明日川タイヨウ

登録日:2018/12/13 (木曜日) 01:05:26
更新日:2022/08/01 Mon 20:20:45
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明日川タイヨウとは、「カードファイト!!ヴァンガードG」の登場人物である。


●目次

【概要】

G1期(5期)からの登場人物で初登場時は小学5年生。
当初は非常に臆病で内向的であったが、新導クロノからヴァンガードを教わってからは次第に自分に自信が付いていき、明るく振る舞うようになった。
性格は優しくて礼儀正しく、人懐っこいところもある絵に描いたような「可愛い弟分」キャラ。

ヴァンガードを教えてくれて、一度道を踏み外してしまった自分を止めてくれたクロノのことを誰よりも強く慕っており、クロノもタイヨウのことを可愛がっていることもあって、本当の兄弟のように仲が良い。
またG4期「G NEXT」では憧れのクロノとチームを組むことになるが、もう一人のチームメイトとなった東海林カズマのことも、強い信頼感で繋がった仲間として慕っている。

ヴァンガード歴はそこまで長くないものの、神崎支部長時代の普及協会ユナイテッドサンクチュアリ支部で過酷なファイト訓練を乗り越えたこともあり、現在はジェネレーションマスター((ヴァンガード普及協会がG2期「ギアースクライシス編」で開催したイベント「Gクエスト」にて、全6支部で開催されたクエストで獲得したポイント合計が、60ポイント中50ポイント以上獲得したチームに送られる称号。
イベントにおいては櫂トシキ、雀ヶ森レン、蒼龍レオン、伊吹コウジといった国内最強クラスのファイターを相手に戦わなければならない場面もあったため、この称号を手にすることは困難であり、かなりの名誉であるといえる。
ちなみにGクエストでは、クロノたちチームトライスリーに対してだけ主催者側がわざと難易度を高く設定している場面(ユナサン支部・ダークゾーン支部等)も見受けられる中で、トライスリーはGクエスト全出場チーム中唯一の60ポイント満点を獲得している))の称号を持つトライスリーと同等クラスの実力を身に付けている。

先代主人公である先導アイチに続く、所謂「自分をヴァンガードの世界に導いた人を強く慕っている、乙女のように可愛い男の娘キャラ」であり、その可愛さ故に視聴者から高い人気を誇ると共に、クロノにとってのヒロイン候補として挙げられることも多い。
特にG4期「G NEXT」以降では、主人公クロノのチーム「ストライダーズ」が、クロノとカズマとタイヨウという男3人のチームであるため、タイヨウが正ヒロインとしての立ち位置を不動のものにしつつあったとの声も。


【経歴】

●G1期

当初は臆病で内向的な小学生として登場。もうすぐ新しい町に引っ越すということで、新しい学校で新しい自分になりたいと思い、ヴァンガードを始めようと決意。そのヴァンガードを教わるためにカードキャピタル2号店を訪れ、新導クロノと出会うこととなる。
クロノにヴァンガードのやり方を教わってヴァンガードの楽しさを体感したタイヨウは、いつかまたクロノとファイトする約束をし、別の町へと引っ越していった。

それからしばらくして、クロノたちチームトライスリーが普及協会ユナイテッドサンクチュアリ支部での大会に出場した際に、クロノはタイヨウと再会するが、タイヨウは以前とは全く別人へと変貌を遂げていた。というのも、タイヨウが引っ越した町がこの普及協会ユナサン支部が統括する地区で、その支部長である神崎ユウイチロウが掲げる「弱さは罪」という絶対勝利主義に傾倒してしまい、タイヨウは楽しさよりも勝利のみを至上とするヴァンガードを追い求めるようになり、冷徹な機械のようなファイターになってしまっていた。

そんなタイヨウの笑顔を取り戻すべくクロノは奮闘するが、その甲斐も空しくタイヨウはクロノに「クロノは強いからそんなことが言える」「クロノには弱者の気持ちが分からない」と当たり散らし、「間違っているのはクロノの方」だとクロノを完全否定する。
それによりタイヨウはユナサン支部の運営方針により一層のめり込んでいき、刈谷スギルの離脱によって欠員が出たユナサン支部代表チームのチームディマイズの新たなメンバーに抜擢されることとなる。
このとき本部から派遣されてきた伊吹コウジとの特訓の弊害で、タイヨウの髪の毛の一部が、メッシュが入ったかのように白く変色してしまった。

