アンブラル(遊戯王OCG)

登録日:2014/09/29 (月) 19:15:57
更新日:2024/02/24 Sat 00:35:11
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さァ、よからぬコトを始めようじゃあないか!!

アンブラルとは、遊戯王OCGにおけるカード群の一つ。


【概要】

JUDGMENT OF THE LIGHTでカテゴリ化したカード群で、所属するカードは全て闇属性悪魔族のモンスターカード。
サポート用の魔法カード・罠カードは存在せずモンスターの数も少ないが、相互のシナジーが強くカテゴリ内でまとまっている……という、登場初期の光天使のような連中。
ただし、向こうと違い未だに新規のカードはないものの、受けられるサポートの範囲が非常に広く、粘り強く戦える。

主な戦術は下級の自爆特攻で場を整えつつ、モンスターを並べてエクシーズ・シンクロを狙うというものだが、所属するモンスターが少ないためにデッキ構築の自由度が高く、メインデッキから戦力を投入することも十分に可能。
ネタの領域だが、汎用性の高い光属性を混ぜ込んで【カオス】の要素を取り込むこともできる。

【所属カード】

全部で4種類と非常に少なく、うち3体が展開要員。
  • アンブラル・グール
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 0
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードの攻撃力を0にし、
手札から攻撃力0の「アンブラル」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
展開要員その1。自分の攻撃力を0にすることで、攻撃力0のアンブラルを特殊召喚できる。
コイツ自身の攻撃力ダウンは永続なので、「1ターンに1度」とはあるが実質的には「フィールドに存在する限り1回」と認識してかまわない。呼び出せるのはウィル・オ・ザ・ウィスプとアンフォームの2体だけだが、片やレベル4、片やレベル変更ができるため、効果を使えばすぐにランク4に繋げられる。
一応攻撃力もそこそこあるので、裏守備を潰すくらいは可能。

  • アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
このカード以外の自分のフィールド上・墓地の
「アンブラル」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このカードのレベルは選択したモンスターのレベルと同じになる。
また、フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを破壊したモンスターを破壊する。
レベル変動効果を持つ除去要員。レベル変更は墓地のアンブラルも参照できるが、時の任意効果なのでタイミング逃しに注意。
後半の除去効果は攻撃表示の時に破壊される必要があるため、事実上は自爆特攻が必要になる。どうしても外したいモンスターがいるのでなければ、素直に素材として使おう。

  • アンブラル・アンフォーム
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃によってこのカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「アンブラル」と名のついたモンスター2体を特殊召喚できる。
「アンブラル・アンフォーム」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
展開要員その2。自爆特攻で破壊されることで、アンブラル2体をリクルートして来る。
「ワンダー・エクシーズ」や「星遺物の導く果て」を使わない限り、メインフェイズ2で素材に使うことになる。
ただ、攻撃力0なので戦闘ダメージが痛い。「スピリットバリア」や「攻撃の無敵化」などでダメージを対策したいところ。
《Ai打ち》による相討ちなら自分はダメージを受けず、リクルートしつつ相手にダメージを与えられる。

  • アンブラル・ゴースト
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 200/守 200
自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードとレベル4以下の悪魔族モンスター1体を手札から特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。
「アンブラル・ゴースト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
下級の悪魔族を連れて出てくる。ただ、この効果ならレッド・リゾネーターなど類似効果の対抗馬が多く、こっちは通常召喚を放棄するため展開するのはちょっと骨。
《アームズ・ホール》などデメリットの被るカードで補う手もあるだろうか。
闇属性であり、アンブラルでもあるため、アンフォームでのリクルートができる他、マリスボラスに放り込んで向こうの補助に使うことも可能。悪魔族チューナーを呼び出してシンクロ素材にするのも手だが、今ならリンク召喚もある。
ちなみにゴーストとはいうが悪魔族である。

