Marvel's Spider-Man(PS4)

登録日:2018/10/22 Mon 01:13:00
更新日:2024/04/24 Wed 21:49:04
所要時間:約 18 分で読めます







オープンワールドのニューヨークを

縦横無尽に駆け巡れ!





Marvel's Spider-Man』は2018年9月発売のPlayStation4専用ゲーム。開発はインソムニアックゲームズ。


概要

ご存知マーベル・コミック原作のスーパーヒーロー・スパイダーマンを題材としたアクションゲーム。
アメリカ合衆国ニューヨークはマンハッタン島を再現したオープンワールドを自在に飛び回り、各地で起こる様々な事件の解決、アイテム等の収集、そして大いなる陰謀に立ち向かっていく。

マンハッタン島の再現度はアレンジこそあるものの非常に高く、実在する有名観光スポットや、マーベルお馴染みの施設等にも聖地巡礼することが可能な程。
圧倒的なクオリティのグラフィックとストーリーにより一本の映画を見る気分でゲームをプレイすることができる。

シナリオも実にスパイダーマンらしいものになっており、非常に好評。
中盤までの明るさと終盤のシリアスの落差がすごい。
一方で明らかに続編を意識した未回収の伏線の数々は賛否両論。

DLCの追加ストーリー三部作「摩天楼は眠らない」(第一弾「黒猫の獲物」、第二弾「王座を継ぐ者」、第三弾「白銀の系譜」)が10月~12月にかけて配信された。

本作も原作のマルチバースに組み込まれ、スパイダーマン・オールスターのイベント『スパイダーバース』の続編『スパイダーゲドン』に参戦している。

続編『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』が2020年11月にPS5/PS4用ソフトとして発売。
こちらを購入すると、本作のPS5用リマスター版をDL購入できるようになる。
技術的な問題かモデルとの契約の関係なのかは不明だが、PS5版ではピーターのフェイスモデルが変更*1となっており一時物議を醸した。
なお、ゲームとしては「ゲームとして売れるレベルのDLC」に近く、前作・次作にあるようなミニゲームが少なかったりレベル上限が低かったり全体的に短かったり、という形になっている。


世界観

世界観は原作やサム・ライミ版映画三部作、映画『アメイジング・スパイダーマン』、マーベル・シネマティック・ユニバースとも違う本作オリジナルのユニバースとなっている。
スパイダーバースの一つでもあり、番号は「Earth-1048」。

主な特徴としては、
  • ピーターがスパイダーマンになって8年経過している。
  • 一部を除く代表的なヴィランの多くと交戦済でラフト刑務所にぶち込んでいる。初めて戦ったスーパーヴィランはエレクトロ。*2
  • ピーターとMJは以前付き合っていたが、現在は破局しておりしばらく連絡を取っていない。
  • ピーターは大学卒業後に就職して研究者として勤務している(ただし、金銭的に余裕がないらしく家賃滞納中)。
  • スマートフォンやSNS、仮想通貨が普及している点等から時代設定は本作発売時点の2018年相当。
…etc.

劇中に直接登場しないが、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、デアデビル等も存在していることが言及もしくは示唆されている。



システム

戦闘関連

  • 移動
ウェブを引っ掛けて振り子移動する「ウェブ・スイング」、空中で高度を落とさず平行移動する「ウェブ・ジップ」、指定したポイントに定点移動する「ポイント・ジップ」等を駆使して縦横無尽にオープンワールドのマップを飛び回ることができる。
レベルアップやスキルの習得で移動スピードの上昇、使用可能なアクションが増えていく。
潜んで移動できるスパイダーマンらしく、ステルスキル要素が豊富。もちろん殴り合ってもOKだが、ステルスを要求されるミッションなどもある。

  • レベル
敵を倒す、ミッションをクリアする、アイテムを収集する等して経験値を獲得していくとレベルが上がる。一応の最大レベルは50。
レベルが上がる毎に攻撃力や体力の上昇、スーツやガジェットの開発・改造の解禁、スキルポイントの取得によるスキル習得が可能になる。
レベル50以降はレベルアップが非常に遅い・スキルポイント獲得なし(全て取り切るので無意味だが)・能力の上昇量が激減と制約はあるが、レベル50+として強化される。

  • スキル
レベルアップで取得したスキルポイントを使って習得できるアクション。
直接能力を強化するパッシブタイプはないが、パッシブ付きのアクションの解放などはある。
攻撃能力強化の「イノベーター」、回避・回復能力強化の「ディフェンダー」、ウェブ能力強化の「ウェブスリンガー」の三種に大別される。

