つ。
派生種はムジカファイブキング。体色の赤の部分が金色に変わっており、めちゃかっこいい。他には、下半身は黒、胴体部は白が基調。
「ムジカ」とあるように音楽モチーフであり、羽には音符があり、ガンQの瞳がディスク上になっている。
特徴は超必殺技の威力アップ。基本的に強力な技が更にブーストされる。
追記・修正は5つの鳴き声を同時に発せる人がお願いします。
- ぶっちゃけガンQが戦力とインパクトの5~6割くらい占めてるよな -- 名無しさん (2019-02-28 09:29:15)
- ↑そんなこと言ったらタイラントのほとんどはベムスターだろ -- 名無しさん (2019-02-28 10:59:20)
- タロウ当時のタイラントはベムスターとバラバが一番目立っていたのは否定できない……ただ口から吐く炎はキングクラブらしいからイメージの問題か -- 名無しさん (2019-02-28 14:35:09)
- ↑3ギンガのランスすら抑え込む力はゴルザもあると思う。 -- 名無しさん (2019-02-28 20:32:49)
- エタルダミーはレイキュバスぐらいしかTDG苦戦してないし実はギンガ・ビクトリーのやつとして出てきた説 -- 名無しさん (2019-02-28 22:36:59)
- ↑乗り越えたとはいえ、ガンQは我夢のトラウマ案件だったとは思うよ -- 名無しさん (2019-02-28 22:40:04)
- こいつのせいでキメラベロスの声がウルトラ怪獣屈指のやかましさになってるよな -- 名無しさん (2019-02-28 22:48:41)
- ガイアスプリーム「さすがにコイツを投げてはいけない気がしたから蹴るだけにしておいた」 -- 名無しさん (2019-03-01 16:06:25)
- ↑4ゴルメルは危うく踏み潰されかけたし知名度的にも妥当.コッヴは知らん -- 名無しさん (2019-05-16 22:07:03)
- もう一度こいつ出てくれないかな・・・ -- 名無しさん (2019-09-23 00:02:15)
- 実は素材になってる怪獣は全員大怪獣バトルに参戦経験があるっていう共通点があるんだよな。それはそうと、ウルバトにも参戦するらしい -- 名無しさん (2019-09-23 05:57:35)
- 久しぶりに参戦決定おめ -- 名無しさん (2020-08-03 08:37:39)
- フォトンストリームは流石に吸収出来なかったわ -- 名無しさん (2020-08-08 10:34:32)
- 平成3部作のタイラントと言われつつも登場したのは10数年後。ファイヤーゴルザをベースにメルバの兜に翼のマント、レイキュバスのハサミの剣、ガンQの盾、超コッヴの鎌を足にして甲冑の鉄靴に見立てるなど西洋の騎士っぽいデザインが良い。 -- 名無しさん (2020-09-04 11:46:12)
- ラスボスに限りなく近い中ボスといった印象。おかげで出てくるたびにひどい目にあってボコられるという…素体扱いのキメラべロスすら全フォルムと闘う羽目に。立ち位置はタイラントというよりグランドキングに近い気がする -- 名無しさん (2020-09-04 23:19:07)
- ジャグジャグの変身とはいえ、ウルトラマンと共闘することになるとは -- 名無しさん (2020-10-03 10:00:28)
- コッヴに関しては元々悪い怪獣じゃなかったんだし、ガイアも喜んでるだろうな -- 名無しさん (2020-10-03 15:49:11)
- ↑3グランドキングは初登場作品ではラスボスだったけどな タイラントも中ボス的な役回りが多いし -- 名無しさん (2020-10-09 19:55:30)
- 福島県須賀川市で行われた「ウルトラファミリー大集合2015」では劇場版同様、ティガ・ガイアの二大ウルトラ戦士と戦う。ダイナはハイパーゼットンと戦う。 -- 名無しさん (2020-10-10 17:14:17)
- 知能だけのしょっぱい肉体のチブル星人、乗っ取ってるとは言え素体が地球人のセレブロが使うよりはジャグさんが使う方が戦闘力格段に増してるはずだが…流石にグリーザ相手じゃ分が悪すぎるな。やっぱりひどい目にしか合わない… -- 名無しさん (2020-10-11 02:09:18)
- グリーザには負けちゃったけどガンQの吸収能力で少しでも足止めできただけやっぱり強かったんだな、いやガンQの吸収能力が思いの外優秀とも言えるか -- 名無しさん (2020-10-12 05:08:46)
