名は体を表す

登録日:2018/12/07 Fri 18:04:32
更新日:2024/02/16 Fri 13:20:48
所要時間:約 15 分で読めます





()(たい)(あらわ)す」とは、ことわざの一種。
「名は態を表す」は誤記。

そのものの名はそのものの実態を表す」という意味。
英語で書くと、"Names and natures do often agree."となる。
類義語に「名詮自性(みょうせんじしょう)」や「名実一体(めいじついったい)」がある。

例えば、物であればその機能を簡潔に表した名前がつけられているし、人名であれば親から子への願いが込められている。
突き詰めて考えれば、名前には大きな意味があり、命名がそのものの運命を左右するということになるのかもしれない。

また、かつての日本などでは、子どもの頃は幼名を名乗り、成人した際に大人らしい名前に改名するといった慣習が一般的に行われており、成人してからも人生の節目といえる出来事があった際にまた名前を変えることが珍しくなかった。
このような場合、その人の職業・役職、過去の功績、家や土地などの特徴などにちなんだ名前がつけられるため、リアルに名が体を表していることも多かった。

とはいえ、現代では赤ん坊の頃につけられた名前を生涯名乗るのが一般的。
そして、名前だけで人生の全てが決まるわけでも無い。
しかしキラキラネームの者が統計的に社会的に成功しづらい傾向にあるように無視していい要素でもない。

知名度こそ高いものの、日常生活ではあまり使う機会がないことわざである。


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というのが国語辞典的な解説である。
というか、これだけなら「国語辞典読め」で済む話であり、わざわざ項目立てるような内容ではない。
ここでは、アニヲタ的な「名は体を表しすぎ」な人々…… まさに見た目そのままなネーミング がされた人たちを紹介したい。
見た目と名前が完全に一致するため非常に覚えやすいのが特徴で、「とにかくキャラクターを覚えてもらう」という意味では有用だが、リアリティが損なわれるという難点があるため主にギャグマンガなどで使われることが多い。
強引なものもあればハイセンスなものもあり、作者のセンスが光る一場面といえる。

DQNネーム」的なものも非常に多いが、基本的に作中世界では「DQNネーム扱いされていない」というのが大きな違いか。

なお、「外見的特徴から後から名前を付けられた(通称やコードネーム等も含む)」「自称」「生物種としての名前なので見た目そのままで当たり前」というパターンについてはここでは触れず、あくまで「本名」のパターンのみ紹介する。


名は体を現す例

奇面組シリーズ

この手のネーミングそのものが「奇面組式ネーミング」と呼ばれることも多い。このパターンの代表例ともいえる。
主役である奇面組は「一堂零(=一同、礼)」「大間仁(=大魔神)」など、単なる駄洒落で姿や性格とそこまで関係はないが、
かわいい女の子だから「河川唯(かわ ゆい)」、体育会系だから「雲童塊(=運動会)」、天邪鬼な女の子だから「天野邪子」など性格や見た目そのままなネーミングが多い。
というか、舞台となる学校自体が「一応中学」「一応高校」というやる気のない名前。
キャラ数が多いため当て字のような苦しいネーミングも多いが、中には「中須藤臣也(なかすどう おみや=泣かすどう、おみゃ!)」、「反山宗太郎(そりやま そうたろう=そりゃま、そうだろう)」、「淵乃屋麻衣(ふちのや まい=不治の病)」など、ちゃんと人名に見える秀逸なものもある。
ちなみに「来津輝(= くるってる )」という身もふたもないネーミングのキャラがいたが、流石に危ういためかアニメ版では「河津輝(=かわってる)」というマイルドな名前に改名された。

とっても!ラッキーマン

とてつもなく運の悪い主人公が「追手内洋一(ついてない よういち)」、努力家キャラが「杉田努力」、カッコつけキャラが「目立たがる」と奇面組スピリッツを存分に引き継いだ作品。

僕のヒーローアカデミア

ギャグマンガ以外でこの手のネーミングを使っている割と珍しい例。
ほとんどの登場人物は自らの「個性」に則った名前になっている。
そのため、初登場のキャラでも名前を見れば大体能力がわかる。能力バトルものとしてはある意味反則である。(まぁ読者の視点からわかる、というだけだが)