【番外編】

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/魔法使い族/攻3000/守1500
レベル5モンスター×4
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが「No.104 仮面魔踏士シャイニング」をX素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
その後、相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送り、相手のLPを半分にできる。
エクシーズのアンブラル……なのだが、アンブラルは現状レベルの参照や手札・デッキからの展開用の効果しか持たないため、このカードはカテゴリには入らない。一応、名前をコピーして間接的に参照させることは可能だが……。

【アニメオリジナルカード】

  • アンブラル・ゴーレム
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 800/守 1600
相手のバトルフェイズ中に1度、
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードへの攻撃を無効にできる。
なぜか唯一OCGにならなかったレベル3。
効果は……正直なところ微妙か。

  • アンブラル・デス・ブラッド
速攻魔法
自分フィールド上の「アンブラル」と名のついたモンスター1体が
戦闘によって破壊された時に発動できる。
その攻撃モンスター1体を破壊する。
遊馬戦で使用された除去カード。「攻撃モンスター」とは言うが、実際にはアンブラルを戦闘破壊したモンスターを道連れにするカード。イラストに描いてあるアンフォームとの相性は良い。
ちなみにOCGルールに照らし合わせると、珍しい「ダメージステップでカードの発動をする、コンバットトリックでない速攻魔法」となる。

  • アンブラル・リフレッシュ
通常魔法
攻撃力が変化しているモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は元々の数値になる。
また、この時変化した数値分だけ自分のライフポイントを回復する。
アンブラルと名がついているだけの汎用カード。モンスターの攻撃力を元に戻し、元々の数値との差分だけライフを回復する。


相性の良いカード

軸となるグール、アンフォーム、ウィル・オ・ザ・ウィスプを釣り上げることが出来る。
カメンレオンなら、除去役としてダークエンド・ドラゴンを呼ぶことも選択肢に入る。

ご存じフォトンの出張要員。「カメンレオン」を共有できるため、コイツを多めに入れこんでカオスを取り込むのも手。

  • 召喚僧サモンプリースト
言わずと知れたレベル4専門のリクルーター。グールを呼ぶ→効果でアンブラルを出す、で3体素材も狙える。

こちらはバーニングナックラーの出張要員。自爆特攻のダメージをフォローしつつモンスターを増やせる。

  • ゾンビーナ
意外と知られていない万能蘇生役。相手によって破壊されれば、墓地のレベル4を蘇生できる。
アンブラルは自爆特攻が展開の手段となるため、そのフォロー手段を共有できる。

三幻魔の一つ。アンブラルならば悪魔族がゴロゴロ並ぶため、特殊召喚は意外と楽。ダークネス・ネオスフィアも候補。

ご存じボチヤミサンタイ。墓地に闇属性モンスターがどんどんたまるため、ダーク・クリエイターを投入するのも手。

闇属性・レベル4を並べることに特化したカテゴリなので、エクストラの採用筆頭候補となる。

  • 大盤振舞侍
これはネタの領域だが、送りつけたコイツにアンフォームで特攻することで、手札を補充しつつモンスターを並べられる。
繰り返すようだが自爆特攻が基本戦術なので、狙ってみるのも面白い……か?

狙えないことはない。単体性能も悪くないので、ベクターごっこがしたければ。

  • 悪夢再び
メインとなる3体が守備力0なので、コイツでサルベージ可能。なお、こっちは序盤だと墓地不足で使えないことがあるので、サモプリやカゲトカゲなどに対応する「ダーク・バースト」との併用がベター。

  • スピリットバリア
アンフォームの自爆特攻に伴うダメージを打ち消せる。

  • フォース
アンフォームに使用することで相討ちに持ち込みつつリクルートに繋げられる。

10期で登場した痛み分け用カード。
アンフォームとの相性が非ッ常に良く、元々の攻撃力が0なのでバーンダメージを受けない+戦闘破壊耐性がない限りどんな相手でも処理可能&バーンダメージ+アンブラルを展開して追撃可能、と見事なシナジーを形成する。

アニメにおいて

ZEXALIIにてベクターが使用するカテゴリ。
基本的には単なる展開用に使用しており、アンフォームに至っては効果が使われたことがない。


追記・修正は自爆特攻してからお願いします。

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最終更新:2024年02月24日 00:35