スウォルツ(仮面ライダージオウ)

登録日:2018/11/29 Thu 23:07:45
更新日:2024/04/21 Sun 15:56:12
所要時間:約 16 分で読めます


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お前に新しい体験をしてもらう。意見は求めん。

今日からお前が『仮面ライダー◯◯』だ!


スウォルツとは、『仮面ライダージオウ』に登場するキャラクター。

演:兼崎健太郎


概要

オーマジオウを倒し成り替わる程の力を持った魔王候補の擁立を企み、2068年の未来からやって来た未来人の集団「タイムジャッカー」の一人。

紫色を基調としたコート状の近未来的な服を着用し、首の左側から羽髪飾りをぶら下げている長身の男。頭髪をオールバック状にしている。
歴代の平成ライダーが存在する様々な時代に赴き、その時代の仮面ライダーの力や記憶を奪って新たな魔王候補たるアナザーライダーを生み出すべく暗躍する。

人物

性格は冷静沈着かつ冷酷。
肉親を含めて他人を道具として扱い利用したら使い捨て、奪った力で得意げに振る舞うなど総じて器が小さく傲慢で醜い人間性の持ち主。
善悪以前に何より恐ろしいのが異常なほどマイペースかつ自分勝手に空気を読まないところで、責め立ててもしれっと言い返したりスルーで済ますことが多い。
いきなりやってきては物を食べていたりフリーダムに自分のやりたい事を好き勝手やっているため、その挙動は言葉の本来の意味で「怪人」そのもの。
仲間のウールオーラ同様に悪質な面が目立つ。その冷酷さはアナザーライダーを創り出す行動によく現れており、
契約者として見出した人間を見つけると、相手の意思に関係なく無理やりアナザーウォッチを埋め込み、強制的にアナザーライダーにしてしまう。
他のメンバーも半ば強制的に契約を迫っているが。
ウォズとは互いに顔馴染みらしく、彼を自分達の計画を阻害する厄介な存在として警戒している模様。

EP07では単独行動をするゲイツの時を止めて転落死させようとしたり、EP12では時間停止でソウゴから奪った鎧武ライドウォッチをヘルヘイムの森に投げ捨てるなど、好機と見れば正面から戦う事すらせず容赦なく闇討ちで倒そうとするリアリストな一面を持つ。
EP49ではオーマジオウの力を奪おうとして全て手に入れられずとも、力の一端さえ手に入ったと見るや戦闘を放棄してさっさと自分の世界に逃げ帰ろうとしたのは彼のリアリストな精神性と器の小ささを象徴する姿でもある。


能力

タイムジャッカー共通の能力として時間停止能力を持ち、他のメンバーと会話する際や、敵の動きを封じる時などに使用する。
だが、スウォルツの持つ時間停止能力はウールやオーラのものよりも遥かに強力で、自分と同じタイムジャッカーの動きさえも止めてしまう程。
相手の時間を止めたまま自由に位置をズラして動かすと言った謎の応用も可能としている。

また、既にアナザーライダーの変身者となった人間に対して、別のライダーの力を宿したアナザーウォッチを埋め込んで別のアナザーライダーとして上書きすることも可能。
一方でタイムジャッカーの他のメンバーと異なり自身の戦闘力も高い。
時間停止以外にも紫の光の触手を伸ばして相手を拘束したり光弾を発射したりと独自の能力を保持。
ディエンドをあっさり無力化し、ウォズとの共同とはいえ恐ろしい戦闘力を誇る仮面ライダーギンガと正面から張り合う強さを持つ。
一度だけだが、敵の攻撃を反転させたこともある。
ハッキング能力もあるらしく、即興でカッシーンのプログラムを書き換えて差し向けるなどもしている。

更には他のタイムジャッカーと違い、タイムマジーンを使わずとも単体で世界や時空の移動が可能。スウォルツの他に生身で時空移動を可能としたのはオーロラを使った門矢士のみ。
その時空に他者を放逐したり能力を吸収したり記憶を奪ったりと謎の能力には枚挙にいとまが無い。