  • スーツ
スパイダーマンの様々なスーツ。
スーツの多くは特殊な「スーツパワー」もセットで手に入り、これは時間経過で溜まる専用ゲージを消費して使用することができる。ヴィランたちの能力を再現したスーツパワーもある。
スーツ&パワーの開発には各サブイベントをクリアして獲得するアイテム「トークン」が必要だが、
スーツパワーの入れ替え自体は自由に可能。

とにかく出典の守備範囲が半端ではなく、原作に登場した限定的なスーツは勿論のこと映画版やアニメ版、さらにはプロのデザイナーが描き下ろしたオリジナルデザインのスーツまで選り取り緑。
ストーリーのシチュエーションに合わせるのも良し、見慣れたMCU版やライミ版スーツを着て映画さながらの活躍をしてうっとりするのも良し……と好みに合わせて着せ替えてみよう。

  • スーツ改造
スーツにセットできる最大3つのパッシブスキル。
スキルとスーツパワーはその効果に応じてパラメータ評価が上下することがある(実際にステータス値があるわけではないが)。
こちらもトークンを使って種類を増やしていく。

  • ガジェット
スパイダーマンを助けてくれる様々なサポートメカ。
スーツと同じくトークンを使って開発・強化が可能。

  • フォーカス
戦闘を続けることで溜まっていくゲージ。何もしないと徐々に減っていく。
一定量を消費して体力を回復したり、雑魚敵なら一撃必殺・ボスなら大ダメージを与える必殺技「フェイタル・ムーヴ」を使用可能。
ちなみに、フォーカスというのはオズコープの薬品である模様。

  • スパイダーセンス
スパイダーマンお馴染みの能力。通称「ムズムズ」
本作では敵が攻撃を仕掛けてくる際にはスパイダーマンの頭に特殊なエフェクトが発生し、それに合わせて回避を行うと必ず避けられるようになっている。
スキルによるパーフェクト・ドッジの瞬間も示したりする。

サブイベント

  • サイドミッション
メインストーリーを進めると順に解禁されるサブイベント。
クリアすると各種トークンを獲得可能。

  • バックパック
昔ピーターが使っていたバックパック。
各地にウェブで張り付けたまま放置されており、これを回収することでバックパックトークンを獲得可能。
回収後、そのバックパックに入っていた過去に関する何かしらのアイテムが入手でき、簡易エピソードを確認できる。

  • ランドマーク
ニューヨークの観光名所。
写真を撮ることでランドマークトークンを獲得可能。

  • リサーチステーション
ハリーがニューヨーク各地に設置した施設群。
各ステーション毎に異なる様々なミッションに挑む。
クリアするとリサーチトークンを獲得可能。

  • 犯罪撲滅
各地で突発的に発生する犯罪を鎮圧する。
クリアすることで犯罪トークンを獲得可能。
イベント中に特定条件を達成するともらえるトークンの数が増える。
最初はギャングによる犯罪のみだが、物語が進むにつれてデーモン、脱獄囚、セーブルによるものが追加される。
DLCではマギアによるものも。

  • 拠点制圧
各敵勢力の拠点を制圧する。複数回発生する増援を倒す必要あり。
クリアすると拠点トークンを獲得可能。
犯罪撲滅同様、特定条件達成でトークンの数が増える。

  • タスクマスターのチャレンジ
謎の戦士・タスクマスターから提示されるチャレンジミッションに挑む。
クリアするとチャレンジトークンを獲得可能。
スコアによってアメイジング、スペクタキュラー、アルティメットの3種にランク分けされ、ランクが高いほど入手できるトークンの数が増える。
関連トロフィーの獲得だけならスペクタキュラーまでで良いが、全要素解禁を目指すとアルティメットを一定数取得しなければならない。
ミッション中はタスクマスターがどこからか監視している。探してみよう。
種類は以下。
  • 爆弾:設置された爆弾の元に素早く移動して処理していく。ルート構築が攻略のカギ。ポイント・ジップで爆弾直近に移動できるのがポイント。
  • バトル:沸く雑魚敵を全滅させる。おそらく一番難易度が低い。
  • ステルス:敵に一切見つからずに全滅させる。ガジェット使用で攻略が楽になる。
  • ドローン:ドローンを追いかけて各チェックポイントを通過しつつゴールを目指す。チャレンジで最も難易度が高く、悲鳴を上げるプレイヤーが続出した。

