完現術者(BLEACH)

登録日: 2019/02/19(火) 13:33:18
更新日:2024/04/08 Mon 12:45:27
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ようこそ XCUTION(エクスキューション)


完現術者(フルブリンガー)は漫画「BLEACH」に登場する霊能力者。

概要

物質に宿った「魂を操る能力」を持つ人間。術そのものは「完現術(フルブリング)」と称される。
原則として、生まれる前の胎児だった頃に母親が虚に襲われていることが条件。

物体の魂の「持ち主を補助する性質」を強化することで様々な現象を起こす。
例として「アスファルトの魂」の助けを受けて高速移動したり、「酒の魂」に作用してグラスから口に飛び込ませることができる。
使い慣れたもの、愛着のあるものであれば物質の形そのものを変化させ、武器にすることも可能。慣れ親しんだ道具を使用する時に普段より高い能力を発揮することが出来るのは、使い手がその道具の魂を理解したことを意味するらしい。
発動時には完現光(ブリンガーライト)と呼ばれる特殊な光が発生するのが特徴。例えば完現術で高速移動を行う際には足元に発生する。

「XCUTION」という完現術者たちの集まる場も存在しており、小規模ながら一つの勢力となっている模様。

死神や滅却師のように、血統によって強い能力を受け継ぐ必要がなく、
魂魄が虚の力に強く影響されていれば一世代で能力が開花するため、主人公サイドのメンバーもこの能力を使用している。
しかし完現術者よりも数が居る上に長い歴史を歩み、強敵と戦い続けて戦闘経験を積んでいる死神(副隊長クラスだと基本的に70歳以上とかそこら)などとは流石に組織力はもとより戦闘力にも差があり、
隊長クラスの死神と真っ向からまともに渡り合えた「XCUTION」サイドの完現術者は元死神代行の銀城と、その銀城に幼少期から育てられた月島のみ。
(主人公サイドまで含めればチャドも隊長格に匹敵する素質を持っている。)
ただし、それは裏を返せば能力を適切に鍛え上げてさえいれば他の勢力にも見劣りしない力を得られるということである。

戦闘力に限らず言えばあの浦原ですら頼りにしたり、
ラスボスの能力などから守ったりその一部を打開したりと、一護サイドの勝利に欠かせない大活躍をしているため決して他勢力に対して質で劣っているわけではない。


●目次

XCUTIONメンバー

銀城(ぎんじょう)空吾(くうご)

CV:東地宏樹
【完現術】クロス・オブ・スキャッフォルド
【媒体】十字架のネックレス

死神の力を失った一護の前に現れたオールバックの男性。「XCUTION」のリーダー格。
一護や一心の情報を知っていたり、常に余裕のある捉えどころのない性格。
一護の死神の力を取り戻すための修行に協力的で、霊力の取り扱いや体術の心得なども相当のものだった。

実は初代死神代行で、自らを裏切った死神に復讐をするべく活動しており、一護の修行に協力的だったのも最終的には一護の力を奪うためだった。
ただしほぼ同じ立場の一護のことを慮る気持ちもあったため、一連の流れがワンサイドにならないよう『ゲーム』に仕立て上げてもいた。

その特異な能力を制御しきれず、白眼視されたり迫害されたりして孤独だった完現術者達は、銀城の誘いに乗ってXCUTIONのメンバーとなっていた。
動機こそ復讐だが、それなりの統率力とカリスマ性は持ち合わせている。
死神代行時代には、少年だった月島秀九郎を助けたようで、月島からは内心兄のように慕われていた。

最終決戦時は元々戦場の混乱を利用して一護を助けに現場に向かっただけなので、
原作終了後を描いた小説では、流魂街に戻っていたものの流石に何故死神達が裏切ったのかは知りたがっていた。
一護にやられたものの心は救われたこともあって精神も安定しており、
銀城からすれば激怒してもおかしくない檜佐木の発言を聞いても(檜佐木自身も客観視に努めようとしたこともあるが)割と落ち着いた受け答えをしていた。