生み出したアナザーライダー

スウォルツは契約者を無理矢理アナザーライダーにしてしまうが、現段階における契約者は「自らアナザーライダーの力を欲する人間」という傾向にある。

契約者は2011年の佐久間龍一という青年。
契約内容は「消えかかっていたアナザーライダーの力を維持し続けること」。

契約者は2013年のアスラという青年。
契約内容は「邪魔者を消し、自分がチームバロンの頂点に立つこと」。

契約者は2019年の加古川飛流
契約内容は「常磐ソウゴの抹殺」。

契約者・契約内容は不明。
スウォルツがアギトの力を奪うべく、自身の手駒として創り出した。

契約者はアナザーワールドから召喚されたパラドックスロイミュード
用済みとなったウールとオーラを始末するべく、自身の手駒として創り出した。

ディケイドのアナザーライダーで、スウォルツ自らが変身する。

判明した事実と謎

第27話にて、実はソウゴと飛流が巻き込まれたバス事故を引き起こした張本人で、ソウゴの夢に現れた「謎の男」の正体だったことが判明。
スウォルツがバス事故を引き起こした目的は、「2000年生まれの子供たちの中にいる時の王者=オーマジオウとなる資格を持つ者を見つけ出すため」である事が明かされる。
つまり、スウォルツこそがオーマジオウが誕生する未来を作り出した張本人で、結果的に『ジオウ』における全ての事件の元凶である可能性が浮上している。
だが、「オーマジオウとは別の王を擁立すること」を目的とするタイムジャッカーの一員である筈の彼が、何故わざわざ「オーマジオウが誕生する未来を生み出す」という矛盾した行動を執っているのかは依然不明である。
超全集ではオーマジオウが若いころ彼の野望と戦っていた可能性があり、その戦いがオーマの日と関係していると考察されており、これが事実ならばジオウがオーマジオウになった原因になる。

更に第28話において、実は白ウォズと(現状は一応)結託していたことが判明。
しかし、白ウォズの目的は「ジオウ・ゲイツ・アナザージオウを戦わせることで共倒れを狙うこと」だったのに対し、スウォルツは上記の通り「時の王者(=オーマジオウ)の誕生」を目的としている為、ここでも互いの目的に矛盾が生じている。
互いに「利用できる所までは利用しよう」という考えがあって行動しているのかも知れないが……。

第32話では、ウールとオーラの持つタイムジャッカーとしての力は、実はスウォルツが分け与えたものであることが示唆されている。
ウォズ曰く、「時間を操る能力はスウォルツにだけ与えられたもの」であるらしく、
タイムジャッカー同様に時を止めてみせたツクヨミの事を「俺と同じ」と評しているが……。

その正体と真意

アナザージオウⅡを巡る事件の中で明かされたその素性は、「逢魔降臨暦の未来」とは更に別の時間軸に存在する、「とある王家の末裔たる一族」の1人にして、ツクヨミと名乗る少女の実兄。
「時を操る力」は本来この一族に宿る力であり、スウォルツはその中でも特に強い力を持っていた。

だが、一族の長たる王を決めるに当たり、実際に選ばれたのは妹・アルピナであった。
これを不服としたスウォルツは、アルピナの記憶を奪い別の時間軸へ追放。その後、自らが王となるべく過去に跳んで暗躍を始めた。
アルピナはその後「逢魔降臨暦の未来」=オーマジオウが君臨する時間軸に漂着したが記憶を失っており、出会ったレジスタンスに加入、コードネームとして与えられた「ツクヨミ」をそのまま名前として名乗るようになった。

スウォルツはアルピナが追放の後に死んだと完全に思っていたらしく、2009年の時代でツクヨミと遭遇した際は「時間を越えて来た介入者」であることは理解したものの、まさか死んだはずの妹とは気づいていなかった。
だが、アナザーアギトの一件でツクヨミが「時を操る力」を発現させたことでその正体に勘付き、アナザーカブトの事件でツクヨミが力を行使するのを見て確信。
ソウゴ達がアナザー電王を倒すために2017年へ跳躍した隙をついて飛流に再接触し、彼をアナザージオウⅡに仕立て上げると共にソウゴ達の注意をそちらに集め、捕らえたツクヨミの力を強奪。

さらに、「時を操る力」を分与した海東を動かして士を引っ張り出し、仮面ライダーディケイドの力を奪い、自らがアナザーライダーと化した。

すべての黒幕として

スウォルツの目的は、崩壊が迫っている自分の世界を救うため、他の平成ライダーの世界を全て破壊し、自らの世界で王になる事にあった。
第47話において士と共にやって来たソウゴ達に対し、少年時代のスウォルツが語ったところによれば、「ソウゴのいる世界、スウォルツのいる世界の他に多数のパラレルワールドがあり、それら1つ1つに仮面ライダーがいる」という『ディケイド』と似た構造になっているという。