  • スクリューボールのチャレンジ
DLC三部作「摩天楼は眠らない」で追加された新チャレンジ。
小物ヴィランのスクリューボールから提示される。
共通してフォトボムというボーナスポイントタイムが設定されており、バトル・ガジェット・ステルスの場合は指定エリアで雑魚敵を倒す、EMPの場合は特定ポイントをポイント・ジップで通過する、爆弾の場合は爆弾を投げ飛ばすと発生する。
フォトボムが発生すると画面が切り替わり、タイミングよくR1ボタンを押す(撮影する)ことで高得点が獲得できる。
これを無視しての最高ランククリアは不可能で、タスクマスターのそれより難易度が高い。
プレイ中、スクリューボールが超うるさい。気になる人は音声をオフにしよう。
  • 爆弾:爆弾が箱に入った状態で配置されているため、まずグラウンド・ ストライクなどの攻撃で破壊しなければならない。
  • バトル:フォトボムを狙うために指定エリアに雑魚を誘導する必要がある。
  • ガジェット:指定されたガジェットのみしか使用できない状態で雑魚敵を全滅させる。通常攻撃も不可。
  • ステルス:サーチライトが追加されており、一定時間ライトを浴びると失敗する。また、フォトボムがあるので倒す順番も重要。
  • EMP:設置されているEMPを順番通りに破壊しながらゴールを目指す。


その他

  • ファストトラベル
広大なオープンワールドお馴染みの各拠点へのワープ移動機能。
今作では少し現実味を持たせて、電車移動という形で採用されている。
ロード中の画面で見れる一般の乗客に紛れて普通に電車に乗っているスパイダーマンの様子は中々にシュールで必見。
PS5版ではハード性能によるロード時間短縮に伴い、電車移動シーンが消えて即目的地まで移動する。
この変更が惜しまれたのか、PC移植版とMiles Moralesでは任意切り替え可能になった。

  • New Game+
アップデートVer.1.07で追加。
所謂つよくてニューゲーム
レベル・スーツ・ガジェット・スキル・トークン取得状況を引き継いで初めからプレイできる。

  • フォトモード
本作の事実上のエンドコンテンツ
様々なエフェクト、ステッカー、各種調整機能を駆使して自分好みのスクリーンショットを撮影することができる。
高品質なグラフィックと相まって出来によっては本物の写真ワンシーンと見紛うものを作成可能。

  • イースターエッグ
前述の通り本作の世界にはスパイダーマン以外のマーベルヒーローが存在しているため、ランドマークやバックパック等には彼らの小ネタが隠されているため是非探してみよう。


あらすじ

ピーター・パーカーがスパイダーマンになって8年が過ぎた。
これまで様々なヴィランと戦ってきたピーターだったが、長年に渡って追い続けてきたギャングのボス・キングピンことウィルソン・フィスクをようやく捕らえることに成功する。
裏社会を支配していたフィスクの逮捕により街は一時平和になるが、その隙を狙って謎の仮面のギャング組織「デーモン」が台頭する。
ピーターはデーモンの犯罪を食い止めると共に、その裏で蠢く更に大きな闇に立ち向かう。


登場人物

ピーターとその関係者

  • ピーター・パーカー/スパイダーマン
CV:興津和幸
ご存知主人公。
蜘蛛に噛まれたことで得た身体能力とスパイダーセンス、加えて豊富な科学知識と軽いジョークでニューヨークの平和を守るヒーロー。
現在はオクタビアス・インダストリーの社員として勤務している。
スパイダーマンとして8年間活動中。オープニングでのフィスクとの激闘もあり、当初はスーツもボロボロだった。
オクタビアス博士の元で自在に動かせる義手の開発に携わっている。
スパイダーマンとしての活動が多忙なため、本業にはよく遅刻している。
本作ではマスクが色々機械化されており、スキャンや通信(スマホとの連動)機能がついている。

  • メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)
CV:森なな子
ご存知ヒロイン。ピーターの元カノ。
デイリー・ビューグル社の記者として活動しており、危険な現場によく首を突っ込む。
まあ、なんというかサム・ライミ三部作ほどではないがいつものMJである。
一部の場面ではMJを操作することになる。

