留年

登録日:2018/12/13 (木) 22:53:13
更新日:2024/03/18 Mon 17:33:54
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単位が、恐ろしく不足しています

留年(りゅうねん)とは、児童・生徒が何らかの理由で進級せず同じ学年をもう一度繰り返すことである。落第、俗語ではダブるとも言う。
公式の表現では原級留置(げんきゅうりゅうち/げんきゅうとめおき)と言う。
義務教育でも一応あるのだが、一般に留年が多くなるのは高校以上で、高等専門学校や大学では特に留年する割合が高くなる。

留年する原因は主に以下の通りである。
  • 成績不良
  • 出席日数不足
  • 生活態度不良
  • 休学
  • 長期入院や療養
  • 海外への長期留学

成績不良は言わずもがな。普段真面目に授業を受けなかったツケである。
定期テストで赤点を取ってしまい、学校の用意した救済条件をクリアできないとその科目は単位不認定となり、多すぎると確実に留年する。
出席日数不足は、意図的な遅刻・欠席や謹慎・停学などで出席日数が足りなくなるのが主な原因。当然だが謹慎や停学していた分は出席日数にカウントされない。授業受けてないんだから当たり前だ。
生活態度不良は意図的な遅刻・欠席を何度も繰り返す、授業中居眠りばかりしている、提出物を提出しないなど、客観的に見てこいつ留年してもおかしくないなという原因。
たとえ定期テストは赤点でも提出物をきちんと出していたり、授業を欠席も遅刻もせずに真面目に受けていたりすると何とか単位は貰えるということも無い訳ではない。

休学で留年しても大体本人の責任とはならない。
長期入院や療養による留年は出席日数が足りなくなるために留年となってしまうものの、病気や事故などは避けることが難しいので本人の責任とはならない。
この他、本人の希望で留年することもある。

長期留学は留学先での取得単位が日本の学校での単位として認められないことによるもの。
例えば高校2年生の夏休みが終わる頃から1年間留学すると、帰国後に高校2年生の9月から再開することになる。
卒業が1年遅れるという意味では留年だが、狭義では留年とみなされないことも多い。

留年しても、同じ学年を来年度もう一度繰り返すだけならまだいい。
厳しい学校だと留年が1度でも確定した段階で学校から去らなければならなくなる。
そこまで厳しくない学校でも同じ学年を繰り返す事ができるのは1度きりで、もう1度留年が決まってしまうと学校から去らなければいけなくなることが多い。*1
高校だと最長6年間、大学だと最長8年か12年間在籍できると決められていることが多い。ただし休学期間が在学期間としてカウントされないのを利用し、規定年数以上大学に居続ける人もいるようだ。
(ただし、留学で卒業が遅れた人はこれに当てはまらない)

小中学校は一般に留年はあまり起きない。
制度としてなくはないのだが、公立小中学校の留年に対する公的な統計がないので知りようがない。私立の小中学校だと留年はちょいちょいあるようだ。

高校まで来ると進級には「単位」が必要となる学校が大多数である。
単位を認定してもらうには
  • 授業に出席し
  • 居眠りをあまりせず
  • 提出物をきちんと提出し
  • 定期テストで赤点を取らない
ことが重要となる。授業に出席しなかったり、出席しても居眠りばかりしていたり、提出物を出さなかったりしていると単位不認定となる。
大体3教科以上単位を落とすと留年の確率が高くなる。

学校も留年する生徒が発生しないよう定期テストで赤点を取った生徒を対象に追試や補講会の実施、追加課題の提出などを課し、合格者は留年としないのが原則。
私立高校は甘いと言われているが、そんなことはない。むしろ公立高校のほうが甘いこともある。
留年した場合、その年に単位を貰えていた科目の単位も全て無効となり、もう一度取り直す必要がある。
高校生の留年率は公的な統計データが存在し、おおよそ200人に1人の割合で留年している。

