マスター・P・レイヤー

登録日:2009/11/30 Mon 23:59:35
更新日:2024/02/07 Wed 15:48:46
所要時間:約 4 分で読めます





「こちらファング1! 突入するッ!」


ドリームキャストで発売された『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』の主人公である。

名前:マスター・P(ピース)・レイヤー
所属:地球連邦軍オーストラリア方面軍遊撃部隊ホワイト・ディンゴ
階級:連邦軍中尉
性別:男性
出身:オーストラリア(セガ)
搭乗機体:
ジム
量産型ガンキャノン
ジム・スナイパーⅡ
cv:山寺宏一

名前の由来はマスター・P(プ)・レイヤーで、コールサインはファング1。そしてキャラデザインがアメコミ顔、つまり他のガンダム作品と比べて劇画っぽくもありリアルっぽい。
一方、Gジェネシリーズではアニメ風に描き直されたデザインで登場している。
遊撃部隊『ホワイト・ディンゴ』を率いて、コロニーが落ち荒廃した故郷オーストラリアで激戦を繰り広げる。

彼の特筆すべき点はガンダム主人公では珍しくチームプレーを重視することである。
この点を踏まえてかギレンの野望でのステータスは射撃以外はそこそこ止まりだが、指揮と魅力がずば抜けて高い。
遊撃部隊であるが故に、危険度の高い作戦に数多く参戦している(主人公だからしょうがないね)。


小説版では大幅に肉付けされている。
もともとオーストラリア出身で、戦前は空軍所属。そのため戦闘機運用についても造詣が深い。
また、民間人のアムロ・レイや下っ端のコウ・ウラキなどとは違い、戦前から在籍する連邦士官で、かつ隊長という立場、さらに方面軍司令官スタンリー・ホーキンス大佐の腹心ということもあって、連邦内部の事情にも詳しい。
そんな彼が主人公のため、「連邦がどのようにして一年戦争を戦い、勝ったのか」についてを理解できるため、ジムを中心とした連邦事情を知るには欠かせない人物といえる。



【本編の活躍】
  • アリススプリング攻略戦
ジオン公国軍が占拠している街に強行突入
この時はジオンエースパイロット、荒野の迅雷ことヴィッシュ・ドナヒュー中尉のジオン軍の撤退を見逃せば、街は無傷で渡す停戦案を受け入れ無血開城に成功している

  • トリントン基地防衛戦
事の発端はキャリフォルニア基地から逃走してきたキシリア配下の特殊部隊『マッチモニード』がトリントン基地を奇襲したことによる(ジオンオーストラリア方面軍もこの事態は予想出来なかった)
トリントン基地には連邦軍の核ミサイルが極秘裏に収容されており、キシリアへの手土産として、あるいは部隊が宇宙に帰るための『交渉』用として襲撃された(南極条約は核の使用は禁じているが、所持は禁じていない)
更に厄介なことにマッチモニードはキャリフォルニア基地から逃げてきた際に同基地で環境破壊用戦略兵器として開発・品種改良された新型植物『アスタロス』を持ち出しており、どの道殲滅は必須であった
連邦軍は秘匿性の高い作戦であることを鑑み、WD隊を直ちに出撃させる。ジオン軍側も厄介な身内を排除するため連邦軍を消極的ながら支援し、ドムで構成されたマッチモニードを撃破する

(なお数年後、またトリントン基地が襲撃されるのはご愛嬌)  

  • ヒューエンデン基地HLV攻略戦
ジオンオーストラリア方面軍は最終作戦『月の階段』を発令する。
連邦軍上層部はジオン軍はヒューエンデン基地からHLVでグラナダへ脱出すると判断。総攻撃を仕掛ける。
WD隊はアッザムライノサラス等の強敵を撃破し、陸戦型ゲルググを駆るヴィッシュ・ドナヒューと再び対峙、激しい一騎討ちの末にヴィッシュを撃破する。


そして、直後に終戦を告げる放送が…
「バカ野郎…!こういう放送はあと5分早く流すものだ…!」
レイヤーは慟哭した、友とも言える存在を失ったことを。


月の階段とはブルーム地方で見られる自然現象を差し、海面に映るの姿が、まるで月へ向かう階段に見える現象である。
(ググる先生で調べたいなら「月へ“の”階段」が一般的である。)
つまり作戦名そのものが、作戦が決行される場所と日時を示していた。
ジオンから見て、ヒューエンデンHLV基地防衛戦は大規模な陽動作戦であり、攻略に必死で大陸全体が手薄になった連邦軍防衛網を、各地に潜伏していたジオン残党軍は、あらかじめ分散配置していた資源を用いながら突破し、オーストラリア西海岸からアフリカ大陸へと脱出するという用意周到な作戦である。
(前項のアリススプリング戦は拠点を失うことよりも、物資の損失を恐れた停戦)
連邦側はジオン側の動きとマッチモニードのせいでまんまと陽動に引っかかる格好となった。
当時やられ役と認知されていたジムをチームプレーで遺憾無く運用し、ジムの存在感を高めたと言っても過言ではない。


Gジェネレーションスピリッツ

プロフィールを20%埋めると、ジムスナイパーⅡと共に使用可能となる。

序盤にしては高いステータスを持ち即戦力となってくれる優秀な人物だが、後半の伸びが悪いので最終的には低めに落ち着いてしまう。

また彼をジム、ジムキャノン、量産型ガンキャノンに乗せると専用機(ホワイトディンゴ隊仕様)となる。
特徴として、100mmマシンガンなど実弾武装がメインとなる。陸ガンの盾になる。
能力も上がって強くなるのだが、燃費は軒並み悪化する。
ちなみにシナリオには全く登場しないため出撃不可になることはないが、プロフィール埋めの際は要注意。

残念ながら、ジムスナイパーⅡは専用機にはならない。
チームを組むマクシミリアンとレオン、アニタや前述したドナヒューさんも出てこない。


同郷の人
ユウ・カジマ

加筆・修正をお願いします。

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最終更新:2024年02月07日 15:48