因みに職業が明らかになっておらず、一護に学校を休ませてまで完現術を教えていたので読者には「こいつニートじゃね」と言われている。
一応、アジトの床を壊してしまった時には銀城がそれを弁償することになったので、流石に収入が全くないわけではないのだろうが…。
ちなみに作中で一護に本格的に接触した時には何故かラーメンを片手にうなぎ屋*1を訪れていた。

▼クロス・オブ・スキャッフォルド
常に身に着けている十字架のネックレスを身の丈ほどもある大剣へと変化させる。
鍔の部分から刀身まで柄がある剣で、持ち方を変えることで弱点である近距離をカバーする。
霊圧のようなものを斬撃として放つこともできる。
また、他者の完現術を吸収したり、その力を他の完現術者に譲渡したりといったことが可能。ある意味こちらの要素こそがこの完現術の肝と言えるかもしれない。

○変化後
一護から力を奪った後は骸骨を模した装甲*2を身に着け、基礎能力がパワーアップ。
斬魄刀の能力も受け継いでいるようで月牙天衝を撃てるようになった他、卍解によって更に高次元の力を解放することができる。


毒ヶ峰(どくがみね)リルカ

CV:豊口めぐみ
【完現術】ドールハウス
【媒体】リルカが「可愛い」「大好き」と思ったもの

濃いピンクのツインテールが特徴の女性。「XCUTION」のメンバー。
一護に対し思いを寄せているが素直になれないツンデレ

詳細は項目参照。


▼ドールハウス
許可を与えた人や物をリルカが可愛いと思ったもののなかに入れることができる。
入れ物を壊すか、くしゃみをかけることで出すことができる。
「ラブガン」という玩具の銃に入れることで撃って攻撃もできる。

○変化後
帽子がウサギのように変化し腕には籠手がつく。
今までは通行証を直接貼り付けなければいけなかったが、籠手から撃ちだすことで離れた相手にも貼り付けることができるようになった。


沓澤(くつざわ)ギリコ

CV:斧アツシ
【完現術】タイム・テルズ・ノー・ライズ
【媒体】懐中時計

右目に眼帯をした男性。「XCUTION」のメンバー。
寡黙で紳士的な人物に見えたが一護の力を分けられてからは好戦的な口調となった。

詳細は項目参照。

▼タイム・テルズ・ノー・ライズ
懐中時計から文字盤をとばし条件付きのタイマーをつける。
一度仕掛けたら術者でも外すことができない。また、条件を満たせなかった場合や条件を破った場合は「時の炎」によって焼かれる。

○変化後
体の一部に鎧のようなものを付け右肩についたダイヤルを回すことで自分自身に仕掛けることができる。
しかし剣八に瞬殺されたためより詳細な内容は不明。


ジャッキー・トリスタン

CV:湯屋敦子
【完現術】ダーティ・ブーツ
【媒体】ブーツ

カーゴパンツを履いたショートカットの女性。「XCUTION」のメンバー。
一護が完現術を鍛えるための特訓の相手を務めて、彼に様々なアドバイスを行う。
死神との戦闘では恋次と戦うもまるで歯が立たず、雪緒に勝ち目がないと判断され空間ごと消滅されかけたが完現術の力を失うことで生き延びていた。
作中で唯一完現術の力を失っており、その後は物語の舞台から退場。
完現術が発動したきっかけは大切にしていたブーツが、弟が死んでしまった時の血で汚れたからであり、トラウマの象徴なので完現術者の中では唯一自身の能力を嫌っていた。
しかしながら、完現術は仲間達との繋がりの象徴でもあったため少なからず愛着も感じていたらしい。

▼ダーティ・ブーツ
発現と同時に 太ももまでのブーツに変化し、そのブーツが汚れれば汚れるほど蹴りの威力が倍増する。

○変化後
全身白い服になる。「汚れるほど強くなる」効果の対象が全身に広がっている。
さらに肩にはバイクのマフラーのようなパーツを装備。オイルのようなものを吹き出して全身を汚すことで、自発的に能力を発動することができる。