太臓もて王サーガ

ほぼ全員の名前に性格や外見を表すネタが仕込まれている学園ギャグ漫画という現代の奇面組とでもいうべき作品。
嫁探しのために人間界にやって来た女好きな主人公が百手太臓(ももてたいぞう)、それにツッコミを入れる札付きの不良が阿久津宏海(あくつこうみ)
身体からフェロモンが出ている笛路紋、凄まじい巨体の大木杉音(おおきすぎね)……といった調子である。

さよなら絶望先生

主人公「糸色望」(=繋げると絶望)をはじめ、ほとんどの登場人物が、その特徴を表したフレーズをもじった名前になっている。
同作者の他作品でもこの手法は使われており「かくしごと」にいたっては単行本のおまけで登場人物がセルフ解説を始める始末。

ぼっち・ざ・ろっく!

あだ名の通り、筋金入りのボッチキャラである主人公の名前が「後藤ひとり」。
一応妹の名前が「ふたり」であるあたり、ボッチを意図して付けられた名前ではないようだが。

クレヨンしんちゃん

恐らく、この手のタイプのキャラが多い作品のひとつであり、原作登場キャラだけに限らず、アニメオリジナルエピソードにも登場しており、連載期間やアニメ放送期間を考えると「奇面組」よりその人数は多いと思われる。
レギュラーキャラ及びそのキャラの親族は比較的ありがちな名前だが*1、準レギュラーキャラの中には、異様に心が狭い「野原せまし」、敏腕セールスマンの「売間久里代」、鬼瓦リフォームの社員の「八根浦工事」などのように名は体を表すキャラもいるが、一回しか登場していないキャラの場合はこの様なネーミングのキャラが多く、伝説のビッグウェーブに乗れずにサーフィンをやめた「高波のりお」、ギソウハウスの社員で客を外見で判断する「見下志てるお」などが該当し、全国の釣り堀荒らししているらしい腕前の釣り人「竿野志成」などのように再登場した場合はしんのすけから別の名前を言われる事も。
また、ばら組の河村やすお(チーター)がひまわり組(かすかべ防衛隊)との対決の為に用意する「先生」などは駄洒落ネーミングが多く、こちらのキャラも一回しか登場しないキャラの為、ばら組にはいったい何人いるのかとネタにされている。

ドラえもん

文武両道で外見や人柄も良いという完璧超人の「出木杉英才」が非常に有名。
次いで空き地の裏に住んでいていつもボールで窓を割られる「神成さん(→雷親父から)」も。
その他、数回しか登場しないゲストキャラの名前には駄洒落が取り入れられる事が多い。
例を挙げれば、学校一の美人と言われる「河井伊奈子」、貯金が趣味の「金尾タメル」、いつもムスっとした顔つきの「ムス子」、
女の子に大変もてる「茂手もて夫」など。

というよりも藤子・F・不二雄作品全般にこの傾向は当てはまる。
パーマンでは自慢しいの三重晴三、キテレツ大百科ではおとなしい乙梨くん、エスパー魔美では陰気な陰木さん
などなど、枚挙にいとまがない。

ひとりぼっちの○○生活

名ありキャラは山田花子以外全て何かをもじった名前。しかしストーリーが進んだことで状況が変わり名は体を表していないキャラもいる。
例えば主人公一里ぼっちはもう一人ぼっちではないし、布藤香は不登校を止め学校に来るようになっているなど。
ちなみに小篠咲真世はおぼっちゃまくんの御嬢沙麻代と同音異字の同姓同名だが、こちらは姓が「おじょうさ」あちらは姓が「おじょう」である。

がんばれ!消えるな!!色素薄子さん

非常に存在感が薄い主人公の「色素薄子」を筆頭に、絵を描くのが趣味の「絵尾画子」、和風美人の「烏丸撫子」などド直球な名前を持つキャラが多数。
ちなみに薄子の兄の名前は「色素濃造」である。もう名前の時点でどんなキャラかわかる。

