早坂愛

登録日:2018/10/14 Sun 18:50:00
更新日:2023/09/19 Tue 22:47:48
所要時間:約 5 分で読めます





本当にどうしようもない人たち……

どっちかが素直になればそれで二人共幸せになれるのに

でも羨ましい

一度位、私もあれ位誰かを好きに……



CV:花守ゆみり 演:堀田真由


プロフィール

性別:女性
学年・クラス:秀知院学園高等部2年A組
身体的特徴:アイルランド人のクオーター
誕生日:4月2日(公称)*1
血液型:AB型
本業:四宮家かぐや付き近侍

『竹取物語』由来の名前ではないが、イメージは「月よりの使者」。


人物

四宮家に代々仕える早坂家の娘。かぐや直属の近侍(ヴァレット)
アイルランド人のクオーターで、金髪碧眼が特徴の美少女。
早坂家も元は名家だったが、四宮家との競争に敗れた後に取り込まれた過去がある。
両親は共に四宮グループの幹部を務めている。

英才教育を施された従僕のサラブレッド。
主人であるかぐやとは同じ年に生まれたこともあり、かぐやが2歳になるまで共に育てられた。
その後かぐやが四宮家本部に移され、7歳の時に再会し主従関係となる。
かぐや同様隔離された世界で育てられたが、かぐやより遥かに世俗に詳しく、SNS等も難なく使いこなす。
趣味は自作パソコン製作。

状況に応じて性格を切り替えることで対応しており、本来の素の早坂を知るものは少ない。
本業を他人に知られることはご法度なので、学校ではギャルモード、四宮家ではメイドモードに切り替えている。
また、「人は演じないと愛してもらえない」「ありのままの自分が愛される事なんて絶対にない」という考えを持つ。

作中序盤ではクールな振る舞いが多かったものの、最近では、かぐやをいじる側になりつつある。

かぐやの中々進展しない恋愛には若干呆れている節もあるが、アドバイスをしたり、応援するなど、ヴァレットとしての(?)役割を一応きちんとこなしている。
ただし本人の恋愛経験は無く、物語中盤まではかぐやに対して割と的確な恋愛のアドバイスをできていたものの、物語後半からは恋愛方面で色々経験を積んだかぐやとの力関係が完全に逆転……というか早坂当人が恋愛ポンコツ枠と化した


作中のキャラクターの中でもトップレベルの容姿の持ち主であり、風祭たち男子勢から「(合コン参加の女子で)一番レベルが高い」、同性である藤原や圭からも「(超)美人」と言われる程。
本人も自覚があり「美貌は実弾(ちから)」という考えを持ち、ギャルモード時のお洒落はその自分磨きの一環。
ちなみに胸はあまり大きくない。ただし、かぐや以上はある。
また地味に目が悪く、普段はコンタクトを使用している。後の描写から裸眼視力は0.1程度と推測される。

成績はあまりよろしくなく、高等部2年になってからは学年114位をキープしている。
白銀との勉強会では「教えることなんて無い」と言われて「本番に弱い」と返しているため、本当に本番に弱い、または目立たないようわざと低い成績を取っている可能性がある。
公式ファンブックに記載された内申書は全科目オールBだった。
だが、1位の白銀と2位のかぐや以外の他の面々が試験毎に順位が変動しているのに対し、彼女のみ常に114位から不動な辺りを考えると、目立たないように平均以下の順位に定置していると考えた方がいいかもしれない。
中間順位のキープは、必死で勉強すればなんとかなる上位キープよりも遥かに難易度が高い事を思うと彼女の潜在力がいかに高いかを窺わせられる。
また、歌やダンスが得意。

登場シーンは生徒会メンバー5人の次に多く(すなわち、生徒会メンバーを除けば1番多い)、アニメでは次回予告を担当したり、限られたキャラしか出ていないEDに出ているなど、扱いがかなり優遇されている。

余談だが、本業である近侍職には四宮グループからしっかり給与が支払われている。
なんと月給50万・ボーナス年400万で、勤続10年で貯蓄額4000万オーバー。
しかし、とんでもない激務なので進路調査では転職希望と答えている。

激務に加えてかぐやから白銀絡みでしょうもない指令を受けたりナチュラルに惚気話を聞かされることも多いので相当なストレスを溜めており、日夜何らかの破壊動画を鑑賞したり時折バッティングセンターに通ってストレスを発散している。


