ハンゾウ(キン肉マンⅡ世)

登録日:2011/12/12 Mon 01:09:46
更新日:2023/07/29 Sat 07:19:10
所要時間:約 4 分で読めます





ハンゾウとはK・K・D修練(火事場のクソ力チャレンジ)編から登場した新世代超人の一人であり、フォーク・ザ・ジャイアントボーン・コールドと並ぶノーリスペクトのひとり。


■概要

所属- 悪行超人→正義超人
出身地 - 惑星IGA
身長 - 212cm
体重 - 115kg
超人強度 - 147万(140万パワー説も)
異名- 「鬼畜ハンゾウ」



■作中での活躍

下顎のない頭骨にの角を生やしたおどろおどろしい仮面を被り、鎧武者の肩当てを身に着けた忍者のような姿に描かれる。
また、背中の鞘に右腕を入れるとに変化する妖腕刀を武器に戦う。

時折「トートトト」と笑う。
その見た目通り、妖腕刀を使って通りすがりの人を襲い顔の皮を剥ぐ。
後に他のノーリスペクトの仲間と共にキン肉星の衛兵の顔の皮も剥いでいたために、逮捕されほかのノーリスペクトと共に牢獄に収監される。


そんな中、キン肉万太郎による火事場のクソ力チャレンジのために一時的に釈放され、京都で万太郎を待ち構える。

すると、自分を逮捕した因縁の相手である伝説超人ザ・ニンジャが登場。
ハンゾウ逮捕時に殺された弟子「コクモ」の弔いのため対戦相手に名乗りをあげた彼と万太郎より先に戦うことに。

ザ・ニンジャの磨き抜かれた忍術に舌を巻くが、彼のスタミナ切れから形勢を逆転し、妖腕刀で顔の皮を剥ぎ取り葬り去る。
アニメでは後述の通り、のっぺらぼうにした後、リングから転落させる。

続く万太郎戦では傀儡人形対策に畳リングを用意した彼の読みをあっさり覆した上、リングロープを切り裂き、彼の必殺技「マッスルミレニアム」すらも封じる。

しかし、当たりが暗くなり篝火が焚かれるとハンゾウの様子がおかしくなる…



ネタバレ注意

















ハンゾウはというものを恐れていた。
幼い頃、実家の火事(アニメでは隕石の落下)により顔の半分が醜く焼けただれてしまい、コンプレックスとなる。
その醜い顔を隠すためにおどろおどろしい仮面を被り、人の顔の皮に執着するようになってしまう。
彼の残虐なファイトスタイルは心の奥底に眠る恐怖心を隠すための苦肉の策であった。

この火を恐れる余り万太郎に逆転を許し、床の穴を利用した物理法則的に有り得ない「マッスルミレニアム・レングス」を食らい、敗北。
割れた仮面の下の素顔をさらしてしまう。(原作のみ)

連行される際、万太郎の気遣いによりザ・ニンジャの形見の赤い襟巻きを顔に巻いてもらい、そのまま襟巻きを受け継ぎ、再び服役する。

敵役である悪魔の種子たちが悪行の心を持たないと入れない扉バリアーを張ってしまい他の正義超人たちが対戦することができないため、一時的に釈放されケビンマスクらとアイドル超人軍を結成することに。
ミートを救うため、与那国島にて悪魔の種子No.2ことゲッパーランドと対決する。

最初は多彩な忍術と悪行超人時代からの残虐なファイトスタイルで一進一退の攻防を繰り広げる。
だが水棲超人のゲッパーランドに水中戦に持ち込まれると形勢は一気に不利になり、ピラニアのように凶暴な小魚マイクロゲッパーを駆使した波状攻撃に妖腕刀をボロボロにされる。さらには顔を隠す仮面の半分をマイクロゲッパーに食われ、顔の火傷痕を晒されてしまう(偶然にもゲッパーランドも醜い容姿で人々に嫌われた過去があり、過去の彼同様コンプレックスの裏返しでそうしたと思われる)。