大学も高校同様進級・卒業には「単位」が必要となる。単位を取るには授業に出席し、定期試験で赤点を取らず、レポートや課題をきちんと提出することが重要となる。
各学校で進級・卒業に必要な単位の数が決められており、決められた単位数を取得できないと留年となる。

単位不足による留年パターンは
  1. 卒業に必要な単位が取得できなかったから4年生をもう一度やってね♡
  2. 進級に必要な単位が取得できなかったからもう一度同じ学年ね♡
の2つで、半分ぐらいはこの2つをミックスする形を取っている。
例えば進級に必要な単位は50単位で、卒業するには4年間で合計124単位という具合で、大体シラバスに科目ごとに取得できる単位数の記載がある。
必修科目の単位が取れず、留年となってしまうパターンもある。
必修科目は文字通り必ず取る必要のある科目なので、たとえ必修科目以外で必要な単位数は満たしていても必修分の単位が取れていなかったら留年となる。

4年生の中にはあえて卒業に必要な単位数を取らずに留年する者もいる。これは就職留年というもので、希望した企業や職業に就職できなかった場合にわざと留年し、翌年度の新卒者扱いで就職内定を得るというもの。
当然だが、内定を貰った状態で留年すると内定取り消しとなる。理由は簡単で会社が決めた日時に入社できないため。
だからといって退学すると今度は大卒ではなくなるので、企業の採用条件と合わなくなるから結局内定取り消しとなる。

高校と違って単位不認定者に対する学校が用意する救済措置は無い。
教授相手に頭を下げ、誠意を見せるために地面とおでこを接吻することで温情のある教授であれば追加課題の提出や甘い教授であれば出席率は悪くないからという理由で単位をくれる場合もある。
高校と違う点は、たとえ単位不足で留年しても留年した時点で取得していた単位が無効にならないということ。足りなかった分の単位だけ次年度に取ることで進級できるので、留年が決まってもそこまで絶望しなくていい。
科目の講義に出席登録だけして実際に講義に出ていないと試験の日が分からずに受けそびれたり、提出するレポートが分からず未提出になったりで100%単位不認定となるので要注意。

大学生は案外暇だという人もいるが、その実結構忙しいのだ。

高等専門学校は大学とほぼ同様だが、留年が決まってしまうと翌年度にすべての単位を取り直さなければいけない。

なおアメリカやオランダでは「年齢ではなく、その子のレベルに合う学年に置くべし」という考えが強く小学校から留年制度が当たり前に存在する。
こういう国だと逆に優秀なこどもの為に飛び級制度も併用される。

有名な留年事件

明治大学法学部大量留年事件

1991年に発生した事件。

大学の必修科目である債権法の単位について、卒業予定の学生の15%が単位不認定となり、結果として必修科目の単位が取れず留年者が大量に出たもの。
留年する学生自体は毎年いるのだが、この年だけ突出しており、原因は債権法の単位が例年と比べて厳しくなったことにあることは明白だった。
既に内定をもらっていながら留年してしまった学生たちは阿鼻叫喚に包まれた。
担当していた新美育文教授*2には学生から批判が集中した。

もっとも、学生の8割以上はきちんと単位を取っていたことからしても,採点基準が無茶というほど厳しかった訳ではない。
教授も更に学生たちにはきちんと2度にわたる追試をし、「難しすぎたのかな?」と思ってレポートを出させたりもしている。
結局のところは「どうせ単位なんて適当やってれば取れる」程度に考えていた学生が勉強しなさすぎた結果、単位がもらえず内定まで台無しと言うある意味当然の結果だったのである。

鹿児島大学歯学部大量留年事件

1990年発生。

笠原泰夫教授が担当する必修科目「口腔生理学」で、5年生の約8割、およそ100名が単位を落とした。
6年への進級にはこの単位が不可欠であり、多くの学生がこれで留年しかけた。