スーパー戦隊シリーズ

わかりやすくするためか、変身後の色orモチーフorが変身前の名前に含まれているパターンが多い。
名前そのものは極力普通なものになっているため、「駄洒落ネーミング」「DQNネーム」というには少し違うか。
記念すべき第一号はデンジレッド=「赤」城一平(電子戦隊デンジマン)。その後も……
…といった例のように、レッドだけでもこの手の名前は多い。
変わり種としては、爆竜戦隊アバレンジャーアバレッド=伯亜凌駕アバレブルー=三条幸人アバレイエロー=樹らんると一見共通性がわかりにくいが、実は「白亜紀」「三畳紀」「ジュラ紀」と中生代の各世代が元ネタになっている。
また理由は不明だが、他のメンバーが色無関係なのにピンクの人のみ「もも」と名前に入るケースが数作品ある。(『光戦隊マスクマン』の「モモ」コや『超力戦隊オーレンジャー』の丸尾「桃」など)
しかし、最近桃って付いてるのに真っ赤な熱血野郎が登場してしまった。
一応にも超例外的にそういうヤツいるけど。

なお、元祖の「秘密戦隊ゴレンジャー」の名前には特に法則性がないが、実は重大な秘密がある。
近年はそもそも戦隊名からしてモチーフを表していたりもする。

プリキュアシリーズ

戦隊シリーズが名前そのままなら、女の子版日曜朝アニメのプリキュアも当然変身前の名前にパーソナルカラーやモチーフが必ずと言っていいほど組み込まれる。
例としては「墨」なぎさ/キュアブラック「桃」園ラブ/キュアピーチ星空「みゆき」/キュアハッピー(みゆき=幸)、「夏」「ま/キュアサマー「ソラ(空)」・ハレワタール/キュアスカイなど。単に直球で入れるだけではなく、連想した単語や同音異義語を取り入れるやや捻ったネーミングもしばしば見られる。
同作品内で組み込み方が決まっている場合、東せつな/キュアパッションの様に物語中盤で加入するキャラクターはちょっと捻った形になるかそもそも法則性から外れる事も。

逆転裁判シリーズ

第一作第一話の登場人物の名前を見るだけで誰が犯人かわかる というネタは有名(山野星雄=ヤマ(事件)のホシ(犯人))。
山野以外にも、町尾守(町を守る警察官)、虎狼死家左々右エ門(殺し屋)、葉見垣正太郎(歯磨き好き)、
内藤馬乃介(チェスのナイト()のような顔)など見た目や職業からつけられた名前の登場人物は多い。
これについては「ミステリー作品は必然的に登場人物が増えるので、一番面倒なのは名前を覚えることになるからダジャレなどで覚えやすくしている」という理由がある。
このためシリアス寄りな主要人物はダジャレをあまり用いず、キャラクター名に意味を込めた命名が多いが、そちらもキャラクターイメージを名前に込めているので名は体を表すと言えよう(例:御剣怜侍→「鋭い刀剣」「怜悧な侍」のイメージから)。
まあ主役が「ナルホド」や「オドロキ」といったダジャレではあるのだが。

アリス・ギア・アイギス

重度の格闘ゲーマーキャラが小芦(こあし)睦海(むつみ)だったり、徒手格闘が得意なキャラが州天頃(ステゴロ)椎奈だったりと、
ほとんどのキャラに自然(?)な形でネタが仕込まれている。

忍たま乱太郎

名前がギャグになってるキャラが多く、中には名実一体なキャラもいる。
うなぎ屋に転職した忍者宇奈月十太夫(うなづきじゅうだゆう)(略してうな重)、根暗な斜堂影麿(シャドウかげまろ)、内気で困ってる内木小丸(うちきこまる)など。

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

ツンデレのテンプレ語尾院田唐音(いんだからね)、薬学キャラの薬膳楠莉(やくぜんくすり)、前髪で目隠れしてる華暮愛々(かくれめめ)など、
個性溢れる100人のヒロインが出演予定なのでネーミングも非常にわかりやすい。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

こちらもギャグ漫画のため、そういう名前のキャラが多く存在している。

例として凄苦残念(すごくざんねん)(旧名は北条正義)や根画手部不吉(ねがてぶふきち)雑学(ざつまなぶ)などが登場した。

不徳のギルド

ひたむきで健気な犬耳少女のヒタム・キャン、おっちょこちょいなケアレスミスってレベルじゃない看護師のレスミス・ケアー、人見知りで常に顔をお面で隠しているミシェリー・ヒットなど、横文字ベースかつ捻りがあるも、比較的そのキャラクターからイメージできる直感的な名前が多い。
なお作中世界では呪名と呼ばれる、付けた名前が呪文の効果を発揮するケースが極稀に存在し、その対象となった人物は死ぬまで名前にちなんだ加護を得ることができるという設定が存在しており、作中に「名は体を表す」キャラが多い理由付けにもなっている。

