地上げ

登録日:2018/12/10 Mon 06:50:24
更新日:2023/10/22 Sun 00:40:52
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\ ワーッ キャー ドカドカ / 

「とうとうこの幼稚園も地価高騰の波に!」




概要

「地上げ」というのは、今となっては言葉の意味自体を知らなかったり、知っていてもなんとなくマイナスのイメージを持っている程度という人も少なくないだろうが、まずは基本的な説明からさせてもらう。

本来地上げというのは、土地を有効活用するためにその土地を企業が買収し新たな建物を建設する…などの「用地を確保して事業を行い、土地の価値を上げる」ということを意味する言葉である。
複数の所有者の土地を少数にまとめるための買収という意味でつかわれることもある。*1

例えば新しいビルやマンションを建てるのに丁度良い空き地があるが、そこには当然持ち主である地主がいる。
その地主と交渉し、土地を譲り渡してもらうことで事業用地が手に入って初めて新しい建物を建てられるようになるのである。

その土地に家や店があり、人が住んでいる場合も借地・借家人と交渉して立ち退き料を支払って
別の場所に移ってもらい、土地を手に入れるのも地上げの一つである。

また、全然収益にならないアパート等のオーナーが所有しているだけで赤字になっている物件を手放したいので、
不動産業者に頼んで建物と土地を安く買ってもらうことも地上げである。


これらが本来の意味での真っ当な地上げ行為であり、違法でも何でもない正当なものなのだが…。



地上げ屋とバブルの土地転がし

かつての日本にもバブル景気の時代があり、その頃は地価が異常なほどに高騰していたために不動産投資に走る人間が数多くおり、そうした顧客や企業からの依頼を受けて住民と交渉をするのが「地上げ屋」と呼ばれる人間であった。

地上げをする不動産業者は基本的に、まずは住民と穏便に交渉をする。
それで穏便に済めばそれでいいのだが、それに応じてくれなければ何としてでもその土地を手に入れるために強引な手段で住民を追い出しにかかることもある。

この時期の不動産投資は都市やリゾート施設の無秩序な開発、果ては土地そのものを転売して利益だけを得て更地のままで開発もしない土地転がしが横行するという半ば手段が目的とも言える状況でもあり、小さな土地だけでは大した利益が無くとも、その周辺もまとめて転売すれば莫大な利益にもなった。

順序で表すと地上げした土地を買い、それを担保に借金をしてさらに高値の土地を地上げして買い、さらにそれも担保にしてまた借金…(以下、エンドレス)
これはバブル崩壊まで続いた金持ちとなれる不滅の錬金術とも囁かれたほど。

土地転がしをする人間が多く存在するほど地上げ屋も台頭するようになったため、ヤクザまがいの強行手段に出てくるのがほとんどだった。

というか、この地上げ屋自体がヤクザそのものでもあったという。

不動産・建築業者は銀行から融資を受け、共に利益を得たいので汚れ仕事はヤクザに任せて露払いをさせるという、グルになっての地上げを実行していたのである。
女優の馬渕晴子は地上げ屋と真っ向から対立したことでも有名なほど。

このせいで、地上げというのは犯罪などのマイナスイメージばかりが付き纏い、流行語にもなっている。

もっとも、したたかな人間は地上げ屋に対する立ち退き料を上手い具合に釣り上げて利益を得ようとする者もいたりするが。
とはいえ、下手をするとヤクザの共犯者と扱われる危険すらあるので、「チャンスだ、利用してやれ」などとは思わないことである。
地上げ屋は素人の浅知恵で利用できるほど甘い存在ではないのだ。

地上げ屋の手口

ヤクザまがいの悪質な地上げ屋は利益のためなら血も涙も無いため、あらゆる手段を使い住民を追い出して土地を手に入れようとする。


◆ヤクザの張り込み・嫌がらせ
地上げの標的となっている家の近くや玄関等に強面の男達がうろつくようになり、つけまわすなどして住民を威圧する他、
壁に落書きをしたり、フェンスで通学路などを封鎖したり、電気や水道などを強制的に止める、家のすぐ近くで意味もなく工事をするなどの嫌がらせをして住民が根負けするように仕向けたりしていた。
単純ながら非常にストレスが溜まる心理戦である。

◆脅迫・放火
直接ヤクザが家に乗り込んで住民を脅しにかかってくる場合もあり、それが深夜や毎日ともなるとたまったものではない。借金取りでも無いのに…。
酷い場合には空き家に放火を行って、不安を煽ったりすることで土地を手放さそうと画策したりもした。
これがさらに酷くなると一番下のケースになりかねない。

