ルシリス(ラングリッサー)

登録日:2019/02/17(日) 08:40:27
更新日:2022/02/03 Thu 22:09:47
所要時間:約 6 分で読めます






概要

 「ラングリッサー」シリーズの登場人物。
 担当声優は以下の通り。

 平松晶子(FX版『デア』、PSSS版『II』)
 井上喜久子(『III』、『V』ドラマCD)
 早見沙織PS4switch版『I&II』)
 不明(モバイル)

 「法」と「秩序」を司る存在で、それ故に「混沌」を司るカオスとは対立関係にあり、度々争いになっているらしい。
 シリーズのタイトルにもなっている聖剣ラングリッサーは、『III』において彼女がクリムゾランダーの秘宝である破邪の剣を、ジークハルトの魂を込める事で改造して創り出した物であった事が明かされている。

 余程の事が無い限りは人間たちに直接介入する事はほとんどせず、シリーズ全編を通じてジェシカを自らの代理人として人々に干渉させており、彼女自身は基本天界から人間たちを見守るスタンス。
 これは人間たちに自立を促す為で、人間たちの世界を守るのは人間たちであり、この世界に神は不要だという考えによる物。
 ただし小説版『III』では、彼女が人間たちに失望した事を匂わせる描写が幾つかある。*1

 中々の美人であり、うるし原智志氏のデザイン稿では背中に肩幅の3倍くらいの巨大なマントを背負っている。あんな馬鹿でかい物を背負って、動く時に邪魔にならないのだろうか…。
 またフルリメイク版『I&II』発売決定に伴い凪良氏が新たにデザインした彼女は巨乳であり、衣服の際どさもあって胸の部分が、かなりけしからん事になってしまっている。おっぱいぷるんぷるん。
 これ、戦闘中に服が破損したら、大変な事になるんじゃないか…?

 実はシリーズ全編に登場するジェシカは、彼女が創り出した人造生命体である事が『III』において明かされている。
 彼女自身もジェシカの事を娘のように大切に想っているとディハルトに公言しているのだが、小説版『III』では…。

 ちなみにパンツを穿いていないらしい。うるし原智志氏によると「ノーパン健康法を実施している」との事。どんだけアグレッシブな女神様なんだ…。

 また大々的に宣伝されながらも結局開発中止となり日の目を見なかった、基本料金無料のMMORPG「ラングリッサーシュヴァルツ」の公式サイトにも彼女のイラストが掲載されていたのだが、何と全裸である。

 全裸である。

 大事な事なので2回言いました。
 さすがに大事な所はに隠れて見えなくなっているのだが。
 この「ラングリッサーシュヴァルツ」の公式サイトは公開後まともに更新されずにずっと放置されていたのだが、2019年に閉鎖されてしまったので、現在は彼女の全裸イラストを閲覧する事は不可能。

 地上の人々からは「光の女神」などと呼ばれてはいるのだが、これまでのシリーズで彼女自身が女神だと名乗るシーンは一度も無い事から、彼女が一体何者なのか、どこから現れた存在なのか、これまでずっと謎のままとなっていた。
 後にPS4&switch版「I&II」で追加された「I」のBルート(光輝ルート)において、

 「法と秩序による恒久的な平和を望む、多くの人々の強い願いによって生み出された、この世界の『概念』その物」

 だという事が明らかにされている。エクストリームによる後付け設定の可能性もあるが。
 ルシリスが言うには地上の人々が光の女神だと勝手に呼んでいるだけであって、その呼び方に意味は無いとの事。

シリーズ1作目(メガドライブ)の頃の設定では、
混沌の中に生じた揺らぎから宇宙が誕生して、宇宙の外側を満たす混沌もろともすべて破壊しかねない膨張する揺らぎを消して安定した混沌に戻そうとする作用から自然発生したのがカオス、
混沌と揺らぎの億単位の年数のせめぎ合いの中で揺らぎ側の力が局所的に集まった時に生じた宇宙を守る力がルシリスであり、
カオス側から見れば宇宙やルシリスは癌のような物という設定だった。

人物


 とても穏やかで心優しい女性。誰に対しても敬語を使う。
 『デア』の闇ルートと独立軍ルートにおいてはエルウィンと敵対する事になるのだが、敗れてもなおエルウィンを気遣う姿勢を見せるなど、ある意味お人好し過ぎる人物だとも言える。
 また独立軍ルートでは立場上はエルウィンと敵対しながらも、自らの手で運命を切り開こうとするエルウィンの事を、むしろ好意的に見ているような節がある。

