ナナカマド博士(ポケモン)

登録日:2018/11/10 (土) 09:17:14
更新日:2022/12/04 Sun 22:01:58
所要時間:約 6 分で読めます




ナナカマド博士とは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』(以下DPt)の登場人物である。
名前の由来はバラ科の落葉高木「ナナカマド」から。


人物

シンオウ地方マサゴタウンに研究所を構えるポケモン博士
本人のセリフから年齢は恐らく60歳。
後に『ソード・シールド』で登場したマグノリア博士と並んで歴代の博士の中では年長者の部類。
立派な口髭を生やした威厳のある老紳士で目つきが鋭い。出かける時にはグレーのコートを着ている。
先祖にシンオウ地方を開拓した主導者であるデンボクを持つ。

カントー地方オーキド博士は大学時代の後輩で、カロス地方プラターヌ博士は若い頃に彼の下で助手として働いていた。
またシンオウリーグのチャンピオン・シロナもかつては彼に師事していた。
主人公の先輩トレーナーであるヒカリ/コウキは彼の助手であり、彼女/彼の父親もここで働いている。
主人公の住む町に研究所を構えていない初の研究者でもある。

専門分野はポケモンの進化であり、「ポケモンの9割は進化に関係している」という説を唱えている。
また、進化をするポケモンは生物として未熟なのか、進化をしないポケモンは生物としての完成形なのかと、進化についての探究心は尽きる事はない。
ポケモン進化の権威なので、彼を尊敬する研究者は多い。

厳格な人物で主人公を「おまえ」と呼ぶ事があるが、見た目に反して実はかなりの甘党。
研究所にある冷蔵庫は常に甘いお菓子が入っており、『プラチナ』ではトバリデパートの地下食品売り場でいかりまんじゅうを探しているところを主人公に見られている。
またシロナの話によれば昔から子供好きでもあるという。

ちなみに、コトブキシティでギンガ団に研究を狙われていた時の…

おまえたちの わるいところ その1
ようはないのに いつまでもいるな

わるいところ その2
ひとの はなしを じゃまするな

その3 おもいどおりに ならぬからと
おおごえで おどすんじゃない

その4 しゅうだんで いることで
つよくなったと かんちがいするな

…は知る人ぞ知る名言であり、他にも様々な印象深い台詞を残している。


主な活躍

『ダイヤモンド・パール』と『プラチナ』で主人公との出会い方が全然違う。
『ダイヤモンド・パール』では、シンジ湖で主人公とライバルムックルに襲われた際、忘れ物であるナナカマドのカバンからシンオウ御三家の1匹を使ってその場をしのいだ後、勝手にポケモンを使ってしまったことを謝りに来た二人へ「ポケモンが嬉しそうにしている」からとそのポケモンを譲り、主人公にはポケモン図鑑も渡してポケモンの調査を頼んだ。
『プラチナ』では、ライバルがナナカマド博士にポケモンを貰いに行こうと主人公を誘い、二人がマサゴタウンに向かおうと201番道路の草むらに入りかけたところに居合わせ、その行動を諫める。
しかし彼らがそんな無茶をするほどポケモン好きであることを悟り、今が彼らとポケモンとの出会いの時ではないかと考え、御三家のうちの1匹をプレゼントした。

その後はヒカリ/コウキと共に各地の調査に乗り出す。
ミオシティジムクリア後は主人公をミオ図書館に呼び出し、主人公とライバルに湖に住む伝説のポケモンの調査を依頼する。
だがその直後にリッシ湖のほうで爆発音がしたので、主人公にリッシ湖へ向かうよう指示して自分とヒカリ/コウキはシンジ湖へと向かう。
シンジ湖ではしたっぱの一人を(具体的な様子は不明だが)ぶちのめしており、一方ヒカリ/コウキがギンガ団のマーズに追いつめられるが、駆けつけた主人公の活躍により難を逃れた。

ギンガ団の事件の解決後は、主人公に湖の伝説のポケモンが無事戻った事を伝え、ジムを制覇してポケモンリーグに挑戦してみてはどうかと勧める。
そして主人公が殿堂入りを果たした時にはリーグまで駆けつけ、主人公が新たなチャンピオンになった事を祝した。

殿堂入り後は、シンオウにいる全てのポケモンを発見した状態で図鑑を見せると、図鑑を全国版にパワーアップしてくれる。
なお本作の全国図鑑の評価は、ハクタイシティに滞在しているオーキド博士が担当する。


他作品での活躍


アニメ

CV:家弓家正(DP)→津田英三(新無印)

DP編から登場。
シンオウの新人トレーナーに初心者用ポケモンを渡している。
オーキドはタマムシ大学時代の後輩。オーキドが頭の上がらない人物の1人であり、ポケモン川柳によるメディア出演ばかりしているオーキドに苦言を呈している。
テンガンざんにある研究所支部で毎年夏にポケモンサマースクールを開催している。
出張からの帰り道で、道に迷っていたヒカリと出会う。
ヒカリと一緒に研究所まで行くと、彼女にポケモン図鑑とポッチャマを手渡した。

DP編で声を担当した家弓氏が2014年に亡くなったため、新無印で再登場した際は津田英三氏に変わっている。

ポケットモンスターSPECIAL

第7章から登場。
プラチナの父親のベルリッツ氏とハマナを助手にしており、プラチナにも研究を手伝ってもらっている。
主な研究はポケモンの進化で、伝説のポケモンにも造詣が深い。
前章のラストでは、オーキドと共同で新図鑑対応メカニズムの開発をしていた事が明かされ、最終チェックのためにカントーまで来てほしいとのメールをオーキドから貰っていた。
原作と同様に甘党であり、作中では餡蜜やベビーカステラ等を食べていた。

シンオウに帰ってきた翌日にミオシティに向かい、ミオ図書館で開かれるポケモン学会に出席する。
そこで「ポケモンの♂と♀における外観の違い」と「シンオウ地方の西側と東側における外観の違い」について発表するはずであったが、学会の途中でSHITAPPAの男によってベルリッツ氏と共に特殊な檻の中に閉じ込められてしまう。
トウガンの助けでそのまま連れ去られずに済み、翌朝には檻の効力が消えて解放されるが、これ以上のプラチナの旅は危険と判断しベルリッツ氏と共に旅の中止を決定した。
だがプラチナはダイヤパールの3人でシンオウの危機に立ち向かいたいと言い出したので、彼女の熱意に負けて旅の続行を認める。
そしてポケモン図鑑にバージョンアップを施し、成り行きでプラチナに同行していたダイヤとパールに正式にポケモン図鑑とポケッチを託した。

回復後はデンジを除くジムリーダーとやりのはしらに向かい、時空測定を行って反撃の突破口を見つけようとする。
騒動が集結した後は、怪しい動きをしていたプルートをトウガンと協力して捕まえようとするが、あと少しのところで逃げられてしまった。

第8章ではダイヤとパールに伝説のポケモンの調査を依頼。
騒動を通じてギラティナロトムシェイミ等フォルムチェンジするポケモンが沢山存在する事を目の当たりにし、これからは進化だけでなく変化も研究対象にする事に決めていた。

第12章では本人の登場こそないものの、トロバとプラターヌ博士が知り合うきっかけとなった論文を書いたのは彼である。
更に、12章の幕開けを告げた二大伝説ポケモンの激突についてもプラターヌ博士経由で知り、それをオーキド博士に連絡したことでグリーンのカロスへの派遣に繋がるなど、事件の解決に重要な役割を果たした。



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最終更新:2022年12月04日 22:01