雪緒・ハンス・フォラルルベルナ

CV:市来光弘
【完現術】インヴェイダーズ・マスト・ダイ
【媒体】携帯ゲーム機

全身黒づくめの恰好をしたゲーマー少年。「XCUTION」のメンバー。
小金持ちで「XCUTION」のアジトの改修や修繕代は彼が出しているとのこと。

詳細は項目参照。

▼インヴェイダーズ・マスト・ダイ
携帯ゲーム機から発生した霊圧を遮断する漆黒の空間で対象を覆い、その対象をゲーム画面でコントロールする。
戦いのルールを設けたり、空間内の環境を自在に設定することができる。

○変化後「画面外の侵略者(デジタル・ラジアル・インヴェイダーズ)
耳あてを付け腕にコントローラーをセットした姿に変化。
画面の外にまで能力の侵略値を拡大して、対象に影響を与えられるようになった。



月島秀九郎

CV:小野大輔
【完現術】ブック・オブ・ジ・エンド
【媒体】栞

ワイシャツとスラックスにサスペンダーを身に着けた男性。元「XCUTION」のリーダー。
仲間達や死神代行を殺害し姿を消した。それゆえ空吾には敵視されている。




と、思われていたが、実際は空吾の仲間であり、一護に近づくことを狙う空吾の指示で空吾を含む仲間達「XCUTION」のメンバーに嘘の記憶を挟み込んでいた。

詳細は項目参照。

▼ブック・オブ・ジ・エンド
栞から変化させた刀で対象を斬りつけることで対象の過去に自らの存在を’挟み込む’ことができる記憶操作能力、過去改変能力。
対象は人物だけに留まらず、無機物にも有効。
白哉との戦いでは「以前に来て罠を仕掛けておいた」という過去を場所そのものに挟み込み、なかったはずの罠を出現させるという現実改変じみた技をも披露した。

灰猫や神鎗辺りの斬魄刀と同じく、能力を使用しなければ普通の刀として使用できる。誤爆はしない。


獅子河原(ししがわら)萌笑(もえ)

CV:吉野裕行
【完現術】ジャックポット・ナックル
【媒体】メリケンサック

月島に付き従う根っからの子分気質のヤンキー少年。宮下商業高校に通う。
死神との戦いでは一角と戦闘。
斬魄刀を折るなど善戦したが最後は殴り合いによって敗北。
月島のために命を張る覚悟を見せるが、一角には「自分のために命を捨てられる男のために死ね」と一喝された。
敗北とその台詞を受けて悩んだものの、やはり「月島さんが最強っすよ!」ということで姿勢はブレず、絆を感じた月島さんは最後に救われた。

正確には「XCUTION」メンバーではなく単なる月島の舎弟の様子。
月島の能力による記憶操作を受けていたのかいないのか、月島との出会いの経緯の仔細は不明。
小説では月島の死後、彼の墓を作って甲斐甲斐しく墓参りを行っているとのこと。

▼ジャックポット・ナックル
777の意匠が施されたメリケンサック。
「確率」を操作し、大当たりの出目を引きだす。
それにより威力の低い攻撃でも都合よく急所に当たって大ダメージになるという「偶然」が働く。
適当にコインを投げつけただけでも、ピタゴラスイッチ的にシャンデリアが落ちてきたりする。
しかも原作中ではデメリットも特に見当たらない。

当たりさえすれば一撃必殺のこの能力はすぐに喧嘩を吹っ掛ける性格と相まってかなり危険であり、
死神以外は実のところ誰も殺そうとしていなかった銀城ですら始末しておけと言う程だった。
ただし、あくまでも本来なら一度の勝負の中で何発かに一発出る「当たり」を任意のタイミングで引き当てるだけなので、一度の勝負の中で連発すると「当たり」が弱くなったり、不発に終わったりする。
不幸にも一角と戦うまではすぐに勝負がついていたせいで、獅子河原本人もこの弱点を認識していなかった。
また、相手が普通の人間なら文字通り一撃必殺とはいえ、一角相手にはそこそこのダメージこそ入ったが致命傷を与えるには至らなかった。