擬態一覧

状況に応じてこれらの顔を使い分けている。
すべての顔を知るのは今のところかぐやと白銀のみ。

  • 対四宮家早坂愛
対四宮・四条家用の擬態。
何でもソツなくこなすクールなメイド。メイド姿のシーンが1番多いため、視聴者及び読者からは、メイド服が普段着という扱いになっている。
主人のわがままに時々反発し、やや生意気な態度を取りつつ深い愛情を注ぎ、主従を超えた姉妹のような関係を築いている…という設定。
かぐやとの主従関係が10年になることや、かぐやのために自分の宝物*2に躊躇なくハサミを入れたこと等から、嘘はついていないが猫を被った状態と思われる。
ちなみに、文化祭でコスプレカフェをやった時は、メイドのコスプレをしている。 (違和感が無かったのは言うまでもない)

  • ハーサカちゃん/スミシー・A・ハーサカ
対白銀用擬態。
横浜市中区山手に住んでいるそこそこ良い所のお嬢様。
フィリス女学院の生徒で、OGの紹介で四宮別邸でメイドのバイトをしている。アニメでは当初はカタコトの日本語を喋っており後に再登場した際には「必死に日本語を覚えた」ということにしている。
暇を持て余して男漁りに精を出していた清純派ビッチだったが、最近本気になれる男に出会った…という設定。
メイドとしてのキャラは冷静沈着な使用人そのものだったので、ハーサカちゃんはオフの時の素の状態ということになっていたが、何度か会ううちに白銀には擬態…もとい作られた顔であることを見抜かれており、以降名義を除きこの擬態は使わなくなった。
ちなみに藤原には一発で見抜かれている。

  • 校内擬態早坂愛
その名の通り学校で通している擬態。
お洒落が大好きで校則を破りがちな元気印のギャル。
服やアクセを買い漁るためにバイトを精を出しており、中々友達と遊ぶことができず、実は男性との付き合いもしたことがないのが悩み…という設定。
四宮グループの幹部の娘であることは隠していないようで、主にヒルズ族の子女と一緒にいる。
服装関連で風紀委員から特に厳しくマークされているものの毎回煙に巻いている。
語尾にやたら「~し!」がつく。

  • ハーサカ君
対藤原用擬態。男装。
アイルランド移民の末裔で、中東に流れ着いた所を紛争で両親を亡くすも、孤児院で能力を伸ばしてハーバードを飛び級で卒業、祖父の故郷である日本を訪れた際に財閥幹部にスカウトされ道楽で執事をやっている…という設定。
藤原に絶対に感づかれないようにするため、設定を盛りに盛りまくった結果とんでもないことになっている。
後にかぐやから「変な嘘は止めて」と言われたので、藤原に「僕は男の人にしか恋愛感情を抱かない」と言って更に設定がこじれた。
更に更に、白銀が藤原に対して「ハーサカに(ラップで)想いを伝える」「一応女として見ている」等と発言したため藤原の中で白銀×ハーサカのBLカップリングが出来上がった。
この姿の時は眼鏡をかけているが、彼女の裸眼視力を考えると恐らく度入り。変装用の眼鏡に度が入っているのは珍しいかも。

  • 早坂愛(素面)
擬態を見抜かれた白銀および付き合いの長いかぐや相手、及び一人でいる間の心の声等で出てくる素に近い人格。
性格自体は「対四宮家早坂」に近いがあちらよりも感情的。主人などへの不満を遠慮なしにズバズバ言うこともしばしば。一方で臆病で泣き虫という一面も持つ。
また相当なレベルのマザコン。
学校行事に母親が来ないと知るや涙目になったり、いざ対面すると態度が非常に可愛くなる。おまけに呼び方も「ママ」呼び。


交友関係

主人であり幼馴染でありクラスメイト。
かぐやに対しては主従関係以前に「手の掛かる妹」という認識を持っており、かぐやからも同じく姉妹同然と思われている。
基本的にかぐやからのあらゆる要求に応えようとするが、無茶振りが酷すぎるケースやアホ同然の思考から命令されるケースが増えてきた結果、表裏問わずバカにしたり意趣返しすることも多い。
全く進展しないかぐやと白銀の関係を強引にでも進めようとしている。
また、早坂の父がかぐやの名づけ親、母・奈央が乳母の関係にある。

主人の想い人。男友達。
学内では隣のクラスということもあり関わりが殆どないが、四宮別邸での応対で「スミシー・A・ハーサカ」と名乗ったためこちらでは交流がある。
かぐやから無茶振りで「白銀を落としてこい」と言われ、あらゆる技術を駆使して普通の男ならイチコロなアプローチを掛けるも失敗。
その後、新たな無茶振りで合コンに参加させられた際に白銀と打ち解け、秘密を明かした上で友人になった。
ただしその後のカラオケで多大なトラウマを背負わされたので白銀とのカラオケが絶対NGになってしまった。

