ジャンプ漫画主人公の親

登録日:2018/11/17 Sat 10:14:29
更新日:2024/04/24 Wed 20:09:39NEW!
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概要 主人公の親というポジション

基本的に人は親から生まれてくる。
親がいない、不明という場合でも、誰かしら産んだ人がいる。
人間が主人公の物語においてもその前提は覆らず、そうでない場合読者からの共感を得にくい。

そして大抵の人間は親によって育てられるため、親が子に与える影響は育成環境、精神性、血統など極めて大きい。
伝承においても、主人公は神と人の間に生まれた子(つまり親は神)といった状況は世界各地で見られる。
勿論、主人公を厳しい境遇に置いたり、作中で出会う人物たちとの関わりを重視したり、「親がいない」というのが主人公の人格形成の要素になっていたりと、様々な理由から主人公の親の存在感が薄い作品も多数存在する。
とはいえ、やはり主人公の親という存在は主人公のバックボーンをより明確にし、キーパーソンという立ち位置を与えやすいのである。

しかし、基本的に物語において主人公の親が活躍するにはあるパターンが存在する。
というのも、主人公の活躍の場を取ってしまっては主人公が親に依存している様に見えてしまう。
特に主人公の選択や、人間性が核となるような物語の場合、親が活躍しすぎるとその傾向は特に強くなる。

主人公の親が活躍するパターンとなると大別して、
1つは「主人公の師」としての存在
もう1つは「主人公の敵」としての存在

の2つになる。

前者においては精神性や技量を受け継がせる、あるいは共闘するといったパターン
後者においては親の庇護から反発し、人間として独り立ちするというパターンがよく見られる。

概要 週刊少年ジャンプにおける主人公の親

さて以上の点を踏まえた点で日本最大の週刊少年誌『週刊少年ジャンプ』を見てみよう。
その主人公には様々なパターンが存在するが、良く見て見ると一つの法則があることに気付く。

そう、 実の両親(特に父親)がやたらと強い ことである。
その作品世界において、明らかに常識はずれな強さを誇っており、その子供である主人公もまた、親の才能を受け継いでいて……というパターンが非常に多い。
上述した、親によって与えられる影響の内、血統に該当し、バックボーンに説得力を与えるパターンである。

バトル漫画だけに限らず、スポーツ漫画や料理漫画であってもこの傾向はかなり強い。
言ってみれば一つの「王道」パターンであり、「ジャンプっぽい展開」の代表例と言えるかもしれないが。

また、実際に作中に登場しても活躍するパターンとしては上述の様に師、敵として登場するパターンが大別される。
そのほかにも、主人公にとって乗り越えるべき壁としての親などがある。

ここでは、代表的なジャンプ漫画とその主人公及び両親について触れていきたい。

なお、いずれの場合も強さの元となる土壌は親から貰ったものとして説得力を持たせるパターンが多く、
「努力じゃなくて血統が重要じゃねえか」と考える人や批判の声もあるのだが、
実際に強くなったのは当人の努力があったから とする話は非常に多い。 

週刊少年ジャンプの三本柱は「勝利・友情・努力」なのだから

●目次

一覧

◆「親が大人物」というタイプのジャンプ漫画の主人公

ONE PIECE


物語開始当初は特にルフィの家族について触れられる機会はなかったが、かなり後になって実は「世界最悪の犯罪者」ことドラゴンが父親であることが明らかになった。
さらに祖父は海軍中将・「鉄拳」ガープ、義兄のエースは若くして白ひげ海賊団の弐番隊隊長を務めるなど、実は一族通してとんでもない家系であった。
ただし、ルフィ本人は自分の生まれについては全く気にしていない。周囲はものすごく気にしている。ある意味珍しいパターン。
また、Dの一族という一族に属していることが示唆されているが、これが血統的な一族なのかどうかは不明。
ちなみにルフィがドラゴンの写真を見たとき「あまり似てねぇ」と感想を漏らしている。

ドラゴンボール


最初は孫悟空の生まれは不明瞭だったが、後に戦闘民族「サイヤ人」の産まれであることが明確になり、地球人よりも強い(あと大猿になる)理由が明確になった。
やがてTVアニメ版のスピンオフとして悟空の実父、バーダックの生き様とその壮絶な最期が描かれ高い人気を博し、原作漫画にも逆輸入された。
また後年にはバーダックを主役としたOVA「エピソード・オブ・バーダック」が製作されたり、作者自身による前日譚のリメイク短編「ドラゴンボール-」にも登場したり、
ゲーム作品ではIF(もしも)の姿として悟空と同等の変身形態である超サイヤ人1~4が登場したりと、ファンやスタッフからの愛されぶりは半端ではない。
なお初出となるTVスペシャルやOVA「エピソード・オブ・バーダック」、「ドラゴンボール-」では性格やデザイン、設定がやや異なっているが、
惑星ベジータを滅ぼそうとしたフリーザに対して最期まで抵抗した下級戦士という点においては共通している。

