二階堂サキ

登録日:2018/12/30 Sun 00:12:19
更新日:2023/10/31 Tue 20:41:51
所要時間:約 7 分で読めます





九州制覇から全国制覇、笑うような奴はぶっ殺すぞ

出典:ゾンビランドサガ、9話より、2018年10月4日~12月20日まで放送、
MAPPA、Ⓒゾンビランドサガ製作委員会



『二階堂サキ』は『ゾンビランドサガ』の登場人物。
ゾンビィ2号、またはフランシュシュ2号。グループのリーダーも務める。
肩書は「伝説の特攻隊長」。

CV:田野アサミ

●目次

【“プロフィール” !?】

生年月日:1979年5月15日
没年月日:1997年8月30日(仏滅)
享年享年:18歳
血液型:O型
身長:153cm
体重:45kg
スリーサイズ:B77/W54/H82(Cカップ)
趣味:ゲーセン、たまごっち
好きな食べ物:鶏肉
嫌いな食べ物:甘いもの
好きな色:オレンジ


【“人物” !?】

90年代後半に九州制覇を成し遂げ、佐賀で伝説となった暴走レディースグループ怒羅美(ドラミ)の初代特攻隊長。
毎朝のミーティングでは、椅子の上で胡座をかいている。
ヤンキーらしく横文字を漢字変換する癖がある。
生前は当時流行の「たまごっち」にハマっており、最初の頃は遊べなくなったことを惜しむ発言をしていた。
その代わりなのかなんなのか、認めた後はさくらを“卵みたいな顔”と評して可愛がるように。

口癖は、やっぱりヤンキーらしく「お前、どこ中?」「ぶっ殺すぞ」で、「どこ中?」は、流石に打ち解けてからは言わなくなったが、「ぶっ殺すぞ」は、軽い口調ながら後にも発していた。
また、常に「気合い」を口にするような所も。
「死ぬ気でやれば何でも出来る」が持論だったが、ゾンビィになってからは「死んでるから何でも出来る」とアレンジされている。
また、本当かどうかは不明だが「ゾンビは吸収が早い」「食える食えるゾンビやし」等といった、調子のいい発言も目立つ。

格好は前髪と後ろ髪の一部にオレンジとライトグリーンが入ったロングの金髪ポニーテールに、赤いスカジャン、スカートはロングスカートと、昔のヤンキーファッション。

ゾンビィとしては右頬や右腕に縫い傷やが、更に見えにくいが全身も包帯でグルグル巻きになっている。
「ハンドル握って死んだ」と語っている等、事故死であることが示唆されており、その辺の死に様は第9話にて明かされた。

自我を取り戻した当初は、他のメンバーと同様にやる気を見せていなかったが、一人だけグラサン巽とレッスンに励むさくらに興味があったのか、サキなりの接触をしている。
その後、老人相手のイベントにて口では余裕と言いながらもたえがバラバラになる等して混乱を呼んでしまい、対処に追われている内にキレたさくらとラップバトルで応酬。

この時のやり取りを経て、さくらを真っ先に根性ある奴と認めると、一緒にアイドルに挑戦するのにも積極的になる。
当初はズブの素人の一人の為に苦労していたが、持ち前の根性と気合いでアイドル活動をモノにしていった。

グループ名を邪無怒怠拘(ジャンヌダルク)『フランシュシュ』と改めた際に、他に手を上げるものが居なかったからだがリーダーに。

気合いの入ったヤンキーらしく、ややガサツながらも非常に仲間思いのために、何だかんだで頼りになる場面も多く、愛と純子が険悪になった時には釘を刺し、心配して探しに出たりしている。

やっぱりヤンキーらしく、地元愛が強いのも特徴で、生前は頻繁に通っていた「ドライブイン鳥(ドラ鳥)」からのCM依頼の話に燃え、
「ガタリンピック」出場の報せには涙を流していた。

