偽りの名 イーサン

登録日:2012/04/05 Thu 22:49:54
更新日:2023/11/16 Thu 19:08:52
所要時間:約 7 分で読めます






ハンターも、エイリアンも、我らにとってはただのゴミと同じだ…。

――偽りの名(コードネーム) イーサン



《偽りの名 イーサン》とはTCG『デュエル・マスターズ』に登場するクリーチャーである。


概要

偽りの名(コードネーム) イーサンㅤR /文明 (7)
クリーチャー:アンノウン 7500
ブロッカー
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。
TT−バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それらをすべて破壊する。
W・ブレイカー
DMX-06 「大乱闘!ヒーローズ・ビクトリー・パック 燃えるド根性大作戦」に収録された2体目のアンノウン

元ネタは『ミッション:インポッシブル』で有名な「イーサン・ハント」と思われる。


まず上記のフレーバーテキストを見てほしい。なんとこのクリーチャー、エピソード1の主役であるハンター、エイリアンをどちらもゴミと言い捨てているのだ。

これだけでもこのクリーチャーの格の違いが分るであろう。ここからはイーサンさんと呼ぶことを奨励する。

それではイーサンさんの能力だが、なんとTT能力で《アポカリプス・デイ》を放つことができるのである。

《アポカリプス・デイ》と言えば、デュエル・マスターズ版の《神の怒り》として有名なカードである。つまり、イーサンさんは神と同義であると言える。

その神の力の前では、ハンターやエイリアン共など正にフレーバーテキスト通り、ゴミのように消し飛んでしまうのだ。


いや、イーサンさんを《アポカリプス・デイ》と同等とするのも失礼であろう。なにしろイーサンさんはもはやアポカリプス・デイを越えていると言えるのだ。


まず、このカードはクリーチャーである。それがどうしたと言っている君は甘い、甘すぎる。現環境に置いて、クリーチャーであることはそれだけで利点である。

例えば《アポカリプス・デイ》の場合、《光神龍スペル・デル・フィン》や《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》がいればもうただの紙キレと化してしまう。
さらにE1環境を蹂躙している《ヴォルグ・サンダー》でも喰らえば、なすすべもなくデッキ崩壊を引き起こしてしまう。

それに対し、イーサンさんであれば上記のクリーチャー達があろうと全く関係なく能力を発動できる。
さらにヴォルグを喰らったとしても、その身を呈してデッキ崩壊を防いでくれるのだ。男らしい、男らしすぎる、イーサンさん!

またアポカリプス・デイの場合、クリーチャーが6体以上いなければ発動しないと、少々厳しいところがある。

だが、イーサンさんの場合自身がクリーチャーのため、もうすでにクリーチャー1体分はカウントされている。そのため実質5体いれば発動できるのだ。

そのため、相手はイーサンさんがいるだけでうかつにクリーチャーを呼び出せなくなってしまうのだ。これが、かの夫婦ロックに勝るとも劣らないと言われるイーサンロックである。


加えてイーサンさんはただのクリーチャーではない。パワー7500のブロッカーなのである。
7500と言えば、E1トップメタだとか騒がれている《サイバー・N・ワールド》や《ボルバルザーク・エクス》、《超電磁コスモ・セブΛ(ラムダ)》と言った輩を軽々と打ち取れる。

それでは数で!等と言う輩に対しては上記の神の力により、ゴミのようにそいつらを一掃してしまうのだ。

さらにこのカードはブロッカー。そのため《ヘブンズ・ゲート》を使えば、6コストでイーサンさんを2体呼び出すことができるのだ。
これほどのクリーチャーが2体も並ばれると、もはや相手は両手を挙げて降参するしかないであろう。

おまけに宝富は何をトチ狂ったのか、イーサンさん自体《アポカリプス・デイ》から1コストしか上がらないコスト7。そのため上記トップメタどもに展開速度でも張り合えるのだ。

これらの点から見ても、もはやイーサンさんは《アポカリプス・デイ》の完全上位互換と言えるのである。

そして、このイーサンさんを最大限に活用したデッキが、俗に言うイーサンコントロールである。
聞くところによると、とある地方大会で無双したとか。当然、イーサンさんであれば現環境をイーサンマスターズにすることなど造作もないことである。

だが、そう自重しないことで環境を荒らした赤緑の龍青の歌姫らと異なり、イーサンさんは自らを抑え、色々なデッキが大会で活躍できるようにしてくださっているのだ。


大体上記の自重しなかった者どもは、活躍した後、勝手に温泉旅行へ行ってしまっている。
本人たちは活躍できたから良いかもしれないが、彼らを選び、大金をはたいて活躍させてくれたデュエリストの方々からすれば裏切りもいいところである。
そんな中、イーサンさんは自身を選んでくれたデュエリストを裏切らないようわざと活躍を控えめにし、我々が末永く楽しめるようにしてくださっているのである。