◆ダンプトラックの突撃・強引に取り壊し
地上げ屋が盗難したダンプトラックを家や店に事故を装って突っ込ませることで使い物にならなくさせて立ち退きを迫ることも。
さらには住民のことなど知ったことではないとする地上げ屋はパワーショベルなどの重機を持ち出していきなり家を取り壊しにかかったりもする。

◆地上げした土地等に細工
地上げの対象となった土地やマンション等の部屋が複数あり、そのうち一つが地上げに応じた場合、例えばその部屋で深夜に大音量の音楽を流す、空き地にゴミを不法投棄するなどの嫌がらせ行為も横行した。
一旦地上げされた土地は既に地上げ屋のものなので、所有権は彼らにありあまり文句も言えない悪質さである。

◆詐欺・窃盗行為による土地の譲渡
より悪質な業者は地上げに応じない人間を何らかの手段で騙して知らず知らずのうちに売却や譲渡の書類にサインをさせることで「もう契約はしたので出ていけ」と迫るパターンもあったりする。
また、より悪質なケースとして家に不法侵入して判子を盗み、書類に押印して契約したことにしてしまうといったことさえある。

◆家族や親戚への攻撃
地上げの対象となる家の人間と関わりのある、遠くにいる親戚等の居場所を突き止めて嫌がらせを行うケースもある。
普段、道行く時に何もしていないのに前触れもなく暴行などを加えられたリすれば要注意。

それによって土地を売ろうとしない人間に脅迫を行い、立ち退きを迫るのである。

◆地主や住民の殺害
完全になりふり構わない業者の場合、地主や借家人が交渉に応じなければその相手を文字通りに抹殺することによって
土地を得ようとする非常にヤバイケースもあったりする。

特に中国では市の自治体や公共の事業団ですらグルになって邪魔となる人間を排除していたという。
ブラックどころの話じゃねーぞ!?


これだけやっても地上げ業者は証拠が少なかったり等で訴えることができなかったという。
当然ながら犯罪なのでやってはいけません。



海外での地上げ

MLBロサンゼルス・ドジャースの本拠地であるドジャー・スタジアムも、実は地上げによって確保された土地に建てられた球場である。

元々この地にはメキシコ人のスラムがあったのだが、
市民からはかなり白い目で見られており、市としてもこれを潰す方法を模索していた。
そして、1950年台前半に就任したロサンゼルス市長は、都市開発とスラム潰しを同時に行う妙案として、スラムの跡地にメジャーリーグ球団を誘致することを考案。
当時ニューヨークのブルックリンにあった古い球場からの移転場所を探していたドジャースのオーナーに移転を持ち掛けている。

これにより市と球団がグルになってスラムの住人に次々に立ち退きを迫り、計画通りスラムを潰してドジャースを誘致することに成功している。
ちなみにその方法、当初こそ移転先の斡旋や立ち退き料の支払いで穏便に済ませていたが、
なかなか立ち退かない相手に対しては、ドジャース側に急かされたこともあって次第に高圧的に迫るようになっていき、
最終的にはロス市警が出動して立ち退きを拒否した住民を犯罪者同然に引っ立てていった……という、かなりの強硬策に出たそうである。



フィクションにおける地上げ

◆マルサの女2
宗教法人を隠れ蓑にして脱税を行う地上げ屋・鬼沢一平や、それを裏で操り自ら手を汚すことなく利益を得ようとする政治家や企業幹部などが登場している。前述のダンプトラックの突撃も登場している。

◆白竜
極道漫画では避けては通れない案件。勿論主人公の白竜らは地上げを行う側。
立ち退きを拒否するラーメン屋は完全に金目当てで法外な立ち退き料を要求していた。
白竜が取った策は店の隣に例の宗教の事務所(偽物だが)を立ち上げるというもので、
その結果ラーメン屋の土地価格は急落。根負けしたラーメン屋は土地を手放すことに。
(一応買取の形なので相応の立ち退き料は受け取っている)


ドラえもん
連載当時はバブルの真っただ中にあったためか度々、地上げ屋が地主に交渉しにいく場面が見られている。
てんコミ15巻の『珍加羅峠の宝物』では山奥の地主にリュックいっぱいの大金を持って交渉に来て断られた地上げ屋が生き埋めになり、
のび太達に救助された謝礼として札束を一つもらっている。

のび太の日本誕生}』では、いつもの空き地が地上げの対象となっており、
地主は不動産会社から3億円で売ってもらうように勧められていた。

のび太の宇宙開拓史』では登場する企業、ガルタイト鉱業が惑星で採掘される鉱石を独占するために
住民達を追い出そうと様々な脅迫や嫌がらせ、酷い時には殺人さえも行っており、舞台となるコーヤコーヤ星でも容赦なく開拓民に嫌がらせを行っていた。
証拠も無いので警察も対応できなかったが、最終的には惑星ごと破壊して鉱石を独り占めするための違法コア破壊装置の使用をきっかけに企業は取り潰しになった。

