アナザー鎧武(仮面ライダージオウ)

登録日:2018/11/25Sun 22:02:30
更新日:2023/10/20 Fri 18:50:22
所要時間:約 3 分で読めます


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2013 GAIM もう一人の鎧武 もう一人の鎧武←裕也ではない アスラ アナザーウォッチ アナザーライダー アナザー鎧武 アナザー鎧武ウォッチ オレンジ オレンジアームズ キモイ グロい サラシ スウォルツ タイムジャッカー チームバロン ハラキリドライバー パチモン ビートライダーズ ヘルヘイムの森 ライダーもどき ライダー怪人 ロード鎧武 仮面ライダー 仮面ライダージオウ 仮面ライダー鎧武 仮面ライダー黒影 切腹 初級インベス 大剣 大橙丸 怪人 怪人ライダー 月代 枯れ木 樹木 樹皮 武神鎧武←ではない 流血 着物 腐ったオレンジ 腐った蜜柑 自業自得 落武者 蜜柑 逆恨み 鎧武 鎧武もどき 鎧武者 額当て



GAIM

2013


俺は5年をかけて頂点に立った!誰にも邪魔はさせない!!


アナザー鎧武とは、『仮面ライダージオウ』に登場する怪人「アナザーライダー」の1体。

身長:203.0cm
体重:105.0kg
特色/力:亜空間への干渉/大剣
変身者:2013年(鎧武の時代)のアスラ
契約したタイムジャッカー:スウォルツ
モチーフ:仮面ライダー鎧武
デザイン:篠原保
登場話:第11話、第12話
※身長・体重は、仮面ライダー鎧武 オレンジアームズと全く同じ。


概要

第11話、第12話に登場したアナザーライダー。
変身者は、ビートライダーズ・チームバロンを追放されたアスラという青年。
2013年の時代で、何らかの理由でチームバロンを追放されたアスラの元に現れたタイムジャッカースウォルツによって、
本来の仮面ライダー鎧武葛葉紘汰から奪った力で作り出した「アナザー鎧武ウォッチ」を強制的に埋め込まれたことで変身した。

変身者であるアスラは、「チームバロンの頂点に立つ」という野望を抱いており、その為には手段を選ばないという自己中心的な面が目立ち、
前回の「オーズ編」でアナザーオーズに変身していた檀黎斗から引き続き、明確にライダーの力を自身のためだけに悪用している人物。
チームを追い出された理由も恐らくは「アスラの醜い本性を既に戒斗に見抜かれていたから」だと思われる。

後に第25話でアナザー鎧武が再登場しているが、変身者だったアスラは既に加古川飛流によってアナザー鎧武の力を奪われている。

容姿

容姿は仮面ライダー鎧武 オレンジアームズを模しているが、全体的に落武者をイメージさせる禍々しい姿をしている。

本来の鎧武に比べると、ライドウェアが着物や袴を思わせる見た目に変化しており、この点では、元の鎧武よりも鎧武者らしい姿をしていると言える。
だが、オレンジアームズを模した鎧は本来のフレッシュ要素がなく、まるで「茶色く変色し腐った蜜柑(オレンジ)、または「古い樹木の皮」を思わせる見た目となっており、肩鎧から枯れ木の枝のような突起が突き出ている。
鎧は肩や胸だけでなく、下半身も草摺のような鎧で覆われており、その見た目からカチドキアームズや極アームズの要素も含まれている模様。
右肩の鎧にGAIM(鎧武)の文字が、左肩の鎧には「2013」の年号が確認できる。

特に元の鎧武に比べて印象が異なるのは頭部の外見である。
複眼は鎧武のパルプアイ同様に単眼のような見た目だが、奥には怒りの形相を浮かべたような眼があり、クラッシャーに当たる部分は歯を食いしばったような口となっている。
額には三日月型の前立「フロントブレード」が無く、代わりに金色の額当てを着けている。
前頭部は月代*1を想起させる見た目となっており、後頭部からは黒い長髪が不気味に垂れ下がっている。
頭頂部には刀が刺さった(または内側から突き出した)ような突起物があり、これがフロントブレードに相当する部位だと思われる。
よく見ると、まるでそこから流血しているかのようなモールドがある。
頭部の見た目から、鎧武というより寧ろ仮面ライダー黒影に似ていると言う意見も。