チームトライスリーとチームディマイズによるエキシビジョンマッチでは、クロノの対戦相手として登場。
タイヨウはクロノに自分は強くなったから自分の周りに人が集まってきたことを示し、自分は間違っていないと主張する。
しかしクロノとのファイトで負けてしまい、それによりタイヨウの周りに集まってきていた人間に見放されたことで、タイヨウは自分の信念を打ち砕かれてしまい、そんな自分自身に絶望してしまう。

その後、失意の中でクロノと神崎支部長のファイトを観戦するが、格上の相手に必死に食らいついて自分らしいヴァンガードを貫き通すクロノを見て、タイヨウは「今の自分は負けることや、それによって人が離れていくことを恐れて、そのことから逃げるために強くなろうとしていただけ」で「『弱さは罪』という言葉を盾にして、弱さから目を背けていては、本当に強くなんかなれない」と気付き、クロノに精一杯の声援を送った。

そしてクロノが神崎支部長に勝利後、神崎の辞任に伴いユナサン支部は伊吹の主導の下に再建されることとなる。タイヨウはクロノたちに謝罪し、涙ながらクロノと和解を果たすのだった。
後日、カードキャピタルを訪れたタイヨウは、ユナサン支部の運営方針について振り返りながら、クロノたちに「強くなりたいと思うことやそのための特訓は、それそのものは悪ではない。
しかし、『弱さは罪』と決めつけたりして、勝利以外の価値を認めなくなるのが一番の間違いだった」と述べている。


●G2期 ギアースクライシス編

運営方針が問題視されたユナサン支部は、辞職した神崎に代わって支部長に就任した雀ヶ森レンと、その補佐である新城テツたちによってより自由に楽しくヴァンガードに取り組めるように改善され、タイヨウも支部再建の協力者としてユナサン支部で活動していた。
以前よりも明るく前向きな性格になり、白くなってしまった髪の一部も元の色に戻っている。

そんな中、Gクエストの開催が発表され、タイヨウはユナサン支部のGクエストのスタッフとしてイベントの手伝いをすることとなり、その中でクロノたちと再会。
クロノたちトライスリーのファイトを観戦しながら、クロノたち3人のことを応援していた。

タイヨウは、伊吹コウジが発案した「Plan-G」について聞かされておらず、クロノたちが『明神リューズ』という敵を追っていることも知らなかった。
そのため「Plan-G」こと、ギアース*1の全世界同時破壊作戦である「ギアースクライシス」には参加しなかった。


●G3期 ストライドゲート編

いつものようにユナサン支部でファイトを楽しんでいたタイヨウだったが、そこにクロノたちの敵『明神リューズ』の配下の一人である小学生・守山ヒロキが乗り込んでくる。
タイヨウは他人を一方的に悪と決めつけるヒロキの横暴な態度を見かねて、ヒロキにファイトを申し込む。タイヨウはヒロキを見て、まるで「弱さは罪」という旧ユナサン支部の意向に憑りつかれていた頃の自分を見ているようだと感じていた。

タイヨウはヒロキに返り討ちにされてしまい、さらにヒロキが連れてきていたエースこと、蝶野アムによって現実に召喚された、十二支刻獣の《クロノチャージ・ユニコーン》によって、ユナサン支部は壊滅状態に追い込まれてしまう。

その後、駆けつけてきたクロノから事情を聴き、タイヨウはクロノたちに協力し、カンパニーと戦うことを決意する。
先代ユナサン支部長の神崎との交流を経てクロノの持つディペンドカードの真実を知り、その後に再び対面したヒロキにリターンマッチに挑むタイヨウは、なんとか勝利を果たすも、ヒロキには負け惜しみをぶちまけられた上に逃げられてしまい、自分がどうしたいかを考え直すようになる。

そして最終的に明神リューズにより「ストライドゲート」が開かれ、リューズ陣営とクロノたちの最終決戦「最後の審判」の参加者としてタイヨウも選ばれ、そこでヒロキと三度目のファイトを繰り広げることになる。
タイヨウはファイトの中で、自分の力を振り回して他人に見せつけることでしか他人と接することができず、自分が傷つくことを恐れていたヒロキに優しく手を差し伸べた。
そんなヒロキはタイヨウに負けを認め、泣きながらタイヨウの手を取った。