ウソツキ!ゴクオーくん

こちらも一話完結型の児童漫画であるため当然多くの登場人物が存在し、ほとんどがそういう名前のキャラが多い。

例えばおにぎり頭であるから押結(おむすび)、鼻が赤いから赤花(あかはな)、目がだるそうから田塁一郎(だるいいちろう)、ニッコリしているから二子利順(にこりじゅん)、外ハネヘアーから外羽(そとはね)などといった見た目から、クラス一の秀才であるから江里戸秀一(えりとしゅういち)、家がお金持ちであるから壱兆金太郎(いっちょうきんたろう)、空手が強いことから正道拳(せいどうけん)、新聞クラブに所属しているから矢木増スギル(やきましすぎる)などといった特徴から、怠けやすいから生家(なまけ)、厳しく険しいから険市(けわし)、憎たらしいから肉鱈(にくたら)、一癖あることから一久世(ひとくせ)、すぐに胡麻をすることから吾増利(ごますり)、ポヤっとしやすいから湯種杉照(ゆだねすぎてる)などといった性格から名付けられたキャラが多い。また、料理が得意で三白眼であることからミシュランと三白眼から三白彩菜(みしらあやな)、ゲームが得意ことからカジノとそれを題材にした漫画を多く執筆していることで知られている漫画家の福本伸行から梶野伸行(かじののぶゆき)といったダブルネーミングで名付けられたり、登垣光子(とがきみつこ)野秋(のあき)後垣(あとがき)のように物語のテーマに関連する用語から、性格や特徴から味本(あじもと)高富(たかとみ)上野森(うえのもり)のように実在の企業や施設から名付けられたケースもあるが中には土壺浜流(どつぼはまる)盗田取男(ぬすみだとるお)のようにそのまんますぎた名前が付けられたキャラも登場している。

実在人物

父親が草野球でノーヒットノーランを達成した翌日に生まれたためこの名前に。
その環境からか名前の通りに野球界に入りプロとして活躍している。
名前に後から実態を伴わせた例と言えるだろう。

  • 柳田理科雄(教師・文筆家)
空想科学読本シリーズの作者でお馴染みのあまりアテにならない科学者。
父が「これからは科学の時代だ」という意味を込めてこの名前となった。

「柳田(教科名)雄」という名前と「創作の描写を科学的に考察する」という空想科学読本シリーズの作者である事から、
柳田國男を捩ったペンネーム、もしくはその子孫と思われがちだがこれで本名であり、また柳田國男とは一切無関係。
やはり何度本名だと言っても信じてもらえないらしい。
それどころか学校図書館向けの連載のコラムでもこの話題を取り上げ、それをまとめた本のタイトルにも「理科雄は本名です」を用いたり、
君の名は。(映画)の話題を振られ、勘違いして自身の名前の話を始めてしまうという具合で完全に持ちネタ化している模様。
ちなみに同氏とともに『空想科学大戦!』シリーズを執筆した筆吉純一郎氏も本名である(柳田氏の名前をネタにした文章でも言及されている)。

  • リュミエール兄弟(発明家)
光学機器分野における偉大な発明家兄弟。カラー写真や映画をこの世に生み出したのは彼らである。
その名字、リュミエール(lumière)とは、一般名詞としては「」という意味の単語。
日本のゲームに登場する光兄どころではないレベルで、光の技術に寄与した「光兄弟」というわけである。

戦国時代から江戸時代前期にかけての武将・大名で、徳川氏の家臣。家康の功臣として知られる。
57度の戦を経て傷一つ負わなかったという逸話が有名で、「徳川四天王」の一人にも数えられた。
まさに「ただ勝つ」のみの男。これほどまでに自らの名前に忠実な生き方をした益荒男もそうそういないだろう。

  • ラリー・ペイジ(実業家)
Googleの創業者の片方。つまりこの世で最も多くのweb pageを繋いだMr. Pageさんである。
実際に、検索結果の順位の指標である「ページランク」は自分の名前とのダブルミーニングであると自ら語っている。