腰には戦極ドライバーを模したベルトを巻いているが、その見た目はベルト部分がサラシのような布状で、バックル部分は巨大な錠前と短刀を組み合わせたような構造となっている。
ロックシードに当たる部分は8の字を思わせる模様となっており、カッティングブレードを模した短刀が腹部を向いていることから、切腹を想起させるという声も。
……と考えられていたが、デザインした篠原氏もノリノリで「ハラキリドライバー」なるあんまりなネーミングをしていたことが明らかになった。


能力

アナザーライダーとしては初の専用の手持ち武器を所持しており、巨大な大剣を得物としている。
この大剣はオレンジアームズのアームズウェポンである「大橙丸」を模したものだと思われるが、
寧ろオーバーロードインベス/フェムシンムの王であるロシュオの所持していた大剣に似ている。*2
戦闘では大剣を軽々と振り回す剣術を得意とし、敵に重い斬撃を浴びせる。また、オレンジ色のエネルギー弾を生成して発射することも可能。

固有の能力として、亜空間に干渉することでヘルヘイムの森へ繋がる亀裂(クラック)を自由に生じさせることができる。
クラックの見た目は『鎧武』本編に比べると若干錆びついたような色合いとなっている。
更に初級インベスに似た怪人をクラックから出現させ、配下として使役することも可能。
アナザー鎧武に変身したアスラはこの能力によって次々と邪魔者をヘルヘイムの森へ追放させ、チームバロンのリーダーの地位まで登り詰め、
表向きは「メンバーの連続行方不明事件」として扱われていた。

歴史改変の影響

アナザー鎧武出現の影響により、歴史改変を受けた紘汰はフルーツパーラー「ドルーパーズ」で働くフリーターとなっているが、
第11話では「はじまりの男=神」となった紘汰も登場しており、この二人の紘汰(及び後述する二人のソウゴ)の存在によって「鎧武編」はややこしい複雑な展開を見せることになる。

更に歴史改変に伴って、本来の『鎧武』本編で死亡するはずだった駆紋戒斗が2018年現在でも生きており、
死亡した他の登場人物達も何事もなかったように別の人生を歩んでいると思われる。
だが、戒斗はチームを除外された恨みを抱いていたアスラによってヘルヘイムの森に追放されており、2013年から2018年現在までの5年もの間ヘルヘイムを彷徨っている。


劇中での活躍

第11話「ジオウ・オン・パレード2018」

冒頭からいきなり2013年の時代のジオウとアナザー鎧武の戦闘から始まる。
なぜか既に鎧武ライドウォッチを入手していたジオウが鎧武アーマーに変身し、一度はジオウに撃破されるが、
そこへ始まりの男(神となった紘汰)の介入で倒される前に巻き戻され、困惑しながらも撤退した。

冒頭部分から遡って2018年11月18日、ダンスショーの収録の前に自分がアナザー鎧武に変身するところを偶然見かけたメンバーの一人をヘルヘイム送りにし、
更に周囲のメンバーやスタッフも見境無く襲おうとするが、駆け付けたゲイツと戦闘になる。
ソウゴとツクヨミも駆け付けるが、ゲイツを頭上に出現させたクラックからヘルヘイムへと追放し、自身も撤退する。

その後は集まったファンの前でチームバロンのダンスを披露していたが、そこへソウゴとツクヨミがやって来たことで、ファンやメンバーの前でアナザー鎧武に変身しジオウと対決する。
オーズアーマーに変身したジオウを圧倒するが、そこへ突如として3日後の未来からやって来たもう一人のジオウが登場し、彼の攻撃を受けて吹き飛ばされる。
やがて二人のジオウの攻撃に翻弄され追い詰められるが、エネルギー弾で反撃する。
もう一人のジオウが咄嗟にジオウ(オーズアーマー装着)の動きを止めてしまった為にエネルギー弾が直撃してしまい、アナザー鎧武はその隙に逃亡した。

