姉季折々

登録日:2019/01/31 (木) 22:48:05
更新日:2022/11/13 Sun 15:26:08
所要時間:約 12 分で読めます




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また、内容のネタバレが含まれますので、閲覧は自己責任でお願いします






皆は魔法が存在すると思うだろうか。僕はすると思う

だって…オナニーしていたら急に目の前に目の前にお姉さんが現れたのだから…

それも――僕のチンコに刺さった状態で




『姉季折々』は2016~2017年にワニマガジン発行の『COMIC X-EROS』に連載されたエロ漫画
作者は「あきのそら」。全5話。2018年4月20日に発売され*1、表題作として単行本に収録。さらに書き下ろしとして後日談が追加。
他の収録作品に『海びより』『大好きの数だけ』『こたパン』といった、全部年下貧乳ヒロインの短編ものを添えてバランスのいい内容となっている。

さらに「単行本『四季折々』発売記念特別企画」としてに加え、といったワニマガジン発行の姉妹誌で
  • 『藍より染めて』(『COMIC快楽天BEAST 2018年6月号』)
  • 『ある日くまさんに出会った』(『COMIC失楽天 2018年6月号』)
  • 『あほのこ!』(『COMIC X-EROS #67(2018年6月号)』)
  • 『ある日ねこさんに出会った』(『COMIC快楽天 2018年7月号』)
が掲載された。

【概要】


異世界から現代にやってきた個性豊かな年上の四姉妹達とマコトのラブラブなハーレムデイズを描いた長編もの。
後に異世界モノをテーマにしたオリジナル同人『異世界来たので魔法をスケベな事に利用しようと思う』や異世界を舞台としたノベルのイラストを描いている。

長編漫画『笑顔を咲かせて』と異なり陵辱展開は一切なく、しかも全員処女なので非処女という設定に抵抗のある方も安心して読める。
容姿も胸も性格も姉妹なのにバラエティ過ぎる?そして冒頭の台詞からしておかしい?。とりあえず先に進めばわかる。
タイトルの由来は四季折々のもじりと思われる。


【登場人物】


  • マコト
現代に住むこの物語の主人公。普段は外見通りなよなよしていて頼りがいがなさそうな性格であり、モテない*2
自慰行為をしていたところを急に目の前にプリムラが自分と合体した形で現れ、それからはプリムラの姉達と出会うことになる。

実は、マコト自体が異世界とこちらの世界を繋ぐ扉であるため、その身から大量の魔力が流れ込んでいる*3
自分の意思を強く込めれば魔力を補充できるし、異世界とこちらの世界を行き来もできるが、
異世界からこちらの世界に転移すると、扉であるマコトと即合体すると言う余りにもブッ飛んだ事になる。
また、魔力の出入り口がマコト一人分の穴しかないため暴走するリスクを孕んでおり、もし暴走すると見境なく性行為を働く衝動に駆られる性質を持つ。
マコトの精子を補給することでプリムラ達の魔力が少しだけ回復するという事もあり、彼女たちの帰還に協力することに。

また、暴走して「犯したい」という衝動にかられてもなお、相手のことを配慮する、優しさあふれる人物像であり、それがプリムラたちの信頼を勝ち取るきっかけとなった。
初期案では頼り甲斐があるもののいい人過ぎてモテないとのことらしい。


  • プリムラ・ド・ロレーヌ
ロレーヌ家の四女で、愛称はリム。18歳。
名前の由来はサクラソウ科の植物「プリムラ」であり、プリムラの花飾りをつけている。
流れるような美しい金髪に程よい胸のサイズ、気品のある性格……と如何にもお嬢様というべきもの。

ある理由で異世界からこちらの世界に転移されたが、素っ裸の状態でマコトと即座に合体したことでそれは大変な事に。
その為か、初めはマコトに対して厳しい態度をとったが、マコトの暴走を鎮めるために協力することに。
また、こちらの世界に転移したため魔力が枯渇したほか、姉たちと違って自分の意志に反して転移しているため記憶が曖昧となっている。
……話数が進むうちにマコトとの優しさに触れて性行為を受け入れ、後に転移してきたた姉達とともにマコトに責任を取らせることに。