ゲゲゲの鬼太郎シリーズ
前身の「墓場鬼太郎」(1960~)から長大な歴史があるだけに、地上げについても扱われることが多い。
原作「猫仙人」のように、高速道路を通すために鬼太郎が立ち退きを迫られる場面もある。
1968年のアニメ1期「おべべ沼の妖怪」では、ねずみ男がダム建設に「死んでも動かない」と居座り、立退料三万円を払われるとあっさり退散したこともある。
ちなみに、そのねずみ男が居座っていたのはねずみ男の土地ではなく鬼太郎の温泉用の別荘。無断で売り払ったので、温泉に漬かろうとした鬼太郎父子が割を食った。
他のシリーズでも地上げ屋や立ち退きなどが話題になることが多く、アニメ4期鬼太郎の地獄流し」では「土地ころがしの帝王」と呼ばれた地上げ屋がバブル崩壊で零落したというエピソードもあり、アニメ6期「妖怪アパート秘話」ではバブル期に台頭した地上げ屋との確執が描かれた。

ドラゴンボールZ
宇宙の帝王ことフリーザ率いるフリーザ軍は環境の良い惑星を見つけるとその星の住民を追い出すか
絶滅させることで他の異星人に売り飛ばすという、宇宙の地上げ屋のような行為を行っている。
ちなみに、そもそもフリーザ軍自体が地上げ屋をモチーフに描かれている。作者の鳥山明氏はピッコロとの戦いを描き終えた後、より強大な悪役を描く必要に迫られていた。その結果、当時の社会問題になっていた地上げ屋を描けば最大の悪役になると考え、宇宙の地上げ屋を次の敵にしたという。

ロボコップ3
登場する企業、オムニ社は前作の失態によるイメージダウンからカネミツ社に買収され業績回復のために
もはやなりふり構わなくなり、かねてからの都市再開発計画のために邪魔となる市民を私設部隊であるリハップ隊によって強引に追い出したり、
強制収容所送りにしたりと暗黒メガコーポと化していた。

美味しんぼ
15巻のエピソード「不思議なからあげ」で地上げについて取り上げられている。
保育施設がある土地の持ち主が変わったために立ち退きを迫られ困っていたが、それを山岡が唐揚げを利用して不動産屋の社長を説得し、丸め込もうと奔走する。
また、38巻の「ラーメン戦争」に登場する雉川盛一率いるラーメンチェーン店「流星組」による既存店を乗っ取る手段も、形は違えども上記の「ターゲットにした店への嫌がらせ・圧力」の一種であり、これも地上げと言える。

ブラック・ジャック
「信号」というエピソードでブラックジャックの家がある場所に工場を建てようとする会社がBJに立ち退きをするよう交渉にくるが、当然BJは却下。
さらにその社長が事故で半ば植物状態になってしまうが、BJが社長の送る信号を解読してくれたため、地上げの話は無しになった。

ロマンシング サ・ガ3
登場する悪徳商会であるドフォーレ商会はヤーマスの町で地上げによる住民追い出しを行っており、
ある老婆と孫のいる家では金は出すから出ていけ、と言うのを拒否されると地上げ屋がお婆さんに暴行を加え始めた。
しかし、主人公達が助けようとした所で怪傑ロビンが現れ、阻止される。

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
高速道路建設による立ち退き反対運動を起こす山村住民が登場するが、その目的は用地買収による補償金を釣り上げての金儲けを企んでいたことによるものだった。

ギャオスが出現したことにより高速道路のコース変更が行われたために村人達の企みは失敗したため、仲違いを起こすという醜い争いを起こす羽目になった。
最終的にはギャオスが倒されたので予定通りに高速道路建設は再開され、土地も売り払われたと思われる。

ゴジラvsキングギドラ
今回は23世紀の未来人が、未来の日本を弱体化させるべく陰謀を巡らす。
なぜそんなに未来の日本が憎まれたかというと、バブル景気が崩壊せずに発展した桁外れの経済力をてこにして、赤字国の土地を買いあさり、アメリカやソビエトをしのぎ地球連邦の手にも負えないほどに巨大化したため。つまり国家レベルで、世界規模の地上げを行っていたのである。
それでひそかに「地球均等環境会議」が動き出し、過激派が主導してキングギドラを用い、過去の日本を破壊しつくして未来を変えようとした。
制作サイドによると「どこまで膨張するかわからない日本経済の恐怖」を描いたものであったという。皮肉にも、本作公開の直後にバブルが崩壊したが……。

