北村元康

登録日:2019/02/21 Thu 00:19:42
更新日:2023/10/31 Tue 17:45:43
所要時間:約 7 分で読めます





未来からあなたに恩を返しに来ました。お義父さん。


出典:盾の勇者の成り上がり、3話「災厄の波」、キネマシトラス、盾の勇者の製作委員会、
2019年1月9日~6月26日まで放送、©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

概要

『北村元康』とは『盾の勇者の成り上がり』の主要人物であり、の勇者。
および外伝作品『槍の勇者のやり直し』『真・槍の勇者のやり直し』の主人公。

CV:高橋信

ギャルゲー的な世界の日本から召喚されてきた青年。21歳の大学生。

四聖勇者の中では天木錬と双璧を成すほどのイケメンであり、本作の登場人物の中でもトップクラスの美形。
足も平均よりも長め。

性格は仲間想いで正義感が強い熱血漢。
思い込んだら一直線なところがあり、そうなると都合の悪い事実からは全力で目を背け、周りの声には耳を傾けようとせず、
それすら出来なくなったら事実を脳内で捻じ曲げ自分を無理矢理納得させるという召喚される前から今日に至る迄まったく治っていない悪癖がある。
大の女好きでもあり、上記の性格もあって女の子の頼みは基本的に断らないし、召喚前のトラウマもあり女の言葉を疑うという事もせず鵜呑みにしてしまう。

アニメ版では原作から結構なキャラクターの性格に改変が行われているが、主役以外ではかなり顕著に改変を受けているキャラクターの一人。



本編の行動だけで見れば勇者の中で一番のアホなのだが、「頭が悪いのか」と言われれば否である。
元居た世界では授業を受けていれば80点以上はキープしていたし、授業を受けれなかった時も赤点はおろか平均点以下になったこともなかった。
そして通っている大学も東大より少し下の一流大学と、実は四聖勇者のなかで一番頭がいいのは何を隠そう元康なのだ。
しかし、本編の彼は基本マルティオルトクレイ王に騙されているし、考えるより先に行動しているので頭の良さをまるで発揮できていない。
あくまで一般教養が優れているだけに過ぎないともいえる。
一応、尚文の憤怒の盾の近接カウンターを一度で見抜いて遠距離攻撃に切り替える、
カウンターを意図的に発動させるために無断で投げ飛ばされた後にすぐに意図を察して攻撃しつつカウンターも回避など頭の回転自体は悪くない面も見せ、
後には自分で魔法を作ったり、特殊な植物を再現するなど、研究面でも成果を出してはいる。

その他ギャルゲーの主人公らしく基礎スペックは高く、元いた世界では女の子と仲良くなる為にトーク力、
ファッションセンス、裁縫、演奏、料理、日曜大工など様々な技能を高いレベルで身につけていた。
裁縫技術に関してはフィロリアルの為の服作りなどで召喚後も磨かれ続けており、書籍版では裁縫道具の勇者にライバル視される程。馬車を手作りしたりもする。
しかし料理に関しては尚文に比べると足下に及ばないレベルのため、今一つ目立たない。
それに関しては香辛料を多用しがちなところが問題だと尚文から指摘されている。
また、ヴィッチにはお気に召さない様子。

女の子大好きな彼であるが別に男が嫌いという訳ではなく、元居た世界では女装好きな男と行為をしたこともあるバイなのだ。
そのため外伝では「岩谷尚文の処女をライバルに奪われるくらいなら、いっそ自分が奪うか」と行動してしまうほど。
本人曰く「穴があればなんでもいい」らしく、自他ともに認める『直結厨』。
しかも作者曰くエロスしたら馬並み。


元居た世界では幼い頃から各地を転々と引っ越して育ったため、各地に元康を起こしに来てくれる幼なじみがいる。

大学進学を機にそれら幼なじみや恋仲たちに男を磨くと見送られて上京、一人暮らしを始める。
そこでもモテモテで沢山の女友達と仲良く遊ぶが、ある時箱入りのお嬢様と知り合い、元康に好意を抱いた女がそれに嫉妬し、その女の友達がお嬢様をいじめるという騒動が起きた。
それを解決させ女とお嬢様を仲良くさせようとしたがその事件を機に二人の元康への好意が、今まで元康が経験したことがないほどに高まってしまう。
元康の自宅前で大喧嘩していた2人から交際を迫られるものの、当時誰かと1人と付き合うことを考えたくなかった元康は二人とも振る。
しかし好意が既にヤンデレの域に達していた2人に「あなたを殺して私も死ぬ」の競い合いで刺殺され、異世界に召喚されることになったのである。
なおこの2人は作者によると元康が好きだった地元の女たちに私刑されたという。
逆に言えばあの世で元康を独占すると言いつつ2人とも死ななかったという事でもあるが……。