ただし、バーダックは「戦地で瀕死になり急速回復を繰り返し、サイヤ人の特性で強くなった」というだけで、「ドラゴンボール」という作品の中ではそんなに強くない。
フリーザ軍だけでも彼以上の猛者は大勢おり、例えばドドリアに一撃で倒されているほか、ブロリーには生後一日で並ばれた。
因みにゲームオリジナルストーリー等は例外として、原作では特に登場人物がバーダックについて言及する事が無いので悟空本人はバーダックの存在を現在に至るまで知らない。*1
アニメ版「Z」の92話ではフリーザの圧倒的パワーに心が折られそうになった悟空の前に現れたベジータの幻影が「お前の父バーダック」とその名前を挙げており、
バーダック自身もベジータ、ベジータ王の親子と共に1シーンだけ幻影として現れているが。
(映画でもパラガスに「バーダックの倅だろう?」と呼びかけられていたため、名前ぐらいは知っている可能性はあるだろうが映画は基本的にパラレル扱いなので恐らく正史では知らないと思われる。)

また、物語中盤以降の主人公を孫悟飯とするならば、彼のストーリーは「世界を救った偉大な父親である悟空に向き合う成長の物語」なので、これもまた「偉大過ぎる父親を乗り越える」型ストーリーと言えるかもしれない。
けっきょく乗り越えられなかったが、本人的には乗り越えるよりもずっと幸せな展開だったし・・・・・・

NARUTO‐ナルト‐


火影を目指して邁進するものの、落ちこぼれな上に一部住民に迫害されていた主人公ナルトだったが、
実は四代目火影の息子 という超エリートの生まれだった。
もっとも、明かされたのは物語も佳境に入ってからであり、当人の成長とは実はそんなに関係はなかったりする。*2
膨大なチャクラや強い生命力などは母親のうずまきクシナから受け継いだ性質。

ナルトの体に九尾を封印したのはミナトの案であり、ある意味では全ての元凶とも言えなくもない。

次世代編のBORUTO‐ボルト‐は「世界を救い火影になった」ナルトの息子ボルトが主人公。まさしく偉大過ぎる父親への反発、乗り越えることを主軸とした物語。

ジョジョの奇妙な冒険

ジョージ・ジョースタージョナサン・ジョースター←ジョージ二世←ジョセフ・ジョースター←空条ホリィ←空条承太郎空条徐倫
ジョセフ・ジョースター←東方仗助(血縁上は承太郎の叔父)
ジョルノ・ジョバァーナDIO(便宜上の父)、ジョナサン・ジョースター(肉体遺伝子上の父)
おそらくジャンプ史上最も血統を重視した漫画といえる。歴代主人公で家系図をこれだけ遡れるのはこの漫画ぐらいであろう。
イギリス貴族であるジョージ・ジョースターから続く誇り高き血統とはいえ、生物学的にはジョースター一族は紛れもないただの人間であり、生まれつき特別な能力を持っているわけではない。一族の特徴として作中で確認されていることは星形のアザがあること、一般人より体格が大きめになりやすいこと、波紋の素質があること、程度である。
波紋に素質があるといっても専用の修行をしなければ使えるようにはならないし、スタンドについても生まれつきもった能力ではなく「一族のだれかがスタンド使いになることで発現する」か「スタンドの矢で目覚める」のどちらかで身に着けている。
このように親から受け継いだ能力で戦うという設定ではないため、本編内ではどちらかというと「ジョースターの血族」であることが重視され、特定人物の子であることはあまり強調されない。*3
設定がリセットされた7部以降は、むしろこの手の血統関係はあまり重視されていない(7部主人公はジョースター家ではあるが、8部主人公は身元自体が不明瞭である)。

BLEACH


物語当初は、母親に霊能力があることに触れられていた程度で、親父の方は単なる町医者(医者である時点で普通に勝ち組だが)としてしか描かれていなかったが、
中盤に 実は父親が隊長格の元死神であることが明らかに
さらに、母親が純血統の滅却師・黒崎家の最後の生き残りであり、複雑な経緯で一護の能力(虚化・斬月の正体)に関わっていたことが明らかに。
正直後付け感が否めないが、一応伏線自体は前々から貼られていた。

北斗の拳

ケンシロウ→霞拳志郎の子?

作中では師匠にして養父のリュウケンに引き取られる前の描写はほぼなく、実の両親については一切不明。
「北斗宗家の血筋に連なる者」という設定は明確で、「実は北斗神拳後継者の座は実力一本で勝ち取ったのではなく、血筋も絡んでいた」という意味で、北斗の拳の山のような後付け設定の中でも評判の悪いものの一つ。

『蒼天の拳』の描写と拳志郎も北斗宗家の血筋であることから、拳志郎と何らかの血縁関係はあると見る向きもあるが、その場合ケンシロウ生誕が197X年で拳志郎の死期が193X年なので祖父世代になる。

幽☆遊☆白書

浦飯幽助→雷禅

ストーリー終盤、幽助の先祖が強力な妖怪であったこと、幽助はその血を濃く受け継ぐ「魔人」と呼ぶべき存在であったことが明かされる。
一部の妖怪には、数十世代を挟んだ隔世遺伝を意図的に引き起こす「魔族大隔世」という能力があり、幽助はこの産物。
あくまで数百万人いる先祖の中に妖怪が混じっていたというだけであり、幽助の両親はともに人間であるのだが、この魔族大隔世により生物的にはともかく遺伝子的には完全に雷禅の息子ということになる。
本人たちもそう認識しており、「息子」「クソ親父」と呼び合っていた。
因みに人間としての父親は連載終了直前に登場する。