武闘派ヤンキーらしく気も腕っぷしも強く、ウザい巽に最初に鉄拳制裁をかました。
温泉での一件があったとはいえバットでボールを打ち込まれた時には、立ち上がるなりボールを右太腿にめり込ませた
第8話では変質者と勘違いして大男の剛雄(パピー)をローリングソバットで壁まで蹴り飛ばしている。

……とはいえ、喧嘩っ早く見えて実際には相当に自制が利いており、第9話での自分の過去にも絡む、現在の『怒羅美』の件に首を突っ込んだ時も巽に注意される以前から暴力を振るうようなことはしていない。

自我が戻っていない第1話の時点で、舞台で拡声器片手に見事なシャウトを噛ましており、
リーダーとなってからは、この拡声器で挨拶をするのが定番となっているのだが、常に言葉が足りなかったりと、何かしらでグダグダになるというお約束がある。

実は、享年18歳ながらメンバーでは2番目に背が低く胸も小さい。
3サイズが公開されて意外に思った人も多かった模様。
実際、そう見えないのは髪型や全身のバランスか?

また、不良だからなのかサガロックの話題の際にイベント内容を知らずとも食いついていたり、さくらとのラップバトルの応酬から、ロックやヒップホップ系音楽が嗜好なのでは?とも言われている。




……第9話にて生前の姿が明かされ、相棒で『怒羅美』初代総長の霧島麗子と共に『!?』な大暴れをしていた中で、因縁の殺女(コロスケ)との決着を着けるために鏡山でのチキンレースに代表として挑むことに。

しかし、全くスピードを緩めることなく崖下に飛び出し、転落した末にバイクも爆散して死亡。*1

この一件は、残された麗子の心にトラウマを残す一方で、サキに語っていたように普通のお母さんとなった彼女にとっての大切な友との記憶となっていた。

そして、伝説を残した初代の頃よりすっかりと縮小してしまい、
今ではたった三人となってしまった『怒羅美』を母親の旧姓を名乗って引き継いでいる万梨阿との遭遇から、
サキは名乗ることはしなかったとはいえ、麗子との20年振りの再会と彼女の単車を駆っての、再びのチキンレースのぶっ飛びからの生還(純「もう死んでますけどね…」)を果たし、麗子や万梨阿の呪縛を解いて『殺女』メンバーも含めてフランシュシュのファンにすることに成功するのだった。


【他の“キャラクター”との“関わり” !?】

ラップバトルで気合いを見せられて以降は仲間と認めると共に、自分に新たにアイドルとして目標を与えてくれた相手として大切に思っている。
記憶を取り戻したさくらが周囲を拒絶した時には思わず手を上げたが、自分の無力さに悔しさを滲ませた。
その後さくらが復帰を決意するも稽古場の鏡にヒビが入って不吉さを感じかけた時は、正拳突きを放ち自分が鏡を壊した事にするという頼もしさを見せた。

愛が打ち解けていない頃から、サキは仲間として愛を気づかう発言や、サキなりに注意を促す場面も。
第6話にて、愛が自分の死に様を思い出して震えていた時に側にいたのはサキであり、その件を経て愛の覚悟を理解することにもなった。
以降は、サキがアイドルとして成長したこともあり、意見を合わせることも増えた。

愛同様に仲良くなるのは時間がかかる……と思いきや、第4話にて言い出しっぺのサキに純子も乗って温泉に入りに行った件にて共犯関係に。
純子がフランシュシュの活動について覚悟を決めた際には笑顔で迎えている。

人生経験が豊富そうな彼女のことは、最初から一目置いていたのか「ゆうぎり姐さん」と呼んで慕う構えを見せている。

「ちんちくりん」と呼んでおり、第4話からは略して「ちんちく」と呼ぶようになった。
一方で、リリィが巽にいじられた時には常に止めるように言っていたのはサキ。
リリィからは意地悪な相手として「嫌い」と言われたり影で毒を吐かれていたサキだが、第8話の大事件では大笑いしつつも、今までと変わらずに接することを真っ先に宣言している他、何だかんだで楽しそうに二人で喋ってる場面もある。