異世界に来た元康は上記の経緯のため、今回こそ「仲のいいハーレム」を作る事、
そして「女に刺されたのは自分が彼女たちを信じられなかったから」だと考え、「最後まで女を信じる事」を信条にしている。


そんな訳でマルティ(以下ヴィッチ)の大嘘を鵜呑みにして完全に信じきってしまい、
尚文を強姦魔として糾弾したり、持ち前の正義感をヴィッチに煽られて尚文の奴隷所持を咎める、
樹と錬を尚文が殺したと騙されて仇を討とうとするなど、勇者の中で最も尚文と敵対させられてしまう。

このため、ヴィッチを信じたいあまりに、教皇が全ての悪事をバラした時も尚文に休戦と力を貸して欲しいことを頼んだ際、
自分が虫がいいことを頼んでいることを認めてもハッキリ謝罪が出来ず、ヴィッチの悪事が明るみに出た後も彼女を信じようとして、無罪の証拠を探そうとしたり、
莫大な借金の返済の手伝い、罰として四聖の元で協力するのも全て引き受け、尚文が悪いという態度を変えられなかった。
しかし、改心した(壊れた)後、彼は今までの行為を深く反省しており「槍の勇者のやり直し」では当時の自分を殺してやりたいと言うほどであった。

一方で、ヴィッチの前では敵対姿勢を見せるものの、実際は尚文がそんな悪い奴ではないことはわかっている節があり、
温泉では尚文のラフタリアからの恋心に全く気づいていない鈍感っぷりにラフタリアが可哀想と呆れたり、尚文にも一緒に覗きをしようと誘ったり、
カナヅチを認めない錬を尚文と一緒に海に落としたり、波に協力して挑み、尚文に呼びかけられたら作戦があるのかと素直に寄ってきたり、
トラウマから自分では世話を出来ないリーシアを尚文に託し(押し付け)たりもしている。

また、元康の大きな欠点として「思考停止」癖があり、明らかな矛盾と遭遇すると、考えるのを止めて信じたい方向に傾いてしまうというものがある。
尚文を敵視するヴィッチの前で彼女には同調するが、他の場面ではそうでもないのもそういうことであろう。
この面については上述の「悪癖」と併せ、妄信の対象がヴィッチからフィーロ(と尚文)にすげ替わった後もまるで治っておらず、
敬愛する尚文とフィロリアルで板挟みになった結果オーバーヒートしてフリーズし、しばらく気絶してしまったこともある。


そんな彼もこの世界の事は『エメラルドオンライン』というオンラインゲームだと思っている。
そのため効率よくレベル上げするために適応レベルの個所に行っては魔物を狩りまくったため生態系を破壊してしまった。
またとある村の飢饉を救うため、ゲームの知識通り封印されていた植物の種を取ってきてあげたが、その種が暴走し無限増殖して村を困らせると言った結果になった。
この種の暴走は外伝まで元康は知ることがなかった。

実は天使萌えで、尚文が連れていたフィロリアル・フィーロの人型の姿(元康曰く「天使の姿」)が好み。
なんでもかつてプレイしたゲーム『魔界大地』のフレオンというキャラに瓜二つだとか。
しかし、フィーロがフィロリアルだった頃に「ダサい」「ブサイク」「デブ鳥」などと言いまくってしまったため、フィーロからは嫌われている。
一方で上記の死亡経緯からヤンデレが非常に苦手。
それはフィーロであっても例外ではなく、詳しい経緯は不明だが、真槍のとあるループでフィーロをヤンデレ化させてしまってからはトラウマで怯えるようになってしまった。


そして中盤、尚文以外の勇者はゲーム知識頼りに素材が上手くそんなに強くない『霊亀』を復活させに行く。これが黒幕の罠だと気付かずに。
まぁ、ボコボコにされたうえ自分達のせいで周りに大被害、そのうえ元康が信じていたヴィッチとその友人、エレナの3人の女どもは負けた元康を呆気なく裏切った。
ヴィッチに至っては錬に取り入る際、デタラメの悪評を吹き込んでいる。このとき錬は元康の話を全く聞こうとせず、ヴィッチの話だけ鵜呑みにしている。
これはそれまで自分自身が尚文にしてきたことと全く同じであるため、ある意味因果応報だったとも言える。