ただ、それでも笠原教授は追試の面接で学生を救済しようとしたのだが、なんとこれに数人を除いた学生が「難しすぎる」として抗議のボイコットを実施。
笠原教授はこれに屈することはなく、最終的に学生側が詫びを入れ、笠原教授が改めて追試を実施した。
笠原教授は「勉強不足の医者がいては医療ミスにつながる」と考えて毅然とした対応をとったのだった。

なお後年鹿児島大学歯学部はマークシートの正答設定をミスって合格点を取っていた学生を留年させるという不始末をやってしまっている…


大学教授は学生を留年させたところで学生からは抗議されるし、自分の指導力のなさを自分で認める面があること、翌年留年学生が一斉に進級したりすると学年がパンクする事態に発展しかねないので、単位を認めないと言う対応は基本的に嫌がるものである。
就職させることが志願者確保に響く大学当局から単位不認定や留年はできる限りさせないように指導されるようなケースもある。
それでも大量留年を出させたあたり、全く勉強しない学生への教授の苛立ちがどれほどのものだったのかが窺い知れる。
実際、これらの問題で教授側の毅然とした対応を支持する意見も多かった。


留年した主なキャラクター*3

  • 写楽保介(三つ目がとおる)
原因:三つ目モードで裏稼業の大物と仲良くしている姿を写真に撮られ、中学生ながら留年。

原因:不明(メタ的に言えば現状維持及びヒロインと同学年にするため)
中学3年で3名が3回・2名が2回も落第した猛者。しかも他にも落第した「~組」集団が複数いる。
だが高校編『ハイスクール!奇面組』では普通に進級している。しかし普通に進級しすぎたがために作者がタイムワープすることとなった。

  • 中間徹・加藤浩志(BE-BOP-HIGHSCHOOL)
原因:成績不良
1巻ラストで学校の方針が厳しくなった事や、秀才への協力要請がうまくいかなかったことも重なりテストに失敗、高校2年をやり直すこととなった。
そしてこの後時間の流れがサザエさん時空に近いものになったため(連載後半でヒロシに巨乳彼女が出来る等人間関係は進んでいる)、結局連載終了まで2年のままだった…。

原因:不明(「ヤクザの息子、ぐれているので年齢不詳」と佐藤正が設定している)
中学2年で留年し続けていたが、主人公・国宝憲一と出会ってからは真面目に授業を受ける事にしたのか憲一と共に進級し進学している。

原因:ラスベガスにカジノツアーに行ってたため学校側から追試を受けるように言われるも、剣菱悠里の悪巧みで全員試験中に居眠りし落第。留年の憂き目に。
後にサザエ時空に入ったために全員未だ高校3年生だが、10巻で「1回しか留年してないんだぞ」と清四郎が弁解している。

原因:単位不足

原因:好きな人に対する気持ちが暴走し、校長を脅迫して自主留年

原因:アルバイトしすぎで出席日数不足

原因:前の学校でのバレー部でのいざこざに巻き込まれ休学

原因:病気による長期休学

原因:病気による長期休学
エルダーシスターに選ばれながらもその事によりその任を全うできなかった。
だが復学してもなお、生徒たちからの慕われぶりや、元エルダーとしてのカリスマ性は健在。

  • 松田章(個人教授 La Lecon Particuliere)
原因:不明
主人公が入学した大学の「大学8年生」。妙に顔が広く女の子の情報にも詳しい「早乙女好雄」ポジションだが、夜に突然主人公の家に押しかけ長話をする困った人。
エンディングでは大学を除籍処分となる。

  • 柳沢真由那(14才の母)
原因:停学による出席日数不足

原因:出席日数不足

原因:はっきりしてないがおそらく出席日数不足と成績不振のダブルパンチ
高校1年生。中学時代の後輩が連絡を取ってなかったため知らずに入学し「これ以上留年したら後輩が先輩になる」という恐怖を抱く羽目に。
最終回で無事進級できた。