その他

黒崎一護

CV:森田成一
【完現術】名称なし
【媒体】死神代行証

特殊なケース。母が虚に襲われたのは一護が産まれた後だと思われていたが、実は産まれる前にも一度襲われており、母の魂魄の中に潜んでいた虚そのものが一護に移ったため、発動条件を満たしていたことが後に判明。
一時的にXCUTIONのメンバーだった頃に完現術を習得。最初は能力が不完全だったため、完成形に近づくにつれて形態が大きく変化していった。

第一形態
代行証から卍型の黒い霊圧で出来た鍔が出るだけのシンプルな形態。この完現術は代行証を掴んでいる間しか発現できない。50巻で登場。
リルカとの修行で会得。月牙を放つことが出来るが、鍔しかないため月牙以外の攻撃が出来ない。月牙の形は通常と違いプロペラの回転翼型。
この回転翼の数は一護の集中力によって変わり、3~6枚に変動する。当然、多いほど頑丈であり、4枚までならジャッキーでも壊せてしまう。

第二形態
第一形態の鍔を全身に纏う形で発現した形態。
黒い霊圧で出来た死覇装を纏い、右腕と一体化した黒い斬魄刀で戦う。51巻で登場。
ジャッキーとの修行で会得するが、初披露は月島さんとの初戦。なぜこれで完成じゃないんだ

第三形態(完成形)
髑髏のような鎧を身にまとい、代行証が変形して出来た斬魄刀を背中に背負う。52巻で登場。
月島さんとの初戦後、銀城との修行で会得。
しかし会得した直後に帰宅したら仲間が全員洗脳されており、「月島さんのお陰だろ」と言われるなど物語がクライマックスに入り、すぐに銀城に裏切られ完現術を奪われたため、一番不遇。
なお銀城は元々企んでそうな雰囲気をもつキャラであったが、それが顕著になり始めたのが皮肉にもこの形態の修行中からである。

第二形態以降は天鎖斬月の持つ、力を身にまとう性質が完現術に反映されている。
この力自体は名前すら定まる前に銀城に奪われたものの、習得自体は基礎能力の底上げに寄与しており、死神の力を取り戻したときには死覇装が変化し、卍解の天鎖斬月にも籠手が付くようになった。

詳細は項目参照。

茶渡泰虎(チャド)

CV:安元洋貴
【完現術】巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)
【媒体】自身の皮膚

更に特殊なケース。小説版による後日談にて浦原喜助が完現術に分類される能力であることを説明している。(死神代行消失篇をチャド篇と称していることから恐らく原作でも同じ設定と思われる。)
一護の霊圧やら崩玉やらの影響で能力が開花した。
他の完現術と異なり、虚に近い能力とされる。
また、彼の場合は彼自身が虚に襲われながらそのタフさもあって生き延びている。
メスティーソの祖父を持ち、少年期の祖父の教えが彼の生き方に大きな影響を与えている。
微妙に東洋人離れしたその姿や肌の色は育ての親である祖父の血を受け継いだ証であり、彼にとってのアイデンティティであったため、皮膚が完現術の媒体となった。

詳細は項目参照。

巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)

右腕は防御の能力であり、盾が備わっている。左腕が攻撃の能力であり、霊力を拳に託して相手を殴る。
拳は誰かを守るために使いなさいという、祖父の教えを忠実に守って生きてきたので、利き手の右に防御の能力が開花している。
やたらと強い相手にばかり当たっているため戦績は悪いが、フルパワー自体は京楽春水が「マトモに食らってたら危なかったかもしれない」と評している。