友人兼警戒対象。
学内では普通の友人付き合いをしているが、あまりに何をしでかすか分からないド天然さから「対象F」として最大限に警戒している。
かぐやと最も付き合いが長いことから本職がバレると最も不味いため、絶対にバレないようにした結果、凝りに凝った設定のハーサカ君が出来上がった。

かぐやの周囲を嗅ぎ回っているので要警戒対象としている。
特にかれんは実家が大手出版会社なので警戒度が高め。
一方、エリカはかぐやと直接喋ることもできないので雑魚という認識。
「かぐや様」と口に出したのを聞かれたことが切っ掛けで、2人とはかぐやのファンクラブのメンバーとして付き合っている。
懸念が取り越し苦労以外の何物でないことを早坂はまだ知らない。


追記・修正お願いします。














































以下最大のネタバレ注意









実は四宮本家から派遣されたスパイ。
長男である四宮黄光の命令でかぐやの言動を四宮本家に報告していた。
しかし彼女自身は忠実に任務を遂行しつつも本心では罪悪感を抱えており、激務やかぐやのしょうもない言動と合わせてストレスの原因になっていた。

その後、修学旅行に合わせてかぐやの従者を辞めることを決意したが、かぐやからは引き止められてしまい話は平行線に。
そんな中で風呂上がりのエレベーターで白銀に遭遇。
前々から「早坂愛」に対してどことなく既視感を感じていた白銀は、目の前の状況証拠からスミシー・A・ハーサカと早坂愛が同一人物であることを見抜く。

そして粗方の事情は把握している白銀は早坂と共に逃亡を開始。かぐやの近侍(ヴァレット)である早坂愛が任を解かれたとなると四宮家のお家騒動につけて彼女の誘拐を画策すると考えていたためである。
しかし必死の努力も虚しく四宮家三男・雲鷹とその部下たちに捕まってしまう。


一方のかぐやは早坂から「私達の関係が始まった、あの場所で待っていてください」という言伝を受け取っており京都中を彷徨いながらも遂に早坂の元に辿り着いた。
しかし雲鷹は既に早坂がスパイであったことを暴露しており、かぐやは裏切者を許さない…と思われたが。



私……許せないって思った人を、許した経験が一度だって無いの!

許したいって思ったの、今日が初めてで、やり方が分からないのよ!

私はどうすればいいの!?貴女はどうしたいのよ!?



この反応に何より驚いたのが雲鷹だった。
今までの彼女なら早坂愛を許すはずがなく、故に早坂の拉致を黙認することを想定していたのだが、生徒会での経験を経てアホになった丸くなった彼女を見て雲鷹は早坂愛に手を出すことを諦め、その場を引いた。


雲鷹一派が撤退し、早坂とかぐやは二人で語り合う。
この場所は早坂愛という人間に「かぐやの近侍(ヴァレット)」であることを命じた場所でもあった。
そうして、かぐやは早坂に主従関係の解消を告げ、早坂の苦悩を理解できなかったことを詫びる。

こうして、早坂愛は長年の苦しみから開放された。
雲鷹一派とのいざこざで髪が乱れた状態で修学旅行に参加できないと、早坂は先に帰京。


その後。かぐや達も修学旅行から戻り、普段通り玄関で送迎を待つかぐやの元に現れたのは…



い……一緒に学校いこーよ、かぐや


髪を短くし大幅に印象の変わった早坂愛の姿だった。
彼女は主従関係ではなく今度は親友として、かぐやの側にいることを選んだのである。

これ以降の彼女は擬態を使わず、素に近い性格で過ごすようになる。
ただし自分探し中であるため口調が安定せず、タメ口と敬語が混ざった話し方をしている。本人曰く敬語が話しやすいとのこと。

言うまでも無いが「校内擬態早坂愛」とは人物像が全然違うのだが、幸い?にも白銀と逃避行した末に修学旅行の途中から不在…という事実は傍目から見れば「会長にアタックするも結局フラれた」というように解釈できるためか、失恋のショックによるイメチェンみたいな形に捉えられている様子。



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最終更新:2023年09月19日 22:47

*1 公式ファンブックの記載より。

*2 幼少時に多忙な母とやり取りするために使っていた連絡帳。