第2話にて、取れてしまった彼女の首をさくらと舞台上で奪い合ったのが、ある意味でフランシュシュの結束の始まりとなった。
他のメンバー同様に暴走する彼女にも好意的。

グラサンと呼んでおり、正体不明の彼に違和感を感じつつも、佐賀絡みのノリの部分では共通するものを見せている。
彼の無茶な言動に呆れツッコミを入れる事も多い一方で、叱責されると真面目に考えたりとプロデューサーとしては信頼している節もある。
因みに、ロメロのことはワンコロと呼んでいる模様。


【“関係者” !?】

  • 天吹麗子
生前のサキの親友で相棒。
『怒羅美』初代総長であり、二人で『殺女』相手に『!?』していた。
サキの死の直前に、彼女が愛車のキーに付けていた「たまごっち」を預けられており、そのまま形見となってしまっていた。
今では、生前の彼女に語っていたように恵まれない家庭環境から普通の家庭を持つ夢を叶えていたものの、愛情を注いできた娘の万梨阿もグレてしまう結果に。
事情を聞いた訳ではなかったとはいえ、万梨阿との出会いから多くを悟ったサキの、かつての死に様を再現するような演出により万梨阿と共に救われることに。

  • 天吹万梨阿
麗子の娘で、彼女から精一杯の愛情を与えられて育つが、何処かのタイミングで麗子の過去を知ったのか、母親の旧姓である霧島を名乗り『怒羅美』八代目総長に。
…しかし、現在のメンバーは万梨阿と友達二人。
乗ってるのは原付という、初代の頃の栄光には程遠い凋落ぶりであり、それでもチームを解散しようとしないのは、現在では反発している母親へのひねくれた愛情があることを想像させる。
ただし、サキと並ぶ実力を持っていたと思われる麗子とは違い、サキから喧嘩は弱いと見抜かれており、実際には不良向きとは言えない性格である。
サキこと、2号の命を捨てた賭けたチキンレースを見てフランシュシュのファンになって更正(?)する。
12話のライブでは母親やミサだけでなく、怒羅美と殺女のメンバーまで訪れていた。
『リベンジ』では、フランシュシュとの出会いを機に更正したらしく、未だに不良的な態度こそ保とうとはしているものの、怒羅美をヒップホップダンスグループに改め、将来はフランシュシュと共演したいと語る等、自分の居場所を作るべく奮闘中。
スーパーでバイトも始めているが、バイトの理由も大好きなママお袋にスクーターを買って返したいためである。
常連でもある0号(たえ)には、頭のお団子に噛みつかれるのがデフォルトとなっている模様。
ダンスの腕前は正直まだまだだが、ミサの境遇に落ち込む殺女に喝を入れ、姿を見かけただけでミサが覚醒するきっかけとなる等、今やいっちょまえの“気合い”の持ち主。一方、憧れの存在である2号(サキ)に首とれアクシデント隠しの為に抱きすくめられた時には顔を真っ赤にしていた。キマシタワー


  • 堕天使のミサ
現在の『殺女』総長。
『殺女』はちゃんと単車に乗っているため、こちらはまともにチームが残っているが、サキとのチキンレースに敗れた後は万梨阿親子と同様にフランシュシュのファンになった。
『リベンジ』では、矢張り憧れの存在となった2号(サキ)の見せたスピードの向こう側に自らも挑むべく、レディースを卒業してボートレーサーに転身していたことが明らかに。
スピードへの適正こそ抜群なものの、それ故にか追い込みのタイミングを計れずにアクセルの失敗でぶっ飛んでしまっては負け続けており、最初こそ期待されていたものの今や“猪のミサ”とあだ名される大穴ですらない負け枠扱いに。
しかし、直に顔を合わせこそしなかったものの観客席に万梨阿の姿を見つけて奮起。
2号のぶっ飛んだ姿を思い浮かべつつ、遂に追い込みのタイミングを掴んだ結果“伝説のワラスボターン”を再現しつつ初勝利を掴んで見せたのだった。
そして、この勝利によって偶然が重なったとはいえ0号(たえ)が大穴を当てることとなり、フランシュシュを救うことに!?