その名の通りターボエンジンを搭載しているようなスタートダッシュと全力疾走が売りだった馬。
…但し戦歴の半数強では「ガス欠で一気に失速」というオチもセットでついて来たため、ターボチャージャー使用の難しさも浮き彫りになったかも知れない。

名前の由来は元・横綱の曙太郎。その名に違わぬ巨大な馬体の持ち主であり、新馬デビュー戦の時点で既に550kg超えという超重量。
その後激痩せした時期もあったが競走馬生活において馬体重が500kgを下回った事は一度もなく、1995年のスプリンターズステークスを制した時の馬体重は驚愕の560kg
これはJRA史上最重量のGⅠ勝利記録として、2022年1月現在でも破られていない。
標準的な牡の競走馬の馬体重がおよそ450-470kg、500kgを超えれば大柄と言われるくらいなので、ヒシアケボノがいかに規格外の存在かが分かるだろう。

逆パターン

逆に、「名が体を表して当たり前のはずなのに、表していない」というケースもある。
イングランドの伝説の人物ロビン・フッドの物語に登場する大男「ちびのジョン(リトル・ジョン)」とか。

ゴキブリ要素には溢れているが、恐竜要素もトカゲ要素も見当たらない。
恐らく、1970年代当時は恐竜と怪獣の区別が極めて曖昧だった*2事から、「怪獣らしさ」を表すワードとして名付けられたものだと思われる。

『人造人間キカイダー』に登場する悪の組織ダークのロボット(アンドロイド)たちは、「色+動物(+α)」というネーミングだが、
モチーフ動物に似ているか微妙な奴は大目に見るとしても、色の方は数名ほど体色と違う・他色の方が面積的に多いものがいる。
顕著な例に「クワガタブルー」はこのネーミングで全身茶色(青いのは目だけ)、女ベニクラゲも紅色は頭部の傘だけで触手や胴体は明灰色。
中には「キリギリスグレイ」の方が「グリーンマンティス」より鮮やかな緑色をしているなど、配色が逆のような奴もいる。

デスパー軍団の怪人は「(モチーフ名)+デスパー」というネーミングで見た目も能力もそのまんま*3
唯一物体ではなく色を関したブラックデスパーもちゃんと体色が黒なので名は体を表しているのだが、このミキサーデスパーのみ要素がよく分からない。
「ミキサー(mixer)」は混ぜるものという意味で、機械なら通常「コンクリートミキサー車」か「調理器具のミキサー」のどちらかを指すが、外見も能力もどっちとも関係ない。
外見はほぼ全身灰色で丸っこいふとっちょなロボットと言った感じだが、なぜか腹側に黒と赤の手のような模様(本人の手は別にある)が入っている姿…どっちのミキサーとも違う。
能力も「イナズマンに中性子に反応する特殊電極を埋め込み、その後中性子銃の中性子で電極を制御して操る。」というものが作戦の骨子であり、
戦闘時にも腕を飛ばして相手の顔を抑える「ミキサークロー」、両肩から出すロケット弾「ミキサーロケット」、球体になってぶつかる「ミキサーアタック」と、いずれも何かを混ぜるような様子がない・・・

5人のスーパーバイク 最高時速360キロメートル

  • スーパー戦隊シリーズの動物名母艦系列
設定的にも玩具的にも「巨大ロボット関連メカのキャリア」のため、収納優先であまりこだわった形状にできないことが多く、
ネコ科っぽいジャガーバルカン(サンバルカン)を例外として、動物名が入っていても似ても似つかぬ姿のメカが多い。
まだバトルシャーク(バトルフィーバーJ)は潜水艦風なのでサメというのも分からなくもないが、デンジタイガー・バイオドラゴン・スターコンドル・マシンバッファロー*4などはそれぞれ・竜・コンドル・水牛に似ている要素がない。*5

デビルチョップはパンチ力

  • オコエ瑠偉(東北楽天ゴールデンイーグルス)
父親「ラモス瑠偉みたいなサッカー選手になって欲しい」
本人「プロ野球選手になる!」
藤川球児パターンで親子の目標が一致しなかったケース。
一致しなかったケース自体は全国にいくらでもいるだろうが、名前に込められた希望の露骨さと本人の知名度の高さにより特筆。