 闇ルートではエルウィンに敗れた際に、まさかの「実は本気で戦っていなかった」発言。エルウィンの事はこれからも見守っていくと宣言し、傷付きながらも天界へと帰還する。
 独立軍ルートではエルウィンに敗れた際に、人間と魔族の共存を目指すエルウィンに対し「貴方ならばやれるかもしれない」と期待を寄せながらも、その道は決して平坦な物では無い茨の道だと警告。
 他機種版ではその後死亡するのだが、PS4版とswitch版では「テレポートでその場を去っていく」描写に変更になった。

 正史となる光輝ルートではエンディングにのみ登場し、これからも人間たちを天界から静かに見守っていくとジェシカに告げる。
 その後のシリーズでは一切登場しないので、本当に人間たちに全く干渉せずに見守り続けているのだろう。

 上記の様にルシリス本人は下界には全く干渉しないため、光の女神としての信仰ぶりとは裏腹に実は人間の庇護者としての一面はかなり薄かったりする。下界でどんな暴虐が行われようが余程の事が無い限りは、自ら降臨する事はほとんどない。
 実際、独立軍ルートではジェシカがラングリッサーの力を封じようとしていたので、それを止める為にエルウィンの方から彼女の居城に殴り込みに行ったのであり、闇ルートでも彼女が降臨したのはジェシカに呼び出されたため。恐らく呼び出されなかったらそのまま無干渉を貫いていたと思われる。
 また闇ルートでの態度を見ると、光輝の末裔が皆殺しになろうが闇が世界を支配しようが、それで秩序が保たれているなら彼女的には問題ないらしい。要は「秩序が保たれるなら闇でも別にいいよ」というスタンスのようだ。ある意味、神様らしい神様なのかもしれない。


 『リーンカーネーション』では彼女自身は登場しないが、「ルシリス教団」という大規模な団体が結成されており、教団の信仰の対象となっている。

 『V』ではゲーム本編には登場しないが、ドラマCDに登場。
 歴代の英雄たちに囲まれてガチガチに緊張しまくっているアルフレッドの傍に寄り添い、彼の緊張をほぐそうとドラえもんの歌を歌うという、キャラ崩壊しまくりの無茶苦茶な事をやってのける。
 担当声優の井上喜久子氏の熱演もあり、このシーンに腹筋崩壊した方は多いのではないだろうか。

 ところでドラえもんの歌を歌うのはいいが、これ、版権元の小学館にちゃんと許可は取っているのだろうか…。

 『モバイル』では事情は不明だが、何者かによって追い詰められて姿を隠しているらしい。
 ボーゼルに追い詰められたマシューたちの前に、アメルダの身体を借りて突然姿を現し、マシューたちがこの世界を救う為の唯一の希望だと言い残し、最後の力を振り絞ってマシューたちをその場からテレポートで逃がした。
 その後も何度もアメルダの身体を借りてマシューたちの前に姿を現し、度々マシューたちに助力を与えている。

ユニットとしての性能


 『デア』では闇ルートと独立軍ルートにおいて、ラスボスとして登場。
 クラスは「ルシリス」。名前とクラスが全く同じなのだが、何か意味があるのだろうか。
 ATは46、DFは50。他ルートのラスボスであるカオスやベルンハルトと比較して攻撃力で劣るが、防御力に優れている。
 それに加えて近付くとアースクエイクを情け容赦なく連発してくるので、時間を掛け過ぎるとあっという間に壊滅させられてしまう。短期決戦を心がけよう。

 PS4版&switch版ではアースクエイクは使わない代わりに、ホーリーストライクとフォースヒール3を使用。
 カオスやベルンハルトと比較して基本能力は劣るものの、何といっても「指揮能力100%」が脅威。
 雇用している傭兵は、この時点では最早完全に能力不足であるはずのエンジェルなのだが、彼女の驚異的な指揮能力のお陰で、その弱さを全く感じさせない。
 こちらもスキルやアクセサリーで指揮能力を底上げしてやらないと、エンジェルにフルボッコにされるグリフォンという有り得ない光景を見せて下さる事だろう。むしろ指揮官を直接ぶつけた方がいいかもしれない。
 またスキル「MP自動回復(小)」「MP消耗半減」を所有しており、ホーリーストライクを実質無限に使用可能。
 こっちはMPの配分に常に気を配らないといけないってのに、ちょっとずるくないですかルシリス様…。

