ニードル/ヤマアラシロイド(仮面ライダーSPIRITS)

登録日:2019/01/12(土) 03:16:20
更新日:2021/10/19 Tue 18:46:08
所要時間:約 3 分で読めます





「神の名「ゼクロス」は私にこそふさわしい!」


ニードル/ヤマアラシロイドとは、漫画『仮面ライダーSPIRITS』の登場キャラクター。

所属組織:BADAN
モチーフ:ヤマアラシ
登場作品:『仮面ライダーSPIRITS』


概要

『SPIRITS』の原作である『仮面ライダーZX』に登場する怪人・ヤマアラシロイドをモデルにしたキャラクター。

悪の組織BADANに所属する改造人間で、ヤマアラシの能力を移植されている。
組織内での地位は幹部格で、他のBADAN怪人に命令を下し、統率する「怪人軍団長」という肩書を持つ。

人間態は眼鏡や白衣を身に着け、逆立てた頭髪や常に笑みを浮かべた表情が特徴的な優男風の青年。
普段は温厚無礼な口調で、物腰も柔らかな印象を与えるが、その本性は非常に冷酷かつ残虐的な面を持つ危険人物。一度逆上すると、相手に対する殺意を曝け出し、口調も一転して荒々しく乱暴なものとなる。
作中では、部下であるサラマンダー/トカゲロイドをほぼ使い捨てとして使ったり、の姉・村雨しずかをZX実験の被験者にした挙句殺害するなど、その冷血さが際立っている。

自身らと同じ改造人間でありながら、人類の自由と正義を守る為に戦い続ける仮面ライダーを「ミスクリエーション(出来損ない)」と呼んで見下している。

表向きはBADANの幹部として活動し、大首領によって復活した暗闇大使が登場して以降は彼に従う素振りを見せるが、
実は「神の器」と呼ばれるZXボディを手に入れ、自分が神に成り代わろうという野望を抱いている。
だが、ZXボディが実は大首領JUDOを復活させるための器であったことは知らなかったらしく、この真実を知った後はBADANに対する不信感から組織を離反。
以降はBADANの追手を返り討ちにしながら、単独行動をとっている。

作中の描写からクリームパンが好物な模様。

能力

自分の髪の毛を抜き取って、それを鋭い針に変える能力を持つ。針の大きさや形状はニードルの意思によって自在に変化させることが可能なようで、
無数の針の雨や、細かいトゲの生えた長い槍などの武器として使える。
抜き取り過ぎてハゲるんじゃないかとか、気にしてはいけない。

相手の肉体にあるツボに針を刺して刺激することで肉体の再生力や新陳代謝を促進させることが出来る、針治療のようなことも可能。
作中では、アマゾンの大切断で胴体を分断されたガランダー帝国の獣人に針を打ち込み、身体が分断したままの状態で復活させている。

逆に細胞を暴走させることによって、針を打ち込んだ怪人を巨大な怪獣に変貌させたり、相手の神経を敏感にして痛覚を増幅させることも出来る。
前者はサラマンダー/トカゲロイドの持ち前の再生能力を暴走させることでティラノサウルスに似た怪獣に変貌させたり、モグラ獣人を巨大化・暴走させた。

また、コマンドロイドやコンバットロイドのような戦闘員の首に針を打ち込むことによって、ニードルの思い通りに動く傀儡として操ることが出来る。

ヤマアラシロイド

ニードルの怪人態で、ヤマアラシの能力を持った改造人間。
本家『ZX』に登場するヤマアラシロイドを『SPIRITS』独自にリデザインした姿……だが、他のBADAN怪人に比べると本家のヤマアラシロイドに近い外見*1。人間態時と同じく頭髪を鋭い針に変えることで武器として用いる。
「怪人軍団長」の肩書を持つだけあって中々手ごわい実力者で、『SPIRITS』第2部での新宿の戦いではZXを苦しめた。

