漆黒の新幹線/ブラックシンカリオン

登録日:2019/02/05 Tue 22:10:18
更新日:2023/05/27 Sat 16:52:41
所要時間:約15分で読めます




「漆黒の新幹線/ブラックシンカリオン」とは「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」に登場するマシンである。

概要(漆黒の新幹線)

本作の敵対勢力「地の底より這い上がりし種族キトラルザス」が所有する新幹線型の巨大マシン。「漆黒の新幹線」というのは新幹線超進化研究所が便宜上つけた名前であり、真の名前は別に存在する。
名前の通り漆黒の機体を持ち、先頭車両はトカゲやワニの顔の様になっており、逆に最後尾車両は尖って尻尾を思わせる形となっており、さながら車両全体が一匹の生物の様に見える。
キトラルザスの最大の武器である「黒い粒子(通称:ナノマシン)」を常に纏っており、地上世界を疾走すると同時にそれらを周囲に撒き散らし、「巨大怪物体」を出現させる。
線路の引いてあるところしか走れない他のシンカリオンと違い、こちらはそのような制限がなく、紅いビームレールを自ら敷設し、空間移動力もある黒い粒子の効果もあってあらゆる場所に神出鬼没に現れる。
尚その姿を目撃した一般人からはその黒い機体色もあって「新潟の現美新幹線」と度々間違われている。



超進化速度、突入!

加速...

チェンジ!ブラックシンカリオン!

ブラック、変形...

ブラックシンカリオン



ブラックシンカリオン


全高:26.5m
重量:100t

漆黒の新幹線の真の姿。時速1225kmの超進化速度に到達した後、制御装置であるブラックシンカギアにICカード型デバイスブラックShincaを装填することで変形する。
その姿はE5はやぶさと酷似しつつも、変形前と同様の漆黒のボディに切れ長の両目、額から金色の太い角が伸びている等、ダークヒーロー然とした見た目と雰囲気を持つ。
尚他のシンカリオンと同様動かすには一定上の「鉄分」(=適合率)が必要不可欠であり、それが足りていなければ乗り込むことすらできない。その為、現状そんな厳しい条件をクリアできているキトラルザスのエージェントセイリュウのみがこの機体の運転を可能としており、実質的な彼の専用機となっている。
スペックやセイリュウの技量もあってその戦闘能力は驚異的そのもの。
当時の彼らの実力を考慮しても、E5、E6、E7、E3、H5の五機を同時に相手に取って終始圧倒し、当時最強機だったN700Aに初めて膝をつかせており、この6機が真に連携して漸くまともにダメージを負ったレベルである。
尚「巨大怪物体」の出現に必要不可欠な代物である為か、出撃にはキトラルザスの重鎮であるイザの許可がなければならない。

必殺技

デスグランクロス
胸部から放つ紫のビーム砲。E5とは違い砲口はノーズ先端下部がスライドダウンして露出する。



チェンジ!ドラグーンモード!

モードチェンジ...

ブラックシンカリオン

ドラグーンモード


ブラックシンカリオンドラグーンモード


全高:18.5m
全長:69.7m
全幅:51.9m
重量:195t

第24話にて仲間達の助力もあり、イザから新たに託されたモードチェンジ用のブラックShincaを装填することで発動する第2の姿。
中間車両と一度本体から分離した後尾車両、そしてダークフミキリシュリケン、ダークドラゴンナックル、ダークスワローウイング、ダークミサイルポッドが合体して完成した巨大なドラゴン型メカ「バーサーカードラゴン」の中間車両パンタグラフポートに上半身が合体することで完成する。武器はダークシャリンドリルを装備している。
ドラゴンによって通常形態を大幅に上回るスピードと飛行能力を獲得し、猛スピードで空中を縦横無尽に駆け回り敵を翻弄する。その様な戦闘スタイル故に開けた場所での戦闘が得意。
尚ドラゴンは中間車両と武装のみでも構成可能であり、その背中に通常形態のブラックシンカリオンを乗せることも可能。

必殺技

ドラゴンレールアタック
空中にジェットコースターを思わせる長いレールを出現させ、その上を滑走しながらスピードを上げていき、ドラゴンの口から火炎弾を連射しながら敵に突撃する。



更なる力を与える...

今のお前なら使えるはずだ...

ブラックシンカリオンバーサーカーモード...

バーサーカーモード...?

分かったよ、イザ...

ハァ!

バーサーカーモード、変形...

ブラックシンカリオン

バーサーカーモード


ブラックシンカリオンバーサーカーモード


全高:29m
重量:150t

25話にてイザから更に託された新たなモードチェンジ用のブラックShincaを装填することで発動する第3の姿にして最強形態
背中に分離したダークフミキリシュリケンにダークスワローウイングとダークシャリンドリル、両腕にダークフミキリガンとダークカイサツソード、両足にダークドラゴンナックルとダークミサイルポッドを装備し、頭部には金色の三本角の兜を被っており、その姿はさながら「巨大な翼と尻尾を生やした悪魔」のような物である。所詮フル装備形態。また、この形態の時のみ機体が赤みを帯びて発光している。
そのスペックは前の2形態を全ての面において凌駕し、体中の武装をフル活用して距離を選ばぬ戦闘が可能。N700A、H5、800の三機を終始圧倒し、その当時で最強戦力のE5×500とも互角以上の戦いを繰り広げた挙句、新幹線超進化研究所東日本指令室の総力をつぎ込んでも痛み分けに持ち込むのがやっとというレベルの戦闘能力。結局研究所はこれとまともに戦える戦力を保持する為にE5×ドクターイエローまでかなりの時間をかけることになる。