  • 佐藤さん(佐藤さんはPJK)
原因:テストの成績不振(故意
とある目的のために、わざと赤点を取る事で留年を繰り返している。

原因:4学年下かつ勉強苦手な後輩と争えるレベルの成績不振

原因:自宅である寺に放置された老人たちの世話をするため学校に通えず、1年留年

原因:「停滞」の病気で3年間休学。その為高校1年生だが18歳。

原因:長期入院(公立小学校の児童だが1974年当時はこの理由での留年が認められていた)

原因:単位不足
正確には一年後が舞台となる第二期で
ブラックリベリオンの一件で学校側が試験を行える状況ではなかったことも重なり、留年する。
その後、ストーリーの中盤で卒業に必要な単位取得が完了。自らモラトリアム終了宣言をし、卒業シーズンを待たずに卒業。その後はニュースキャスターになった。

原因:出席日数不足。武者修行の旅や、事件に巻き込まれたことによる。
格ゲー界を代表する留年キャラ。もはやネタを通り越してアイデンティティの一つにすらなって「喰らいやがれぇ!!」
初登場の'94の時点で19歳だったので、この時既に1回留年していたことになる。*4
誕生日が年末(12月12日)なので、KOFが夏に開かれていることを考えると、2回留年していた可能性も…
さすがにネスツ編で卒業できなかったのはやむを得ないが、そのネスツ編が終了して問題なく高校に通えるようになった後も卒業する気配がないどころか、
遂には休学してしまい、高校生だったのが過去形になった
果たして彼がユキちゃんと同じ大学に入学できる日は来るのか。絶対に来ないというか、京のせいでユキちゃんや真吾*5も絶賛留年中である。
なお、'95以降は年齢が20歳で固定され、サザエ時空に入った。
そしてKOFXIIでは「よく遅刻していた」と過去形になっていたため留年しすぎて退学が疑われたものの、KOFXIIIにて「まだ復学していないのか?」と休学中な事が明らかに。
そしてKOFXIII家庭用にて久々に学生服京が描かれたので一応復学はした模様。

原因:不明(単位不足?)
なんと高校を10年間留年している。にもかかわらず中学生レベルの英語すら読めないなど頭の方は相当お粗末。
KOF MAXIMUM IMPACTにゲスト出演した際には、草薙京に留年仲間として親しげに話しかける掛け合いが用意された。
「ワシはかれこれ10年目じゃ、ワレは何年目じゃ?」

原因:学校の風紀を守るため自主留年
留年というよりは延々と中学校に居座っていると言ってもいい。愛が深すぎた故である。彼に卒業しろなどと言える人物はいない。
現在の並盛中はブレザーなのだが、旧制服である学ランを着用していたり実年齢を自分でも忘れていたり相当長くいるようだ。
10年後も相変わらず学ランで見た目も変わっていない。本当に何歳なんだ?
その間風紀委員会を財団にまで拡大し、マフィアであるボンゴレファミリーの一員となっているが変わらず並盛の風紀を守っている。

原因:校長の策略(卒業されるとセクシーコマンドー部の部員数が足りなくなるため)
最初は未成年飲酒に対するペナルティというもっともらしい理由があったのだが、「なんかダメ」という曖昧過ぎる理由で2回目を食らうことになった。

原因:不明(本人の希望?)
登場時点で「男塾の帝王と呼ばれて十数年」とあった。男塾は一応高校らしいので、それだけ留年していることになる。
ただ、在籍中、他の塾生の入学や卒業はなかったようなので、男塾の進級・卒業は学年ごとのトコロテン状態、上がつかえていると下級生はいつまでも進級できないままという恐ろしいシステムが見えてくる。
なお、剣桃太郎ら一号生は、留年することなくストレートで卒業している。
戦いが一段落する度に、桜吹雪の舞う道を歩いて通学する彼らの姿が描かれるので、戦いが終わるたびに長期療養で留年しているのでは?と思われていたが、
コンビニコミック版では「男塾の桜は一年中咲いている」という言及があり、あの激闘は2年間だけの話だったということに収まった。