身も心もダメージを負い諦めかけたその時、万太郎戦後彼から授かったザ・ニンジャの赤い襟巻きを通じてスタンドのザ・ニンジャから励ましを受けて復活。思いを受けとる意思表示として自身の白い襟巻きの代わりにザ・ニンジャの赤い襟巻きを首に巻くことに。
妖腕刀を岩に刺すことで研ぎ直し、ザ・ニンジャの赤い襟巻きを用いた術でマイクロゲッパーを全滅させる。
だがこれまでのダメージが大きく倒れてしまうも、万太郎や観客たちからの“正義超人としてのエール”を受けて立ち上がる。
ザ・ニンジャから教わった「折れない心」「負けない心」「諦めない心」を胸にゲッパーランドを追い詰め、ついに、釣り鐘割りを決め勝利する。

ゲッパーランドの顔に刃をあてがい、顔を剥ぐ動作を見せるが、「御面は無用」と顔面の皮への執着を捨てたことを宣言。観客から正義超人として認められる。
このときのあごについたハエを切り裂く演出がかっこよすぎる。

喜ぶのもつかの間、怒った恐怖の将によりゲッパーランド共々処刑され、太平洋の藻屑と消える。
やっぱり最後復活するけどね。

恐怖の将撃破後再び服役したかは不明。
なお、究極の超人タッグ戦には参加していない。


■得意技

技名には「ハンゾウ流極意」という冠名が付く。
  • 御面頂戴
妖腕刀を用いて相手の顔面の顔を剥ぎ取る残虐技にして、ノーリスペクトとしてのハンゾウの象徴である。

アニメでは規制のためか、相手をのっぺらぼうにする妖術に差し替えられた。
...のだが、妖腕刀が異形の姿に変貌し、相手の頭部に食らいつき顔を奪うという描写はある意味原作以上のトラウマ物。

  • 鬼畜襟締め
うつぶせの相手に馬乗りになり自分の鎧で首を絞める。

  • 傀儡人形(くぐつひとがた)
リングに手を着きリングマットを人状に変化させ、遠隔攻撃を行う。
ザ・ニンジャに精神攻撃を仕掛けた。
硬い畳なら出来ないと思ったけど、そんなことなかったぜ!
実は人形が攻撃を受けると、操っているハンゾウ自身がダメージを受けてしまうため、基本的に精神攻撃として以上の意味はないと思われる。
水上でも使用可能。

  • 兜蟹変化(カブトガニ変化)
カブトガニに変身して高くジャンプし、トゲの覆われた甲羅を下にして相手の体に落下する。受けた相手は血まみれになる。

  • 撥雲風車(はつうんかざぐるま)
自身の白い襟巻きを広げて大きな一枚板にし自身の身体を軸に風車の形に折り上げる。その状態で相手に回転攻撃を仕掛ける技を牛馬断体車(ぎゅうばだんたいぐるま)という。

  • 人疑似餌(ひとぎじえ)
ザ・ニンジャの赤い襟巻きを自身の身体を軸に大王イカの形に折り上げ、海中で寄ってきた相手を巨大釣り針に見立てた妖腕刀で引っかける。
「なんだ大王イカか…」
マイクロゲッパー全滅に一役買う。

  • 雅 風船玉
ザ・ニンジャの赤い襟巻きを紙風船の形に折り上げ、空気を吹き込み巨大な風船にする。
ゲッパーランドの右腕のローリング ウォーターの発射口にはめ込み暴発させた。

  • 釣鐘割り
ハンゾウ最大の必殺技。
相手の足をキン肉バスターの形に固め、相手の膝と自分の膝で相手の頭を着地時に粉砕する。
ザ・ニンジャとゲッパーランドに引導を渡した。


■余談

ハンゾウ役の声優である中井氏は「剣術使い役」が多いことで知られている。普通ではない刀とはいえ妖腕刀使いのハンゾウに氏がキャスティングされたのはそういうことなのかもだろうか?
またハンゾウと因縁の関係にあり対戦相手でもあるザ・ニンジャ役の声優は平田広明氏。キャラが全く異なるとはいえ声が同じ某有名海賊漫画剣士コックを思い出した人もいるかもしれない。


追記・修正は彼に同情してくれればいいのでよろしくお願いします。

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最終更新:2023年07月29日 07:19