  • レインリリー・ド・ロレーヌ
ロレーヌ家の三女で、愛称はリリー。20歳。
名前の由来はヒガンバナ科の植物「レインリリー」であり、レインリリーの花飾りを付けている。
レインリリーはゼフィランサスとも呼ばれるが、別にこのMSとは関係ない
髪色は薄紅色でツインテールの髪型をしているが、プリムラと比べて胸は小さく、体つきも細身というもの。

キツイ性格をしているが、妹命であり、異世界に転移していたプリムラの身を案じて自分も転移した。
しかしレインリリーもプリムラと同じ目に遭った為*4、マコトに対してつんけんな態度を取ったが……やっぱりチョロインでした*5
また、エッチするシーンでプリムラやダイアンサスと舌と舌を絡め取るシーンがあるため、両方イケる口のようだ。
魔法院*6院長という肩書きを持っており、魔法と実験が好きであるが、服に無頓着という一面も。


  • カトレア・ド・ロレーヌ
ロレーヌ家の次女で、愛称はレア。21歳。
名前の由来はラン科の植物「カトレア」であり、カトレアの花飾りを付けている。
一見すると包容力のあるゆるふわで優しげな印象と、肉感を感じさせる豊満なスタイルと四姉妹の中で一番の胸のサイズを誇る。

だが、異世界から妹たちの性行為を観察した際に興奮して自分もマコトと激しい性行為することを所望したり*7
姉と妹たちにマコトを独占されて蚊帳の外であっても「それはそれで」と興奮するマゾ気味のヘンタイである*8
また、ヤバイことを口走っては訂正したり、プリムラの婚約者をある理由(後述)で拷問を行ったことを口にしているなど、ソッチとは別方面で過激な一面を見せたりする。


  • ダイアンサス・ド・ロレーヌ
ロレーヌ家の長女で、愛称はスゥ。22歳。
名前の由来はナデシコ科の植物「ダイアンサス」であり、ダイアンサスの花飾りをつけている。
ダイアンサスはナデシコという別名があるが、別にこの戦艦とは関係ない
一番年上であり、年を食ったような口調をしているが、それに反してロリ体型と貧乳という姿をしているため、マコトに驚かれてしまった。普段の服装はゴスロリ調

天才魔導師ということもあってか、現代側を水晶で遠隔視したり自身とカトレアを異世界からこちらの世界に転移したり出来るほか*9
ディープキスで魔力を一瞬回復できるようだが、案の定暴走したマコトに食われてしまった。


  • プリムラの婚約者
プリムラと婚約してた男。国の王太子(王位継承の第一順位の王子。つまり次期国王筆頭候補)。名前は■■■■と伏せられており、詳細は不明*10
婚約発表のシーンでの描写を見る限りはかなり幼い頃からプリムラとは許嫁の関係だったようだが、
他の女と不貞行為を働いている上にそれを目撃した彼女を殺害しようとしたが彼女が現代世界に転移したことで失敗に終わった。

……端的に言えば王太子という身分でありプリムラと婚約していながら、許嫁以外の女と平然と肉体関係を結んだだけでなく、
そのプリムラに不倫現場を見られたら詫びるどころか「不倫相手と結ばれないのはお前のせいだ(意訳)」などとのたまって衝動的に殺害を図る*11救いようのない外道
プリムラの失踪後の動向は不明だが、プリムラに酷い仕打ちをした以上、姉たちに怒りを買わないわけもなく……(後述)


【物語の結末】


例のごとく暴走して四姉妹と性行為をした際に意識を失ったマコト。そのマコトと四姉妹はプリムラの記憶を映し出した空間魔法に移っていた。
だが、その婚約者は他の女性と不貞を働いた上に、偶然目撃したプリムラを手にかけようとしたことを思い出し、嘆くプリムラ。
だが姉たちは婚約者に報復を与えており、生まれたことを後悔するような目に遭わせたのであった。

姉たちの励ましによってすぐに立ち直ったプリムラは婚約者に見切りをつけ、姉達とマコトと一緒に前に進むのであった。
……その後にマコトはプリムラたち四姉妹と性行為を繰り広げたのだが、エロ漫画だしね*12

そして物語のラストではマコトに流れ込んでいる凄まじい魔力は完全に異世界に繋がったらしく、
それによって暴走することも無くなり、互いの世界を行き来することが容易となり、
マコトがプリムラたちと共に彼女達が元いた世界に来訪するシーンで物語を締めくくった。


ちなみに単行本での書き下ろしは異世界にやってきてから一ヶ月後の話が書かれている。
リリーによってポーションを飲まされてしまい、物凄い勢いでイチモツがバイブ化して勃起してまったマコト。
四姉妹と性行為をしてどうにか戻ったのはいいが、すぐさま飲まされたあたり、尻に敷かれているそうな……。
ちなみに「お父様の仕事の手伝いばかりで相手をしてくれなかった」とのこと。婿扱い何だろうか?