  • ユリ・ワタナベ
CV:恒松あゆみ
ニューヨーク市警の女性警官。
警察の中で唯一独自にスパイダーマンとコンタクトを取り、お互いに協力している。
時々スパイダーマンのジョークには辟易させられている様子。特にスパイダーコップ。
DLC「王座を継ぐ者」では以前からマギアの犯罪を精力的に取り締まっていたことが語られ、ハンマーヘッドに報復として同僚を殺されたことで次第に暴走していく様子が描かれる。
原作ではレイスというヒーローとしても活動している。

  • オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパス
CV:中博史
ピーターの上司。
他の子ども達にとってのアベンジャーズのように、ピーターにとって子どもの頃からの憧れ。
劣等感やマッドサイエンティスト気質を抱えているが、基本的には真面目であり、人々を救うことを目指している。
神経インターフェースを用いた通常の腕と同様の機能を持つ義手を開発しているが、状況は芳しくなく、市から補助金も打ち切られる寸前。
また、機械はともかく回路開発は不得意なのか、彼の作った回路は色々問題を抱えている。
ピーターが見れば直ぐ分かるのだが、スパイダーマン業で遅刻しがちなため、見落とされていることが多い。
序盤にピーターがスパイダーマンのスーツを作っているのを見かけ、スパイダースーツ職人だと勘違いしている。
その後、改良型スーツとガジェットの設計データを彼に送っている。
オズボーン市長とは旧知の仲だが関係は最悪。
存在からしてその後の顛末を察したプレイヤー多数。
実は神経変性疾患を患っており、自由に動けなくなってきている。その焦りや神経インターフェースの影響で暴走を始め、ノーマンへの復讐のためスーパーヴィラン達を脱獄させ「シニスター・シックス」*3を組織する。いつからかは不明だが、ピーターがスパイダーマンであることも分かっていた様子。ボディはただのおっさんなのにその戦闘力は、ヴィラン2体を同時に相手取っても余裕を保てていたピーターがこのままでは勝てないと嘆くほど。

  • メイ・パーカー
CV:滝沢久美子
ピーターの叔母。本作での年齢設定は初老。
5年前からホームレス支援施設「F.E.A.S.T.」で勤務している。

  • マーティン・リー/ミスター・ネガティブ
CV:宮本充
ニューヨークで慈善活動をしている大富豪。松岡修造に似ている。

F.E.A.S.T.の設立者であり、メイおばさんのボス。
心優しい人物であるが、物語中盤でF.E.A.S.T.をよく留守にする等の行動を取り始める。
正体は中華系ギャング・デーモンのボス。ただし、表の顔も純粋に彼としての姿である。
ヴィランとしては超破壊的な負のエネルギーを操ると共に、触れた人間を闇堕ちさせて洗脳する能力を持つ。逆に、洗脳済みの相手からエネルギーを得て強化もできる。
ただし、ネガティブエネルギーを操れるということ以外はただのおっさんのため、放出しすぎると疲れるしスーツなどで強化したりもしてないので直接の殴り合いは無理。
本作ではミスター・ネガティブというのは表の顔のミスター・ポジティブからジェイムソンがつけたあだ名であり、ピーターらはもっぱらリーと呼ぶ。

  • ジェファーソン・デイビス(ジェフ)
マイルズの父。ベテラン警察官。
デーモン事件でスパイダーマンと共闘し、英雄となる。
市から表彰されることになるが…。

  • マイルズ・モラレス
CV:勝杏里
ジェフの息子。スパイダーマンのファン。
幼少の頃にテレビを分解したことがある等、メカニックとして素晴らしい才能を持つ。
一部の場面ではMJ同様マイルズを操作することになる。
終盤にて特殊な蜘蛛に噛まれ、エピローグにてピーター同様の能力を身に着けたことが判明。
DLC三部作の頃にはピーターに師事して訓練を続けているが、早く現場に出たくてウズウズしており、ピーターを困らせている。
続編『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』では原作コミックス同様に二代目スパイダーマンとして主人公に抜擢される。

オズボーン市長とその関係者

  • ノーマン・オズボーン
CV:堀内賢雄
ニューヨーク市長兼オズコープ社CEO。
人の手柄を横取りするような手法からオットーやピーターからは快く思われていない。
ただし、オットーとはかつては親友で、オズコープもO's、つまりオットーと共同で立ち上げたもの。
中盤からその身をデーモンに狙われるようになる。
本作における「だいたいこいつのせい」枠。
ただ、彼が手段を選んでいられないのもある目的のためであるようだ。
私室にかつてオットーと手を取り合っていた頃の写真を額に入れて隠している辺り、オットーに対して敵意があるわけではない様子。
言い方と態度に超絶問題があるとはいえ、オットーに向けて言っていることはまあまあ正論である。