スウォルツは自らの世界が崩壊を逃れるため、「他の世界の仮面ライダーを1つの世界に集めることで20の世界を一つに融合し、それをまとめて破壊することで自分の世界が生き残れる」と考えており、これを実行するためにジクウドライバーを使える素質を持った子供を探していた。
それが、融合先として選んだソウゴの世界で2009年に行った「選別」である。
ソウゴに自らの力を分与することで彼を仮面ライダージオウに仕立て上げ、自らは各パラレルワールドを回ってアナザーウォッチを生成、『ジオウ』の世界となった世界でアナザーライダーを作り上げることで各世界を『ジオウ』世界に引き寄せ、これによって『ジオウ』世界に現れた「レジェンドライダーだった者達」からソウゴがライダーの力を継承する=疑似的に元の世界のライダーと同じ存在になるよう仕向けて行った。

結果、ソウゴがライドウォッチを継承し平成ライダーの力を手に入れると共に、そのライダーの世界は物語を消されたまま『ジオウ』の世界に融合、
全てのウォッチを継承したことによって全ての平成ライダー世界が『ジオウ』世界に収斂されたのだが、歴史を封印していたライドウォッチが融合とソウゴ・ツクヨミの存在による「時空の歪み」のオーバーフローに耐え切れず破損。
「ライダーがいないまま、元の世界の状況が復元される」=「怪人だけが現れて暴れはじめ滅びに向かう」という状況が出来上がった。

『ディケイド』においては再構築された世界同士が融合することで崩壊しかけていたが、スウォルツはこの「世界同士の融合による破壊」を意図的に起こそうとしていた。
しかし、『ディケイド』の設定を引き継いでいるとすると、それぞれ「Wの世界」「フォーゼの世界」と言ったように仮面ライダー≒世界そのものとなるため、スウォルツの世界が崩壊しかけているのは仮面ライダーが存在しない=メタ的には番組として放送されない=世界として成立できないと考えられる。
スウォルツがライダーのいる世界を破壊しようとしていることを考えると、仮面ライダーがいないことが遠因となって他の「ライダーのいる世界」に取り込まれかけていると思われる。

崩壊を回避する一番手っ取り早い方法は「スウォルツのいた世界に仮面ライダーを誕生させる」ことだが、その世界では文脈的に「王」=その世界のライダーとなり、選ばれたのは妹のアルピナ=ツクヨミであった。
それを受け入れなかったスウォルツがアルピナの記憶を奪って追放し、自らが王となるべく平成ライダーの世界の抹消に掛かることになった。


劇中での主な行動

第5話「スイッチオン!2011」

初登場。ウールとオーラに対して時間停止を行使し、二人が動けなくなっている所で姿を現した。
時間停止中の通行人のチョコ菓子を手に取ってウールの目の前に差し出し、「ショコラはいるかい?」と子供扱いして揶揄った。

2011年の時代ではアナザーファイズの力が消えかかっていた佐久間の前に現れ、
彼に本来の仮面ライダーフォーゼ如月弦太朗から奪った力で作り出した「アナザーフォーゼウォッチ」を埋め込んでアナザーフォーゼへの変身能力と力を与えた。
なお、スウォルツはこの行動を「実験」「新しい体験」と称しており、文字通り何らかの実験だったと思われる。

第7話「マジック・ショータイム2018」

ソウゴと意見が対立して単独行動していたゲイツの前に登場。ゲイツとは互いに存在は知っていたが、これが初対面だった模様。
ゲイツの動きを時間停止能力で封じ、彼をビルの屋上から転落させ抹殺を謀った。しかし、そこへ現れたウォズが介入したことで失敗した。
この時、スウォルツとウォズは顔馴染みであること、スウォルツはウォズの存在を警戒していることが判明する。

第11話「ジオウ・オン・パレード2018」&第12話「オレ×オレのステージ2013」

2013年の時代において、チームバロンを追い出されたアスラの前に現れ、
アスラに本来の仮面ライダー鎧武葛葉紘汰から奪った力で作り出した「アナザー鎧武ウォッチ」を埋め込んでアナザー鎧武に変身させた。

作中冒頭では、クジゴジ堂を出て行ったゲイツの前にオーラや怪しい踊り子集団と共に接触。
「オーマジオウを誕生させない」という点では自分達と目的が同じとして、ゲイツをタイムジャッカーの仲間として引きこもうと画策する。
だが、アナザー鎧武が人々に襲い掛かる様子を見たゲイツはその様子に耐えられず助けに入った為、結局仲間に引き入れることに失敗した。

