星逃田

登録日:2018/10/28 Sun 10:17:35
更新日:2024/04/14 Sun 16:19:49
所要時間:約 6 分で読めます


タグ一覧
×ほし のがした ×ほし にげた 〇ほし とうでん いじられキャラ こいつおまわりさんです こちら葛飾区亀有公園前派出所 こち亀 こち亀懐かしキャラ代表 こち亀登場人物項目 なんだよこの展開… ほし にげた ほし のがした ほし はげた やりたい放題 オーバーアクション カマロ カルチェ シブメン スクリーントーン ツッコミが追いつかない展開 ナルシスト ニュー劇画 ネタキャラ ハゲ ハードボイルド ハードボイルド刑事 ハーフボイルド ヘビースモーカー メタフィクション メタ発言 モーゼル ライター ラッキーストライク レディーキラーのジョー ロンジン 下元史朗 世界一のスーパー刑事 二枚目気どりの三枚目 公式が無法地帯 公式が病気 出オチ 刑事 劇画 富沢信 影が薄い 愛すべきハゲ 愛すべきバカ 星逃田 残念なシブメン 濃すぎるキャラクター性 濃すぎるキャラクター性←の割には影が薄い←ついでに頭も薄い 特殊刑事課 目立ちたがり屋 神経質 第四の壁 自己主張 自惚れ 警察 警察官 警視庁



星「やあっ みんな元気かね?


私の名は

















田だ!!




しばらくぶりだね」


両津「誰だっけ?お前は?」


星「忘れるとは何事だ!!


私の名は










逃~~っ





田だ!!





思い出したかね!!」





両津「星!そんな事してると項目の容量足りなくなるぞ」

星「あっそうか


あいた!

つまづいて容量を使ってしまった もったいない事を!


そう言っている間に文字が… いかん!

実は私がここに来たのは…

ぬっ 小さい!

実は私は

う!ぐぐ





























ぶわっ苦しい!

実はアニヲタWiki(仮)に私の項目が出来るという事でわざわざやってきたのだ!」


※これより下はちゃんとした概要です。多分。


星逃田とは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物である。
名前の読みは「ほし とうでん」。「ほし のがした」ではなければ「ほし にげた」でもない。

CV:下元史朗(テレビアニメ)
演:富沢信(原作実写パート)*1


概要


警視庁に所属する敏腕刑事。
自称「世界一のスーパー刑事」で、人は皆彼の事を「レディーキラーのジョー」と呼んでいるらしい。
テレビアニメ版では「ハードボイルド刑事」とも称される警視庁所属の刑事で、原作では終盤で特殊刑事課へ配属されていた*2
初期の頃から登場している古参キャラで、当初は準レギュラーであったが、いつの間にか出番が減っていき、数年に一度しか登場しなくなった。
どうやら天国警察同様に「初期のネタ切れに苦しんでいた時期を埋めるために生み出されたキャラ」だったようである。


劇画調の濃い顔が特徴。
初登場時にはスクリーントーンを2枚も使用した服を着ており、「印刷で潰れてベタ同然になっていると思うが」などと残念がっていた。
愛銃はモーゼルで、怒った時などによくそれを人に向けたりぶっ放したりしている。
作中で突如ハゲてしまい、それ以降は両津お手製のヅラ*3をつけてハゲを隠している。
なお、ハゲが発覚した際には両津勘吉達に「ほし はげた」と呼ばれ、からかわれている。

彼の登場シーンだが、4段ぶちぬきや見開きなどページを無駄に使ったものが多い。
アングルやコマ割、背景や演出などにやたらこだわる上に大ゴマも多用するため、なかなか話が進まず、その度に両津達に文句を言われている。
メタ発言が他のキャラに比べてやたら多く、作者の画力、コマを飛ばして読む読者、『こち亀』のタイトルにまで文句を言った事がある。
自分が漫画の中の登場人物という事を誰よりも意識しており、両津達を別のページに押し出す、両津達に締め出されてコマに入り損ねる、
自分を囲っているワクを部分的に壊すなど、常識破りの行動を取る(取らされる)事も多い。

初期の頃の彼の主演作は実験的なエピソードが多く、前述のような斬新な演出が多く使用されていた。
2回目の登場の際には冒頭から延々14ページを乗っ取って他漫画のキャラまでゲスト出演させるなど、好き放題やっている。
ちなみに彼が登場すると、その週のネームとペン入れが2日も延びるらしい。
しかし、3回目は読者からのプレッシャーがつらいと悩みながら普通に登場。
その後は普通に変なキャラとしてちょくちょく登場し、だんだんと出番が減っていった。