  • ハリー・オズボーン
CV:石川界人
ノーマンの息子。ピーターやMJとは幼馴染で親友。
現在はヨーロッパに留学中。
採算が取れないことで父に打ち切られないため、母が残した独自プロジェクトであるリサーチステーションのチェックをピーターに依頼していた。
しかし、そのメッセージには何かしら焦りが含まれている。

  • シルバー・サブリノワ/シルバー・セーブル
CV:本田貴子
ノーマンと契約した自警武装組織「セーブル・インターナショナル」の女性ボス。
二丁拳銃の使い手で、不意打ちとは言えスパイダーマンを組み伏せる程の戦闘能力を持つ。
色々お粗末な点からプレイヤー間でポンコツ疑惑が出ている。最終的にはちょっとデレる。
DLC「白銀の系譜」でニューヨークに帰還し、すれ違いから一時険悪になるが、ハンマーヘッドを相手にスパイダーマンと共同戦線を張る。

ヴィラン

  • ウィルソン・フィスク/キングピン
CV:玄田哲章
ニューヨークの裏社会を支配するギャングのボス。
肥満体に見えるが実際は筋肉の塊で凄まじい戦闘能力を持ち、おまけに頭もキレる頭脳派。
フィスクの逮捕により裏社会のパワーバランスが崩れ、秩序が乱れ始めることになる。
チュートリアルのボスであるが、圧倒的な強さで初見をデフォルト設定で挑んだ大勢のプレイヤーを葬った。

  • ハーマン・シュルツ/ショッカー
CV:勝沼紀義
衝撃波を操るスーツを使う金庫破り。
仮釈放中に再び強盗事件を起こす。
実はデーモンに脅されている。
作中では完全に小物扱いだが、こいつも序盤にしては強いボス。

  • ロニー・リンカーン/トゥームストーン
CV:乃村健次
バイカーギャングのボス。とある薬物によって得た不死身の肉体の持ち主。どうも副作用で味覚が死んでいる様子。
本作ではその不死身を他者に疑似的に付与するという割とシャレにならない薬物を量産している。
スパイダーマンの策で不死身の力を無効化されるが「のスリルが味わえる」と前向きに捉える生粋の戦闘狂。
ぶっ飛ばされてもスパイダーマンと再戦しようなどと誘うなど、割とさっぱりした性格をしている。
彼とはサイドミッションで戦うことになる。

  • マックス・ディロン/エレクトロ
CV:神奈延年
ラフトの囚人。本ユニバースでスパイダーマンが初めて戦ったスーパーヴィラン。
毎分約1000ボルトの静電気エネルギーを生み出し、1000万ボルトを超える電力を蓄えることができる人間発電機。
この電気能力を利用され発電所代わりにされていたが、中盤にてとある人物によって脱獄し、ラフト中の能力持ちの囚人やヴィラン達を解放する。
純粋なエネルギー体になりたいらしく、脱獄協力者も流石に引いていた。

  • エイドリアン・トゥームス/バルチャー
CV:大塚芳忠
ラフトの囚人。機械工学士。
153km/hで飛行可能なフライトスーツを使用する。
実はフライトスーツのせいで脊髄癌を患っている。

  • アレクセイ・シツェビッチ/ライノ
CV:山野井仁
ラフトの囚人。パワードスーツ実験の被験者。
超人的な怪力とあらゆる攻撃への耐性を持つスーツを着用する。ただし脱げない。あと、すごい馬鹿
スーツを含めたパワーを愛しているものの、もはやスーツは不要として脱ぎたいとも思っている。

  • マック・ガーガン/スコーピオン
CV:中尾隆聖
ラフトの囚人。元はチンピラ。
蠍を模したスーツを着用し、超人的な腕力・スピード・耐久力、おまけに毒針を操る。
実はある犯罪組織から借金に追われているとのこと。

  • タスクマスター
CV:間宮康弘
とある組織の依頼でスパイダーマンのスカウトに現れた謎の戦士。
スカウトを拒否されると今度は様々なチャレンジに挑ませて実力を研究しようと目論む。
あらゆる技や動きを模倣する力を持つ。ただし、体力は自前なので、たまに疲れて動きが鈍る。
2回戦う機会があるが、2回目はスパイダーマンの動きをトレースして襲ってくる。