原因:本性の軟弱さのため、『魁!!~』から『暁!!~』まで20年留年していた。
上記の三号生とは違い、その間学生の入れ替わりがあったようなので、まごうことなき留年である。


原因:サザエ時空維持のため


  • 宮本麗(学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD)
原因:権力者の陰謀。


原因:葉隠の占いに来た金持ちそうな客をヤクザの娘とは知らずに脅して大金をせしめた結果、追われる身となり出席どころではなくなったため。
最初の自己紹介で「3ダブしてる」と述べており、現役高校生でありながら既に成人している。
仲良くなるにつれて彼のクズな面が露わになっていき、最終的には上記の自業自得どころではない3ダブの経緯が明らかになる。


  • 鶴田一郎(ごくせん)
原因:停学や学力の低さから留年が確実だと悟り自主的に2年4組の教室へ行った
ただし直接の理由は「指2本で倒してやる」と挑んできたヤンクミに見事指2本を鼻に突っ込まれて負け、諭されたことである。
2年と3年が対立していながらもヘッドを欠く中に停学明けの鶴田が帰ってきてしまいパワーバランスが崩れたためヤンクミが強引に収めた形。

原因:持病により出席日数が足りず18歳にして未だ高1。
また小学校の算数が出来ないという欠点があり、それも相俟っている可能性もある。

  • 田辺留年(バイトくん)
原因:単位と卒論の不備
あまりにも留年し過ぎた結果、いつの間にか38歳の現役大学生になっていたという留年キャラ界のレジェンド。名前は「とめとし」と読む。
一応フォローしておくと彼が在籍している東淀川大学の留年率自体が非常に高く、中には彼の先輩でありながらまだ現役の学生もいるとか……。

  • 弓倉宣之(キャプテン翼)
原因:喘息の発症による1年間休学
これにより翼たちと同学年であるにもかかわらず、年齢制限に引っかかってワールドユースに出場出来なかった。

原因:死の美を求めて凛と決着を付けるため
忍者養成学校「国立半蔵学院」に君臨する先輩。一年の時に卒業試験に合格しているが、強者との戦いによる「死の美」を求め、自主的に留年し続けている25歳。
はよ卒業して他の現役忍者と戦ったほうがいいのではないかとツッコむのは誰もが通る道。
真実は、卒業後の初任務で死体も残さず命を落としたと考えられる先輩「凛」の生存を信じ、彼女との決着をつけることを真の卒業試験とすると決めているため。

  • 誉田武(幕張サボテンキャンパス)
原因:授業に出ずバイトに励んだ為
関西弁で喋るお調子キャラながらも貧乏人で苦労人。学費も自らのバイト代で賄っている。
大学3年までは順調に進んでいたがそこから先はそのバイトのせいで単位不足となり留年してしまう。
彼の留年を悲しんでくれる読者もいたのだが作者は「本人は美味しい程度にしか考えていない」とバッサリ切り捨てていた。
その翌年にも再び留年。またもや読者に悲しまれた上作者に切り捨てられる。
次の年には何とか進級を決めるもその際にピースサインをしたせいで仲間達が勘違いし「2年に降格…?」と言われるオチがついた。
この漫画は大学生活あるあるをモチーフにしているため留年者は割と多く、レギュラーは誉田以外にも失恋関係で「三咲未散」「君津拓三郎」の2人も留年しがち。
中盤頃は誉田も含めポンコツトリオのような扱いをされていたが、最終回までにはその失恋も解消、卒業もできた(君津は卒業したかは不透明だが)
ちなみにレギュラーの「津田沼聡」は入学前に2浪している為登場人物の年齢は非常にバラけている。

原因:虚弱体質のため入退院を繰り返している事による出席日数不足
高校生バンド「DOKONJOFINGER」のベーシストで、一応不死鳥族ながら虚弱体質のせいで留年を重ねた結果、他メンバーが1年生と3年生なのに一人だけ成人済みの6年生というアレなことになっている。