第12話ではアナザー鎧武と連携し、鎧武ライドウォッチを手にしたジオウの妨害を図る。
この際の戦闘では、ジオウのジカンギレード・銃モードの弾丸を時間停止によって動きを止め、逆にジオウに跳ね返すという荒業を見せた。
アナザー鎧武の発生させたクラックに鎧武ライドウォッチを放り出すことに成功するが、逆に二人のソウゴの作戦の術中に嵌ってしまった。

第17話「ハッピーニューウォズ2019」

とあるビルの屋上でウールやオーラ対し、「未来を見てきたが、自分達の知っている今までの歴史と流れが違っている」と語った。
その後、ウールに「お年玉」と称して「アナザーシノビウォッチ」を手渡した。

第23話「キカイだー!2121」&第24話「ベスト・フレンド2121」

アナザーキカイの存在を聞き、撃破された現場に登場。
「変身者のいないアナザーキカイも人間を媒介にすれば力が安定し、ウォッチが作れるようになる」と考え、同行していたウールにアナザーキカイの本体を寄生させた。

キカイの力の争奪戦を予告したものの、当人は参加せず傍観。
実はウールのアナザーキカイ化は、ウールを傀儡の王として祀り上げる為のオーラとの共謀であったことが明かされている。
事件収束後はビルの屋上に1人佇み、「これを使う時が来たか」と呟く。
その手には、謎のアナザーウォッチが握られていた……。

第25話「アナザージオウ2019」&第26話「ゲイツリバイブ2019」

前話でスウォルツが手にしていた謎のアナザーウォッチの正体が、仮面ライダージオウの力を宿す「アナザージオウウォッチ」だった事が判明。
ソウゴを強く敵視する謎の青年・加古川飛流にウォッチを与え、彼にアナザージオウに変身する力を与えた。

スウォルツがアナザージオウを生み出す行動はウールやオーラには予想外の出来事だったらしく、突然のアナザージオウの出現に激しく動揺している。
26話でツクヨミがバス事故の真相を確かめるべく2009年に向かった際には「あの日に向かったか」と当時を知っているかのような言動を見せていたが……?

第27話「すべてのはじまり2009」

イチゴ狩りツアーと称して2000年生まれの子供たちを集め、なぜか門矢士が運転するバスの前に現れる。*1
時間を止めて最後部の座席に陣取り、「2000年生まれの子供たちの中に、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者の候補者がいる」と告げた上で「死を賭した試練」を与えると宣言。大人たちの時間を止め、バスを暴走させた。

その最中、自分に食ってかかってきた当時のソウゴを掴みあげ、攻撃してきたツクヨミを見ると時間を超えて現れた介入者だと看破。
そのまま子供達を未来へ誘拐し、残ったバスはトンネルに突っ込んで爆発した(ツクヨミは士のオーロラによって子供達と同じ時代に飛ばされている)。

目を覚ましたツクヨミと士、幼きソウゴが見たのは、街を破壊するダイマジーンの群れ、すなわち「オーマの日」の光景であった……。

第28話「オレたちのゴール2019」

「オーマの日」において、幼いソウゴに何らかの力を与え、気絶していた飛流と共に2009年に送り返した。
尚、ソウゴと飛流以外の子供達が2009年に送り返されたような描写はなく、恐らく「オーマの日」に放置されたままと思われる。
アナザージオウが敗れた後、白ウォズの前に現れ、ここでスウォルツと白ウォズが結託していたことが判明する。

第29話「ブレイド・ジョーカー!?2019」

何らかの思惑からか、白ウォズに「アナザーブレイドウォッチ」を与えており、間接的に栗原天音をアナザーブレイドに変身させることになった。

第31話「2019:めざめろ、そのアギト!」&第32話「2002:アンノウンなキオク」

本格的に残るライドウォッチの収集に乗り出したソウゴに対し、「これ以上レジェンドライダーの力を与えさせてはならない」と称し、アナザーアギトを生み出して暴れさせ始めたが、この最中にツクヨミが強力な時間停止能力を持っていたことが発覚。
これに興味を覚えたスウォルツはオリジナル個体のアナザーアギトにツクヨミを攻撃させたが、その中で帰国していた翔一が乱入。
増殖個体を呼び寄せて物量戦に持ち込むも、途中でウールが翔一の力を奪ってアギトライドウォッチを生成。主導権を取られたと判断したのか、この事件ではこれ以降フェードアウトしている。

