マモル/モグラアマゾン

登録日:2018/11/23 Fri 14:07:40
更新日:2024/02/13 Tue 20:04:02
所要時間:約 14 分で読めます








ダメだよ!……ダメ…

一緒じゃなきゃ……ケンカもしないでよ。

お金ならあるから……みんな一緒に行こ?








演:小林亮太




概要

仮面ライダーアマゾンズ』に登場する人物。
呼称は基本的には「マモル」で悠は「君」付け、三崎は「マモちゃん」、令華をはじめ研究所職員からは「M *1某小児科医ではない」と呼ばれている。
童顔が特徴の青年で公式サイトでは17歳……となっているが、これはあくまで外見年齢であり彼は実験体アマゾンであるため、実年齢は2歳である。

アマゾンではあるが、本作の主な対アマゾン戦闘部隊である駆除班に所属しており、後に水澤悠が駆除班に入隊するまではチームの1番の戦力だった。
それだけに、駆除班内では貴重な戦力として重宝されると共に、平時はメンバーの弟分的な扱いを受けるほど交流を深めており、特に三崎は彼のことを非常に可愛がっている。
同じくアマゾンである悠も、アマゾンであるマモルが駆除班として戦う姿を見て、自らも駆除班と共に戦うことへの意識に変化が訪れることとなった。
なお、実験体ということもあって野座間製薬本社に定期的に検査に行っているが、そこでは彼の精神年齢に合わせてか、小さな子供のような扱いを受けている。
ケーキやガラガラであやされる見た目17歳相当の青年の絵面はなかなかにシュール。

また、町に逃げ出して潜伏している他のアマゾンと違って、マモルは野座間製薬の管理下におり、人間に害をなすことはないが、
「町に逃げ出したアマゾン全てを駆除する」ことを目標としている鷹山仁にとっては、マモルも駆除対象の一人である。
故に今現在は「アマゾンを狩る側」のために黙認、時には戦力として利用、あるいは共闘しているが、いずれは悠同様に駆除のターゲットにする予定の存在になっている。

実年齢二歳ということもあってか、性格は純粋無垢な子供そのもので、駆除班全体を「チーム」と呼び、各メンバーを「(苗字)+君」で読んでおり非常に懐いている。*2
それだけに、班員が死傷すればショックを受け、班員同士が不和を起こすことも非常に嫌がる。Season1の11話での悠と志藤の衝突後のマモルのやり取りは必見。
ちなみに、同時期に誕生し、町に逃げ出した他のアマゾンは人間社会に違和感なく溶け込み、生活できるほどの高度な知能を持っているが、
何故マモルだけが言動・思考ともに外見不相応なほどに幼いのかについては語られていない。
管理下にあるだけに、制御しやすいようにあえて知能を抑えられているのではないかという考察もなされているが、詳細は不明である。

また、ハンバーガー(野座間製薬製でバンズにパティが挟んであるだけの単純なもの。人間が食べても特に害はない。)が好物であり、
他の隊員の戦う理由がそれぞれの事情に起因する「金」のため、後に入ってきた悠が「戦う線引きを見つけるため」であるのに対して、
マモルは「チームとハンバーガーのため」というのが戦う理由になっている。

メンバー全員と同じ様な事をすることで仲間意識を高めており、変身時に制服を破くことに関して望からとあるイジりを受けた際には泣き出してしまった。
後に駆除班のメンバーが金目的で戦うことを真似して、自分も「給料」としてキラキラ光る5円玉を貰ってビールの空き缶に貯めるようになり、
三崎がその中の一部に紐を通してネックレスを作って各班員に渡していた。



モグラアマゾン




  • 身長:186cm
  • 体重:113kg



マモルのアマゾン態としての姿。変身時には駆除班の制服を破いて力を入れることで変身をしていたが、season2ではそのプロセスを経ずに直接変身している。
実験体アマゾンに付いている腕輪・アマゾンズレジスターの信号は青。
実験体アマゾン1体1体に割り当てられているランクは明かされていないが、作中描写においてはB、あるいはCと視聴者からは推定されている。*3
主な戦法は両腕の硬化クローを用いた格闘戦。このクローはアマゾンの皮膚を容易に切り裂くことが可能。
更に変身後も理性を有していることから、ドラゴンスクリューなどの関節技等の格闘技の要素が入った技も使用する他、駆除班のメンバーとの連携も得意としており、仲間の護衛役としても活躍している。
しかしマモルが班員が全員揃っていないと戦おうとしないため、三崎が野次馬処理で話を長引かせてしまったりなどでピンチに陥ったこともある。また駆除班内から死傷者が出たことにショックを受けて、それが戦闘状態に影響を与えたことも。

また地面を掘り進む事も得意で、落とし穴を作る・地中から奇襲を仕掛ける・炎に包まれた密室から仲間を連れて脱出する等、様々な場面で活躍している(落とし穴に関しては逆効果になったこともあるが)。
なお、戦意が高揚するとドリル上の嘴部分が花の様に開き、アマゾン態で物を食べる際にもこの状態で食べる。

season2では5年の間に自分達を狩りに来る存在と戦い続けていた事から外見に「肩のアーマーの肥大化」、「体色変化」といった変化が生じ、戦闘能力も上昇している。「地面掘りづらそうになってる」などと突っ込んではいけない。
(なおメタい事情に突っ込むと、スーツ造形の観点で「season1時の姿が予定よりも貧弱になってしまったため、その反省でアーマーを大きくした」としている。)
が、千翼とイユの連携には苦戦しており、悠が助けに来ていなかったら負けていた可能性が高い。





season1後半からの活躍(以下ネタバレ注意。)



純真無垢な性格だった彼もseason1後半より黒靖子のアマゾンズの世界の洗礼を受け始めることとなる…。




















余談



  • リブート元でモデルとなったのはモグラ獣人。人間に味方するという点では同じだが、その動向はむしろ正反対でモグラ獣人が敵から味方になったのに対してマモルは元は人間の味方だったが後に敵になっている。




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最終更新:2024年02月13日 20:04

*1 「マモル」、「モグラ」、「Mole」などから付いているのだろう。

*2 公式サイトでは「駆除班のマスコット的存在」と紹介されている。

*3 ただしアマゾンはたんぱく質の摂取量が戦闘力に反映される側面が強いので必ずそうとは言い切れない。

*4 レストランに集まっていた実験体アマゾン達は「人肉を少しずつ摂取すれば覚醒を遅らせられる」と考えて食事をしていたのだが、上述した通り全くの見当違いだった。

*5 三崎にも事前にそれとなく気を付けるように言っていた。

*6 ただし仲間の情が完全に消えたわけではなく水源の対峙の際に1度は「手を退けば何もしない」と警告をした。

*7 しかし全員が全員そうと言う訳ではなく、8話の中では普通に人に襲い掛かるアマゾンもいた。

*8 当然場所を悠に知られている上に彼のアマゾン感知能力が強いことを考えると目を付けられる危険も高いわけだが、悠曰く「使いたくなくても新しい場所を見つけるのは難しい」らしい。

*9 その際令華にも攻撃しようとしているが、制止されている。