真ⅩⅢ機関

登録日:2019/02/20 (水) 00:10:12
更新日:2023/12/24 Sun 16:28:53
所要時間:約 10 分で読めます




真ⅩⅢ機関とはKINGDOM HEARTSシリーズに登場する敵組織。


【概要】

そもそものⅩⅢ機関は、心を失った肉体・ノーバディ達が結成した組織であり、人の心のキングダムハーツを作り心を得ることを目的に暗躍していた。

しかし、実際の所は個体差はあるもののノーバディにも心が芽生える可能性はあり、
それを隠し利用していたゼムナスの真の目的は「キングダムハーツを媒介に空となった器に同じ心と意識を植え付けること」、即ち「機関のメンバー全員をゼアノートにすること」だった。

しかし旧機関のメンバーは「力の足りぬ者、意を介さぬ者、謀反を企てる者」が殆どで目的に適さず、ソラ達の活躍で全滅したために器にすることはできず。

人として蘇ったマスター・ゼアノートを中心に新たに再編されたのが真ⅩⅢ機関であり、全員がゼアノートの心を宿している。
そのため真ⅩⅢ機関のメンバーは全員ゼアノートと同じ金の瞳を持つ。
最終的な目的は、13の闇たる真ⅩⅢ機関7つの光たる光の守護者をぶつけ合わせχブレードを創り、真のキングダムハーツを呼び出し世界を闇で飲み込むというキーブレード戦争を再現し伝説が本当か確かめること。……なのだが実はその先にも目的がある。

なお、旧機関と異なりNo.が明かされていない。
これは旧、真どちらにも所属していたメンバーはNo.が変わっているためややこしいので公開していないとのこと。


【シリーズでの活躍】

KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]

メンバーは12人しか集まっておらず、
ヤング・ゼアノート、ゼムナス、闇の探求者アンセム、シグバールの4人が中心となり、ソラを闇に堕とし13番目とすることを目的に暗躍していた。

なお当初はリクに目をつけていたが、闇への耐性を持ってしまったことで見切りをつけた。
次にロクサスを狙うも、余計な自我を持ってソラに還った為に断念し、最終的にソラに狙いを定めたのがそもそもの発端。

存在があやふやとなった「存在しなかった世界」で時間移動の制限を誤魔化して12人が集まり、ソラを13番目に迎え入れようとするが、王様とリク、アクセル……じゃなくてリアの妨害もあり間に合わずに失敗、彼の地で相見えることを宣言し去っていった。

KINGDOM HEARTSⅢ

詳細は後述するが、彼の地である「キーブレード墓場」を拠点に、
  • 13番目の確保
  • ニューセブンハートの確保
  • 黒い箱の捜索
を主な任務として各ワールドで暗躍している。

爺に体を乗っ取られ最終的に全世界が闇に飲まれるというゼアノート以外、誰も得をしない最終目的のため、独自の目的のために加わっている者も多い。
……というか結果から言うと旧機関以上にその思惑はバラバラで一つの組織として成り立っていたのが奇跡に思えるほど。

また旧機関に比べてディズニーキャラクターとの絡みも多くコミカルな場面も増えている。

なお、χブレード作成のために彼らにとっても光の存在が必要なわけだが、ゲーム中ではそんなことはお構いなしにこちら側のことを平気で消しにかかってくる。これはシナリオ上の扱いでも同様。
DLCによると彼らはセブンハートでχブレードを作成する予定であり守護者たちとの戦いで生み出すのはそれほど考慮していなかった様子。

なお、黒い箱の確保の目的はⅢ時点では明かされておらず、全くの謎となっている。
DLCで明かされた事実によると、そもそもこの箱の探索は実はある人物の独断である。

KINGDOM HEARTSⅢ Re Mind

リミットカットエピソードで登場。
本編から一年後…皆は行方不明のソラの調査をしていた。
シドのコンピューターにトワイライトタウンやアンセムのコンピューターなどのデータを繋ぎ合わせたところ、ソラのデータだけでなくなんちゃら軍団真ⅩⅢ機関のデータも再現されてしまった。
一行はデータを調べるためにソラのデータで機関員たちのデータを削除することにした…。