 『V』ではシナリオ本編には登場しないが、何と召喚獣として登場(「光の女神」名義)。
 魔法耐性が非常に高く、アースクエイクやテレポート、ヒール2といった強力な魔法を使えるので、非常に頼りになる。
 囮や壁役として大活躍してくれる事だろう。
 飛兵ユニットなので移動の際に地形の影響を受けないのもポイント。

小説版では…。


 紙井中氏執筆の小説版には『III』と『IV』に登場。
 ただしゲーム本編とは一変して、かなり傲慢で高圧的な人物として描かれてしまっている。
 『III』ではディハルトにラングリッサーを託したジェシカに対して「天界の掟を破った」と激怒。
 ジェシカの必死の懇願によってディハルトのラングリッサー所持は認めたものの、その代償としてジェシカの力と記憶を全て奪い、

 「誰の力も借りる事無く自分1人の力だけで天界まで戻って来れたら、奪った記憶と力を戻す」

 という無茶苦茶な無理難題を、記憶喪失状態となったジェシカに突き付けるという、ゲーム本編での心優しいイメージからは想像も付かないような行為をやらかしている。

 さらに『IV』ではギザロフを倒して世界に平和をもたらしたランディウスを

 「あまりにも強大な力を持ち過ぎた。彼をこのまま放っておくのは危険過ぎる」

 などと危険視し、何を思ったのかジェシカに暗殺を命じるという愚行をやらかす。
 だが肝心のジェシカが動揺しまくりのせいでランディウスに一発でバレてしまい、結局暗殺は未遂に終わってしまった。


ルシリス様からのありがた~いお言葉

  • 「エルサリアへようこそ。私はルシリス。地上では光の女神と呼ばれています。」(『II』、『デア』のキャラメイク時)
  • 「貴方たちの世界は貴方たちが守るのです。私はその手助けをする事しか出来ません。」(『III』)
  • 「ラングリッサー…成功のようですね。」(『III』)
  • 「頼みましたよジェシカ。我が娘よ。」(『III』)
  • 「ジェシカ、貴方はどうするのですか?貴方にはもう天界に住む資格があるのですよ?」(『デア』光輝ルート)
  • 「そう、未来は人が作っていくのですね。」(『デア』光輝ルート)
  • 「よいのです。さあ、ゆっくりとお休みなさい…。」(『デア』闇ルート)
  • 「今の貴方は正気と狂気の狭間の中にいるのです。」(『デア』闇ルート)
  • 「貴方の事は天界で見守っていますよ…。」(『デア』闇ルート)
  • 「やはり、黙って見ている訳にはいきませんね。」(『デア』独立軍ルート)
  • 「エルウィン。貴方の持ちうる全ての力を駆使し、全力でかかっていらっしゃい。」(『デア』独立軍ルート)
  • 「認めましょう。今の貴方ならば、成し遂げる事が出来るかもしれない。」(『デア』独立軍ルート)
  • 「ラングリッサーを持つ者よ、全てはこれからの貴方次第です。」(PS4&switch版『I』光輝ルート)
  • 「何て望みを…!!最早貴方こそがこの世界の脅威!!光の女神の名において貴方を排除します!!」(PS4&switch版『I』独立軍ルート)
  • 「ば、馬鹿な…!!神であるこの私が…人間に敗れるなんて…!!」(PS4&switch版『I』独立軍ルート)
  • 「ぱんぱかぱんぱんぱんぱんぱ~ん、ぱ~ん、ぱ~ん、ぱんぱかぱんぱんぱ~ん、あったまでっかで~か、あ~しがたんそ~く、そ~れがどうし~た~、ぼくドラえもん~♪」(『V』ドラマCD)
  • 「これから誰の力も借りる事無く、貴方1人だけでこの天界まで辿り着いてみせなさい。そうすれば私が奪った貴方の記憶と力を戻して差し上げましょう。それが天界の掟を破った貴方に対する、私が貴方に与える罰です。」(小説版『III』)
  • 「彼はあまりにも強大な力を持ち過ぎてしまいました。最早生かしておく訳にはまいりません。」(小説版『IV』)



追記、修正はガチガチに緊張している人に寄り添いながら、ドラえもんのテーマを歌ってくれる人がお願いします。

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最終更新:2022年02月03日 22:09

*1 パウルの先代のボーゼルがはっきりと「ルシリスは人間たちに失望した」とフェラキアに語っている、ジェシカがラングリッサーをディハルトに託したいとルシリスに告げた途端に激怒する等。