HUNTER×HUNTER

ゴン=フリークス→ジン=フリークス

物語序盤では「一人前のハンター」としか描写されていなかった父親のジンだが、ストーリーが進むにつれてものすごい勢いでインフレしていった。
いまだにクリア者ゼロのトンデモRPG「グリードアイランド」の開発者であり、ハンター協会の中でもトップクラスのハンターである十二支んの一員であり……とラスボス級に設定が膨らんでいる。
暗黒大陸編では、むしろハンター協会と敵対するポジションで暗躍中。いったいどこに向かうつもりなのか。

キン肉マン

キン肉スグル→キン肉真弓(現キン肉大王)→キン肉タツノリ(前キン肉大王)→(名称・人数不明のため略)→シルバーマン慈悲の神(創造主)

血筋としては間違いなくジャンプ主人公の親父に相応しい高貴なものなのだが、 ぶっちゃけ親父がクズすぎた ことが全ての元凶なので、
あんまり「偉大な親父を越えていく」系のストーリーとは言えないかもしれない。そもそもはじめはギャグ漫画だったし
赤ん坊の頃のスグルの顔があまりにもブサイクだったので危うく絞め殺しかける、幼少期のスグルをブタと間違えて地球に捨てて20歳になるまで放置、スグルの兄であるアタルをスパルタ教育で家出させてしまうなど、ダメ親父ぶりは数知れず。
但し、スグル関連における過去のやらかしについては基本ギャグ描写として流されてしまっており、本編内でのスグル本人との関係は至って良好。多くの難敵に挑むスグルを親としてセコンドとして支えている。
(勿論スグル側も多少根に持っている部分はあるのか、アメリカ遠征編で真弓の写真をズタズタにするシーンがあったりはする。)
アタルの家出の件についても彼なりに猛省しており、王位争奪編での再会時には無事和解を果たしている。

また真弓の名誉のために付け加えておくとすれば、完璧超人始祖編以降明らかになったキン肉王族の闇の払拭にもタツノリとの二代かけて立ち向うなど、政治面での評価は決して低くはない。
また、超人オリンピックV2チャンピオンでもあり、超人としての実力もそれなり以上のものを持ち合わせている。
ただし、父親としてはダメ親父すぎるだけなのだ。

本篇ジャンプ紙面連載終了後期間をおいてWeb漫画として再開した続編では、キン肉族は正義超人の開祖である銀のマスクことシルバーマンの系譜に連なる超人であることが明らかにされ、さらに現在連載中の超神編によれば、シルバーマン及びその兄のゴールドマンは元超人の神であるザ・マンが息子として創造した(と受け取れる)ような描写があり、後付けで先祖がどんどん立派になり正義超人の長たる由緒正しき一族としてケチのつけられない血統設定になってしまった。*4

なおキン肉スグルの息子であるキン肉万太郎を主役に据えた続編『キン肉マンⅡ世』は、偉大な父スグルを越えていくことを主題にした物語となっており、
往年の名作の主人公達の血筋を受けついだ次世代の物語、「Ⅱ世物」と呼ばれるジャンルの先駆けともなった。



ドラゴンクエスト ダイの大冒険


伝説の「竜の騎士」の息子。やはり当初は出自不明だったが、その異様な力には由来があったのだ。
後に父親の竜の騎士としての力も受け継ぎ、「双竜紋」として覚醒に至る。
だが、ダイの大冒険の場合、「もう一人の主人公」であるポップがダイと対照的なポジションとして語られることが多い。
「非凡な産まれ」「非凡な父親」「非凡な才能」というまさに典型的主人公であるダイに対し、ごく普通の武器屋の息子として生まれ、
アバンに1年間師事を受けてそれなりの魔法使いとして成長するも、心の中の臆病さを捨てきれず、
それでいながら「ちっぽけな人間のまま」大魔王との最終決戦に至るまで活躍し続けた彼の姿は、典型的な「ジャンプ主人公」に対するアンチテーゼとして見ることもできるだろう。

食戟のソーマ

幸平創真→幸平城一郎

今ではしがない大衆食堂の親父だが、かつては遠野学園第二席であり、現在も遠くマンハッタンからお呼びがかかるほどその筋では名を知られた料理人。
主人公創真にとっては師であり先達であり超えるべき壁でもある。
料理漫画ではあるが、典型的なジャンプ系バトル漫画の王道を通っているが故の構成だろう。

遊戯王

アテム→アクナムカノン

当初は出自不明だった闇遊戯だが、後に自分の正体を思い出し、更に記憶編にて父親にして先代ファラオ・アクナムカノンの存在も判明。
本編では既に故人だが、回想にて弟のアクナディンに命じて千年宝物を創らせ、古代エジプトに平和を取り戻した名君として描かれた。
だがそれはバクラの深い怨みを買い、光と闇の戦いは息子の代まで及ぶことに…。
ちなみに遊戯王という作品は、アニメ・漫画を問わず主人公やライバルの父親が何かしら強烈な影響を(たいてい悪い方向に)与えることが多い。原作者の高橋和希曰く「ロクデナシ親父の品評会」。