ウルトラマングラフィティ おいでよ!ウルトラの国
円谷プロのギャグアニメOVA作品。
ウルトラセブンは大会社の社長として登場するが、土地成金でもありウルトラの父からは「ヤクザまがいの地上げと土地転がしで儲けた」と責められている。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
アニメ終了後のテレビスペシャル『両津の浅草リニューアル大作戦』にて中川グループが採用した自我を持つスーパーコンピュータ「ジーニアス」によって都市開発計画の責任者に指名された両津が、浅草花やしきとその周辺を開発するために住民と交渉して買収する場面が描かれている。
本来の地上げというのは(少し内容は違うが)大体、こんな感じの仕事を行う。

ところが、このジーニアスというスパコンは中川グループを実質、裏から乗っ取っているも同然の状態で両津以上に金儲けしか眼中に無く
開発地域の住民や環境のことなど全く考えていないので、両津を操って最終的には反対住民の強制排除も辞さない強引な手段による地上げに移った。

両津が父親に説得されて改心すると即座に見限り、自ら重機を操って花やしきを潰そうとしたが、反旗を翻した両津に阻止され破壊された。

クレヨンしんちゃん
劇中には地上げ屋自体は登場しないのだが、組長園長先生初登場時に記事冒頭の流れでしんのすけに地上げ屋と間違えられて大騒ぎになった。
因みに何故か一緒に働いているはずのよしなが先生達も真に受けていた。園長先生ェ…

◆龍が如く3 龍が如く0
これまたヤクザの抗争を描いたゲーム作品なだけに地上げが度々話題に上がる。
『3』は元ヤクザの主人公桐生一馬の運営する孤児院がリゾート開発に因むヤクザの地上げに巻き込まれ、
それに対抗すべく桐生がヤクザの事務所に殴り込みに行く所からストーリーが始まる。

『0』はそのものズバリ地上げ自体がストーリーのテーマになっている。
バブル時代の東京都心の歓楽街"神室町"再開発計画に当たり、桐生属する武闘派極道"堂島組"は利権を握るべく再開発用地の土地買収に勤しむが、
再開発後に巨大ビルが建つ予定の地域の中央に持ち主不明の一坪だけの土地、通称「カラの一坪」が存在する事が発覚する。
このままでは再開発自体が実行できないため周囲の土地だけ持っていても意味がなく、
逆にその土地を手に入れさえすればその後に建つビルの利権が丸ごと手に入るため、
結果として件の土地はたった一坪でありながら 10億円の価値を持つ と称されるに至る。
堂島組を含む関東最大の極道組織「東城会」と、同じく関西最大の極道組織「近江連合」、そして堂島組を追われた桐生が身を寄せる事になる、
カタギでありながら極道すら震え上がらせる地上げを行う不動産屋「立華不動産」は、「カラの一坪」とその所有者を巡って鎬を削る――
というストーリーである。

◆鉄甲巨兵 SOME-LINE
「地球という惑星そのもの」を地上げせんとする宇宙の不動産会社がけしかける戦闘生物「地上げ獣」と戦うのが
主人公らの乗る表題の巨大合体ロボ、鉄甲巨兵 SOME-LINEである。
スケールがカーレンジャーのラスボスレベルな地上げ物語であると言えよう。
ちなみに本作では最初「地上げ獣が大暴れして都市を破壊する」というような嫌がらせでは始まらなかった。では何があったかと言うと。

ばかでっかい猫の死体がアメリカの湾に浮かべられた

のである。サイズはなんと全長400m。ちなみに他にも英国には一個1000トンの犬のクソが置かれたり、
ホワイトハウスとクレムリンには20kmとかいう原作者吉岡平のヒット作「宇宙一の無責任男シリーズ(タイラー)」の
究極戦艦「樺太」(横幅8km)をも超えるトラックやダンプがぶち込まれるという大惨事に。
転生トラックってレベルじゃねーぞ。

しかしamazonにあるあらすじ紹介では「まるで地上げ屋の嫌がらせ」とあるが、猫の死体置きとかもやってたんだろうか……?
(トラック特攻は記事上部に書いてある通り)


また、「機動刑事ジバン」や「特警ウインスペクター」など、ちょうど放送時期がバブルの頃だった一部の東映特撮作品などでも、この言葉を耳にすることが出来る。子ども番組でもネタにされるってどういうことなの…



追記・修正は地上げ屋の攻撃に対抗して勝ってから

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最終更新:2023年10月22日 00:40

*1 基本的には道路との接面の広さや土地自体の大きさによって、面積当たりの単価は上昇する。四方を道路に囲まれた100分割された土地それぞれの価値の合計と、その土地まるまる単体では後者の方が価値が出る