そして「最後の審判」を終えた後、タイヨウはヒロキの友達として一緒にヴァンガードを楽しむのであった。


●G4期 G NEXT

ストライドゲート事件から1年後、タイヨウはかつて先導エミたちが通っていた宮地学園中等部へとヒロキと共に進学。
中学生になったということで行動範囲が広がったのか、今までに比べてカードキャピタル2号店や普及協会ドラゴンエンパイア支部に頻繁に顔を出すようになった。

そんなある時、U-20チャンピオンシップに出場するためのチームメイトとしてクロノから誘いをうけ、タイヨウはこれを喜んで快諾。
クロノが無理矢理チームに誘った東海林カズマと共に「チームストライダーズ」を結成する。
当初は何に対してもやる気を出さず、負けることから逃げるカズマと、そんなカズマのことを頑なに信じようとするクロノが衝突を繰り返すものの、馬鹿正直にカズマを信じるクロノの情熱に絆されたカズマに、タイヨウも強い信頼を置くようになる。

そしてU-20チャンピオンシップのショップ予選決勝では、タイヨウがチームトリニティドラゴンの山路カルに敗北するものの、チーム成績で優勝を果たして本戦に出場することになる。
本戦の1stステージでは、元トライスリーの安城トコハに勝利してみせたりと、ストライダーズの1stステージ突破に大きく貢献したタイヨウだったが、続く2ndステージでは、優勝候補のチームディフライダーのベルノ・ファーレンハートに敗北して、1日目でリタイアすることとなってしまい、クロノとカズマの健闘を祈ることとなった。このときタイヨウはベルノと一緒に、イメージではない本物の惑星クレイの大地に立っていたような不思議な感覚を覚える。

2ndステージ初日のファイト終了間際、カズマがチームディフライダーの鬼丸カズミに敗北したことが切っ掛けでトラブルが発生し、クロノとカズミのファイトへ発展する。
その場に駆け付けたタイヨウは、そこで鬼丸カズミと東海林カズマが異母兄弟で、さらにカズミは「ディファレント・ワールド・ライド」、通称「ディフライド」によって惑星クレイのユニット《忍竜 シラヌイ》に意識を乗っ取られている状態であることを知る。
これによって、タイヨウはベルノとファイトした際の違和感の正体が、ベルノ自身もカズミと同様の「ディフライダー」であることに由来するものだったと確信する。

2ndステージ2日目では、同じく脱落したカズマと共にクロノのことを見守る中で、絶望の中にありながらも諦めきれなかったカズマに自分の体験談を語り、カズマを諭す。
またその一方で、クロノが自分のかつてのチームメイトにしてライバルである綺場シオンと、最高の舞台で最高のファイトを繰り広げたのを見たタイヨウは、「もし次のU-20に出場するならば、今度はチームメイトとしてではなく、ライバルとしてクロノの前に立ち、大きな舞台でクロノとファイトしたい」と思うようになる。

Finalステージでは、準決勝でチームハイメフラワーズの岡崎クミをファイトで打ち破り、決勝へとコマを進める。
チームディフライダーとの決勝においては勝ち抜き戦の先鋒として登場。タイヨウは2ndステージで黒星を付けられたベルノと再戦することになり、そこでこの先自分が進む道を示してみせ、勝利して見せた。
惜しくも中堅で登場した渕高サオリに敗北したことで、中堅のカズマにバトンタッチすることとなったが、タイヨウはカズマとクロノのことを一生懸命応援した。


●G5期 G Z

第2回U-20チャンピオンシップで優勝を果たしたチームストライダーズ。クロノと共にU-20の頂点を掴むという夢を果たしたものの、惑星クレイから「ディフライド」によって降り立ち、《破壊の竜神ギーゼ》の復活により世界を滅ぼさんとする「ギーゼの使徒」たちの野望を食い止めなくてはならない。そのこともあって、タイヨウは次のU-20のことを考える余裕はあまりなかった。

そんなときに、《星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン》にディフライドされ、「ギーゼの使徒」の一人となった星崎ノアとのファイトに敗れたクロノが、「魂の牢獄レリクス」へと囚われてしまう。
クロノの安否を気にするタイヨウだったが、そんなタイヨウの前に「ギーゼの使徒」の一人「ヴァレオス」が現れ、ファイトを挑まれる。
しかし、ヴァレオスが持つ《絶海のゼロスドラゴン メギド》という凶悪な強さを誇る切り札の前に敗北し、タイヨウもレリクスへ投獄されてしまう。