  • 田中刑事(フィギュアスケート)
「正義感の強い子に育って欲しい」という思いから「刑事」と名付けられた。
初めから警察官一本というわけではなかったようだ。

「五月七日(つゆり)」という苗字ながら、誕生日は10月17日である。
ONE PIECE』と違って一応この姓は実在するうえ、名前ならまだしも姓は継承するもののため、あえて外したほうが現実的と言える。

こちらはちゃんと個人名が誕生日(12月2日生まれ)と不一致のケース。
「南半球生まれで12月が夏だった」とかいった説明は一切なく、作者の初期ラフでも「大和准」という名前で冬樹も未登場だったため、なぜ「夏美」という名前になったか自体が不明。

登場人物名の多くが超能力関連の用語の捩りになっている本作において、超能力と無関係の用語が由来となっている数少ないキャラ。
本人はいたって真面目な教師なのだが、下から読むと「エロい」と読める名前と名を表し過ぎてる顔のせいで変態と誤解される事多数。

  • 不夜城よどみ(がんくつ荘の不夜城さん)
本人は筋金入りの陰キャであるため一見名は体を表している側に見えるが、実はこれはペンネームであり、自分のキャラと真逆な本名の反動でこんなペンネームにしたという背景がある。

選挙活動をしている青年で、漢字で書くと「清木政治」となる。
だがやりたい放題の選挙活動をしているため「清き政治(せいじ)」をしている場面は全く見当たらない。

イカではなくタコ。ちなみに英語名は「Squidward Tentacles」。

初期パイロット5人は全員苗字が金属というスーパー戦隊シリーズに近いパターンだが、戦闘服や乗機の色が一致している方が少ない。

名前 戦闘服 乗機
黄金旭 黒獅子
銀貴 青獅子
黒鋼勇 赤獅子
青銅強 黄獅子
錫石宏 緑獅子

バトルフィールド「蝿の王」で戦うことになる、蝿の悪魔ベルゼブブの名を冠するハチ
ヴァナ・ディールには数えきれないほどのモンスターがいるため、元ネタとかけ離れた姿かたちの者も少なくないのだが、これは比較的初期の登場かつ有名悪魔の名前とのギャップの著しさから特に知られている。
意趣返しなのか、後にFF2のベルゼブブそっくりなハエのモンスターが実装された際、最初の個体にはハチの名前が付けられている。

こんな名前をしているが芦毛である。そのため若いうちから灰色っぽかったのだが徐々に白くなっていき、晩年の白さはまさに白馬のそれだった。加えて産駒には白毛馬との交配で生まれた白毛馬ユキチャンやソダシ、父由来の芦毛のホワイトメロディー・ホワイトフーガがいる。
名前の由来自体は「外国産馬の日本ダービー参戦初解禁年(2001年)において、ペリーの黒船の如き存在になって欲しい」という願いを込めてらしいのだが、「芦毛なのにクロフネ」などとファンからはいじられた。
ちなみにその後、彼の馬主は鹿毛のぶちがある白毛馬に「ブチコ」(ユキチャンの妹でソダシの母)、持ち馬の次男に「ジナンボー」なんて分かりやすすぎるネーミングも行っている。

2頭共2012年クラシック世代を代表する牝馬で前者がイタリア語で「貴婦人」、後者がロシア語で「頂点」を意味する。
しかしジェンティルドンナは牝馬三冠制覇後は牝馬戦線に一切出走することなく牡馬とバチバチにやりあい白いのを差し置き年度代表馬に2回輝いた一方で
ヴィルシーナは牝馬路線全て2着かつ同年のローズS・エリザベス女王杯2着、その後不調にあえぎながらもヴィクトリアマイル連覇を果たした。
その成績から一部で名前が逆じゃないかと言われている。
なお、ヴィルシーナの馬主はやたら「2」という数字に縁があり、それがヴィルシーナの3歳時の成績に反映されたのではないか…と言われてるとかないとか。