- ↑初代のガンQはガイアを飲み込んだくらいだからな その時も内部から破壊されたけど -- 名無しさん (2020-10-24 11:51:30)
- デルタライズクローにボコられ、ガンマフューチャーにガンQを破壊された上にニュージェネ技でやられる…ギンガs の強敵の面影は何処へ? -- 名無しさん (2020-11-29 07:42:53)
- ↑翼も出してなかったし「ゼスティウム光線を撃たせる」って目的は達成してたから本気の全力ではなかったんでしょ -- 名無しさん (2020-12-02 21:17:39)
- ↑2一応Zの最強形態に明らかなチート形態相手じゃ仕方ないだろう… -- 名無しさん (2020-12-04 21:12:06)
- ↑3最初に戦った時よりもZが成長して強くなったってだけの話 -- 名無しさん (2020-12-04 21:16:00)
- Zではメタ的な事情で出番も少ないが、ギンガSと比べて大活躍 -- 名無しさん (2020-12-05 15:32:05)
- 描写はないけどクリヤマ長官のアクセスカードもあって、セレブロ長官「超古代怪獣、超古代竜、宇宙戦闘獣、宇宙海獣、奇獣・・・キエテ・カレカレータ!」とかあったのだろう。 -- 名無しさん (2020-12-19 11:44:49)
- 隊長がガンQさんでグリーザを吸収しようとした時の動きが最終回のハルキが乗るキングジョーのペダニウムハンマーに受け継がれてるシーンめっちゃかっこいい -- 名無しさん (2021-03-10 23:46:03)
- 出番が多くて過酷な使われ方してるかもしれないけど、着ぐるみあとどれくらい -- 名無しさん (2021-03-10 23:57:25)
- ↑誤爆、着ぐるみあとどれくらい持つのかな -- 名無しさん (2021-03-10 23:57:58)
- ↑4本当に小倉さんにやってほしかったなあ -- 名無しさん (2021-03-16 20:31:08)
- 新作もティガが関わるとされるが、ファイブキングも出るなら更なる強化形態にしてほしい -- 名無しさん (2021-04-09 17:42:46)
- ファイブマンのロボかと思ったら全然違った -- 名無しさん (2021-06-01 21:46:56)
- エクセラー戦を最初見た時は「サーガのバット星人といいなんでこうやたら強い怪獣作れるゲスな悪党は自力での戦いはヘッタクソなのか」と思ってた。二回目見た時は「常に片方が死角に回るよう位置取りを決めるヒカルとショウの連携が上手すぎる。二人共に同じ方向から飛んでくる最初の対空砲火で仕留められなかった時点でもう勝敗決まってた」と気付かされた -- 名無しさん (2021-06-01 23:24:04)
- 派生怪獣が出るたびにどんどん弱体化されていくパターンはめずらしいな。最初は5,次が3,その次が2 -- 名無しさん (2021-07-03 22:14:45)
- ゴルバーはツインキングって感じか -- 名無しさん (2021-07-10 20:50:53)
- つまり次回作にはシングルキングが出ると言う事か(違う) -- 名無しさん (2021-07-10 21:50:34)
- トリガーでもファイブキングが出てくれるといいな。再生または別個体のゴルバーにカルミラ達が使役する超コッヴ達の力や怨念が宿って超進化って流れを予想する -- 名無しさん (2021-07-10 22:50:53)
- クワトロキングを作るとしたら誰がハブられるんだろうか -- 名無しさん (2021-07-10 23:04:08)
- ↑2 背中のビクトリウム鉱石がまた気になるところだが、そこはスフィアの結晶化とかにしてほしい。あと破滅招来体の怨念もおまけで。 -- 名無しさん (2021-07-10 23:26:03)
- ↑それにベリアル因子加えたらキメラベロスの出来上がりってか? -- 名無しさん (2021-07-16 20:12:43)
- ↑3 3作合同を崩さずに1つ外すならメルバの羽か左手のガンQかな。レイキュバスの鋏を外しても見た目の違和感は少なそうだけど。 -- 名無しさん (2021-07-16 20:28:42)
- ファイブキングに関してはセレブロが飛び抜けて使い方下手だな、素材の怪獣に興味ないからなのか個々の能力を活かせてないって感じ。反省したのかジャグラーの戦い方を見てたのか二戦目はかなり改善してたけど。 -- 名無しさん (2023-12-22 02:44:07)
最終更新:2023年12月22日 02:44