それ ~それがやって来たら…(映画)

登録日:2018/12/14 Fri 11:35:08
更新日:2024/03/31 Sun 13:50:44
所要時間:約 8 分で読めます






“それ”は悪魔か? 天使? 地獄の仕置人降臨!!

日本映画界に“それ”がついに上陸!



概要

『それ ~それがやって来たら…』とは、2018年4月14日に公開された日本のホラー映画。

元SKE48の平松可奈子が主演を務めたサスペンスホラーであり、キャンプ場を訪れたヒロイン達が殺人鬼に遭遇して逃げ惑う姿を描かれている。
ヒロインの親友役をモデル&アイドルの椎名ひかりが、神出鬼没な白塗りの殺人鬼役をいしだ壱成が演じている他、お笑いコンビ『かもめんたる』の岩崎う大が共演。

さて、本題に入ろう。初めて見た人もタイトルから薄々嫌な予感がしたと思うが、本作は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』をパクッたような要素が含まれている。

  • 「それ」を冠するタイトル
  • ピエロっぽい怪人
  • 風船(本家が赤だったのに対し、本作では黄色)
  • 犠牲者の大半が子供

……と、『IT』っぽい題名をつけてペニーワイズっぽいピエロを出しとけば売れるだろという意図が見え見えと言える。



【あらすじ】

小林絢香と親友の工藤すみれは、ボランティアで小学生の男女6名を引率し、山奥のキャンプ場に来る。
絢香は、小学5年生の上杉響が子供達の輪に入らないことに気づき声をかけるが、響は何かを気にしている様子だった。
すると、どこからか口笛が聞こえてくる…。
鋭い眼光の“何者か”が物陰から様子をうかがっている事にはまだ誰も気づいていない…



【登場人物】

  • 小林絢香
演:平松可奈子、峯田百花(幼少期)

主人公。
ボランティア活動でキャンプの引率を引き受けている女子大生であり、子供達を引き連れて山の中のコテージの近くで過ごしていたところ、森の中で倒れている女の子を発見。
時を同じくして小学生のメンバーが1人行方不明になり、手分けして探す事に…。


  • 工藤すみれ
演:椎名ひかり

絢香の親友。
メンバーの1人が行方不明になった後は警察に助けを呼ぶためにキャンプ場を後にした。


  • 美咲
演:浅野桃花

森の中で倒れていた謎の女の子。
絢香達に保護された時点でなぜか記憶を失っており、家族構成を含めて不明な点が多い。


  • 上杉響
演:牧純矢

小学生メンバーの1人である少年。
当初から暗い表情でキャンプに来ていたが、友人達が同級生のコウイチをイジメで死なせた過去が原因であった。
自身はイジメに加担しておらず、むしろ友人達を止めようとしていたが、とばっちりでコウイチの父親からは友人と共にコウイチの死を追及されて現在に至る。
「イジメに対する罪悪感」と「報復されるのではないかという恐怖心」で精神的に追い詰められていたものの、中盤では美咲に対して心を開くようになる。


  • 結城拓哉
演:加藤直輝

響の友人。
ウルフヘアの茶髪で気の強い少年。
中盤で行方不明になった勇太を探していたところ、他のメンバーと共に白塗りの男に襲われて死亡。
上記の通り、キャンプに来る前はコウイチに対してイジメを行なっていたらしく、目の前で彼が窓から落ちて死亡した際には動揺こそしていたが、人を死なせたことに関しては全く反省していなかったようである。
初登場時は気さくな性格を演じ、初対面の稔とも友好的に接していたが、コウイチを死なせた過去に怯えていた響に対しては「目を付けられたらイジメがバレるかもしれないから普通にしていろ(意訳)」と脅し、中盤で稔に過去の事をしつこく聞かれた時に至っては隠し持っていたナイフで威圧していた。
挙句にイジメの主犯である事を女子に糾弾されると「あの親父(コウイチの父親)が来ても返り討ちにしてやる!」と逆ギレ以外の何物でもない反論を口にする等、ゲスな本性を露わにしていた。
たとえ殺されなかったとしても、人間性も合わせて考えると今後、大きなトラブルが起きる可能性は十分過ぎるほどあったであろう。


  • 勇太
演:金丸竜也

響の友人。
森の中で用を足した後に白塗りの男に襲われ、最初の犠牲者となった。
イジメの共犯者であり、過去の回想場面では息子の死で怒り心頭なコウイチの父親に対し、白々しく「コウイチとはいつも仲良く遊んでた」と言い逃れしようとする等、拓哉に劣らず最低な少年である事がうかがえる。


演:加藤大翔

ムードメーカーな少年。
何というか、小学生6人の中ではまともな部類であり、中盤で拓哉が女子と口論になった際には仲裁しようとしていた。
他のメンバーと共に(ry


  • まゆ
演:ナナエ

ツインテールの女の子。
響達と同じクラスの小学生であるらしく、拓哉と勇太がコウイチにイジメを行なっていた事を知っている。
中盤で勇太の捜索をする羽目になった際には「コウイチをイジメたせいでキャンプが台無しになった(意訳)」と拓哉を非難していた。
他のメンバーと共に(ry


  • レナ
演:有澤ミッシェル

ハーフと思われる女の子。
まゆと違って拓哉達のイジメを知らなかったものの、中盤で勇太の捜索していた場面ではまゆと共に拓哉を責めていた。
他のメンバーと共に(ry


  • 白塗りの男
演:いしだ壱成

本作における殺人鬼。
ペニーワイズをパクッたようなピエロの格好しており、奇声を上げながら襲いかかってくる。
中の人の怪演も相まって不気味である。


  • コウイチ
過去の回想場面で登場した少年。既に故人
直接の描写が無いものの、日頃から拓哉と勇太からイジメを受けた末に窓から落ちて転落死した(自殺か事故死かは不明)。


  • コウイチの父
演;岩崎う大

過去の回想場面で登場したコウイチの父親。
息子が亡くなったのは響達が原因である事を確信し、半狂乱で「殺してやる」と彼らに食ってかかり、響達の身を案じて制止してきた担任教師に対しても「イジメを放置した」と決めつけて怒りをぶつけていた。
ちなみに担任教師は「コウイチだけを特別扱いするわけにはいかない」「3人がやった証拠がない」と説得していたが、当然そんな言葉をかけられた父親には逆効果で余計逆上させてしまった。







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最終更新:2024年03月31日 13:50