ヘビースモーカーでラッキーストライクを好んで吸っている。
カルチェのライターを愛用していたが、初登場した時に亀有で何者かにすられてしまい、両津達に助けを求めに来ている。
結局エピソード中で見つからなかったため、最後のコマで読者に「ぼくのライターを見つけて!」と呼びかけていた。
その反響は凄まじく、岐阜県の読者から実際にライター*4が送られてきたほどである。
再登場した時にその読者を「将来立派な大人になる」と褒めたものの、次のページでは「亀有で落としたライターがなんで岐阜県で見つかるんだ!!」と銃を撃ちながら突っ込んでいた。
その回のラストにて今度は大事にしていたロンジンの時計を落としてしまうが、今度は「おもちゃやお父さんの時計はお断り」とちゃんと注意書きを入れていた。

ハゲキャラとなって以降は出番が少なくなっていき、20年前に埋めたタイムカプセルの中から登場した事もある。
最終回(ジャンプ掲載版*5)では復活希望キャラベストテンで見事1位に輝き、レギュラー昇格が決定。
次号からジャンプを乗っ取る気でいたが、すぐに今回で『こち亀』が最終回である事を知らされて驚愕。
「せっかくレギュラーになったのに~」と騙された事にかなりのショックを受けていた。
無論、後の復活作にも今のところ登場していない。

セガサターン用のゲーム『こちら葛飾区亀有公園前派出所 中川ランド大レース!の巻』にお邪魔キャラとして登場しており、
原作107巻に収録されている『大混戦「こち亀」ゲームの巻』では両津達6人がこのゲームで遊んでいる時にゲーム画面に写っている星を見た時、「今の読者は知りませんよ、この人は」中川圭一が語っており、両津も「日本で5人ぐらいしか知らんよ」とツッコんでいた*6


性格


とにかく自己主張とこだわりが強い性格。
ナルシストなところもあり、カッコよく決まった時には「渋い!」などと呟いて酔いしれている。
自分がカッコつけている時に無視されたり茶々を入れられると、大げさにズッコけたり大きな声で大騒ぎする。
態度はやたらデカイ一方で気は小さいので、両津達に見放されそうになったり大事なものを落としたりすると一人称が「ぼく」になり、弱々しく敬語で話すようになる。
意外と神経質なところもあるので、己のカッコよさを追及するあまり、急に悩み出す事もある。
また、自分がせこい性格である事を気にしており、犯人が転んだ隙に撃ったり石を投げて驚いているうちに背後から撃つなど、今までまともに正面から相手を撃った事がないらしい。
また、背後から声をかけられると条件反射でつい銃を抜いてしまう。
曲がった事が嫌いであり、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のタイトルを指差して「この漫画の主人公は派出所だ!」と言い張り、タイトル通り派出所を主人公にした漫画を始めようとした事もある。


能力・特技


登場すると周囲が劇画タッチになるという特殊能力を持つ。
たとえ劇画タッチになりきっていないものでも、目力だけで劇画タッチにしてしまう。
超リアルな作画を目指し、「ニュー劇画」と称して実写で登場した事もあるが、これはかなり疲れるので6コマが限度らしい。
アニメ版では何度も時間を巻き戻したり、派出所の内装を40年代風のバーのようにしたり、時間帯を急に夜に変えて*7(亀有銀行に向かっているはずなのに)愛車で首都高を突っ走るなど、原作以上にやりたい放題やっていた。


アニメ版において


1998年10月25日放送「俺が主役だ!星逃田!」で満を持して登場。
前述の通り、警視庁所属で通称「ハードボイルド刑事」。愛車は4代目シボレー・カマロ。
この通称を聞いた両津達は単にハードボイルドな人物というだけでなく、「ハードボイルド=固ゆで卵だからいつもゆで卵を食べている」「ゆで卵のようなツルツルした肌をしている」「卵の殻を被っている*8などと色々な予想をしていた。
ここでも自己主張が激しく、メタネタ・メタ発言全開のアンコントローラブルキャラっぷりは健在……どころかむしろパワーアップ。
自分がハードボイルドに決まるまでに何度もリテイクを繰り返し、次々と自分の都合にいいように設定を変えていた。
なかなか話が進まないので、大原大次郎は「これ以上付き合いきれない」という理由で自分の役を本田速人に押し付けて帰ってしまっている。
最終的にあまりに絵面を重視しすぎた結果、尺がなくなってしまい、見せ場であった犯人逮捕のシーンはいつの間にか中川が解決したという形で全てカット。もっとも、犯人も待ちくたびれただろうが…
ラストでは慌てて高松信司監督を呼び出すも、実写出演した高松監督に「放送時間がかなり押しちゃったんで、犯人逮捕のシーンを全部カットしました」と軽く言われてその場にへたり込む中、
作画担当者が次々と逃げていくという前代未聞の珍事が発生し、最終的には作画そのものが消失するという、アニメ『こち亀』史上屈指のカオス回となった。
おまけに次回予告にまで割り込み、「チクショー!また絶対出てやるからなー!!」と捨て台詞を吐く姿を見せた。おかげで次回の話を紹介する尺がなくなった