というのがストーリー上の扱いだがこれはリミットカットエピソード。
どいつもこいつもおぞましいまでに強化されており全国の廃人を喜ばせた。
行動パターンも一新されており、ほぼ新規のボスに近い。
BGMは過去作で戦った際のアレンジが使われておりこちらも好評。ラクシーヌとルクソード、シグバールとサイクスは元は同じ曲だが違うアレンジをもらっておりほぼ全員専用曲となっている。

まさかこいつらを倒してもシナリオ上はなんの意味もないとは夢にも思うまい。前作のⅡでも大きな扱いではなかったので踏襲したのだろうか。

全員を討伐するとシークレットエピソードが解放されアイツに挑めるようになる。

【メンバー】

無印にて世界の心のキングダムハーツから闇を呼び出し全世界を飲み込もうとしたゼアノートのハートレスにして初代ラスボス。
倒される前の時代から時間移動によって現れた。
Ⅲではゼムナスと共にトワイライトタウンに現れロクサスの心を辿るように誘導する。
その後、“あの子”の行方を掴む為に闇の世界から賢者アンセムを連れ戻しトワイライトタウンの屋敷に連れて行くが、ロクサスの手掛かりを探りにハイネ・ピンツ・オレットも屋敷に来ており、翻弄され賢者アンセムを奪取される。その際、ノーバディを指揮出来る者=旧機関から続投した者の中に裏切り者がいることを把握する。
また、ハイネ達が入ってきた時に

おいおいおいおい 入って来るな!

と近所のオッサンの様なリアクションを見せつけファンを大いに吹かせた。*1


旧機関の指導者であるゼアノートのノーバディにして強力若本であり2のラスボス。
アンセム同様倒される前の時代から呼び出される。
旧機関の結成にはゼアノートの器の他、古のキーブレード使いを捜索するという目論見があった模様。

アンセムとの接触により時間移動の能力を身に着けた一番過去のゼアノート。
トイボックスにて心の繋がりを研究するがウッディに論破される。

旧機関のメンバーであり、賢者アンセムの弟子だった頃からマスター・ゼアノートに協力していた。
オリンポスにてヘラクレスに嫌味を言い、ソラに心の繋がりを辿るようにアドバイスした。

  • サイクス
旧機関のメンバー。3Dではアクセルの妨害をした。
今作では比較的中の人が上手くなったのか演技指導故か感情的な喋り方をしている。シナリオ的にもマッチしているためファンにも好評。

  • マールーシャ
旧機関のメンバー。謀反を企てる者にしてCOMのラスボス。
ニューセブンハート確保のためにキングダム・オブ・コロナにてマザー・ゴーテルに手を貸しマッチポンプの演出をする。
また復活に伴いリーパーという鎌を持った配下ノーバディが登場した。

マスター・ゼアノートがヴェントゥスから分離させた純粋な闇。
ソラのことを「兄弟」と呼ぶ。決して中の人ネタではないと思う…
子供の悲鳴を集め欠損を埋めるとほぼ私欲の為にモンストロポリスで暗躍。その際にソラの中にヴェントゥスが眠っていることに気付き取り込もうとするが、サリーに脅かされキーブレードを取り落とし、何処かの子供部屋に念入りに投げられシュレッダーにかけられ追放された。
因みにモンスターに姿を変えていたソラにはなかなか気づかなかった模様。

  • ラクシーヌ
旧機関のメンバー。謀反を企てる者。
ニューセブンハート確保の為にアレンデールを訪れるか、エルサが光と闇のどちらに転ぶかに興味が移り観察していた。
氷は専門外だが迷宮を作る程度には操れる。地図や宝箱に幸運の印も設置してくれる親切仕様。
彼女もニンジャという配下ノーバディが登場している。

  • ヴィクセン
旧機関のメンバー。
研究を続けられるなら人でもノーバディでも構わず、旧機関時代に自分を斬り捨てたアクセルを信用出来なかったため、ゼアノート側に加担。
機関のメンバーのうち、時間移動で過去から来ている者は彼の制作したレプリカを器にしている。*6