原因:ダークネスの陰謀により一時期消息不明となっていたため(作中では海外留学として隠蔽)
二人とも本来は主人公・遊城十代の2学年上だが、この失踪により吹雪は十代(および妹)と同学年で、藤原はさらに翌年以後の卒業となっている。
ちなみにダークネスによる消息不明者は作中序盤からこの二人以外にも多数いたことが示されているので、描かれていない中で留年および休学・退学になったデュエルアカデミア生徒は他にも多数いるものと思われる。

原因:出席日数不足
留年を題材にしているだけあって、メインキャラクター4人の内3人が留年している。全員高校1年で留年。
詩季は入院、殊と巴は不登校により出席日数が足りず。作品項目も参照。

原因:成績不振及び単位取得のための補習欠席
後日談(10巻)にて判明。本人曰く本編最終回後別世界(一部『鉄腕バーディー』キャラあり)に迷い込み、何とか脱出するもそのせいで補習に間に合わず、結果高校4年生になった。


留年経験のある主な有名人

原因:芸能活動に伴う休学&卒業試験不合格
休学1年間含めて、大学に9年在籍していた。


原因:単位不足


  • 谷垣禎一(政治家、弁護士)
原因:趣味の登山と自転車に没頭しすぎた
父親も政治家であり、麻布中学・麻布高校卒、東大法学部卒と、肩書きだけ見れば超エリートなのだが、
大学受験で1年浪人しており、卒業期限ぎりぎりの4回留年、さらに司法試験浪人を7年というかなりの回り道人生を送っている


  • 高河ゆん(漫画家)
原因:バイトと同人活動に熱を入れすぎた


  • 甘詰留太(漫画家)
原因:単位不足
ペンネームは「めがくて年した」の意


  • 三澤紗千香(声優)
原因:スケジュールが過密で満足に大学へ通えず


  • 松下奈緒(ピアニスト・女優)
原因:スケジュールが過密で満足に大学へ通えず
ちなみに松下の1年後輩に歌手・ピアニスト・声優の牧野由依がいる。


  • 村上春樹(作家)
原因:アルバイトしすぎで単位不足


  • 夏目漱石(作家)
原因:盲腸炎で進級試験を受けられず


原因:単位不足
彼のみならず、TEAM NACSで浪人・留年経験がないのは安田顕ただ一人という体たらく。
のちに「親には迷惑をかけたが、大学を4年で卒業していたらみんなに出会えなかった」と述懐する。

  • 菅野智之(プロ野球選手)
原因:自らの意思で留年
2011年のドラフトで日本ハムに1位指名されたのだが、巨人入りを熱望し入団拒否。
しかし独立リーグはドラフトで指名されながら入団拒否した選手は加入出来ず、また社会人野球に進んでしまうと2年間はドラフトの対象になれなかった為、それを回避する為に敢えて留年の道を選んだ。
ただし大学野球の規約上、対外試合には一切出場出来なかったので、調整が物凄く大変だったらしい。協力してくれたチームメイトには物凄く感謝しているとの事。

その翌年のドラフトで巨人から単独1位指名され、念願の巨人入りを果たしたのだが、菅野は再び他球団から1位指名された場合は再留年か海外留学をするつもりだったらしい。


  • 関野吉晴(冒険家、医師、人類学者)
原因:遊びすぎで単位不足
南米のナバリーノ島からアフリカ大陸タンザニアまで、人類が発祥してから世界中に広がっていった足跡を逆に辿る「グレートジャーニー」を行った冒険家。
高校の英語の教科書にも載ったので、知っている人も多いだろう。
一橋大学法学部在籍中に旅行に目覚め、遊び歩いた末に留年を繰り返し、7年間在学ののちに中退。
その後、本格的に冒険家を志すも、「何か技術を身につけなければ旅先で迷惑をかけるだけ」という理由で、横浜市立大学医学部に入学して医師となった。