DEATH NOTE


警察庁刑事局局長であり、キラ事件の日本捜査本部部長。
その立場・肩書にふさわしく、非常に正義感が強く情に厚い、警察官の鑑のような人物である。
だが主人公・月が悪役・ダークヒーローなために正義サイドでありながら「主人公の敵」、それもレギュラーキャラに位置している。
しかも月とデスノートがチートなために強敵というより「立場を利用される」といった方が近く、最後まで総一郎は月を味方だと思っていた(実写映画や実写ドラマは終盤になって正体を知った)。

とはいえ総一郎の正義感(と演技力)は月にも受け継がれており、キラが「総一郎のような善人が悪の犠牲にならない」世界を目指している(実写映画や実写ドラマはよりこの傾向が強い)ことを踏まえると
ある意味では父親を乗り越えようとする物語かもしれない。

HARELUYA、BOY-ボーイ-

ハレルヤ→ハレバレ
日々野晴矢→日々野晴霽

HARELUYAにおいては父・ハレバレは神様。
BOYでも老齢の神父ながら作中最強の晴矢に腕っぷしその他で引けをとらないなど、ハレルヤが敵わない数少ないキャラクターの一人として描かれている。

ライジングインパクト

ガウェイン七海→ウーゼル・フェニックス(父)、七海 笑子(母)

天才ゴルファーの父から、ギフト『ライジングインパクト』と後に昇華するゴルフの才能、画家である母からは画力を受け継いだプニプニ。
ゴルフの才能とギフトは本編で散々見られるので割愛するが、母譲りの画力もなかなかのものであり、
コミックスの書き下ろしコーナー「プニプニライジングインパクト」で、たびたびその画力を披露するエピソードがある。
普段の顔つきは母親譲りだが、頭部に怪我を負ったショックで一時的に集中力が高まっていた時は、父親に似た眼差しに変わっていた。
余談だが、父の弟(ガウェインにとっては叔父)のアーサー・フェニックスは、ウーゼルに強いコンプレックスを抱いており、紆余曲折を経て後に憎悪するようになっている。
また、アーサーの息子(ガウェインにとっては従兄)のクエスター・フェニックスは、ガウェインにドライバー勝負で完敗し、自信喪失に追い込まれている。
親子二代にわたって因縁の相手に負けていることになり、ジャンプ漫画の悪しき血統主義の一例として、しばしば槍玉にあげられる。

みどりのマキバオー

うんこたれ蔵ミドリマキバオー→タマーキン(父)、ミドリコ(母)

父・タマーキンは凱旋門賞を獲得した種牡馬として語られているが物語にその姿は登場せず。マキバオーは産まれたときその見た目から脱走したロバとの混血を疑われたが、濡れ衣である
母・ミドリコは桜花賞を勝利しており、それ以降は勝利に恵まれていないが繁殖牝馬として生まれた仔が
  • マキバオー(日本ダービー、有馬記念)
  • マキバコ(秋華賞)
  • ブリッツ(クラシック三冠*5を含む八冠*6かつ無敗)
と名馬ぞろいであることからその血筋も優秀であることがうかがえる。
ただ、他のジャンプ漫画と違って競走馬が主人公で、駄馬の子がサラブレッドになることは実際には難であるため現実に即した設定ではある。

競走馬の世界では母馬が名馬でも父親の血統が不明だと出走さえ出来ない。(例、母・モリケイ、子・日吉丸。当時モリケイは「未婚の母」として話題になった。日吉丸は血統不明のため乗馬となった)。


包丁人味平

塩見味平→塩見松造(父)

築地の料亭で花板*7を務める父親を持ち
その料理センスはしっかりと受け継いでいるが、実は魚を食べると蕁麻疹が出る体質なために魚を使わない洋食の道に進んだ*8
松造は五条流の包丁術*9の使い手で、活け作りにした魚を頭と骨だけで水槽を泳がせることができる技を持つ。

とっても!ラッキーマン

追手内洋一→追手内辞郎(父)、追手内いや代(母)

ごく一般的な日本一ついていないだけの中学生の追手内洋一くんだが、実は両親は只者ではなかった。
父は小説家として権威ある賞「なっ大きいで賞」を獲得、さらにはその作品「伊豆の踊り食い」が映画化されている。
母は伝説的美少女アイドルで、「伊豆の踊り食い」出演の際に辞郎と出会い結婚している。
だが、両親からはぶっちゃけ何も受け継いでないし、両親を超えるとかそういうお話でもない。
あえて受け継いでいるとすれば、宇宙レベルでも通用するほどの内容のラブレターを書けるだけの文才と好きな相手に一途なところだろうか?

ワールドトリガー

空閑遊真→空閑有吾

父親の有吾は界境防衛機関「ボーダー」の創設時の初期メンバーで、城戸司令の同輩にあたり、戦闘能力もノーマルトリガー最強の男、忍田本部長に匹敵する強さであり、副作用(サイドエフェクト)を所持していることや、黒トリガーの作成に成功していることからトリオン量(ジャンプで例えると霊圧、オーラ、チャクラのような物)も相当高いと思われる。作中では瀕死の遊真を救う為に黒トリガーを作成し、命を落としている。その際に遊真は有吾から「嘘を見抜く」副作用を引き継いだ。
ちなみに、ヒロインの千佳は作中最高の素質(トリオン量が第2の主人公修の19倍)を持っているが、両親の素質は普通らしい。

家庭教師ヒットマンREBORN!