第二次大戦期のドイツで試作された戦車。名前はドイツ語でハツカネズミ。、
しかし全長約10m、全幅と全高も約3.6mと非常に大きい。というより実際に組み立てられた戦車で最も変態兵器大きくて重い。
車体重量もボーイング747(ジャンボ)をちょっと超える。*6
それだけ重ければ足は遅いし燃費もすこぶる悪いしでボロボロ欠点が出まくり、2両の試作車の開発でやっとこさ計画は中止となった。
なお更に大きな戦車(構想止まり)の「ラーテ(ドブネズミ)」もあったり。

  • ゴリアテ
上述のマウスとラーテは名前不相応に大きかったが、こちらは逆に巨人の名前なのに全高約60cmと小さいリモコン戦車。
使用目的も身を張って地雷原を切り開いたり敵の陣地や車両を破壊したりと地道。
……察しが付いたかもしれないが、 見た目と逆の名前はわざと付けたもの である。

名前通りの巨大な老婆…の女装をした、れっきとした。スピンオフ作品「北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌」では身長255cmとされた。
「名は体を表してるじゃん」と思われる人も多いだろうが、かつて存在した公式ケータイサイトで彼には「コビト」という名が付けられていたのだ。

ご存知、地上最強の生物。
いかにも次男といった感じの名前であるが、彼は一人っ子である(母親が「最初で最後の子」と言及)。

一番手たる「“戒律の神”ランペイジ(乱暴者)マン」からして神名と超神名のギャップが読者からは指摘されており、
「“自制の神”ザ・バーザーカー(狂戦士)」は遂に作中人物アシュラマンからもツッコミが入った。
アシュラマンの話の本題は安寧を標榜しながら攻撃的で口の悪い“安寧の神”ザ・ナチュラルへの抗議だったので
バーザーカー自身はその理由については回答せず、また他の神は必ずしも逆の名前と言うわけでもないので未だ意図は不明であるが……。

  • シロサイ&クロサイ
サイの一種。英語でも「white rhinoceros」と「black rhinoceros」だが、どちらも灰褐色の体をしており白や黒とは言いがたい。
名前の由来については諸説あるが、シロサイはアフリカーンス語で「大きい」を意味する「wijde」が英語の「white」と誤解されて広まった説、
クロサイはシロサイが先に命名されたのでそれと対になる色の黒が割り当てられたなんて説がある。

  • 海鳳回転
シューティングゲーム「蒼穹紅蓮隊」の5面ボス、極地戦略輸送攻撃機「海鳳(カイホウ)」&高機動制圧クラフト「海燕(カイエン)戦のBGM。
海燕は丸っこいフォルムをしており発狂形態になると独楽のように回転しながら弾幕を放つが、
海鳳は比較的真っ当な飛行機の形状をしているので回転できない。何故こんな曲名になったのか

  • 利砂、竜長
「ウソツキ!ゴクオーくん」の登場人物。名前の由来はそれぞれリスナーと流暢からきているが、前者は放送委員でお昼の放送の司会をしているためリスナーではないし、後者は本人は早口言葉が得意と言っているが実際にはカミカミであったため流著ではない。

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最終更新:2024年02月16日 13:20

*1 ただし、姓名のどちらかに平仮名・片仮名が入る傾向にあり、姓名のどちらにも全て漢字が使われておりネーミングが普通なキャラは野原育菜&樹・菜摘・芽生(しんのすけ&ひまわりの、父方の従兄弟とその母親)や石坂純一&桃(よしなが先生の夫や娘)、行田徳郎(まつざか先生の恋人)や高倉文太&志麻(幼稚園の校長先生夫妻)等と言った感じで数少ない。

*2 第一次怪獣ブームの頃に出た怪獣トランプには穴埋めに実在の恐竜が描かれていた他、恐竜図鑑にはわざわざ「怪獣と恐竜の違い」を説明するページがあった

*3 サイレンサーデスパーは「消音機」ではなく「それのついた銃」だがこの辺は許容範囲だろう。

*4 それぞれデンジマン・バイオマン・フラッシュマン・ライブマンの母艦

*5 ただしバイオドラゴンに関しては、厳密では竜ではなく旧日本軍の空母「蒼龍」がモチーフ

*6 ちなみに現代の第3(.5)世代主力戦車では装甲や火砲の差こそあれど、レオパルト2A7が全長と全幅こそそれぞれ10.93m、3.74mと大きめだが、全高は3.03mと低く、それもあって重量は67.0tしかなく、マウスと比べれば相当抑えられている。