  • 黒木ひかり(グラビアアイドル、女優)
原因:努力不足で単位が足りず(本人談)
ウルトラマンZ白いアイツ天才科学者・オオタ・ユカを好演したりと、神的美少女として人気を得ている彼女だが、通信制高校を二度留年、世間でも話題になってしまった。
ちなみに、4年目の高校生活が終わる直前、留年したのに「マイナビ進学マガジン」で表紙を飾るハメになるという残念過ぎる事態になり、かなり凹んでインタビューも受けていた*6
今ではハタチの高校生という嬉しくもないし褒めてもいないキャッチコピーをグラビアで使ったり、マツコ・デラックスとかにもガチのおバカとしていじってもらったりと、開き直ってバラドルの道も切り開きつつある。
そして、遂に高校5.5年生となってしまったことがニュースでも取り上げられる。……本当に大丈夫かこの娘。



留年かは微妙な例、または留年に近い事例

  • 神谷曜子(ときめきトゥナイト)
原因:成績不良による転校

  • 江藤蘭世・真壁俊(ときめきトゥナイト)
原因:各種事件に巻き込まれ高校入学が一年遅れた。
曜子の方は高校一年の大半を記憶のないまま「ヨーコ犬」として暮らす羽目になり(その間はコピーが登校)、しかもそれらファンタジーな事を記憶から消され日常に戻されたため知らぬ間に勉強に乗り遅れ、父の計らいで転校し再び一年からやり直している。
そして結果的に一般人の曜子を自分達の事情に巻き込んでしまった主人公カップルも、事態がある程度落ち着いた際やっと高校入学でき、結果中学の同級生3人が一年遅れで同じ学校に編入する羽目に…。

原因:成績不良により5年間の特別試験
アカデミー創立以来最低の成績を叩き出し、卒業試験として一軒のアトリエを借り、5年の期間で作品を提出するという課題を出される。
バッドエンドだとしっかり留年を通告されるが、5年も期間があるということがすでに留年ではないのか?という声もある。*7
なお、続編の「エリーのアトリエ」にてアカデミーが4年制であることが明らかに。
入学~卒業より長い卒業試験ってマルローネさんどれだけ……

原因:高校入試の前日に、おたふく風邪を発症した事で受験出来ず。1年間の空白期間を経て高校に入学。
これは厳密には「中学浪人」に該当する事例。
留年とは少し違うが、クラスメイト全員が自分より1つ年下である事など、彼女の置かれた境遇自体は留年と同じだと言える。

原因:「学生」としての権限を保持し続けるため。
本作の世界では過去の戦乱から『「国家間の重要事」に関わるのは教導院に所属する学生でないといけない』というルールが創られたのだが、
戦乱の原因となった「極東」(主人公陣営)以外の国はこれをより優位に使うため、「極東の学生は18歳卒業だが、それ以外の国の学生は教導院に何年でも在籍していい」という規則を追加。
結果列強ではいい歳したおっさんが「生徒会長」をしたり、一度教師として一線を引いていた人材でも再入学させる等している。
なお極東の学生も終盤で卒業年齢が35歳に引き上げられたため、続編『境界線上のホライゾン NEXT BOX』では19歳ながら高3を続けている。



追記・修正は留年を経験した人にお願いします。


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最終更新:2024年03月18日 17:33

*1 高校生の場合、在学中に成人してしまうので指導が面倒になるといったこともある

*2 後に司法試験の問題を作ったり採点をしたり、学識経験者として法改正に関与もした、かなり権威のある学者である。

*3 成績不振や単位不足が理由の場合、不良など勉強が苦手なのがはっきりしているキャラならともかく、勉強が出来るキャラだと理由が不明なことが多い。あるとすれば、遊び過ぎや試験を受けなかったことが原因と考えられる。

*4 高校浪人していたら留年していない事になるが、そんな設定はとんと聞かない。

*5 むしろKOFに出場する高校生全員

*6 仕事のオファーがきたのは留年が決まる前だったとのこと。

*7 ちなみに「エリーのアトリエ」でもこの「特別試験」を受けることができるが、そちらではきっちり「5留」と言われる。