第35話「2008:ハツコイ・ウェイクアップ!」&第36話「2019:ハツコイ・ファイナリー!」

オーラがアナザーキバを生み出したため、ウール共々当初は傍観に回っていた。
だが、その途中で仮面ライダーギンガが襲来したことで、ソウゴ達と協力して対処しつつ、あわよくばギンガの力を手に入れることを目論み、ソウゴ達を連れてアナザーキバ=北島祐子に協力を申し入れる。
が、当の祐子にはすげなく断られた挙句、高慢な態度を指摘したところ「お前の意見など求めていない」と自分の決まり文句で返された上にウールに笑われてしまった。

最終的にギンガはジオウ、ゲイツ、ウォズの共闘で倒され、自身が持っていたブランクミライドウォッチにその力を宿すことに成功するが、目論見を見抜いていたウォズに掻っ攫われた。

第37話「2006:ネクスト・レベル・カブト」&第38話「2019:カブトにえらばれしもの」

ワームの隕石が迫る中、地獄兄弟が強奪したフォーゼとギンガのライドウォッチを取り返してきたウールの前に現れ、二つのウォッチを奪うと2058年を訪れていた士とツクヨミの前に出現。
2人を邸宅から叩き出すと、ツクヨミに二つのウォッチを渡し、「時の王とお前の力で新たな扉が開く」と告げて2019年に送り帰した。

第41話「2019:セカイ、リセット」~第43話「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」

詳しくは上述。飛流を唆してアナザージオウⅡに仕立て上げ、歴史改変を行わせる。
ソウゴや記憶を書き換えられたゲイツ達が飛流に対応している間に、飛流を上手くコントロールしてアナザーライダーを使いツクヨミを捕縛。
彼女に自身の正体と目的を明かし、彼女から「時を操る力」を奪い取った。
アナザージオウⅡとの決戦の最中にディケイドの前に現れ、ディエンドの時間停止を受けた士からライダーの力を奪い取った。

第44話「2019:アクアのよびごえ」~第47話「2019:きえるウォッチ」

アナザーディケイドも参照。
手に入れたディケイドの力でアナザーワールドの創出と人間の拉致を繰り返し、神隠し事件を起こしていた。
アナザードライブと戦った直後のソウゴ達の前に現れるとアナザーディケイドに変身、G4、レイ、風魔、ダークゴーストを呼び出してグランドジオウとゲイツリバイブにけしかけた。
第46話ではソウゴと一騎討ちとなり、その戦闘の最中、2009年のバス事故の真相と自らの野望について語っている。


余談

  • 初登場が第5話と遅く『ジオウ』作中の出番も少なめだが、その一因は演者の兼崎健太郎氏が舞台の仕事で忙しく、中々スケジュールが合いづらいためだと『仮面ライダージオウ 補完計画』で語られていた。
    物語が進むに連れて、タイムジャッカーのリーダー格かつ、物語の重要人物として出番が増えている。
    因みに兼崎氏は、葛葉紘汰役の佐野岳氏とは旧知の仲であり、アナザー鎧武の変身者であるアスラ役の友常勇気氏は事務所の後輩である。

  • 『補完計画』では盛大にキャラ崩壊しているが、兼崎氏の素の性格はどっちかといえばこちらに近い。

  • 作中では白ウォズから「スウォルツ氏」と呼ばれており、ファンや視聴者からも愛称としてその名で呼ばれることが多い。更に略して「ス氏」と呼ばれることも。
    更に、48話にてオーマジオウに「スウォルツごときに世界は破壊できない」最終話でオーマジオウと化したソウゴには「お前ごときにこの力は扱えない」と言われた事から「ごとき氏」と呼ばれる事もあるとか…

  • 士の力を奪いアナザーディケイドと化したスウォルツだが、士が「仮面ライダーの力を持つ」「王に祭り上げられた」「世界を繋ぐために世界を破壊しようとした」「自分が記憶喪失の男」であるのに対し、スウォルツは「仮面ライダーになれなかった」「王に選ばれなかった」「世界を破壊するために世界を重ねた」「記憶喪失の妹がいる」と完全に士のネガというべきキャラクターに仕上がっている。





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最終更新:2024年04月21日 15:56

*1 尚、第27話におけるバス事故での出来事はスウォルツの過去の回想という描写がなされている。