これほどのカードパワーを持つイーサンさんなので、当然シングル価格は諭吉1,2枚分は下らないはずである。

しかし、イーサンさんはそうなることでデュエマが札束ゲーにならないよう、わざと自分から価格を安く抑え、多くの初心者デュエリスト達も楽しくデュエルできるようにしてくださっているのだ。

なお、一部イーサンさんをザコカードだとか言っている輩がいるが、彼らは自ら自身の力不足を露呈していることに気づかないのであろうか?

いや、言うまい。きっと彼らも分かってはいるのだ。だが、人気者には常にアンチがつきもの。イーサンさんほどであれば嫉妬に狂うものがいてもおかしくない。

だが懐の広いイーサンさんのことである。きっと笑って許してくださるであろう。


それにしてもこれほどの優良カードをレアに設定するとは宝富の考えは理解に苦しむ。ボルバルザークからの反省点を全く生かしていない。

もしもこれほどの能力を持ったのがイーサンさんでなければ、間違いなくデュエマに終焉が訪れていたであろう。

つまり、現在でも我々が楽しくデュエルできるのは、イーサンさんのおかげと言って過言でないのである。



今日も楽しくデュエルできることをイーサンさんに感謝し、追記・修正お願いします。






天国の門よ
開け







































真実

さて、本題に入りましょうか。

正直なところを言いますと、ぶっちゃけこのカードは扱いづらい。と言うのも、
  • 1、起動が遅い
普通に召喚して効果を使えるのは次の自分のターン、それまではただのブロッカー。
相手のクリーチャーの量が多い時に出しても、効果発動までプレイヤーの命が保たない。

だからと言って相手のクリーチャーの量が少ない時に出せば、今度は能力が使えない。

  • 2、ブロッカーである
除去耐性のないブロッカーを除去するのは非常にリーズナブル。

そのため非常に除去されやすく、一つ目の問題点とあわせて場持ちが悪すぎる。


という問題点があるのだ。そのためどちらかと言えばこのカード、残念スペックとして扱われている。

そもそも《アポカリプス・デイ》自体、その扱いにくさからあまり使われるカードではないため、それを能力にしたところで正直微妙にならざるを得ないのである。

とはいえ「起動が遅い」と言うのはデメリットだけでないのも事実。と言うのもTTの為、起動するのにコストを払う必要がない。
そのため、《アポカリプス・デイ》の場合は同時に使うことが難しい各種「クリーチャー破壊に応じてアドバンテージを稼ぐカード」とのコンボを狙うことができる。

また《フラッシュ・アーマー》など、自身のクリーチャーを不死身にするカードと組み合わせれば、相手のみを一掃することができる。

上記のように、使い方次第では結構使えるカードとなる。構築は難しくなるが、愛の力でぜひとも活躍させてほしい。

その尊大なフレーバーテキストと実際の残念スペックのギャップ等から、非常に人気の高いカードであり、デュエマの掲示版ではもはやアイドル扱いである。


とか言ってたら、次弾エピソード2にてイーサンさんのコストを下げつつ、スピードアタッカーにしてくれる《メッサダンジリ・ドラゴン》という最高のパートナーが出現した。

コラボ

スレタイになるほどの人気を受けてか、「 ブラック・ボックス・パック」にて偉大なる先輩方と共にコラボカードとして再録。
その際のイラストは・・・

どっからつっこめばいいものやら…。

デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-17「ライジング・アライズ -希望の王女-」にて収録。
上述したような独特な微妙スペックに修正は行われず、レアリティをアンコモンに降格させるという扱いをされた。

デュエプレのイーサンは性能面は盛られなかったが、背景ストーリーでの設定はかなり盛られた。
TCG版における背景ストーリーでの活躍は一切不明だったが、こちらでは「地均しのアンノウン」という二つ名を持っていたことが判明。
パンドラ・スペースの全クリーチャーを破壊するというかなり壮大な作戦を練っていたが、アクア三兄弟の必殺フォーメーション「ジェット・カスケード・アタック」によって阻止された。
ちなみに、イーサンの破壊作戦について言及しているフレーバーテキストが掲載されているカードは《無限王ハカイ・デストロイヤー》である。



追記も、修正も、我らにとってはただのゴミと同じだ…。

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最終更新:2023年11月16日 19:08