ピチュー

登録日:2018/12/11 Tue 17:45:00
更新日:2024/02/16 Fri 20:03:55
所要時間:約 5 分で読めます





ピカチュウはすでにしんかしたポケモンである!



出典:ポケットモンスター、90話『ディアルガ&パルキア!時空大決戦!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ピチューはポケットモンスターシリーズに金・銀から登場したポケモン


【データ】


全国図鑑No.172
分類:こねずみポケモン
英語名:Pichu
高さ:0.3m
重さ:2.0kg
タマゴグループ:タマゴ未発見
性別比率:♂50♀50

《タイプ》
でんき

特性
せいでんき(接触攻撃をした相手ポケモンを30%の確率でまひ状態にする。手持ちの先頭にいると野生のでんきタイプのポケモンと遭遇しやすくなる)

隠れ特性
ひらいしん(自分以外の全てのポケモンのでんきタイプの技の攻撃対象を自分にする。その攻撃を無効化し、自分の特攻を1段階上げる)

種族値
HP:20
攻撃:40
防御:15
特攻:35
特防:35
素早さ:60

合計:205

努力値》:素早さ+1

進化》:十分になつかせてレベルアップするとピカチュウに、ピカチュウに「かみなりのいし」を使うとライチュウに進化。



【概要】


ピカチュウの進化前。ウツギ博士に発見された新種のポケモン。
ピチューを十分になつかせてレベルアップするとピカチュウに進化する。

ピカチュウの半分程の大きさしかなく、尻尾や頬の電気袋がまだ小さいが耳は平たく大きめである。

図鑑説明はほぼ全作品を通して電気を扱うのが苦手という内容になっており、ちょっと驚いたりするだけで放電して自分も痺れてしまうらしい。

ポケモンの顔とも言えるピカチュウの進化前であることや、後述のアニメやゲームでの活躍からか、登場から10年以上経った現在も人気が高い。
2016年に行われたポケモン総選挙720では64位にランクインとかなり健闘している。


【ゲームでのピチュー】


第二世代で初実装されたタマゴシステム及びベイビィポケモンにおける代表的なポケモンである。

基本的に野生では出現せず、育て屋で貰うタマゴから入手することがほとんど。
しかしDPtSMUSUMでは野生個体が出現し、それらの作品ではピカチュウよりも入手しやすい。

特別な個体としてHGSS限定で入手できるギザみみピチューが存在する。
通常のピチューと違い、左耳がギザギザになっているが性能は通常のピチューと全く一緒。
しかしピカチュウには進化できない。
グラフィックや性質の特異性からDPtや次世代ソフトに送ることは不可能である。

シナリオで使うには非常に弱い能力値をカバーしながらなつき度を上げていかなければならず(=瀕死にしてはいけない)、かなり根気がいるので、
余程のことが無ければ野生のピカチュウから育てるか育成環境を整えた殿堂入り後から育てるほうがいいだろう。

「あまえる」「てんしのキッス」「わるだくみ」はピチュー時代にしか覚えられない。
また親のピカチュウ・ライチュウにでんきだまを持たせて育て屋に預けることで、電気物理最強技の「ボルテッカー」を覚えたピチューが生まれる。
親の道具枠を圧迫する上にベイビィポケモン故の育成の面倒くささから厳選難易度は非常に高い。
第七世代のみ教え技でもボルテッカーを覚えられる。


【対戦でのピチュー】


データを見れば分かる通り、とにかく種族値が貧弱で特に物理耐久は全ポケモン中ワースト1
特にHPと防御の個体値が共に0かつ防御に下降補正がかかった性格の、いわゆる最脆個体のピチューの物理耐久は想像を絶するほど脆い。

+ 最脆ピチューの物理耐久
  • 無補正無振りのラッキーのすてみタックルで確定1発
  • 無補正無振りヒマナッツのはっぱカッターで確定1発
  • 無補正無振りゼニガメのロケットずつきなんてダイマックスしても確定1発
  • 不一致半減だけど無振り無補正ガブリアスのアイアンヘッドで確定1発 しんかのきせきを持たせても確定1発
  • ピチューのレベルを100にしてもレベル20特化ナックラーのじしんダイアースで確定1発 こちらもダイマックスしても同条件のレベル33でやっぱり確定1発
  • A特化根性ブースターの晴れフレアドライブで無振り無補正乾燥肌パラスが18〜21体飛ぶ。最脆ピチューは等倍なのに21〜24体飛ぶ。
  • しんかのきせきを持たせた最脆ピチューより素の最脆デオキシスAFの方が物理耐久が高い。
  • A特化していると混乱の自傷で確定1発
  • やけどした無補正無振りのドラパルトのドラゴンアローの初撃だけで確定1発 下降補正個体値0の場合も超高乱数1発


あのデオキシスアタックフォルム以下という極薄の紙耐久であり、特殊耐久もカミツルギパルシェンが鼻で笑うレベル。
唯一素早さについては60と抜けているが、それでも進化前基準ですら中の下程度。
進化後と違い「でんきだま」の恩恵を受けられないため攻撃面においてもからっきしである。
攻撃技については「ボルテッカー」「きしかいせい」「くさむすび」「ボルトチェンジ」、
変化技は「あまえる」「わるだくみ」「アンコール」等なかなか有用なものが多いが能力値の低さを補えるほどではない。