レリクス内でタイヨウはクロノたちと合流し、不測の事故で巻き込まれた多度ツネトを除くレリクスに捕らわれたメンバーが、ディフライダーに勝利したことのあるファイターで、《破壊の竜神 ギーゼ》をディフライドによってその身に宿すことができる器の候補者であることを知る。
そのことを知ったタイヨウも一刻も早くレリクスを脱出しようとし、伊吹たちの協力でなんとかレリクスから脱出することに成功する。
しかしレリクス脱出の直前にクロノの身に起きたことを目の当たりにし、クロノが《破壊の竜神 ギーゼ》をディフライドさせることができる器として完成したのではないのかという疑いを持ち始め、タイヨウはクロノの身をいつも以上に案じるようになる。

そんな中、星崎ノアこと「カオスブレイカー」がクロノを付け狙っていることを知り、タイヨウはカズマと共に建設中のビル内にてカオスブレイカーと対峙する。
そして、カオスブレイカーとファイトするカズマを応援するタイヨウだったが、その最中にカズマもまた、クロノに劣らぬギーゼの器として相応しい存在であったことが判明。
まさかの事実を知ったカオスブレイカーは、思いもよらぬ絶好たる好機を逃すことなくカズマを追い詰め、勝利。カズマはタイヨウの目の前で《破壊の竜神 ギーゼ》にディフライドされてしまう。

その後、タイヨウはカズマを乗っ取ったギーゼとファイトするクロノを応援する。
しかし、クロノは《終焉のゼロスドラゴン ダスト》という禁断の切り札を以てしてもギーゼに勝つことができず、<ゼロスドラゴン>を使用して敗北した代償として、クロノは自分のGゾーンのカードを全て喪失してしまう。
カズマを取り戻すどころかGゾーンのカードを失い、クロノは呆然となる中、ギーゼが現実世界に召喚した《極天のゼロスドラゴン ウルティマ》により、クロノたちがいた建設中のビルが倒壊。タイヨウはクロノを庇って大怪我を負い、入院することになってしまう。

チームトライスリーがクロノの父・新導ライブに会いに行き、チームQ4がヴァンガード普及協会北米支部でギーゼの使徒が激闘を繰り広げる中、タイヨウは病院で大人しくしていたが、Q4のゼロスドラゴン防衛作戦が失敗したことに伴い、タイヨウは病院の屋上で《破壊の竜神 ギーゼ》の顕現を目の当たりにする。
そしてヒロキと共に伊吹と合流したタイヨウは、世界各地にて空から降ってくる虚無の塊との終わりなきファイトに挑んでいく。
その後、ギーゼがクロノたちトライスリーによって倒されたことにより、ギーゼに乗っ取られていたカズマが解放されて、平和な世界を迎えることができた。

すべてが終息した後日、タイヨウは渕高サオリとヒロキの3人で新チーム「ビクトリーズ」を結成し、かつてのチームメイトであるクロノとカズマに対してライバル宣言をするのだった。



【ヴァンガードファイターとして】

使用するデッキは、若き黄金騎士である《旭光の騎士 グルグウィント》を中核にしたゴールドパラディンデッキ。

タイヨウのデッキはGブレイクを要求しつつも「山札の上から数枚見て、その中から選択したユニットをリアガードにコールする」というゴールドパラディン特有のオーソドックスな戦術をメインとしているが、特に《旭光の騎士 グルグウィント》を始め、「相手のアタックに対して、山札の上から数枚見てその中からカードをガーディアンサークルに出すことでガード値を稼ぐ」といったガードを有利に働かせるスキルを駆使した防御能力の高さが、タイヨウのデッキの大きな特徴として挙げられる。

G3期「ストライドゲート編」からはこれまでの戦術をベースとして、「1ターンにリアガードかガーディアンサークルに2体以上ユニットをコールしたターン中にのみ有効になる」というキーワード能力「結束(ユナイト)」を持ったユニットたちを中心とした構築へシフトし、《旭光絢爛グルグウィント》や《黄金竜グロリアスレイニングドラゴン》といった強力なGユニットの登場で、より強く攻勢を仕掛けられるようになった。