井上織姫

CV:松岡由貴
【完現術】盾舜(しゅんしゅん)六花(りっか)
【媒体】花形のヘアピン

更に特殊なケースのその2。チャド同様に浦原喜助によって完現術の一種であることが語られた。
能力開花の経緯はチャドとほぼ同じ。技の殆どが死神の鬼道に近い性質を持ち、本体がいるなど斬魄刀との共通点もある。
両親からは虐待を受けて兄に連れられ家を出て、その兄は事故死により死別という経緯があるため家族由来の所有物が極端に少なく、
兄が死ぬ直前に買ってくれたヘアピンは唯一の肉親の形見である。
このためヘアピンには非常に愛着があり、その結果能力を発動するための媒体となった。

詳細は項目参照。

盾舜(しゅんしゅん)六花(りっか)
能力でありながら、6人の人格を持つという稀有な性質を持つ。
火無菊・梅厳・リリィは防御、舜桜、あやめは回復、椿鬼は攻撃の力を持ち、「事象の拒絶」を発現する。
攻撃を拒絶すれば防御、傷付いたことを拒絶すれば復元・回復、物資の結合を拒絶すれば攻撃で相手を真っ二つに切り裂く。
攻撃能力を十分に使いこなせていないところがあったものの、能力自体は非常に強力であり、
四番隊三席の伊江村八十千和が卯ノ花烈にも匹敵する回復能力と評し、藍染惣右介も一目置いていた。

道羽根アウラ

小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』に登場。
固有能力がない代わりに基礎能力を極限まで高めており、戦闘力も隊長格に匹敵する。

アウラの父

小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』に登場。
親子二代続けて完現術者という類稀な境遇と、虚の襲撃で深手を負った妻が出産後に死亡したことから、
自分と娘のアウラの完現術の力を消すことに固執し、幼いアウラを屋敷の地下に監禁して生活させて物への愛着が生まれる事を阻止していたが……。

松本乱菊

小説にて完現術に類する能力を持っていたことが判明。しかし、幼少期に記憶と共に喪失している。
詳細は項目参照。


余談

最終決戦後の世界を描いた小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、霊王との繋がりが語られている。

完現術者になるための真の条件は霊王の一部をその身に宿していることであり、妊娠中に母体が虚に襲われるのは、虚がその高純度の霊力に惹かれているためであると明かされた。
よって胎児だった頃に母親が虚に襲われた者が完現術者になるというより、完現術者の素質を持った胎児の母親が虚に狙われると考えた方が正しいのかもしれない。
虚に狙われて魂魄が消滅の危機に瀕することが、潜在的な力を開花させるトリガーとなるのだろう。

小説内では松本乱菊も霊王の一部を宿していたことが示唆されており、幼少期の乱菊が藍染に霊力を奪われてなお生き延び、さらに死神になれるほどの霊力を残していたのはそのためだと言及されている。
また、言及はされていないが、混血統(ゲミシュト)滅却師(クインシー)である石田雨竜と黒崎一護がユーハバッハの聖別を生き延びたことも、ユーハバッハより上位の存在である霊王の一部を宿していたからだと考えると説明がつく。

銀城の身に起きた出来事の真相は、綱彌代家の貴族が完現術者の体に宿る「霊王の欠片」を回収するために彼の仲間の完現術者を綱彌代家配下の死神が殺し、
これに逆上して彼らを斬った銀城に綱彌代時灘が「乱心した裏切り者」という冤罪を着せたことが判明している。
銀城は代行証の制度を作った浮竹が黒幕ではないかと睨んでいたのだが、実際には浮竹は最後まで銀城の処分に反発しており、
綱彌代家が四大貴族の権力を乱用して強引に浮竹が銀城を討伐せざるを得ない状況にしたという。


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最終更新:2024年04月08日 12:45

*1 一護のバイト先のいわゆる「なんでも屋」。

*2 後述する一護の完現術の第三形態ほぼそのまま。