  • スクリューボール
CV:有賀由樹子
市民に被害をもたらす悪質な動画配信者。
スパイダーマンをエサにチャンネル登録者数増加を狙っている。
小物ではあるが、こと情報戦においてはピーターをも凌駕しており、トロイを仕組んでガジェットを制限したり誤情報をつかませたりしている。

  • ハンマーヘッド
CV:立木文彦
DLC三部作「摩天楼は眠らない」に登場。マフィアの集合組織「マギア」の頭目の一人。
頭部にカーボンスチール製のプレート*4を頭に埋めていて、名前の通り頭部をハンマーのごとく叩きつけて相手を攻撃できる。銃弾も効かない。
フィスク失脚後の覇権を握ろうと他のマギア加盟ファミリーと抗争を繰り広げている。
時代の経過でマフィアの権威が失墜したことに対し、圧倒的な力と不老不死の体を望んでいる。
その結果、オズコープとセーブルが共同開発していた「プロジェクト・オリンポス」に目をつける。
一度はユリに殺害されるも部下によって復活。
これで吹っ切れたのか最終的に首から下を完全にアンドロイド化するが、頭部だけはノータッチ。が、それでも異常なタフネスを誇る。

その他

  • J・ジョナ・ジェイムソン
CV:菅生隆之
元デイリー・ビューグル編集長。ピューリッツァー賞を2度受賞しているらしい。
現在はポッドキャスト「JJJのファクトニュース」を運営している。
あらゆる物事をスパイダーマンに関連付けて批判するそのスタイルはもはや愛に溢れている。
はっきり言ってマスゴミの類だが、サクラや捏造などはやらず*5、心情はともかく立場は中立に近い。
言ってることも大半は陰謀論者のそれだが、時折正論を言っていることも。*6
ピーターがビューグルに勤めていた時は給料をはずんでくれたらしい。
本作におけるドクター・オクトパス、ミスター・ネガティブの名付け親。なので、これらは自称でも正式名称でもなく、直接の関係者は名前で呼ぶ。

  • フェリシア・ハーディ/ブラックキャット
CV:高垣彩陽
女性怪盗
かつてスパイダーマンとの戦いの末に引退したはずが、活動再開をチラつかせて接触を図ってくる。
DLC「黒猫の獲物」ではヒロイン格で登場し、ハンマーヘッドと組んでマギアの持つUSBメモリを盗もうと暗躍する。
MJと破局状態だった頃のピーターと付き合っていたことがあり、ヤることはヤっていた模様。おかげでブラフに振り回されてしまった。

  • 料理人
CV:千葉繁
ダイナー「ミック」の料理人。
まさかの御大ことスタン・リーのゲーム出演。


余談

  • とあるスパイダーマンのファンがインソムニアック協力の元、ゲーム内に彼女へのプロポーズメッセージをイースターエッグとして仕込んでもらったが、発売前に破局してしまったという悲しいエピソードがある。




この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • スパイダーマン
  • Marvel's Spider-Man
  • PS4
  • ゲーム
  • オープンワールド
  • アクション
  • MARVEL
  • アベンジャーズ
  • アメコミ
  • Earth_1048
  • PS5
  • ヒーロー
  • アメコミ
  • ピーター・パーカー
  • ニューヨーク
  • 神ゲー
  • 小ネタ満載
  • オズコープ
  • ミスター・ネガティブ
  • スーツ
  • 復讐
  • 鬱展開→胸熱展開

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月24日 21:49

*1 PS4版では冴えないくたびれ気味の顔だったが、PS5版ではMCUでピーターを演じているトム・ホランド風の童顔になった。海外では炎上騒動にまで発展する事態に。

*2 宿敵・グリーンゴブリン、ドクター・オクトパス、ヴェノム、カーネイジ、ミスター・ネガティブは物語開始時点で出現していないので未交戦。

*3 メンバーはドクター・オクトパス、ミスター・ネガティブ、エレクトロ、バルチャー、ライノ、スコーピオン。

*4 原作ではチタニウム製。

*5 都合の悪い発言をする電話はさっさと切ろうとはするが一応持論で諭したり、スパイダーマンを誉める投稿文も読み上げはする。また、偽造報道をするなら最初からやっているはずであるが、街に多大な被害が出始めた後からスパイダーマンに疑問を持つ人間が出始めている所を見るとあくまで上がってきた情報を基に発言している模様。

*6 例えばスパイダーマンに本当に責任感があるならマスクを外せと言っているなど