【余談】


  • プリムラの婚約者の末路
プリムラの婚約者は不倫相手の女性と結ばれようとするためにプリムラを殺害しようとした結果姉たちから猛烈な制裁を受け、生まれたことを後悔するような目に遭わせたのであった。
具体的にレインリリーに不倫現場を全国ライブ配信され*13、ダイアンサスに一生勃たなくなる呪いを掛けられ、カトレアにプリムラの行方を聞き出される形で拷問を受けられた挙句殴られたとのコトである。

しかし王位継承権のある人間に勃起できなくなる呪いをかけられたら廃太子まっしぐらであり、王太子ともあろうものが突然廃嫡されたりなどしたらそれはそれでただでは済まない騒動になると思われる。
もし、彼以外に王位継承権を持つ者*14がいないのだとしたら実質現王家血統断絶という大事件だし、そうでないとしても再燃した王位継承権争いで内紛待ったなし。漁夫の利を狙う他国からの侵略も懸念されうる*15

尚、既に不倫スキャンダルが白日の下に晒されてしまった状態からどうやってこの事態の収拾を付けたのかに関しては不明*16
少なくとも、上記の行動によってプリムラの姉たちの恨みを買って「生まれたことを後悔する」ような目に遭い、
もう王族としては致命的なレベルで社会的ステータスを破壊しつくされてしまったことだけは確かである。

同じ作者が手がけた『笑顔を咲かせて』に登場する九条もヒロインの婚約者でありながら(方向性は異なるが)酷い仕打ちをする、
最終的にはヒロインに振られた挙句に社会的ステータスを失う、という悪因悪果の末路を辿ったという点など、プリムラの婚約者と妙な共通点がある。

追記・修正は異世界とこちらの世界をつなぐ扉となった者にお願いします。


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最終更新:2022年11月13日 15:26

*1 電子書籍版では2018年6月8日に発売。

*2 職業不詳の一人暮らしだが、没話で学校に行ってるので学生のようだ。

*3 ダイアンサスからは人間が扱える訳がないと評されている

*4 なお、自分にかかれば「転移魔法の一つや二つぐらい」とドヤ顔で語るも、余りにも雑すぎる処女喪失と膣内射精のコンボで失神してしまう。

*5 一応フォロー(?)しておくと、彼女は男性を気に入ったのはマコトが初めてだったりする。

*6 異世界における人々の役に立つ魔法を研究している所であり、選ばれた方々しか入れない所である。

*7 その事もあってか、プリムラやレインリリーと異なり最初からマコトにデレている。

*8 その為か、ダイアンサスはドン引きされ、レインリリーから「ヘンタイ」とぞんざい気味に扱われている

*9 レインリリーはあれだけ苦労してようやく現代に来れたということから、容易ではないことを伺わせる。

*10 なお、マコトが冒頭でエッチしたプリムラの夢を見ていたため、「名前がわからなかった」という可能性もある。

*11 プリムラは許嫁のためにプレゼントをしようとするが、その許嫁が他の女と不倫している現場を見たショックを受けたのは言うまでもなく、記憶を取り戻した時は「あんなの思い出さなければよかったのに」と泣きじゃくっていた。

*12 エロ漫画的に言えば要するにハーレム5Pである。フィーヒヒヒ!

*13 この事から、王太子妃失踪という国の根幹を揺るがしかねないような大事件が現在進行系で発生していると言うのにまだ不倫関係を続けていたと推測される。

*14 分家や親族なども含めて

*15 マコトも知ってか知らずかその事を聞いてドン引きした。

*16 尤も、四姉妹とのハーレムを描いたエロ漫画なので、エロを優先させるために「其の辺の事実」を描かなかった可能性もある。