特性ひらいしんならでんきタイプにノーダメージで受け出しできるので隠れ特性の厳選は必須。電気以外だと等倍サブウェポンでも無条件で即死するが

通常の対戦はもちろん、リトルバトルでも活躍は絶望的である。
特に単電気ではエレキッドの壁が厚い。
同じベイビィポケモンなのにこの差は一体…

まさしく採用理由はを地でいくポケモン。



【ポケモンレンジャーでのピチュー】


ポケモンレンジャー 光の軌跡にて、ウクレレピチューという特殊な個体が登場。
本作におけるパートナーポケモンであり、物語の最序盤でパートナーになって以降は、キャプチャの難易度を下げるピチューアシストが使えるようになる。
画面の下にひょこっと顔を出したピチューをタップすると、敵のHPを減らす手伝いをしてくれる。
この能力は冒険を進めていく毎にされていくので、物語の最初から最後まで頼れる味方。
流石に空中では参戦出来ない為か、ラティオス/ラティアスが渦を起こしてポケモンを中央に引き寄せるアシストをしてくれる。水中アシストはなし。



【アニメでのピチュー】


2000年の短編映画「ピチューとピカチュウ」で悪戯好きのピチュー兄弟が登場。
CV:冬馬由美(兄)・こおろぎさとみ(弟)

その後アニメ本編でも度々ゲストとして登場している。

2009年の「アルセウス 超克の時空へ」では前述のギザみみピチューが登場した。
CV:中川翔子

新無印編1話ではサトシのピカチュウのピチュー時代のことが描かれた。CV:大谷育江
90話ではディアルガの力でサトシのピカチュウがピチューに退化させられてしまう。
サトシのピチューはピカチュウ時代とは違い、サトシのポケットに入って行動する。


【マンガでのピチュー】


ポケットモンスターSPECIAL

レッド相棒のピカイエローに預けて療養に出てしまった際、イエローの手持ちのチュチュがピカとの間に儲けた持っていたタマゴからピチューが生まれた。
タマゴを孵したのはゴールドであり、以降このピチューはピチュと名付けられ、ゴールドの手持ちに入ることに。
詳細はゴールドの手持ちのピチュの欄にて。



【スマブラでのピチュー】


DXにてピカチュウのモデル替えキャラとして登場。
担当声優は「ピチューとピカチュウ」の弟ピチューと同じこおろぎさとみ。

公式で最弱扱いされているファイターという異色の特徴を持っており、実際の性能も「公式最弱」の名に違わず
  • 全ファイター中最軽量でぶっ飛び易い。
  • 攻撃のリーチや判定、与ダメージ、ふっとばし力が全体的に貧弱
  • 一部攻撃技を使うと自分も数%のダメージを受ける
と明確に弱点だらけとなっている。下Bのかみなりを使うと痺れて涙目になってしまうほどに弱い。でもかわいい。
ゲーム内のフィギュアの説明でも「走りまわってアイテム獲得などに専念し、勝機を見出すのがなにより」と書かれるなど、明らかにガチ対戦向きではないことが窺える。

ただし着地隙や走力を始めとする機動力はピカチュウより上であり、サイズが小さめなので攻撃を食らいにくいという長所があり、
ピカチュウ譲りの優秀な復帰技も持つので全く使えないキャラかと言われるとそうでもない。
ぶっちゃけピチューより性能が厳しいファイターがチラホラいたりする。
余談ではあるが唯一アピールが2種類存在するキャラクターである(ピチューの向きによってアピールが変わり、右向きだと寝っ転がってはしゃぎ、左向きだと飛び跳ねて手を振る)。


続編のXではポケモントレーナールカリオが新たに参戦した一方でミュウツーと共に続投できず、forでも参戦できなかった*1とかなり不遇な状況が続いていた。
もともとモデル替えキャラであり、原作やアニメで活躍を続けているわけでもなかったので仕方ないといえば仕方ない部分も。

しかし、2018年の最新作のSPにて17年ぶりに参戦を果たした。
特設リングでのリングネームは「やんちゃな電撃」。
今回は最弱キャラの名目は無くなっているので、かつてのプリンのように強化もされている。かみなりを使っても今作では泣かずに勇ましい表情に。こちらもかわいい。
反動ダメージや体重の軽さ、リーチの短さは相変わらずだが、ピカチュウ譲りの機動性に、より高い復帰力、
ワザの出の速さなど全体的に隙が少ない、反動があるぶん撃墜性能は高い(ワザの威力自体は進化前であることの表現かピカチュウよりは低い)、などの長所を持つ。
無いに等しい耐久力から相変わらず扱いづらいものの、使いこなせれば相手を延々と圧倒できるハイリスクハイリターンなキャラへと変貌した。
そのあまりにピーキーかつ強烈な性能から一部のプレイヤーからついたあだ名が「スマブラ界の豪鬼」。

SP発売当初は強力な性能が猛威を振るい、一部のトッププレイヤーからトップメタ扱いされる程であった。嘗ては最弱候補であり公式からも「ハンデ戦専用」とまで言われたピチューがトップメタを張るなど誰が想像できただろうか。
しかしあまりにも暴れすぎたために途中で大きな弱体化が入ったことにより最終的にはトップメタから陥落することになる。だが元々の強力な撃墜性能は今なお健在。そのハイリスクハイリターンを制御する熟練した腕前があれば高い撃墜力で相手を圧倒してみよう。
総じて、可愛らしい見た目とは裏腹に完全に「初心者お断り」のキャラになってしまった。

最後の切りふだはピカチュウと同じく「ボルテッカー」。
性能はほぼ同じで強力だがやはり反動ダメージが大きい。


因みにカラーバリエーションにギザみみピチューverが追加されている(色が変わらず装飾品もないため、カメラが引くとデフォルトカラーと見分けが難しい)。




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最終更新:2024年02月16日 20:03

*1 しかしフィギュアとして登場している