過去

ニードルも良/ZXと同じように改造手術を受けて目覚めた時点で、本来持っていたであろう元の人間としての過去を完全に忘れ去っており、『SPIRITS』のオリジナルキャラクターであるウェイ・ペイからは「師匠」と呼ばれている。
過去の記憶を持たないニードルはウェイ・ペイのことは全く覚えていないが、ウェイの証言によれば、ニードルは過去にウェイの命を救い、同時に殺しや針治療の技術を教えてくれたらしい。


劇中での活躍

『SPIRITS』第1部でのアマゾン編(前編)で初登場。
部下であるサラマンダー/トカゲロイドに天才児ビクトル・ハーリンの抹殺を命令していたようだが、ビクトルの護衛となっていたアマゾンに阻止される。
アマゾン編(後編)では、アマゾンの大切断で頭部を両断され敗れたトカゲロイドに針を打ち込み、驚異的な再生能力を促すことで復活させるが、
既にトカゲロイドはニードルにとって単なる捨て駒に過ぎず、再生能力を暴走させることで知性を持たない巨大怪獣に変貌させた。

その後、同じ幹部格のプワゾン/ドクガロイドやアスラ/アメンバロイドをライダー達に撃破されたことで、
今度は村雨良/ZXや三影英介/タイガーロイドに無数のコマンドロイド達を率いらせ、世界中の軍事施設の破壊活動や殺戮を行わせる。

『SPIRITS』第2部では、新宿の海堂博士の診療所に身を寄せていた良を襲撃。
怪人態であるヤマアラシロイドの姿を初めて見せ、更に自身の目的がZXのボディを奪い取って神として君臨することであったことを明かす。
新宿内でZXと戦闘を繰り広げるが、途中で三影が割り込んできたことで決着は付かず、そのまま撤退して姿を眩ました。
ZXボディの真の製造目的を知って以降はBADANを離反し、単独行動を開始。
第2部の終盤では再びZXの前に現れ、彼に自身と共闘してBADANに復讐することを持ちかけるが、V3・ライダーマン・スーパー1の介入もあってか失敗する。

その後は裏切り者としてBADANに抹殺されることを恐れてか、長い逃亡生活を送る内に無精髭がボウボウに生え、白衣もボロボロに汚れているという浮浪者同然の姿となっていた。

『SPIRITS』第3部では、何らかの目論みを持って要塞サザングロスに帰還。
暗闇大使に捕らえられるが、何があったのか不明だが以降は暗闇大使の命令で行動するBADAN幹部の立場に戻る。
沖縄においては、モグラ獣人を巨大化・暴走させることでアマゾンの左腕をギギの腕輪ごと切断させ、ギギの腕輪をゼロ大帝の元に届けるといった暗躍ぶりを見せる。

物語が阿修羅谷における戦いまで進むと、暗闇大使が大首領を見限ったことで、結果的にニードルを含んだBADAN全体がJUDOに離反することになる。
この時点で不精髭を剃り、白衣も新しいものに着替えている。

新生BADANが再編された後は、新たなBADANの支配者となった三影やシズカと共にSPIRITSの基地を訪れ、
仮面ライダーやSPIRITSに対し、「自分達の共通の敵である大首領JUDOやデルザー軍団を打倒する為に同盟を結ぶ」という共同戦線を持ち掛ける。


「追記・修正のサイト「アニヲタwiki」は私にこそふさわしい!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ニードル
  • ヤマアラシロイド
  • 山嵐
  • ヤマアラシ
  • BADAN
  • バダン
  • 仮面ライダーZX
  • 仮面ライダーSPIRITS
  • 怪人
  • 眼鏡
  • 白衣
  • 怪人軍団長
  • 改造人間
  • 幹部
  • 山あらし
  • 針毛
  • 凶器
  • トリックスター
  • 針師
  • クリームパン
  • 漫画版仮面ライダーリンク

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年10月19日 18:46

*1 細かな違いは、鼻先が鋭利な形状になっていることぐらい。