G4期「G NEXT」では中盤よりメインのG3ユニットを《黄金の聖剣 グルグウィント》へ変更。これまで使用していたユニットたちに加え、《黄金の聖剣 グルグウィント》の「後列リアガードに後列からのインターセプト能力を与える」というスキルにより、パワー10万超えのネオネクタールの攻撃すらも耐えきれる強固な防御力を身に付けた。
また、タイヨウ自身も、慎重になりすぎたせいで山路カルに敗北したことを切っ掛けに、決めるときには一気に攻勢を仕掛ける大胆なファイトスタイルを身に付けるようになり、そのファイトスタイルを後押しするように《天道聖剣 グルグウィント》や《暁天剣聖 グルグウィント・ヘリオス》などの詰めの能力に秀でたGユニットも活用するようになっている。


【対人関係】

  • 新導クロノ
自分にヴァンガードを教えてくれた先導者。タイヨウがとても尊敬している相手であり、強く慕っている。
クロノもタイヨウを弟分として可愛がっており、G4期においてクロノがU-20チャンピオンシップに出場するためのチームメイト探しで、新しい高校ですでに新チームを結成していたシオンや海外留学で日本にいなかったトコハをあてにできない状況で、真っ先に声を掛けたのがタイヨウであったことからも、クロノから頼りにされていることが良く分かる。
タイヨウはチームストライダーズの一員としてクロノと共に戦い、U-20チャンピオンシップで優勝することを目標としているが、同時に来年のU-20チャンピオンシップではライバルとして、大舞台でクロノと戦いたいという願望を抱いている。

  • 東海林カズマ
G4期「G NEXT」で結成した「チームストライダーズ」のチームメイト。
クロノが目を付けたカズマのファイトの実力とイメージ力の高さに興味を持ち、カズマにファイトを挑む。そこでタイヨウは荒削りながらも高い資質を持つカズマをチームメイトとして認め、U-20本戦出場の時点ではカズマが前向きになったこともあり、良きチームメイトとしてカズマのことを慕うようになった。
カズマもタイヨウのことを「クロノと同類の馬鹿」と思いつつも、そんな馬鹿のおかげで自分が救われたことは認めており、タイヨウのことを仲間として可愛がっている。

  • 伊吹コウジ
神崎支部長時代の普及協会ユナサン支部にて、本部より出向していた職員。
当時はチームディマイズのコーチも務め、タイヨウも伊吹からの指導を受けていた。そのおかげもあって、タイヨウのファイトの実力は短期間でトライスリーと並ぶほどにまで成長した。
しかしその一方で、伊吹は自分の目的を果たすためとはいえ、タイヨウに無茶な指導を押し付けて性格を歪めさせてしまったことに、負い目を感じていた。

  • 守山ヒロキ
ヴァンガード普及協会名誉会長「明神リューズ」が率いる組織「カンパニー」の一員。
かつて、いじめに遭っていたことに耐えかねて反撃し、相手をひれ伏せさせた過去から「強いやつが正義で、正義の味方は正しいことなら何をしても許される」という考えを持っており、そんなヒロキにタイヨウは「弱さは罪」という旧ユナサン支部の運営方針にのめり込んでいた自分と重ねていた。
そのため、タイヨウはヒロキのことを放っておくことができず、最後までヒロキと向き合い、手を差し伸べた。
ヒロキはタイヨウの強さと優しさに触れて、ながらタイヨウの手を取り、タイヨウの友人となった。
その後は「自分が正義」という拘りこそあれど、自分なりに他人に対する思いやりも含め、本当に正しいことを考えるようになり、タイヨウのことを気遣う場面も見られるようになった。
ギーゼとの戦いが終わった後は、タイヨウとチームを組むことになるが、相変わらず「正義の味方」に拘る自己主張の強い姿勢には、チームメイトのタイヨウも少々呆れている模様。

  • 神崎ユウイチロウ
ユナサン支部の支部長。後に支部長を辞任し、山奥にて一人修業に励む。
支部長時代の神崎はタイヨウにとって強者の象徴にして畏怖の対象だった。タイヨウが自分自身の在り方を見つけた今は、「弱さは罪」という言葉に対して自分なりの答えを出しつつも、神崎の意思を、敬意を以って尊重している。そのため、チームストライダーズの3人で山籠もりしている神崎のもとを訪れたときは、旧ユナサン支部の運営方針にも似た過酷な修行をさせられつつも、「それによって神崎さんは自分の迷いを断ち切り、強くなってみせたのだから、理に適っているはず」と納得しながら特訓を受けていた。