沢田綱吉→沢田家光

初期のギャグ漫画であった頃は「世界中で石油を掘っているので滅多に家に帰らない」と説明され登場はしなかった(ツナは、父親は失踪したのではないかと訝しんでいた)
バトル漫画に路線変更した際に登場し、実は海外の巨大マフィアのNo2にして顧問組織のトップだったことが明かされる。
上記の説明は家族を揉め事に巻き込まないための方便であり、帰宅する時はいつもわざとらしい土方姿をしていた。
戦闘シーンや登場出番はあまり多くないがが、その地位に相応しく、相当な手練れであることをうかがわせている。 
もっとも彼の先祖は初代ボンゴレのボスなのは初期から明らかになっており、平凡な血縁とは言い難い。

いぬまるだしっ

いぬまる→浅野犬壱

終盤でいぬまるの父が初期から登場していた超人気俳優の浅野犬壱である事が判明。
たまこ先生は浅野がいぬまるのような雰囲気を醸し出していたことでいぬまるの父ではないかと疑い、さらにいぬまるがボケのために連れてきた人物が浅野と同じ事務所であった事から完全に確信。
たまこ先生が浅野に往復ビンタを食らわせたところいぬまるの父だと白状、自身も3歳までちんこまるだしだったという。
いぬまるの実母とは当初離縁していたようだが、後に復縁し卒園式の日に親子3人で帰っていった。
と思いきや今度はいぬまるの弟・いぬじろうが幼稚園に入ることに

トリコ

トリコ→アカシア(父)、フローゼ(母)

スタージュンから自身はトリコの兄であり、「美食神」アカシアと「神の料理人」フローゼの息子である事が告げられた。

磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~

磯部磯兵衛→母上、父上

母上はとてつもないスペックを誇るまさしく女版範馬勇次郎
その人間離れした技はとてもここには書ききれないのでぜひ漫画を読んで欲しい。

父上は全国を廻るカリスマ髪結いで、ちょんまげがメチャクチャ長いのが特徴。
非常に多忙なため正月しか帰ってこれないらしい。

鬼滅の刃

竈門炭治郎→竈門炭十郎

親子代々続く炭売りだが、実はかつてヒノカミ神楽の使い手である耳飾りの剣士の友人である炭吉の子孫。
炭治郎の遠い先祖である炭吉が耳飾りの剣士と交流を深め、「日の呼吸」を「ヒノカミ神楽」に変えて伝えていなければ日の呼吸そのものが絶えていたためご先祖様GJである。
病弱であった炭十郎は炭治郎の幼少時に亡くなっているが、ヒノカミ神楽の原型である神楽を親から子へと継承させていき、
息子の炭治郎は耳飾りの剣士の遺したヒノカミ神楽から「日の呼吸」を再現させるに至った。

アクタージュ act-age

夜凪景→夜凪の父親

夜凪の父は小説家であるが、夜凪の幼い頃に妻と三人の子供たちを残して蒸発。
その後妻が病で倒れるが、その死の間際にも姿を見せず亡くなった後でのこのこと夜凪の前に現れるクソ親父っぷりを発揮。
更には舞台『羅刹女』の脚本を勤めた山野上花子と一時期男女の関係があり、「目的を果たしたら花子の前からさっさと失踪する」という酷すぎる所業により彼女の心に深いトラウマを残している。
今は夜凪家に仕送りをしているが、上記のような経緯もあり夜凪は一切その金に手を付けておらず、心の底では父に対する深い怒りを湛えている。
なお夜凪がメソッド演技に没入する為に使用する大量のDVDはその父親が残した物である。

マジンガーZ

兜甲児→兜剣造

え?なんでここでマジンガーって?マジンガーZは元々ジャンプで連載されていたんです。
打ち切りに会ったのでそこまでは書かれなかったが、父の剣造は後にグレートマジンガーを作り出す天才科学者。
とはいえ剣造は死んだことになっているので甲児は祖父の十蔵のほうに信愛が強いらしく、おじいちゃんの作り出したマジンガーを悪魔にはしないという信念を持って戦っている。

シャーマンキング

麻倉葉、ハオ→麻倉幹久(父)、茎子(母)

シャーマンの名門・麻倉家の修験者と巫女(パート)。父親の幹久は婿養子で、元々は霊が見える冴えないミュージシャンだった。
麻倉家の開祖である葉王(ハオ)が二人の息子(及び葉の双子の兄)として転生したことで、祖父・葉明による暗殺が行われるが、同時に転生してきたS・O・F*10の反撃により失敗。葉明を援護しようとした幹久も顔に火傷を負わされてしまう。
その後、幹久はハオを逃がしてしまった自責の念から仮面を被り、家から逃げるように修行に明け暮れるようになったため、もう一人の息子である葉と向き合うタイミングを逃してしまった。
ゆえに葉は幹久のことを「アイツ」と呼ぶことが多いが、音楽の趣味や幼い頃に出かけた家族旅行をヒントに甲縛式O.S.白鵠のデザインを思い付く等、何だかんだで影響は受けている模様。
ちなみに幹久は修験服(かつ登山装備無しで)でチョモランマを制覇したという何気に凄い(?)経歴持ちだったりする。*11