信じていた女たちに裏切られて絶望していた元康はフィーロに慰めてもらった事で、真実の愛に目覚めた『愛の狩人』になった。なってしまった。
以後はフィーロとフィロリアルが大好きで、女の事が大嫌いな今までとは正反対な人物に。簡単に言えば壊れてしまった。
これ以降フィーロからますます気持ち悪がられ、生理的なレベルで嫌われるように。
今まで敵意を向けていた尚文の事を『お義父さん』と呼び慕うようになり*2、フィロリアルの天敵であるドラゴンやグリフィンを毛嫌いするようになる。
しかし話をまともに聞かないところは相変わらずで、自分の育てたフィロリアルと共に峠で走り屋行為を行うなど好き勝手に行動していたが、
フィーロの説得(というか尚文の言葉を代弁させた)により、ある程度はいう事を聞くようになった。
それでも指示を曲解して暴走したりするなど問題行動が全くなくなったわけではないのだが。
また、上記のフィーロとの約束も完璧に守られているとは言い難く*3、特に最後の「世界が平和になるまでフィーロに付きまとわないで!」に関しては全く守られていない。
漫画版のやり直しのオマケ漫画での様子を考えると、最後のセリフは元康の都合のいいように改竄されているのかもしれない……。

脳……というか心にも大きな障害が残り、女性は記憶も含め全て豚にしか見えず、声も「ブー」としか聞こえず意思疎通ができなくなってしまう。
日本で豚に関して嫌な思い出でもあったのだろうか?
過去に女性とセックスした記憶もこの元康には豚と犯ったおぞましい記憶でしかなく、思い出すたびに吐き気を感じている。
今では記憶の中の姿も豚の姿でしか思い出せず、言葉も豚の鳴き声のまま。
ただどういう内容を話したかという評価の形でなら会話内容を思い出せるため、意外と不都合はない。
一応例外があり、まずフィロリアル・クイーンの天使形態や女性の獣人は女性と認識できるし声も聞こえる。
後に尚文からメルティがフィーロの婚約者と吹き込まれてからはフィーロの関係者の女性も普通に認識できるようになった。
人間だけでなく亜人も豚にしか見えないが、獣人の場合は会話が可能で、亜人が技能で獣人化した場合も同様である。
また、普通の人間の場合は着ぐるみを着た状態だと会話が可能な状態になるケースがある。
ただ元康はそれを豚化の呪いが解けて獣人に戻れたと認識している。

フィロリアル大好きになった彼は機会と金さえあればフィロリアルの卵を購入し育てている。
ちなみに最初に入手したフィロリアルは、城下町でフィーロに蹴っ飛ばされた直後にヴィッチがとある筋から強奪してきた血統の良い『フレオン』という雌の個体。
しかし急成長に体がついてこれず死んでしまい、当時の元康は尚文に騙されたと感じ余計に敵対することになる。
……なおフレオンはヴィッチが毒殺していたのが真相だったが。


あと途中から「~ですぞ」が口癖になったが、作者曰く書いていたら唐突に付け加えてしまっていたらしい。

作者曰く本編開始時の常識度は樹と同程度にはあったが、後半にもなると剣>盾>弓>>>>>槍になってしまう。


キャラの元ネタにはギャルゲー・エロゲー主人公が三人おり、うち二人がループ経験者。
そして残りの一人こそがあのNice boat.で有名な『School Days』の主人公・伊藤誠である。(死因が二股によるドロドロ、男もイケる)
壊れてからの元康にはさらに二人モデルが追加しているらしいが、誰かは不明。


槍の勇者の仲間たち

彼のパーティは元康をリーダーにし、ヴィッチと途中加入したヴィッチの友人、エレナのハーレムパーティ。
同時にやたらと入れ替わりが激しく、このパーティに落ち着くまで多くの仲間がパーティを辞めた。
冒険当初は男性もいたのだが、いつの間にかいなくなっていた。
そのため尚文には元康が両手に花をしたいから追い出したと思われているが、実は元康自身、何故男がいなくなったのか知らない。
どころかゲームでならよくある事だと気にも留めなかった。

初期の頃からの仲間。そして全ての元凶。
上記の入れ替わりの激しい理由はヴィッチが仲間を陰でいじめて追い出していたから。
裏切られて壊れた後の元康からは主に赤豚と呼ばれる。
詳しくは個別項目を参照。

