クラール・グライフ

登録日:2018/12/01(土) 21:41:06
更新日:2022/09/03 Sat 18:15:49
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クラール・グライフとは、ニンテンドーDSゲームスーパーロボット大戦L』の登場人物。


概要

バンプレストオリジナルキャラだが、パイロットとしては登場しないNPC。
主人公・南雲一鷹の後見人を務めており、近所では偏屈として知られる発明家。
孫に悠凪・グライフがいる。
偏屈とは言われているが、一鷹にとっては身寄りのない自分を引き取ってくれた恩人であり、悠にとってはただ一人の肉親*1であるため、
二人からは絶対の信頼を寄せられている。

偏屈な近所の発明家とだけ聞くと、役に立つのかどうか分からないヘンテコ発明品を作ってそうに聞こえるが、その実態は歴代スパロボシリーズでもトップクラスの天才科学者&天才技術者
主人公機のラッシュバードと、ライバル機のストレイバードも彼が開発したもの。
以下に、彼が「趣味で」発明したものを記す。

  • ほぼ有機パーツで構成され、人間と全く見分けがつかず、かつ完全な自我を有する自律型アンドロイド×2
  • 時空を捻じ曲げ亜空間に干渉してエネルギーを取得する機能を搭載した40m級のスーパーロボット×2
    • 非実弾のエネルギー兵器ならほぼ何でも吸収して自機のエネルギーに転換してしまう超バリア
    • 亜空間に転移する事で目の前で堂々と消えても全く気付かれない超ステルス機能
    • 地上・月面くらいの距離なら普通に移動できるワープ機能
    • 上記を複数応用する事で大艦隊レベルの大軍をまとめて遠隔地にワープさせる広範囲転送機能

繰り返すが、これらは「作りたいから作った」以外の理由がない完全なる趣味の発明である。
しかも、個人の知識と技術と予算だけで作られている。

技術だけに留まらず、上記は使用している素材や部品も純地球性の物品だけが使われており、他所からの部品提供すら受けていない。
『L』の世界の敵勢力『GreAT』は表では昔から部品企業として世界各地の企業に部品提供を行っているが、最後の最後の決め手とするためにこれらの部品全てに特定の指令で一斉に動作不良を起こす仕掛けを施していた。
しかしその仕掛けに唯一気づいたグライフ博士はGreAT提供の部品の一切を廃棄、自作パーツのみで上記の趣味品を組み上げている。

なお、この世界には『ガンダムSEED』シリーズの世界観が同居しているが、この世界における『SEED』勢のセカンドステージMSは異世界からの技術供与を受けてようやく完成に漕ぎつけている。
そして、供与するほどの技術を持ち、平行世界への干渉技術を持っている異世界側が問題を解決しきれず、有人兵器化できずに開発が頓挫していた兵器「インペリアルヴァレイ」、同じく要求スペックを満たせず開発が止まっていたラスボス機「ガルトデウス」がグライフ博士個人の知識を盗んで流用するだけで全て解決して完成にこぎつけてしまっている。
つまり、この世界の技術レベルよりも2~3段階上を一人で突っ走っているのだ。

またこの博士はエンディングで「単独で平行世界に転移する機能を持つラッシュバード&ストレイバードの母艦」を作ると豪語している。
そして周囲の人物も「平和になったのに何で作るんだ」とはツッコむが「本当にできるのか」とは誰も疑問に思わない。
平行世界の転移は、異世界側でもかなり大掛かりな準備か偶然の事故でもないと簡単にはできない事なのだが…。


スパロボオリジナルキャラで、天才&科学者といえばご存じシュウ・シラカワが筆頭格だが、グライフ博士の場合あの御仁を軽く上回っている可能性がある。
開発機の一つであるストレイバードは、「イマジナリィロード」という空間転移・次元転移を自由自在に行える機能を有しており、しかも劇中の動向を見る限りほぼ整備なしでフル稼働可というバケモノである。
技術体系が異なるため一概には言えないものの、こと「時空間転送」に関してはスパロボ界でも相当なスペシャリストと言って過言ではない。

……真に恐ろしいのは、これほどの人材が「近所の変人」で収まっている一鷹たちの地元だろう。
そりゃ、普通に生きてればまず縁のないスーパーテクノロジーを趣味で作り続けているのだから、はたから見れば変人だろうが。

ちなみに結構な酒飲みでもあるらしく、潰れてしまって一鷹とアリスが抱えて家まで連れて行ったこともあるとか。


劇中にて

この御仁だが、何と第一話の冒頭でいきなり誘拐され、最終話に差し掛かるまで全く出てこない。
これは上述したラスボスであるルド・グロリアが、ヴァレイシリーズとガルトデウスを完成させるため、技術的ブレイクスルーを欲して博士を拉致したため。
元々、その下心のために博士に無償で部品を提供していたのだが、部品の「仕掛け」に気づいた博士が一方的に関係を断ち切ったため、手荒な手段に出た。
それでも最初のうちは説得によって協力させようとチンタラやっていたのだが、頑なな博士に業を煮やした結果、脳波を読み取りによって強制的に知識を抜き出される事に。
最終盤でLOTUSに救出された直後にようやく目覚めた。

元々呆れたレベルの天才であるため、彼が味方側にいた場合技術的な問題はほぼ彼のみでクリアされてしまう(『K』のサコン先生が近いか?)ことになるので、ある意味仕方がないといえば仕方がないのだが。











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最終更新:2022年09月03日 18:15

*1 悠の両親は作中全く存在が語られないので、一鷹の両親同様に亡くなっていると思われる。