  • ベルノ・ファーレンハート/崇高なる美貌アマルーダ
G4期「G NEXT」で登場した海外のモデルにしてチームディフライダーの一員。
登場当初は、惑星クレイから渡り歩いてきたジェネシスのユニット《崇高なる美貌アマルーダ》がベルノ本人との合意の下、「ディファレント・ワールド・ライド」によってベルノの肉体に乗り移っていた。
アマルーダはベルノとして、チームディフライダーのメンバーと共に第2回U-20チャンピオンシップに出場。タイヨウとは2ndステージにてファイトすることになるが、アマルーダはタイヨウとのファイトの中で、地球のヴァンガードファイターたちの熱い思いを初めて感じとり、次第にその情熱に魅せられていくようになる。

  • 渕高サオリ/炎熱傭兵ダムジット
G4期「G NEXT」で登場したチームディフライダーの一員であり、当初はかげろうのユニット《炎熱傭兵ダムジット》がサオリ本人との合意の下、「ディフライド」によってサオリの肉体に乗り移っていた。
しかし、ダムジットはクロノやカズマに敗北したことを切っ掛けに人間を憎み、サオリの意識を封じ込めた上でギーゼの使徒となり、全てを滅ぼさんとしていた。
タイヨウは、ディフライダー「ダムジット」としてのサオリとは、U-20チャンピオンシップのFinalステージで戦ったものの、タイヨウが敗北したことでダムジットから逆恨みされることもなかったため、関わりは殆どなかった。しかしサオリ本人の年齢がタイヨウたちと近かったため、後にヒロキと結成した新チームの3人目のメンバーに、ディフライドから解放されたサオリを誘っている。


【余談】


  • アニメにおけるゴールドパラディン使いといえば、先導アイチや立凪タクトやオリビエ・ガイヤール等、「ゴルパラを使う主人公の敵対者」もしくは「ゴルパラデッキを捨てて主人公と敵対する者」というイメージが視聴者の中にあったためか、もしくはアイチとキャラの立ち位置が似ていたためか、タイヨウが初登場した回からすでに「再登場時には闇堕ちしてそうだ」と視聴者の中でささやかれていた。そして案の定、視聴者の悪い予感が当たってしまうのだった。

  • タイヨウが初登場した回は「クロノがヴァンガード初心者であるタイヨウにヴァンガードのルールをレクチャーする」という内容になっており、この回のクロノのルール説明は歴代でも一番分かりやすいということで視聴者には好評であった。そのため、この26話はニコニコ動画で特別に無期限で無料配信している。

  • 中の人こと桑島法子は「劇場版カードファイト!!ヴァンガード ネオンメサイア」にて、物語の鍵となるユニット《ハーモニクス・メサイア》の声も担当しており、G4期「G NEXT」で《ハーモニクス・メサイア》が再登場した際も、タイヨウと2役で出演している。そのため視聴者の間では「タイヨウきゅん女神説」なんてことが冗談でささやかれたりした。

  • ヴァンガードZEROをはじめ各種ゲームにも勿論登場している。本編アニメのストーリーが再現されるゲームでは勿論ユナサン所属時の闇落ちもするのだがその時点でもファイト時の音声は通常時そのものだったりする。明るい闇落ち。


クロノ 「なぁタイヨウ、お前の項目もアニヲタwikiに出来たんだって?」
タイヨウ「はい! とても良くできてますね。でもできれば、僕のクロノさんへの憧れをもっと…」
クロノ 「ん? なんか言ったか?」
タイヨウ「いえ、なんでもありません」
クロノ 「なんだよ、言えよ~。言わねぇと…こうしてやる!」
タイヨウ「や、止めてくださいクロノさん、くすぐったいです~!」
カズマ 「毎度のことだが、なにやってんだか、こいつらは…。ああ、それと…そこでこの項目読んでるお前、この項目の追記修正頼むわ」




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最終更新:2022年08月01日 20:20

*1 G1期の時点で、世界各地で稼働している最新鋭のヴァンガードファイトシステム。ファイトテーブルの発展系ともいえるシステムだが、実はこのシステムそのものが明神リューズの野望を果たすための布石であった