  • 取り巻きの女
ヴィッチの友人で貴族の出身。ぶっちゃけモブ。名前は恐らくレスティでエレナより後にパーティに入った。
ヴィッチとグルになってパーティへの中途加入メンバーを追い出していた。
漫画版では付与効果なんぞまるで見込めなさそうな毛皮のショールを羽織り、装飾だけは無駄に華美なロッドを持つという成金趣味スタイルが笑いを誘い、
アニメで彼女に相当する「魔導士(声:市ノ瀬加那)」は、中途半端なコスプレ感が凄まじい。

web版で女王が尚文への冤罪を認めようとしないヴィッチに対し、ヴィッチの「酔った尚文に関係を強要された」と証言したが尚文は特異体質で一切酔わないため、
ルコルの実(大きな水樽に一粒混ぜてやっと飲める酒の元。生食などしようものなら急性アル中で最悪死に至る)を、
そのまま食べても平気でありその場で尚文に半分食べさせた実をヴィッチに食べさせ、治療院送りにして嘘を証明させている。
恐らく罰も含まれている。
このときエレナだけでなくヴィッチと気が合うはずの取り巻き女も笑いをかみ殺していたため所詮は上っ面だけの交友だったようである。
その末路について、web版ではクーデターの際に捕縛されフォーブレイの豚王の元に送られたと、モブはモブらしく地の文でぞんざいに語られたのみ。
書籍版では波の尖兵「今週の敵」の取り巻きとなって尚文たちの前に姿を現す…が、「突然スポットを当てられたモブは死を覚悟しろ」の例えもある通り、
調子に乗ってたら尚文と魔竜の連携に灰も残さず焼き尽くされ、魂も魔竜に美味しくいただかれた。

  • エレナ
両親の指示で勇者パーティに入ることになった仲間。本性はやる気のない怠け者。
元康のパーティを選んだのは、「基本的に応援してればいいので楽」という理由。
ヴィッチが自分の立場を脅かす相手を陰で追い出していることに気付いており、機嫌を損ねないように猫かぶっている。
そのため、パーティを追い出されることはなかった。
霊亀の一件後に一度裏切られている為、『槍の勇者のやり直し』以降の元康からは信用されておらず、素の怠惰な性格から怠け豚と呼ばれている。

ヴィッチ達と違い他人を陥れる事を好んでおらず、web版のカルミラ島での仲間交換では身勝手な理由で出て行ったヴィッチや取り巻きと違い、
元康に迷惑をかけたくない(本音は「問題を起こさず有益な情報持ち帰って自分の株を上げたい」)との理由で尚文に最後まで付き合い、
またイミアの叔父が盗賊に襲われた際に助けたり、書籍版では元康の仲間に入ろうとしたライノに「入らないほうがいい」と遠回しに告げた他、
彼女がヴィッチによって見世物小屋に売り払われた後女王勢力の影に通報して助けさせるなど最低限の仲間意識や責任感はあり善人とは言えないものの根は悪い人物ではない。

『槍の勇者のやり直し』の「メルロマルク編」では盾一行の仲間に加わるが、元康が特定の女性以外豚にしか見えなかったため、
当初かつての仲間ではなく同姓同名の他豚だと思われており、行商で販売する食料用のバイオプラントの栽培を彼女の実家で行うことになった際に気づいている。

また勇者が育てたフィロリアルの馬車の中で寝るという何気にすごいこともしている。
勇者が育てたフィロリアルは能力が高い反面乗り心地は最悪で乗り慣れていない人間(すさまじい酔い耐性を持つ尚文や人型化したフィロリアルなどは例外)はほぼリバースしてしまうほどであり、
無類のフィロリアル好きになった元康でさえできないことである。そのため彼女にも酔い耐性があるのかもしれない。
(カルミラ島へ行く際嵐に遭い、盾一行以外到着時グロッキーになっており彼女もその中にいたが、ヴィッチに目をつけられるのを嫌いあえて気持ち悪い振りをした可能性はある。)


愛の狩人の仲間たち

壊れた後の元康は基本的にフィロリアル以外の仲間を育てなくなっている。
ちなみに元康が卵からフィロリアルを育てると人型の姿は幼い姿になることが多い模様。

  • クー、マリン、みどり
元康が壊れてから最初に育てたフィロリアルたち(壊れる前も含めれば上述の通りフレオンが最初になるが)。
名前の由来はクリムゾン、アクアマリン、緑から。
魔物紋の主登録に尚文も兼任で(勝手に)登録してあるため、尚文のことをゴシュジンサマと呼ぶが、態度はあまり良くない。
ちなみにみどりは男の子である。
男の子である。

