ドロロ(恐竜大戦争アイゼンボーグ)

登録日:2018/11/17 (土) 10:40:55
更新日:2024/01/09 Tue 15:46:30
所要時間:約 3 分で読めます





お前の術で愛を罠にはめ、奴等の動きを封じてしまえ!

出典:恐竜大戦争アイゼンボーグ/円谷プロ/第24話「見た!忍者恐竜の陰謀」/1978年3月21日放送


恐竜大戦争アイゼンボーグ』の第24話「見た!忍者恐竜の陰謀」に登場した怪獣。

身長:60m
体重:4万t
出身:地底
別名:忍者怪獣

【概要】


地底魔王ゴッテスが怪獣製造工場で造り出した忍術を使う怪獣。元々はタルボサウルス型怪獣から改造されたものと思われる。
東京湾埋立地にある原子力発電所の破壊が任務。

二本の角のような巨大な耳と、背中の斑模様が特徴で、怪獣というより玩具のような鳴き声を出す。
耳は柔らかく弾力性があり、折り曲げられてもすぐに元に戻る。
背中の斑模様は黒い体色と合わせて素早く横移動を繰り返す事で、人間の目に視覚的ショックを与える効果がある。

忍者怪獣の名は伊達ではなく、様々な忍術を使いこなす。
口から吐く火炎の術、相手を幻惑する分身の術に忍者目眩ましの術などを使うほか、手裏剣に爆弾攻撃や瞬間移動までする強敵。

行動はどことなくコミカルで、相手をバカにするかのような奇妙な動きや、マキビシを踏んで痛がる様子を見せた。

同じ名前のケロン人手塚治虫の漫画とは無関係だと思う。


【活躍】


ゴッテスから原子力発電所破壊の任を受け、先にD戦隊に邪魔をさせないように愛を罠にはめるために出撃。
アイゼンⅡ号のテスト飛行中、崖から落ちそうになっていた次郎少年を助けていた愛の前に現れる。

愛を挑発して攻撃させるが、すぐに姿を消す。
姿は消えてもレーダーに反応があったため、愛は反応を頼りに攻撃するがこれが罠であり、
ドロロはレーダーをかく乱させて本当に姿を消していたため愛は街を攻撃して工場を破壊してしまう。
さらに、目撃者の次郎を襲って負傷させて愛の動きを封じる事に成功する。

満を持して東京に出現すると防衛隊を火炎の術で退け、D戦隊を爆弾で攻撃。
瞬間移動を使って後ろに回り込んでアイゼンⅡ号を墜落させて絶体絶命に追い込む。

しかし、駆けつけた愛が撒いたマキビシを踏んで動きを止めた隙にアイゼンクロスを許す。
それでも、分身の術や目眩ましの術でアイゼンボーを翻弄して戦いを優位に進めるが、音を探知されてアイゼンボウの斬撃で致命傷を負う。
最後はゴッテスからアイゼンボーもろとも自爆を命じられて組み付いたが、あと一歩の所で逃げられて爆発した。



【その他】


特撮番組に登場する「忍者怪獣」というと、バルタン星人シノビラーのような人間のような体型のものが多い。
そうでなければサータンのように、姿を消したり壁を通り抜けるといった超能力から連想される場合がほとんどだと思われる。

しかし、このドロロは恐竜型のシルエットにもかかわらず分身の術や目眩ましの術などの忍術を使い、
手裏剣や爆弾まで使用して姿を消す時には印まで結ぶという、いわゆる「忍者みたいな怪獣」ではない「本物の忍者怪獣」なのだ。
この体型のわりに、意外に跳んだり跳ねたり動き回るなど、ここまで本格的に忍者をやっている怪獣はいないだろう。

ゴッテスはドロロに「火炎の術で攻撃しろ!」とか「爆弾攻撃だ!」と、随時指示を出しているが、今見るとポケモンのようで面白い。
ゴッテスは怪獣の調教も行うので、ある意味「トレーナー」であり、しかも指示自体は的確で間違っていないのがすごい。

着ぐるみは17話に登場したグロロの改造。


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最終更新:2024年01月09日 15:46