第12話「オレ×オレのステージ2013」

周囲に自分がアナザー鎧武であることを知られたことで、5年の間に培った全てが台無しになったことから、
ドルーパーズで紘汰と接触していたソウゴの前に現れて襲い掛かる。
初級インベスを召喚してジオウと戦い、ジオウが使おうとした鎧武ライドウォッチをスウォルツとの連携でクラックからヘルヘイムの森に放り出すことに成功。

その後、どこかの廃工場でダンスの練習をしていたところで再びソウゴと対峙し、アナザー鎧武に変身して対決する。
鎧武ライドウォッチをヘルヘイムに破棄したことで、ジオウが自分を倒せないと高を括っていたが、
実は鎧武ライドウォッチを捨て去るまでの行動は、予めアナザー鎧武の行動を知っていた3日後のソウゴが考案した策の一環で、
アスラやスウォルツは知らず知らずの内に二人のソウゴの作戦の術中にはまっていたのだった。

作戦通り、鎧武ライドウォッチはヘルヘイムの森を彷徨っていたゲイツが無事に回収しており、ヘルヘイムの森に僅かに開いていたクラックを見つけ、それを突き破って通り帰還することに成功。
ゲイツから鎧武ライドウォッチを受け取って鎧武アーマーに変身したジオウと改めて対決、一方3日後のソウゴもツクヨミの連絡を受けて2013年に向かい、鎧武アーマーに変身して2013年のアナザー鎧武と対決する。
二つの時代でそれぞれ二人のジオウと戦うが、最終的に「スカッシュタイムブレーク」を受けて同時に倒された。

アナザー鎧武が敗れたことで、ヘルヘイム送りにされていた戒斗達チームバロンのメンバーは全員現実世界に帰還。
元の姿に戻ったアスラは戒斗にチームに戻してくれるように頼もうとするが……


失せろ!自分の力で頂点を掴み取る覚悟がない奴に、居場所なんてない。


と切り捨てられ、アスラはとうとう完全に孤立してしまうのだった。

第25話「アナザージオウ2019」

加古川飛流が変身するアナザー鎧武が登場。ジオウⅡと対決するが、乱入して来たゲイツや白ウォズとの戦闘になる。
フューチャーリングクイズの攻撃を受けるものの、直後にアナザーゴーストに変身して反撃を仕掛ける。

第27話「すべてのはじまり2009」

白ウォズに反抗する黒ウォズとウールの共同作戦で利用された飛流が、アスラとは別の人間にアナザー鎧武ウォッチを埋め込むことで再び出現した。
同じく再生したアナザーゴーストと共に白ウォズを襲撃し、再生怪人の宿命か軽く薙ぎ払われるも、結果的に飛流が白ウォズからライダーの力を奪う隙を作るのに貢献した。

第28話「オレたちのゴール2019」

アナザーライダー軍団の1体としてジオウやゲイツと戦うが、最後は鎧武アーマーを装着したジオウに倒された。

第43話「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」

アナザージオウⅡ率いるアナザーライダー軍団の1体として登場。他のアナザーライダー同様、身体に刻まれている年号が「2019」に変化している。
アナザーカブトやアナザーファイズと共にディケイドと戦うも、ディケイドスラッシュでまとめて倒された。


余談

  • 「チームバロンを追放され、悪の仮面ライダーとなった人物」としては、『鎧武外伝 仮面ライダーナックル』に登場したシュラ/仮面ライダーブラックバロン バナナアームズがいる。
    • 更にアナザー鎧武に変身するアスラの名は、シュラと同じく「阿修羅」に由来すると思われる。
  • 「悪の仮面ライダー鎧武」としては、『戦国MOVIE大合戦』に登場した武神鎧武がいる。
    • 因みに武神鎧武の声は、オーマジオウの声やジクウドライバーの音声を担当している小山力也氏で、流血したモールドの頭部も武神鎧武がモチーフになったと思われる。


追記・修正は、タイムジャッカーと契約してアナザー鎧武になってからお願いします。

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最終更新:2023年10月20日 18:50

*1 頭髪を額から頭頂部にかけ半月形に剃り落とした髪型のこと。

*2 カチドキアームズの「火縄大橙DJ銃・大剣モード」の要素も入っていると思われる。