ジャンゴ(ONE PIECE)

登録日:2019/01/17 (木) 01:39:06
更新日:2024/02/07 Wed 11:56:42
所要時間:約 5 分で読めます





(ワン)(ツー)・ジャンゴで眠くなる!

(ワン)(ツー)ジャンゴ!!


漫画『ONE PIECE』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

本名:ジャンゴ
所属:クロネコ海賊団→海軍
役職:副船長→船長→海軍本部三等兵→海軍本部少佐(新世界編)
異名:“1、2のジャンゴ”→“寝返りのジャンゴ”
悪魔の実:なし
懸賞金:900万ベリー(海賊時代)*1
年齢:27歳→29歳
誕生日:12月28日(1・2・ジ(2)ャ(8)ンゴ)
星座:山羊座
血液型:S型(現実だとO型)
初登場:単行本3巻・第25話・『ウソ800』
出身地:東の海
主な上司:黒檻のヒナ
好きな食べ物:キノコのスパゲティ
CV:矢尾一樹(後のボンちゃん及びフランキー)、高木渉(『ジャンゴのダンスカーニバル』のみ)


【概要】

クロネコ海賊団の船長。異名は“1、2のジャンゴ”。

ハートマークのような形のサングラスと縞々模様の顎が特徴。
普段は隠れている目もグラサン同様ハートの形をしている
縞々模様の顎はダンサーとして売れてなかった頃に顎に生えたキノコの食べ残し。

前の船長だった百計のクロの指示で、ウソップの故郷に住む大金持ちの少女の財産を奪おうとした。
なお、クロがルフィと戦闘を繰り広げた際に「おれ達はこの計画から逃れられやしねェんだ」と口にしていたあたり、自分達がクロに口封じで始末される事を薄々と気づいていたのかもしれない。

麦わらの一味に敗北後は数奇な運命の末に海軍に入隊した。

2001年に公開された劇場版『ONE PIECE』の第2作目『ねじまき島の冒険』と同時上映された『ジャンゴのダンスカーニバル』では主役を務めた。

【人物】

基本的には計画のためには女子どもであっても手に掛けようとする非情な男だが、同時に初対面の子ども達にねだられて自分の催眠術を披露したり、
自分の催眠術でルフィを死なせたと思った時には「殺すつもりはなかった」とコメントするなど、どこか人のいい様子も伺わせる所がある。

海軍将校のフルボディと相手が海兵とは知らず意気投合し友達になり、フルボディが海兵と知ったことで一度は逃げ出したものの、
街を襲うチューリップ海賊団によってフルボディが危機に陥った際は、逮捕されるリスクがありながら友人を助けるため町に舞い戻り、フルボディに加勢するなど友情にも厚い。

フルボディ共々、ヒナに対して恋心を抱いており、度々アプローチしているが、ヒナには実力を含めて部下としては認められているものの恋が実る気配は全く見られない。

他にも元々ダンサーを志望していたこともあってダンスが得意。
その実力はほぼ飛び入りで参加したダンス大会でしっかり優勝してしまうほど。
ムーンウォークもお手の物で、初登場時もムーンウォークで歩いていたところをたまねぎに発見されて大騒ぎになった。

【戦闘能力】

チャクラムを武器としており、これを投擲して相手を攻撃する。その切れ味は小さな竹林ならものの数分で平野にしてしまうほど。
また、そのチャクラムを糸に繋いで振り子代わりにし、催眠術を掛けることも出来る。というか、むしろこっちが本領

催眠術の腕はかなりのものだが、チャクラムを見ていると自分自身にもかかってしまうことが難点。
クロにそれを指摘されてからは、かける瞬間に帽子で目元を隠すことで相手にだけかかるようにしている。
更に相手にチャクラムを凝視させる必要があるため、単体での汎用性は低い。
逆に言えば凝視させるという条件をクリアすることで多くの相手に効くということになる。

なお、この催眠術は前述のキノコ(の傘部分)を食べたことで会得している。
食べ残されているのは非常に不味かったため。
或いは新種の悪魔の実の一種だったのかも知れない。

  • (ワン)(ツー)・ジャンゴ
催眠術をかけて相手を眠らせたり、味方を強化したりする。
記憶を書き換えるなども可能。

作中では自爆や敵も強化するなどの間抜けなミスが目立つものの、効果自体は非常に強力…というか、似たような精神攻撃効果のミス・ゴールデンウィークペローナと違い、催眠術そのものが直接破られたり無効化されたりする描写は一切ない。一応「振り子を見ない」「力技で叩き起こす」などの原始的な対処が通じる弱点はあるが。

【来歴】

過去

若い頃はダンサーを目指していた。
もっとも、ダンサーとしては芽が出なかったらしく、夢破れたジャンゴは海賊へと落ちぶれクロネコ海賊団に入団。
クロネコ海賊団では船長の百計のクロの下で副船長を務めていた。

だが、本編から3年前クロは海軍賞金稼ぎに追われる海賊生活に嫌気がさし、船を降りることを計画。
ジャンゴはクロの命令で当時は軍曹だったモーガンと船大工のヌギレ・ヤイヌに催眠術をかけ、ヌギレ・ヤイヌをクロの身代わりとして処刑させた。これが原因でモーガンが地位や権力にこだわるようになってしまったことから、モーガンを変貌させた張本人と言える。
その後は船長のクロが船を降りたことでクロネコ海賊団の船長に就任。
クロの立てた計画のサポートを開始した。