  • デミックス
旧機関のメンバー。力の足りぬ者。
優先順位人形以下の補欠。

  • ルクソード
旧機関のメンバー。
黒い箱捜索のためザ・カリビアンを訪れ、デッドマンズ・チェストを手に入れようとしたが、ジャックの臭い息をもろに喰らい足をふらつかせて嵐の海に沈んだ(笑)。

  • ダーク・リク
アンセムに取り憑かれていた頃のリク。
データに心を宿せるか実験するため、ダークキューブを使い人々の恐怖やヒーロー達の勝利の喜びを集め、初代ベイマックスをダークベイマックスに変化させた。
キーブレード墓場では現代のリクと対面。一番強かった頃の自分と言い挑発するも、逆に一番弱かった頃の自分と言い返されてしまう。

  • テラ=ゼアノート
テラの体を乗っ取ったゼアノートにしてBbSのラスボス。
キーブレード墓場にて光の守護者の到来を待ち構えテラのフリをして襲撃した。
彼だけ経緯が少々特殊でアンセムとゼムナス消滅に伴って戻ってきたテラの肉体に過去のテラ=ゼアノートの心が入った状態になっている*7

  • 13番目
3Dの時点では欠落していた空き枠。
3開始時点でもまだ埋まっておらず、繋がりから心を宿した玩具の研究や、無機物に心が宿るかの実証など、ヴィクセンのレプリカを元に作り出そうと研究が重ねられていた。
キーブレード墓場での決戦時には完成していた。
深くフードを被った小柄の人物。その手には何故かキングダムチェーンのキーブレードが握られている。実はアクセルやロクサスに関係している人物なのだが詳しくは下記を参照。


キーブレード戦争の再現を目的にBbSから暗躍する老人。
体を乗っ取り姿を変えたり人数が増えたりして、3Dで人として蘇った。
全ての黒幕でありキングダムハーツⅠ~Ⅲまでのダークシーカー編のラスボスである。
(自信を含めたメンバーの内8名がラスボスだが、そんな彼らを従える辺り、かなりの実力者である。流石はダークシーカー編のラスボスといったところ)




追記・修正は自分と同じ心を持った存在を12人集めてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • KINGDOM HEARTS
  • KINGDOM HEARTS3D
  • KINGDOM HEARTSⅢ
  • ⅩⅢ機関
  • ⅩⅢ
  • 13
  • 闇の探求者
  • ゼアノート
  • 力の足りぬ者、意を介さぬ者、謀反を企てる者←続投
  • 約半数旧機関員
  • 真ⅩⅢ機関
  • チームワーク皆無
  • 悪の組織
  • ディズニー
  • 約半数ラスボス
  • 兼任
  • 烏合の衆
  • 13等分のゼアノート
  • 人間2名レプリカ6名ノーバディ5名
  • 同一人物5名
  • 捨て駒
  • 闇の勢力
  • 悪役オールスター
  • KH3
  • 黒コート
  • 架空の組織
  • 壊滅組織項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月24日 16:28

*1 スタッフ内でも大ウケしてたらしい。

*2 地面から湧き出した影がソラの真下へサーチし、少し間を置いてこちらを喰らう牙として飛び出す。

*3 近くに設置したバリアがあるとそこへ叩きつけてダメージが生まれる。

*4 時計盤を模した陣を展開し、ガード不能な鞭が当たると時間を止めて多段ヒットの大ダメージを与える。

*5 その記憶の内容はⅢ時点では謎だが人間だった頃の記憶と思われる。

*6 ゼムナス以外のノーバディ達はそのまま本人、テラ=ゼアノートだけ特殊。

*7 この情報はアルティマニアで初公開されたため肉体はレプリカ疑惑があった。後にDLCリマインド中でも明言された。

*8 マスター・ゼアノート曰く心さえ残れば体はなくて良いそうだが、心はリッチに回収され闇の深淵に運ばれていたため計画が破綻していた可能性が高い。セブンハートでも代用できるとはいえハッスルし過ぎである。

*9 終わりの世界でイベントがあるのだが、必須ではないので気付かない人は気付かない。