地獄先生ぬ~べ~


父親の本名は不明。
かつては妻と3人家族で貧しいながらも温かい家庭であり、当時の父親は見返りを求めずに除霊で人助けをしていた善良な人物であった。
その頃は近所の人達から好かれており、ぬ~べ~こと鵺野鳴介もそんな父親を尊敬していたが、ある日妻が重い病で倒れたのを機に人生が一変してしまう。
貧乏であった故に治療費を払えず、今まで自分を頼ってくれた人達に金を無心するも、当の彼らは手のひらを返して拒絶。
利害の有無で弱者を見捨てる人間の醜さに絶望した末に妻が命を落とし、「善意など世間の身勝手な連中には通じぬ綺麗事」と悟った父親は息子を祖母に預ける形で家を出た。
そして、数年後に父親が法外な金を要求して除霊を行う悪徳霊能力者に成り下がった事で息子との間に深い溝が生まれて現在に至る。
ただし、時空としてはまだ情が残っていたらしく、修行中のぬ〜べ〜と鉢合わせした際には正体を隠して修行に付き合い、短い期間ながら師として接するなどの姿も見られた。

作中で何度か対立したものの、初登場時にぬ~べ~が母親の遺言*12を口にした事をキッカケに今までの過ちに気づき、最期は息子とその恋人を救うために自身を犠牲して亡き妻の許へと逝ったのであった。

呪術廻戦

虎杖悠仁→仁(父)、香織?(母)

序盤に父方の祖父・倭助は悠仁の両親について何かを告げようとしていたが、「興味ねー」と押し切られてしまい語られずじまいだった。

読者からは何らかの伏線と思われつつも長らく触れられずにいたが、渋谷事変での悠仁と脹相の接触を切っ掛けに、悠仁の出生に羂索が関わっていたことが示唆される。

後に九十九戦後の羂索の発言から虎杖悠仁の母=羂索in虎杖香織、つまり黒幕脳移植ママという嫌すぎる真相が明言された。


◆「親がごく普通」というタイプのジャンプ漫画の主人公

逆に「ごく普通の産まれでありながら、その才能を輝かせている」タイプの主人公もあまり数はいないがいるにはいる。
「ごく普通の産まれでありながら数奇な運命に巻き込まれた」巻き込まれ型主人公であるとも言える。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

緋村剣心→名前不明

両親を幼い頃にコレラで亡くし、人買いに買われたことが語られたのみ。
彼の卓越した剣技は、親から受け継いだものではなく、天性の才と血のにじむような努力によるものである。

もっとも、彼の場合は師匠兼彼に「剣心」の名を与えた名付け親である比古清十郎が作中最強クラスで凄いのであるが、彼はあくまで「師匠」である。

なおるろ剣は舞台となっている時代が時代だけに、レギュラーキャラの両親の死亡率、とりわけ父親の内乱での戦死率が異常に高いのも特徴である。

魔人探偵脳噛ネウロ

桂木弥子→桂木誠一/遥
ネウロ→?*13

弥子の父親である誠一は第一話の時点で 殺害 されている。
彼の事件の謎をネウロが解き明かすことが、二人の出会いである。
誠一は一級建築士であり、金銭的には不自由していなかったようだが、特にこれといって目立った点はない凡人である。
母親である遥もキャリアウーマンではあるが、特に弥子に受け継がれた才能のようなものはない。
「単なる一般人である弥子がネウロと共に事件を追う内に成長していく」というのがこの漫画の見どころの一つなので、
ある意味この一般的な境遇は狙って設定されたものだろう。
ただし、母親の料理が殺人的すぎるのが弥子の異常食欲の一因となっているので、ある意味母から受け継がれたものはある

斉木楠雄のΨ難

斉木楠雄→斉木國春/久留美

そもそも「超能力者の息子をいいように利用しようとして翻弄される父親」というのがテーマの一つなので、親が凡人なのは当たり前とも言える。
ただし、この一家の場合両親はごく平凡なのに、兄貴がヤバイのだが。

遊戯王

武藤遊戯→名前不明

当初の設定では、「父親が最強のゲームマスターでラスボス」設定だったため、父親が行方不明だったのだが、
「闇遊戯と別れた後のエピソードでないと意味がない」ということで没設定になり、単なる単身赴任ということで登場しておらず、母親も殆ど出番がない。
ぶっちゃけ初代遊戯王のキャラクターの親は殆ど登場しないし出番に恵まれても毒親の傾向があったりする。……
一方で祖父の武藤双六は若い頃には伝説のギャンブラーとして世界にその名を轟かせた実績を持ち、
遊戯や城之内も彼にゲームの手ほどきを受けた師匠的存在のデュエリストである。
アニメオリジナルエピソードでも、バトルシティ編とドーマ編を乗り越え一級の実力を身に付けた城之内を相手に一歩も譲らない実力を発揮していた。
しかしその扱いはどちらかというと「乗り越えるべき壁」というか、 「囚われの姫」 である。
寧ろ「孫の友人」に当たる城之内との間にこそ確固たる師弟関係があり、上記のデュエルも正に「師弟対決」的な面が強調されていた。



こちら葛飾区亀有公園前派出所

両津勘吉→両津銀次

両さん自体は、そのたぐいまれな体力などを除けばごく普通のおまわりさん。その父親である銀次も普通の佃煮屋のおやじである。
器用なところと商売の才能自体は両津家の遺伝であると作中随所で指摘されている。
それ以上に道楽者・ギャンブル好きという部分も引き継いでしまっているが。


