レイド(魔法陣グルグル)

登録日:2018/10/20 (土) 14:29:01
更新日:2024/03/08 Fri 22:45:40
所要時間:約 3 分で読めます




幻惑(ヨスデン)と恐れ(ゲカイイ)の神(レコ)よ――

そして嘲笑(ウトキテ)と侮辱(パッヤモ)の神(レコ)よ――



CV:鳥海勝美(一期)/久保田恵(二期)/岡本信彦(三期)

魔法陣グルグル』の登場人物。名前の由来は『絶対零度』から。

魔王ギリの軍勢に所属する魔族の一人であり、「魔界のプリンス」を名乗る。
外見や年齢はニケククリと大差無い。(ニケと同じグルグル暦1298年生まれだが、正確な年齢は不明)

劇中ではカヤと双璧を成すライバルキャラクター。
特にニケとはククリを巡る恋のライバルであり、幾度となく交戦を繰り返す。もっとも、ククリはニケにベタ惚れなので恋愛面では全く勝ち目がないが。
それゆえに失態も繰り返すが、一度もギリからお仕置きをくらわず*1、ある程度の自由な活動が黙認されている模様。
また、魔界のプリンスの異名は自称だが、同じ魔族であるカヤやモンクから「ぼっちゃま」「レイド様」と呼ばれ敬語を使われているので、魔族の中でもかなり良い家柄の出身と思われる。
人望もあり、ほぼ常にタテジワネズミ、クロコ、ザイマンを引き連れている他、友達も何人か確認されている。

性格はキザで、クサい台詞を息を吐くように言い、唐突にポエムを詠むナルシスト。そのためギップルからは嫌がられている。
ニケには「ラッキースター」、ククリには「ピンクボム」というあだ名をつけた。
また、ククリが泣き出すと何もできなくなる、魔族のくせにお化けを怖がるなどヘタレな面も見せている。
剣や魔法を使う反面、魔法の科学こと魔学を好んでおり、劇中では自身もしくはギリ軍が制作した魔道具を使用してくるインテリでもある。
ちなみに腕力も強く、アニメ一期ではゲイルを一方的にボコボコにした。(画面外だったので詳細不明だが、効果音を聞く限り間違いなく殴っている)

以下、ネタバレ。















もっちゃらへっぴぃもけもけさぁ~

はらほろへっぴぃぺろぱろぺぇ~

カッコ悪い。
ライバルなのにとことん見せ場に恵まれず、基本的にギャグのノリと勢いで撃退される。それどころか自滅することも非常に多い。
同じライバルのカヤが『老練の強者』で、しっかりと『ミグミグ族及びそれが使うグルグルの圧倒的な力』で撃退されることが多いため、完全に彼のワリを食う形になってしまっている。

例をあげると、上記の台詞は彼曰く「由緒ある高等な魔法」の詠唱なのだが、どう見てもカッコ悪い。
言葉にすらなっていないため、降臨きゅぴーん!大陸カチ割るドリーム彗星!よりも変。
おまけに同時に変な踊りを踊る必要があるため更にカッコ悪く、
初交戦時はククリはおろかその場にいたアッチ村の住人たちから次々と「カッコ悪い」と告げられ心が折れてしまい、
「やる気が失せた」と強がりの捨て台詞を吐いてその場を去る、というなんとも言えない姿を見せている。

項目冒頭の台詞も魔法の詠唱であり、一見するとカッコ良く見えるが、実はルビだけ抜き出して逆さから読むと……

これいい加減ですよ

これもやっぱ適当

となり、やっぱりカッコ悪い。
たまにカッコいい魔法を使うことがあるが、その場合は大体効果が残念なことになっている。

例:バーニングフィンガーアタック(肩こり・腰痛に聞く魔法)

極めつけに無印の最終決戦であるザン大陸では登場に失敗してパンツ一丁になった挙げ句、
味方のモンスターに追いかけられて退場する(この間、わずか2ページ。ニケたちは見てただけで何もしてない)
という醜態を晒してしまった。
アニメ一期と三期では、ニケとしっかり決着をつけてククリのことを諦め勇者一行に道を明け渡すという、ライバルとして正統なカッコ良い展開になるが、
カヤがコーダイ城でニケに倒され死亡扱いになっていた一期はともかく、三期ではカヤの前座感が否めないという意見も…。

あまりにもかわいそうなので、続編の魔法陣グルグル2での汚名返上を願うファンも少なくはない。
が、まともに活躍どころか別の女の子とフラグを立ててしまう有様である。魔界のプリンスの明日はどっちだ。


□使用魔法
実のところ、効果自体は相手の行動を制限する強力なものが多い。

  • 地獄のタコヤキ
足場を穴だらけにする。これだけでも強力だが、大半の穴は底に犬のフンが落ちているため精神にもダメージを与えてくる。
  • バーニングフィンガーアタック
肩こり・腰痛に効く魔法。
  • 石像召喚(仮称)
項目冒頭の詠唱によって、地面から石像を呼び出す。混沌の神と破壊の神以外は全部レイドの像。
要するに彼のナルシズムの塊のような魔法だが、アニメ3期では石像を動かせるようになった。
  • あっちむいてほい
アニメ1期で使用。相手の魔法のコントロールを奪って、指を向けた方向に飛ばす。
  • 爆走くだり超特急
アニメ1期で使用。相手を強制的に下痢にするという嫌すぎる魔法。
  • 死ぬまでもけもけさ踊り
アニメ1期で使用。その名の通り、自分が踊ってる変な踊りを相手に強制させる。「死ぬまで」とついているが、時間経過で治る。
実はレイドはアニオリとは言えこれで一度ニケに勝っている。
  • ダークサンシャインアタック
アニメ1期で使用。黒く光るエネルギーを放つが、実は回復魔法。
  • 闇の剣
アニメ1期と3期で使用。いずれもニケとの決戦で用いた。
相変わらず変な踊りを踊らなければ出せないが、剣のデザイン自体はまっとうにカッコいい。


□関連人物
  • ニケ
ライバル視している勇者の少年。
だが大抵は適当にあしらわれることが多い。

  • ククリ
密かに思いを寄せているミグミグ族の少女。
しかしククリはニケ一筋なので全く相手にされていない。哀れ。
とはいえ恋愛対象として見られていないだけで嫌われているというわけではない。
グルグル2ではレイドが自ら魔王になる宣言をしたことをギップル経由で聞かされたが、ククリは「そんなどうでもいいこと聞きたくない」と一蹴*2。やっぱり哀れ。

グルグル2でククリ達と行動を共にしていた少女。そして嫁。
成り行きで服を買ってあげた結果、彼女から好意を寄せられることに。
その後、いろいろあって勇者パーティーから離れた彼女と偶然再会し、ついてくることに。





この項目、俺がパニック超大作にしてやるぜ。悪のヒーロー、レイド様の追記・修正だ!!

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最終更新:2024年03月08日 22:45

*1 ただし、アニメ3期では最終警告として制裁を受けている描写がある。

*2 この時のククリ達はモンスターと交戦中でそれどころではなかったのもあるが…それでもあまり関心がないのも事実かと思われる。