大事な事なので(ry

  • クロ
『槍の勇者のやり直し』で最初に購入したフィロリアル。オスなのだが人型の姿は女の子っぽい。
チュートリアル編以降、出番がなかったが、ゼルトブル後編で再登場。
中二病のケがあり、錬のことを気に入っている。*4
購入されなかった世界では別の牧場に出荷されるのだが、上記の中二病のせいか他のフィロリアルや牧場の主となじめず暴れフィロリアル化している。
この時の名前はブラックサンダー(もともとはクロタロウと名付けられていたのだが嫌がったらしい)。

  • ユキ
『槍の勇者のやり直し』シルトヴェルト編以降で購入したフィロリアルの1人。メス。
元康を慕っており、また真面目で礼儀正しい。
元々フィロリアルレース用に交配されていた上質な血統の生まれのためか、口調がお嬢様っぽい。

  • コウ
同じくシルトヴェルト編以降で購入したフィロリアルの1人。オス。
性格は明るくお調子者っぽい。
キールやイミアを食べ物と認識して、周りから何度言い聞かされても改める様子はなく、
見かねて注意した尚文に対しても攻撃できないからと舐めきっていたため、一向に聞き入れる気がなかったが、
ブチ切れた尚文の育的指導により、素直になり言う事もキチンと聞くようになった。多大なトラウマと引き換えに…。
ラフタリアやリファナと仲が良く、彼女たちがいる場合は言う事を聞くようになるためトラウマは回避できる。

同じくシルトヴェルト編以降で購入したフィロリアルの1人。メス。
おっとりとした性格で、尚文によく懐いていたため、以降のループでは尚文が主人登録することに。
孵化した時の色合いがフィーロと同じだったり、サクラからフィーロの匂いを感じ取れるらしいが……?

  • ルナ
メルロマルク編で最初の波の後にタマゴガチャで購入したフィロリアル。メス。
クールな感じの性格で、可愛いものに目がない。
キールを溺愛している。



槍の勇者のやり直し

ラスボスの一撃で死んでしまった元康が『龍刻の長針』のスキルで召喚直後へと巻き戻る話。
巻き戻しの条件は四聖勇者のいずれかが死ぬことと、自身が死んだ時間まで時間が進んでしまうこと。
ループが解除する条件は、元康がフィーロに出会う事、四霊が世界を救う結界を作成する事。後者は元康が納得できなかったら巻き戻しOK。
しかし元康の説明が壊滅的にひどく、変な誤解を抱かせたり逆に不信感を抱かせてしまったりしてしまう他、
力技でゴリ押ししたり敵を問答無用で虐殺していった結果、事態がおかしな方向に進んでしまうことも。

  • チュートリアル編
尚文を冤罪事件から救い出した後、シルトヴェルトから盾の勇者を保護しにやってきた使者に尚文を託して、
自分はフィーロと出会うためにフィロリアルの卵を買いまくっていた。
そのために尚文と別れて行動していたがため、尚文は死んでしまう……。
ちなみにこの使者は最初の世界でも尚文と接触していたのだが、人間不信状態だった尚文は「俺に関わるな!」と一蹴していた。


  • シルトヴェルト編
上記の反省から一緒に行動する事にし、シルトヴェルトの使者と共にシルトヴェルトへ。
しかしメルロマルクとの戦争に発展し川澄樹が死んだのでループへ。

  • メルロマルク編
戦争回避のために最初の世界と同様の事をしようと尚文と行商の旅へ。
しかしこれがやり過ぎた結果革命は起こるわ、勇者間の不和を招いて四霊の復活という大惨事に。

四霊が規定数の魂で結界を生成したため、ループ終了の条件を満たしたが、元康がこの結末を拒否したため再度ループすることになるのだが、
書籍版の展開をベースにしてある漫画版では、キョウの暗躍により取り込んだ魂を結界のエネルギーに回せずに無作為に犠牲者を出し続けるという最悪の事態に。
そんな最中、罪悪感に押しつぶされカースシリーズを発現させた錬が現れ、ウィンディアにわざと殺されることでループすることに。