アイシールド21

小早川瀬那→小早川秀馬

卓越した脚力を持つ以外は、頭脳・体力ともに平均以下の小市民。
そんな主人公の父親も、やっぱり小市民であった。
一応、事務仕事をやらせればそれなりに働くということと頭だけは間違いなく良いので瀬那の目からは「カッコよく仕事をこなすお父さん」に映っていたらしく、
瀬那が抱く主務のイメージは父親像が元になっている(皮肉にも瀬那は頭はあまり良くなく彼の知力は息子には遺伝しなかった)。ー
毎日練習でへろへろになって帰ってくる息子に、「お前の部活のことはよくわからないが、父さんは応援している。しっかりやりなさい」と励ます父性愛も持っている。

キャプテン翼

大空翼→大空広大
外国船の船長で家にあまりいないことと翼の夢を応援している以外目立った描写はなく、高い身体能力を持ち合わせているような話もない。
自殺を図ろうとしていたロベルト本郷を助けたことが翼を大きく飛躍させサッカーの国ブラジルに行くという夢を持たせ、その夢を応援している良き父親。
しかしボールを追いかけて自動車にはねられた翼がボールがクッションになって助かったのを見て「サッカーボールが翼を助けた」と解釈するエキセントリックな発想の持ち主であり、その点は翼に受け継がれているかもしれない。

SKET DANCE


児童養護施設育ちの一般人。施設で共に育った波瑠と結婚したが、子供が生まれる日に別々の場所で交通事故にあうという不運によって共に死亡。遺児の佑助は2人の親友だった藤崎茜が引き取り育てた。
14歳の秋に真実を知ってショックのあまり家出した佑助は、父の死因は道路に飛び出した少年を庇って車に轢かれたためであったことを知る。成長したその少年に偶然出会い父の手紙を受け取ったことが、佑助が後にスケット団を作るきっかけとなった。
間接的にではあるが父の想いは息子に受け継がれたのである。

究極!!変態仮面

色丞狂介→色丞張男/魔喜

父親は腕利きの刑事、母はSMの女王という両親を持つ主人公、狂介。
彼は父親譲りの正義感と母親譲りの変態の血をハイブリッドさせ、無敵のパワーを持つ変態仮面となって悪を倒すのだ。
……普通の両親ですよ。ドSとドMというところ以外は普通の。

はだしのゲン

中岡元→中岡大吉/君江

広島育ちの一般人。父親は京都で修行をした後下駄の絵付けをしている日本画家で、母親は専業主婦。
大吉は第二次世界大戦の最中日本が負けると予期し、戦争に対し不真面目な態度を取ったことで非国民と罵られ、一家共々村八分にされている。
だが一家はみなそんな逆境にめげず、元も優しくも強い両親の下の影響を受け、仲の良い弟の進次と年相応にやんちゃしたりしながら元気に生きている。
しかし1945年8月6日、一発の爆弾によって一家は更なる苦境に立たされることとなる。

バクマン。

真城 最高→昌弘/加代子
高木 秋人→?/?

漫画家「亜城木 夢叶」として活動する主人公コンビ。
作画担当のサイコーこと最高の父親は台詞のみ登場。弟の挫折を知りつつ、息子の夢を応援していた。母親の方は当初反対していたが、最終的にこちらも折れることに。
原作担当のシュージンこと秋人の両親については、小学生時代の一件から放任主義になったことが語られるのみ。

「主人公に影響を与えた親族」としての役割は最高の叔父である漫画家・川口 たろうこと真城 信弘(故人)が担っている。


◆その他個性的な親を持つタイプのジャンプ漫画の主人公

「大人物」と表すのも憚られるが、普通人とも言い難い、そんな特徴的な親も勿論いる。

ボボボーボ・ボーボボ

ボボボーボ・ボーボボ→父TUYOSI

毛。
何を言ってるか分からないと思うが実際その通りなんだからしょうがない。まぁギャグ漫画だし……
毛の王国の住民はこういう生物らしいのだがボーボボたち兄弟は普通に人間の姿をしている。まぁ(ry
基本的には役に立たないが、毛は引っこ抜くと武器になる。「毛王の証」なるものを息子に継承したが、実際に彼が王だったのかは不明。まぁそうだったとしても大人物と言えるかは微妙なところだが

聖闘士星矢

星矢→城戸光政

アジア最大と言われるグラード財団の総帥であった城戸光政には、彼の死後に財団の実権を引き継いだ城戸沙織という孫がおり
表向きには星矢は光政によって各地の孤児院から集められた「見所のありそうな孤児」100人の内の1人として扱われていた。

しかし物語が進むにつれ、これらの情報のほとんどは事実とは異なっている事が明らかになっていく。
まずは「集められた100人の孤児」がただひとりの男を父親とする兄弟だった事が、
その後「ただひとりの男」が城戸光政その人である事、そして城戸沙織は光政の実の孫ではなく、ギリシアで射手座の黄金聖闘士アイオロスから託された女神アテナである事が判明する。
アイオロスの遺志を受けた光政は、アテナの命を狙った教皇を倒すべく、100人近くいた自らの子を孤児として各地の施設に送り*14
数年後また一か所に集め、そして世界各地で聖闘士としての修行を受けさせた…というのが大まかなあらまし。