  • ホワイト竜
佐賀が生んだ伝説のロックスターにして、サキの「憧れの人」。
声が白竜(俳優)。*2
凄まじい長さのリーゼントとグラサンがトレードマーク。
愛車のアメ車はマネージャーに運転させて、自分はボンネットの上に大の字になって乗る邪魔やろがい。
中学生の頃、居場所がなく世の中全てが敵だと思い込み噛み付いていたサキにとって、ラジオから流れた竜の言葉は救いの言葉でもあった。
「自分の居場所がねぇのは誰だって辛い。だが、そんな時こそ目を伏せるな。耳を閉じるな。必ず近くにお前と同じ思いを抱えた仲間がいる。今こうして俺が話しかけた瞬間から、お前はもうひとりじゃない。時が経てばお前は俺を忘れるだろう……だが、俺はお前に会えたこと、今日こうしてわかりあえたことを決して忘れない」
その言葉がなければサキは麗子にも会えず、フランシュシュのメンバーになることもなかったであろう。

第二期である「ゾンビランドサガ リベンジ」2話「ぶっ壊れかけのレディオ SAGA」では、龍徳稲成神社のレポーター活動をする際に念願のホワイト竜と共演。
今やホワイト竜は佐賀の地元メディアスタッフにとっても往年のスターでしかなくなってしまっおり元気の無くなったリーゼントも顔面にかかっている有り様だったが、サキだけはホワイト竜が今もホワイト竜であることを確かに感じとっていた。
その後、ホワイト竜から自分を救った1992年から始まったFMサガのラジオ番組「佐賀がサガであるために」の終了を聞かされて悩んでいたものの、意を決するとチャリを爆走させてラジオ局に向かい、さくらと共に飛び入りゲストとして乱入。
彼からその熱い想いを認められ、ラジオパーソナリティを受け継いだ。
その後、サキは彼に好きだと告白するが、その想いは自分じゃなく佐賀でくすぶってる奴らにぶつけろとアドバイスし、「いい女になったらまた会おうぜ」と約束し、世界に旅立つ。
ゾンビとなった自分たちは「いい女」にはなれない……ある意味失恋にも近い感情に、サキは初めて号泣するのだった。つられてもらい泣きしてるさくらはカッピカピに干からびてしまったのは内緒だ。

失恋をふっ切れたサキは、改めてフランシュシュ、ひいては佐賀のリーダーになることを決心。これまでよりも一億倍も熱く燃やしていくことであろう。
また、このエピソードのラストで歌われた「風の強い日は嫌いか」は、ラジオで流そうてしていたホワイト竜の楽曲のカヴァーである模様。




もしも不安や孤独を感じたら、いつでもここに帰ってこい。

あたしらはいつだって、変わらず傍にいるから心配すんな。

目ェ伏せんな、耳塞ぐな! 魂の拳、突き上げろ!

……忘れんな。お前が探してる答えは、いつだって佐賀にある!


てめぇら、気合入れてけよ!精一杯声上げろよ!追記修正、夜露死苦!


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゾンビランドサガ
  • 2号
  • ゾンビ
  • ヤンキー
  • レディース
  • 田野アサミ
  • 怒羅美
  • 伝説の特攻隊長
  • 佐賀愛
  • 佐賀県
  • たまごっち
  • 特攻隊長
  • 金髪
  • アイドル
  • フランシュシュ
  • ゾンビィ
  • リーダー
  • ドライブイン鳥
  • !?
  • 二階堂サキ
  • 佐賀がサガであるために
  • ホワイト竜

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月31日 20:41
添付ファイル

*1 ブレーキ痕が無いため、ゾンビィ時と全く同じ状態でぶっ飛んだと思われる。

*2 というか名前は勿論、元は歌手の中の人が本当に佐賀県伊万里市出身なことも含めて明らかにモデル。不良とヤク◯のイメージの違いはあるが。