  • フォーブレイ編
前回の尚文から錬と樹を仲間にする方法を聞いていたのでそれを実践。
まず初日の段階で盾職が最弱ではない事を三人に伝え、さらに尚文を三人の会話に混ぜる事で不和を解消。
ヴィッチが尚文の身ぐるみをはぐ場面で屋根裏から二人と一緒に目撃、そして二人に自身が未来人と告げる事で二人を仲間にすることに成功。
ところが、それを王の前で全て暴露して尚文を助けたことで本性を現した王たちと対立した際、向かってくる敵を虐殺しまくってしまう。
その結果、異世界に召喚されて浮ついていた錬や樹のメンタルが冷静になったという点では悪くはなかったのだが、
王を殺してしまったことで影武者が成り代わってしまったり、ヴィッチの亡霊が三勇教を利用して国を荒らしまくるなどの大惨事を引き起こしてしまう。
それでもなんとか問題を解決し、波に備えて活動を続けてきたものの、最終的にタイムリミットがきてループ。

  • 帰還編
フィーロに出会う事がループの終了だと介入してきた最初のラフタリアに教えられたため、色々試行錯誤をする。
なるべく最初の世界のようにしようとしているが、道化になる自分のポジは嫌だったため、他の二人に押し付けていた。
だがそれでも上手くいかず、嫌なことから逃げるのが忠誠なのか諭され、胃に穴が開きそうになりながら尚文に冤罪を着せる役を務める事に。
しかし今度はやりすぎて尚文を完全に闇堕ちさせてしまったり、
裏から手助けした結果ラフタリアが寝取られたと勘違いさせてしまったりと酷い失敗をし続けて、とうとうラフタリアに抹殺宣言をされてしまう。
そして最後にもらったチャンスではビッチの行動を読み損ねて奴隷の購入を邪魔してしまい、
完全に終わったと思いきや、サディナがラフタリアのポジションに収まる事で進行し、遂にフィーロが誕生。
ラフタリアの心に傷を残しながらもループから脱出し、最初の世界の最終決戦の場へと帰還した。


……のだが、決戦を乗り越え平和に過ごしていたはずの所を何故かまた過去に戻ってしまい、
遡行の条件も、どのタイミングに戻るかも分からない新たなループに巻き込まれる事になるのだった。
そしてその中で元康はもう会えないと思っていた人達と再会していく事になる。



伝説の槍

元康の装備する伝説の武器。
「槍」と言われているが、信じることで様々な「柄の長い武器」に変化させることが出来る。
性能は防御寄りで攻撃力は剣、弓の下の3番目、防御力は盾に次ぐ2番目。
近・中・遠全てのスキル(槍なので中距離が多め)を覚える事ができる。
攻撃のできない盾、防御面が不安な弓、射程の短い剣など、わりかしピーキーな勇者武器の中では万能な性能を持ち、
そのため壊れる前の元康は自分一人で戦い、女性陣は後方から黄色い声援だけという所謂『姫プレイ』をしていた。

魔法適正は『火』と『回復』。
勇者専用魔法はアブソーブ系で、相手の放った魔法を無効化・吸収し、そのまま自分の魔力として使用することが出来る。
(ただしその場から動いてしまうと吸収した魔力は霧散してしまう模様)。

強化方法
  • 精錬(鉱石を使って強化、失敗すると強化リセット)
  • スピリットエンチャント(倒した魔物の魂を使った強化)
  • ステータスエンチャント(アイテムを使ってステータスにランダムな強化、やり直し可能)

その他のスペック
槍の勇者のやり直しの時点ではレベル300。でも実際には強化共有のおかげでそれ以上の能力。
途中メルロマルク編でレベルリセットされて1に戻った。
厳密にはレベルリセットされる直前に資質向上(レベルを任意の数だけ下げてステータスを強化する強化方法)で今までのレベルを全て基本ステータスの上昇につぎ込んでいる。
強くてニューゲーム状態なので本来なら剣と弓より火力がないのに、能力による圧倒的火力で立ちはだかる敵を貫いている。
一方で、目からビームを出すファイアアイなる魔法を開発したり、真・槍の勇者のやり直しではドライブモードという変態技を編み出したりもしている。
尚文「もう見てらんねぇよ……アイツはどこまで堕ちていくんだ……」


追記・修正はフィーロたんに蹴飛ばされてからお願いします。

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最終更新:2023年10月31日 17:45
添付ファイル

*1 ちなみにこの時、電波的な何かを受信したのか一瞬ながら口調が愛の狩人時の元康になっている。

*2 フィーロの育ての親であることから

*3 まあ律義に守っていたらアウトだった場面もないわけではなかったのでそこは致し方ないところもある。

*4 フィロリアルのルーツであるフィロリアが中二病だったため、先祖返りの一種と思われる