要するに、主人公である星矢、主要人物である紫龍・氷河・瞬・一輝、サブキャラクターである邪武・檄・市・蛮・那智、
そして星矢の姉である星華、その他90人の孤児*15は全員が異母兄弟(星華と星矢、一輝と瞬に関しては母親も同じ)という事になる。

ニセコイ

一条 楽→一征(父)

舞台となる凡矢理市で有名な暴力団「集英組」の組長。妻(楽の母)とは別居中。
職業柄?ギャングのボスや警視総監と旧知の仲であり、彼らと交わした約束が楽の女性関係がこじれる大きな原因となった。




◆「親が完全に謎」というタイプのジャンプ漫画の主人公

ミステリアスにしたいのか、作者に書く気が無いのか、とにかく両親について謎のまま…という主人公もいる。
親もわからない孤児という出自や、血の繋がらない主人公を育ててくれた養親との絆といった設定もまたドラマティックで漫画らしいといえるか。

銀魂

坂田銀時→両親不明

序盤から「おっかさんなんているかどうかも知らない」と言及しており、松陽という男に拾われるまでは戦場跡で死体からモノをはぎ取って生活していたと非常にヘビーな幼少期を送ってきたようである。
その様な生い立ちからか、家族というものに一種の憧れを抱いてる節がある。

ジャングルの王者ターちゃん

ターちゃん→両親不明

彼の出生の秘密に関わる長編が存在するが、結局血液型が合わないという理由でぼかされわからずじまい。

珍遊記〜太郎とゆかいな仲間達〜


山田太郎→両親不明
突然空から降ってきたという以外、そもそも人間なのかすらも一切の正体不明。
拾って育てたじじいとばばあはいるが、完全に手に負えず持て余していた。

僕のヒーローアカデミア

緑谷出久→緑谷久/引子

「無個性のハンデ持ちの少年がヒーローを目指す」物語なので、当然主人公である出久は無個性である。
母親の「個性」は非常に弱いものである(家庭訪問に来たオールマイトは志村菜奈との関連性があるように悟った場面があるが)。
母親は「近くにあるものを引き寄せる個性」、父親は母親曰く「火を吹き出す個性」だが、現実世界的に考えたらこの程度でも十分超能力者だが、ヒロアカの世界ではごく普通なのだ。
一方で物語の随所で顔を出している平凡な母親に対し、父親の久に関しては海外赴任中で死亡していないにもかかわらず現時点でも一切登場しておらず、ヒーローだのヴィランだの考察の対象になっているおり、現時点では血縁に不明な点が多いので片親が完全に謎である。
父親の個性がエンデヴァーと被っているので彼の隠し子とかそういう設定ではないはずだが……

CITY HUNTER

冴羽リョウ→両親不明

物心つく前に飛行機事故で両親と死別し身分証明も不可能になった為、実の両親については一切不明。
原作のみ祖父と思わせるような人物が現れているが、真相は神の目線ですら描かれず不明のまま。





追記・修正は父親を乗り越えた方にお願いします。

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最終更新:2024年04月24日 20:09

*1 唯一面識のあるフリーザも悟空とバーダックが似てるぐらいにしか思っておらず彼にとってはかすかに記憶に残る程度の敵という扱い。

*2 一応序盤から血縁を示唆する描写や伏線は張られていたので大体の読者は親子だと予想していたのだが。

*3 徐倫は随所で「承太郎の娘」であることが強調されている節はあったが、これは主に承太郎に個人的な恨み・執着がある一部の人物のせいといえる

*4 ただしシルバーマンと現代のキン肉スグル祖父タツノリの間には数億年もの時間が経過しており、20数年で1代とすると、軽く1000万以上もの代数を経ることになるため、いくら子孫とはいえシルバーマンと現代のキン肉マンは遺伝子的には赤の他人となんらかわりないと言える

*5 皐月賞・日本ダービー・菊花賞

*6 皐月賞・日本ダービー・菊花賞・有馬記念(2年連続)・宝塚記念・ジャパンカップ・天皇賞春/秋。現実の日本競馬史においては2020年にアーモンドアイが八冠及び九冠を達成するのが初で、連載当時はシンボリルドルフの七冠が最高記録であった。

*7 料理長、板長とも。要するにその料理店でのオーナーや店長といった経営陣を除いた事実上のトップ

*8 とはいっても、魚を扱う洋食は多々あるはずだが…

*9 恐らくは実在する『四条流庖丁道』のパロディ

*10 転生の影響で素霊状態だったが、威力は強大だった。

*11 ちなみにチョモランマは標高8850メートルで頂上の気圧は平地の3分の1しかないため、無酸素登頂は至難の業とされている。アニヲタ諸兄も決して真似しないように。

*12 父親は金の無心で近所を回っていために妻の臨終に立ち会えなかった。

*13 そもそも魔人なので血縁上の親がいるかすら不明。ただし誕生日は(地上の暦では表記できないが)設定されている

*14 沙織いわく、これは「俗世間からの情を断ち切らせるため」の措置だったという。

*15 星華も孤児として扱われていたが、星矢らとは異なり「100人の孤児」として集められた孤児の中には含まれていない。