必殺技

ヘルグランクロス
デスグランクロスの強化版。最大限にまでチャージしたエネルギーを螺旋状に渦巻くビームにして放出する。
E5×500の超グランクロスと互角以上の威力を誇る。


武装群


ブラックシンカリオンの武装は超進化研究所のシンカリオンが使用する武装を模倣しており、必要に応じて自由に出現させ装備することができる。
大部分は前述のようにドラゴン型メカのボディを形成するため、一部の武装は形態によって使用不可になるものもある。

ダークカイサツソード
E5、H5のカイサツソードに対応する一対の剣。ブラックシンカリオンの最も基本的な装備。刃は赤く発光している。
オリジナルと違い形状に改札の要素はほとんど見られないが、拘束用の光の改札機を出現させることが可能。

ダークフミキリガン
E6のフミキリガンに対応する。一対の光線砲。オリジナルと違い連装式になっており、腕に装着して使用する。
ドラグーンモードでは後尾車両側面にマウントされる。

ダークシャリンドリル
E7のシャリンドリルに対応する。ドリルというよりは槍のような形をしており、回転させて使うことはあまりない。
ドラグーンモードでの基本装備となる。ドラゴンの単独運用時は尻尾を形成し、バーサーカーモードでは腰背部に装着される。

ダークフミキリシュリケン
E3のフミキリシュリケンに対応する。他の武装に比べるとオリジナルの面影が強い。
ドラグーンモード、バーサーカーモードではダークスワローウイング先端部に分割して装着される。

ダークドラゴンナックル
N700Aのドラゴンナックルに対応する。オリジナルと違い両手分存在する。
ドラグーンモードでは前脚を形成し、バーサーカーモードでは足部に装着される。
原型と違い射出攻撃はせず、キックでドラゴン状のエネルギーを飛ばすスタイルとなっている。

ダークスワローウイング
800のスワローウイングに対応する。
ドラグーンモード、バーサーカーモードではでは主翼を形成する。

ダークミサイルポッド
500のミサイルポッドに対応する。1ブロック4連装で計4基を装備。DXS玩具では2基に省略されている。
ドラグーンモードでは連結して首を形成し、バーサーカーモードでは脚部に2基ずつ装着される。








セイリュウ…!俺は…どうなる!?

知るか!!俺も初めてだ、こんなこと…!!

シャショット!怖がっちゃダメだ!

ハヤト…!

怖がらないで!今は流れに身を任せてみるんだ!

…わかった!セイリュウ!このままやれ!!

くっ…!チェンジ!ブラックシンカリオン!

うおおおおおお!

おおおおおおお!

うおおおおおああああ!


ブラックシンカリオン・紅!


何だ…この変化は…?

ブラックシンカリオン紅


全高:26.5m
重量:100t

ブラックシンカリオンと共に超進化研究所に寝返ったセイリュウが発現させた新たな力。一度目の発動にはシャショットを同乗させる必要があったが、二度目以降は一人でも発動できるようになっているが、その詳しい発動条件は不明。
黒い機体が紅に染まり、一気にヒロイックな印象を与える。また、この姿になると攻撃力が向上するのは勿論、通常の3倍の速度を出すことが出来る。
第65話以降はこの姿がデフォルトとなったが、空中戦を必要とする場合はバーサーカーモードと使い分けることも。
第69話にてブラックナンバーズによって奪われてしまったが、73話にて倉敷ヤクモの手でセイリュウのもとに返還。そのままオーガとの決戦に投入される。

続編の『シンカリオンZ』では第24話で登場し、シンカリオンとシンカリオンZの双方の物語に登場した機体となった。

玩具版ではブラックシンカリオンのリカラーで登場。ダークカイサツソードの形状は変わっている。
キャンペーン品を使用することで紅のドラグーンモードやバーサーカーモードも再現可能。

必殺技

超ダークカイサツソード
赤いオーラで形成された改札機で敵を拘束し、すれ違いざまにダークカイサツソードで切り裂く。

デスグランクロス
胸部から放つ黒とピンク色のビーム砲。通常形態と名称は変わらないが、こちらはヘルグランクロスをも超える威力を持つ。



ブラックナンバーズ


全高:26.5m
重量:110t

第68話から登場。
第65話にて新たに登場したブラックシンカリオンオーガみ出されるブラックシンカリオンを模した量産機。(分かりやすくとシンカリオン版ショッカーライダーといったところ)
新幹線形態はオリジナルのブラックシンカリオンと酷似しているが、変形すると顔には鬼や骸骨を混ぜた様な形の仮面を付けているのが特徴。
武装はオリジナルの物を銀色にした物を使用する。
戦闘力も量産型にしてはなかなか高く、連携攻撃も得意。
モードチェンジはできないがドラゴン型メカの召喚も可能で空中戦にも対応する。



追記・修正はイザの許可を得てお願いします。

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最終更新:2023年05月27日 16:52