加持リョウジ

登録日:2011/08/28 Sun 01:34:34
更新日:2024/04/02 Tue 18:26:22
所要時間:約 6 分で読めます






ま、恋の始まりに理由はないが、


終わりには理由がある、


ってことだな


加持リョウジとは、『新世紀エヴァンゲリオン 』シリーズ及び『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場するキャラクターである。

+ 目次

プロフィール

生年月日:1985年6月17日
年齢:30歳
身長:不明
血液型:A型
声優:山寺宏一

人物

特務機関ネルフ特殊監査部所属の諜報員で階級は一尉。

葛城ミサト赤木リツコとは大学時代の友人同士であり、またミサトとは元恋人同士でもある。

長髪を後ろで束ね、無精髭を生やすイケメン。制服の下には青シャツと赤いネクタイを身につけている。

趣味はスイカ栽培。ジオフロント内にスイカ畑を作っている。

劇中での活躍

TVアニメ版

惣流・アスカ・ラングレーと共にNERVドイツ支部からやってきたが、初登場早々、使徒との戦闘が始まるやいなや戦闘機で逃走した謎の人物。

碇ゲンドウアダムを渡し、「人類補完計画」について話を進めているようだが…

+ ネタバレ
実際はNERV特殊監査所属のスパイで、ミサトの学生時代の元恋人。階級は一尉。

NERV本部内では陽気なプレイボーイを気取っているが実際の顔はゼーレ・日本政府・ゲンドウの三重スパイを請負っているなど、中々危険な人物。

スパイをやっているのもセカンドインパクトの真実を探るという理由からだった。

しかし日常ではジオフロント内でスイカを育てており、ミサトと再度恋に落ちるが、
反面アスカからのアピールに対しては「子供だから」という理由で不本意にも拒絶してしまい、後にアスカが堕ちて行く原因の一つとなってしまう。

ミサトとの“絡み”は最早伝説とも言え、夕方6時からラブシーンの音声が丸々放送…
出来る訳が無く、ビデオ化時に初めて流れ、地上波ではカットされてる。
「ちょっと、変なモノ入れないでよ。」
何してんすか加持サン…

山寺氏と三石氏の演技も相まって非常にリアルに聞こえてしまう。


シンジに対しては相談役として彼を導くこともあり、特に「第十四使徒」戦で彼に送った言葉はシンジの心をより一層成長させた。

「俺はここで水を撒くことしかできない」

「だが君には、君にしかできない、君にならできることがあるはずだ」

「誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか…」


しかしスパイとして活動していくうちに考えが変わったのかゼーレの命で拘束した冬月コウゾウを解放し、裏切り行為とみなされ、ゼーレにより抹殺されてしまう。

死後、彼がたどり着いた“真実”はミサトの手に託され、物語は佳境へと向かうのだった...


漫画版

相違点は無いが、シンジとの接点が多く追加されている。
また、アスカからの大胆な色仕掛けも含めた告白に対しては「上っ面への憧れに過ぎない」と指摘し、
面と向かって冷静に振りつつも諭すという(TVアニメ版よりは)良くも悪くも真摯さのある対応を見せている。

アニメ版で語られることが無かった彼とミサトの過去が描かれた。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

地位はNERV主席監察官に変更。
ペラペラの英語を披露しながら仮設5号機の戦闘を見届けた後、アニメ版よろしくあっさりと逃走。

5号機を処分するため自爆装置を作動させたり、アニメ版でのアダムに代わりネブカドネザルの鍵なる物をゲンドウに届けるなど謎の多い人物。

シンジに対してアーッなことをしようとしたり、スイカ畑の仕事を手伝わすなど何かとシンジに絡んでくるのもアニメ版とは変わらず。

しかしTVアニメ版と違いアスカとの絡みが一切無く(面識が元から無い)、
第10使徒戦でシンジへの叱咤激励がマリに変わっているなど大きく変更された点もあった。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

登場せず、AAAヴンダーのクルー、高雄コウジが話題に出す程度。
同作の時点では生死は不明。「シン・エヴァ」での登場はいかに?

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

サードインパクトを止めるために死亡した事が判明。ミサトとの間に子供ができておりその子供の名前に自分と同じ名前がつけられている。

+ ネタバレ
終盤の渚カヲルの補完シーンにて再び登場。その時司令服を着たカヲルのことを「渚司令」と呼んでおり、カヲルも加持のことをリョウちゃんと呼んでいるが、劇中ではカヲルを司令と呼ぶ理由などは明らかにされなかった。
これに関しては2021年7月11日のフィナーレ舞台挨拶の2回目の部で庵野秀明氏が、破〜Qの間の14年でゲンドウと冬月がNERV内にて失脚し、その代理としてカヲルと加持がNERVの代理司令、副司令を務めた、と語った。

息子「加持リョウジ」


上記で紹介した通り、彼とミサトの間には子供ができていた。
ミサトは彼を第3村の相田ケンスケ達に預けており、彼が生まれて以降自身の贖罪の為一度も顔を合わせておらず、彼も父と母の母を知らない。劇中では、WILLEの支援組織である『KREDIT』に所属し、L結界密度が比較的低いコア化した大地を浄化する為の研究を行なっている。 ケンスケの計らいでシンジはその時彼と交流し、後にミサトに「すごくいい奴だった。ちょっとしか話してないけど僕は好きだよ。」と話している。

他作品での活躍

スーパーロボット大戦シリーズ

扱いは作品によってまちまち。TV版/旧劇場版設定で原作と同じ結末になったのは意外にも『α』くらい。*1
F完結編ではまさかのゲンドウを道連れにネルフ本部ごと自爆するという結末を迎える。
MXでは冬月先生並みに世界の仕組みについてラーゼフォンに登場する弐神氏とともに語るイベントも有り、かなり存在感がある。
こちらではゼーレ相手に自爆を仕掛けようとしたようだが、まさかのゲンドウが先手を打ってゼーレに自爆を仕掛けたため生還。弐神と共に真相を秘す事を決断し、ミサトにかつて言えなかった言葉を言う決意を固めるのであった。


余談

箱根町限定で加持農園のスイカ饅頭が売られたことがある。





「やぁ、遅かったじゃないか」

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最終更新:2024年04月02日 18:26

*1 というより、いつの間にか行方不明になって以後第3次αに至るまで消息不明。