なお、このエピソードでは麗子が一切登場せず、派出所にはマリアがいた。


2002年5月19日放送の「帰ってきたハードボイルド刑事」で「放送時間が余っちゃったんで、時間調整に来てもらった」という理由だけで再登場した事もあるが、
元々この回のメインは「両さんの長い一日」であり、少ない尺に無理矢理捻じ込まれたおまけエピソードだったために結局時間が足りず、ロクな活躍は出来ずじまいに終わった。
しかも作画やセリフは前回の使い回しで、両津と高松監督の音声だけ新録という形となっていた。





星「ああっ!!」
両津「いきなりでかい声を出すな!びっくりするじゃねーか!」
星「さっき転んだ時にカルチェのライターを落としてしまった!!
  ねっお巡りさん、どこかに落ちてなかったですか?」
両津「しらんよそんなのいちいち見てるか」

中川「もうそろそろ容量が足りなくなってきましたよ!」
両津「ばか!最初にデカイ文字ばっか使うからラストが尻すぼみになったじゃねーか!」
星「お願いしますぼくのライター!
  wiki篭りのみんなも見つけて!ぼくのライターを見つけて!」



※ボクのカルチェのライターを見つけたら、容量は十分あるので追記・修正してください!お願いします!!
(星逃田)

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • こちら葛飾区亀有公園前派出所
  • こち亀登場人物項目
  • こち亀
  • 星逃田
  • 下元史朗
  • 富沢信
  • 警察
  • 警視庁
  • 警察官
  • 刑事
  • ハードボイルド
  • 劇画
  • ハゲ
  • ライター
  • カルチェ
  • ロンジン
  • ラッキーストライク
  • メタ発言
  • いじられキャラ
  • 残念なシブメン
  • ナルシスト
  • 自己主張
  • スクリーントーン
  • モーゼル
  • ネタキャラ
  • メタフィクション
  • オーバーアクション
  • 目立ちたがり屋
  • 自惚れ
  • 影が薄い
  • 濃すぎるキャラクター性
  • 濃すぎるキャラクター性←の割には影が薄い←ついでに頭も薄い
  • 世界一のスーパー刑事
  • ハードボイルド刑事
  • レディーキラーのジョー
  • ハーフボイルド
  • こち亀懐かしキャラ代表
  • なんだよこの展開…
  • ほし のがした
  • ほし にげた
  • ほし はげた
  • ×ほし のがした ×ほし にげた 〇ほし とうでん
  • やりたい放題
  • ヘビースモーカー
  • 公式が病気
  • 公式が無法地帯
  • こいつおまわりさんです
  • シブメン
  • ニュー劇画
  • 二枚目気どりの三枚目
  • 出オチ
  • 愛すべきハゲ
  • 愛すべきバカ
  • 第四の壁
  • 神経質
  • ツッコミが追いつかない展開
  • カマロ
  • 特殊刑事課

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月14日 16:19

*1 秋本治氏のアシスタントを長年勤めた漫画家のとみさわ千夏氏。

*2 テレビアニメ版では最初から特殊刑事課にいた。

*3 マリアの髪の毛から作ったもの。最初は坊ちゃん刈りの状態だったが、ここから床屋の要領でカットして星自身の髪型に近づけている。

*4 100円ライターに銀紙を巻き、ひらがなで「かるちぇ」と書かれた代物。ちゃんとガスは抜いてある。

*5 コミックスではこの部分が丸ごと差し替え、両津が1位となったため登場せず。

*6 両津自身も星の事を忘れていた。

*7 なお、目的地の亀有銀行に到着後は昼の時間帯に戻っていた。これには同行した両津も「おい、本当に昼になってるぞ。何なんだ一体?」と驚き、中川も「僕も何が起こっても驚かなくなりました…」と呆れるしかなかった。

*8 外見はほぼ「帽子の代わりに卵の殻を被った、ルパン三世の次元大介そのもの」であった。