東の海編

クロが船を降りてから三年後、ついにクロの計画が動き出す。
計画ではジャンゴの催眠術でカヤに「執事クラハドールに私の財産を全て譲る」という遺言を書かせたうえでクロネコ海賊団にシロップ村を襲撃させ、そのどさくさに紛れてカヤを暗殺
彼女の遺産はクロの手に・・・。
だが、クロとの密会の場面を村の少年のウソップに目撃されたことで計画は狂いだす。

雄叫びと共にシロップ村へと突き進むクロネコ海賊団の前に、ウソップに加勢した麦わらの一味が立ち塞がる。
思わぬ強敵に邪魔をされ、ルフィ達に苦戦したことで、クロの計画は遅れに遅れ、ブチ切れたクロは自ら戦いに参戦。
ルフィの相手をクロに任せ、ジャンゴはクロの命令で森に逃げ込んだカヤを追跡。
ウソップ海賊団の子供達の命を盾に何とか遺書を書かせることに成功したものの、カヤを殺害する寸前で二人を追ってきたウソップとゾロに追いつかれてしまう。

結果、計画完了まで後一歩のところでウソップの“火薬星”がジャンゴの顔面を直撃。
ジャンゴが気絶するのと同じ頃、クロもまたルフィに敗北し、クロネコ海賊団はシロップ村から退却。
部下達に忘れ去られたジャンゴは、一人ウソップの故郷の島に置き去りにされてしまった。


扉絵編(ジャンゴのダンス天国)

置き去りにされた後、とりあえずと村のレストランにて食事を取るが、そこを元ウソップ海賊団のたまねぎに見つかったため島から脱出。
航海の末辿り着いた島でダンスの大会に参加し、そこで偶然同じように出場していたフルボディと知り合う。

お互いが海賊と海兵だとは知らなかったため意気投合したものの、フルボディの正体を知って驚愕。
町を襲ってきたチューリップ海賊団の相手をフルボディがしている間にこっそり逃走するが、結局見捨てられずフルボディに加勢してチューリップ海賊団を撃退。
その後逮捕されるも、フルボディのダンスによる必死の弁護により、ノリで無罪放免、死刑を免れた。

無罪判決後、催眠術でフルボディとお互いのことを忘れ海に出ようとした所を、偶然通りかかった海軍大佐ヒナに一目惚れ。同じくヒナに一目惚れしたフルボディと共に彼女の部下になった。
フルボディの方も裁判の一件で大尉から海軍本部三等兵への降格に処されており、共に一からのスタートとなった。
なお、海軍本部三等兵は本来なら制服を着用する義務があるのだが、ジャンゴとフルボディと仲良く私服着用という規律違反を犯している。もっとも、上司のヒナが黙認しているので大きな問題ではないのだろう。


偉大なる航路編


「いいかお前ら 海賊なんて… 最低だっ‼」

海兵としてアラバスタ王国での麦わらの一味の拿捕やキューカ島でのバロックワークスの残党狩りなどに参加。
この時黒槍の陣で麦わらの一味を追い詰めるが、自らと同じ声優のボンクレーの変装によって欺かれ麦わらの一味を捕り逃がす。
マリンフォード頂上戦争にも参戦したが、アニメで自身の催眠術でフルボディ共々眠ってしまい(東の海編でクロに指摘され直したはずのクセがもどってしまったため)挙句、ヒナの技に巻き込まれて相棒のフルボディと共に捕縛されてしまった以外はこれといった活躍の機会は無く、
最終的にはルフィが無意識に発動させた覇王色の覇気によって意識を失ってしまったりと噛ませ犬のような扱いになってしまった。
結局何がしたかったんだコイツら、と言われるくらい散々な目に合うが、新世界の海賊5万人相手(アニメオリジナルでは少将クラスでも油断したら倒される)では何もできなくても仕方なかろう。
コビメッポにも言えるが殉職しなかっただけマシかもしれない。

新世界編

新世界編でも少将となったヒナの下にいる。階級は少佐。一応出世はしているようだ。


【余談】

寝返りという二つ名が少々不名誉だが、何気に元海賊が海兵になるという異例の経歴の持ち主*2
逆に海軍から海賊になったり、初めから海軍にいながら汚職に手を染める者が結構いる中で真面目に海兵としての職務を遂行し、新世界編では相方共々少佐に取り立てられたあたり、なんだかんだ海軍の方が性に合っていたのかも知れない。
もちろん相方や上司にも比較的恵まれた上でジャンゴの人柄がそれらに適合できるものだったという事も大きいだろうが。

また、誇り高い海兵だったモーガンが地位や権力にこだわる人間に変貌してしまったのには、ジャンゴの催眠術が影響しているのではと考察されている。
運命のいたずらか、扉絵連載ではシロップ村から逃げ出したジャンゴとニアミスしている。

服装や顔つき、ムーンウォークが得意なダンスの達人といった設定などから、キャラクターとしてのモデルはマイケル・ジャクソンと思われる。



(ワン)(ツー)・ジャンゴで追記・修正したくなる!

(ワン)(ツー)ジャンゴ!!



…おれはこの項目を追記・修正する男だ(どーん)

副船長ってばまたやってるよ…


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最終更新:2024年02月07日 11:56

*1 逮捕されるが、後述の理由で無罪放免になった事で、海軍に転向した事で、賞金停止。

*2 後に事情や実態は異なるが似たような経歴を持った海軍将校は登場した。