バンドマン(属性)

登録日:2018/10/08 Mon 11:37:00
更新日:2023/06/18 Sun 06:10:12
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バンドマンとは、その名の通りバンドに所属する人物の事である。
一口にバンドと言ってもロックバンド、ジャズバンド、ブラスバンド等様々あるがここではロックバンドを基準とする。

音楽を題材とした作品はもちろん、学園ものやアイドルものなど、様々な作品にこの属性を持った人物が登場し、そして彼(彼女)らは担当するパート毎ある程度性格の傾向が存在する。
当項目では現実の性格の傾向と共に、創作物に登場する人物の性格の傾向を説明する。


全般

バンドマン】という属性を持つキャラクターは多くいるが、作品が音楽モノか否か、登場人物が学生か社会人かで随分変わる。

音楽系の作品であれば、後述するパート毎に特定のキャラクター性を持たされる事が多いが、これが非音楽系の作品となると纏めて「バンドマン」という属性を背負う事になる。

ざっくりいえば学園モノ・社会人モノ問わず「リア充」という属性である。そもそも「バンド活動」=「集団活動」・「バンド演奏」=「連携プレイ」なので、ぼっち根性丸出しの人物はどれだけ《楽器》が上手かろうが《バンド》は出来ないのである
孤高のヴァイオリニスト・ピアニストはまだ成り立つが、仲間のいない《孤高のベーシスト》は基本的には成り立たないのだ。
ただし、現実では、DTMや同期技術の発展によりソロで活動するベーシスト、特定のバンドに拘らずにサポートやスタジオミュージシャンとして渡りあるくベーシストも多い*1

「バンドをやりたがる人」→「目立ちたがり屋」「自己顕示欲の強い人物」という連想から大概の面子はよく言えば「陽キャ」悪い場合は「ヤンキー」という先入観が成り立っており、
現実でも文化祭などでクラスの陽キャ達が仲間達とバンド演奏する光景や、創作において少々柄の悪いキャラクターも多いも見かけた人は多いだろう。
一方で、使用する機材の豊富さ・選択肢の多さからオタク気質な人物との相性も良く、アニメや漫画からインスピレーションを受けているバンドも多い。

だが、これが現実の社会人となるとその様相はやや異なる。学校のような閉鎖空間と違い、年齢や所属等を飛び越えた「好き」を共有する仲間同士と繋がりやすく、ライブも仲間内中心で行う事もできるため、よく言えばやり易い環境で伸び伸びと、悪く言えば有る程度の関係が構築されれば多少閉鎖的な関係性の中でもバンド活動が出来る。
物語の推進力が生まれないため、創作ではあまりそういった部分がクローズアップされる事は無いが。

これがプロ(或いはプロ志望)のバンドマンとなるとまた話は変わってくる。彼らにとってバンドとは夢であり仕事である。
前者であれば苦難を乗り越え夢へと突き進む若人として、後者であれば芸事を生業とする一プロとしてのストーリーが組めるため、バンド漫画といえば「学生」か「プロ」のほぼ二択である。

しかしその手の創作では、現実に則したキャラ付けにするとあまりにもアクが強すぎるので、その辺の部分は幾分マイルドにされているケースが殆ど。
担当している理由も「単純に目立ちたいし売れたいし儲けたい。その為なら、なりふり構わない」という損得勘定を多分に含んだ思想と駆け引きより、
「単純にそれを担当するのが好き」「それを使って伝えたい想いがある」といった純粋な動機の他、
「あなた以外他にできる人がいないから」「声・腕がいいから」と他人から任されるケースが多い。

一方で群像劇や人間ドラマを描く作品となると、アマチュアのぬるま湯と駄サイクルに長期間浸かって志が腐ったり、
長年メジャーデビュー出来ず理想と現実のギャップに苦しむなどの、
アマチュア(ないしセミプロ)バンドマンの抱える闇がクローズアップされるようになる。


各パートごとの傾向

なおバンドによっては下に挙げたパートの他に
  • パーカッション
  • ホーンセクション(サックス等)
  • 専任MC
  • パフォーマー
  • ダンサー
  • コーラス
  • DJ
  • マニピュレーター(プログラミング音源操作者)
  • 裏方スタッフ(PA、ローディー、マネージャーなど)
等がいるが、本項目ではキャラ数の多いパートを解説する。


ボーカル

バンドの顔であり花形、中心人物。本邦においては特に「バンド=ボーカル+その他」という印象が強いため、最重要ともいえるパート。
パターンとしては楽器を持たない*2専業ボーカルと、ギター等各種楽器演奏も兼ねる兼業ボーカルに分かれる*3
兼業型の場合「弾き語り」がしやすいギター・ベースが多めだが、サックスやドラムスが歌うケースもあったり。
基本は一人体制で他のメンバーがコーラスを行うパターンが多いが、ツインボーカルも多く、中にはトリプルボーカル編成のバンドも。

ライブの際は必ずと言っていいほどステージの中央に立つため、ボーカリストとしての技術はもちろん、見栄えの良さを最も求められる。
イケメンである必要はないが、他に負けない存在感やカリスマ性を持つ人物が多く、ライブ幕間のMCを仕切る人も多い。

つまり一番モテる。

それ故、とにかく目立ちたがりでエゴの強い人物が多く、「音楽性の違い等からボーカル以外全員交代」なんて事も稀に発生する。なお、それでもバンド名はボーカルが所属する方が継ぐ事が多い*4*5
中には最初演奏・制作オンリーだったがメインボーカル脱退後ボーカル活動を始め、経験を積み重ね紅白出演を果たした楽曲制作兼ギタリストなんてレアケースも存在するが。
またボーカル担当とバンドリーダーが異なる場合、「バンド名」や「ボーカル」の認知度こそ高いが、「リーダーは誰?」と言われても分からなくなるケースもままあったり…。
ロックアーティストの名言集や珍エピソードの類も、その多くがボーカリストによるものだったり。

ツインボーカル編成の場合ボーカルによって歌う曲のタイプを分ける等で個性をつけている。

他のメンバーを楽器を鳴らすに対し、「喉」という身体そのものを楽器として扱うため、非常にデリケートなパート。
四六時中マスクをしたり、食べ物・飲み物に至るまで気を使ったりするので、タバコを吸うのはもっての他である。
ただし、気にしない人も少なくなく、有名になってから禁煙や禁酒に取り組む人も。
レミー・キルミスター「タバコはボイストレーニングだぞ」

また、全パートで唯一「言葉」を武器にするパートであるため、作詞を担当する事が多い。さらに作曲もできる場合だと、
歌・詞・曲と3種の印税が舞い込んでくるため、バンド内金銭格差+バンド内人気格差で不和を呼びやすい。
というか表向きには「音楽性の違い」と言っている解散劇も、実際には金銭問題というケースが殆どだという。
そもそも音楽性が違うんだったらバンドは組まないしね。(もちろん組んだ後で方向性を変えようとして人が付いてこなかった場合もあるだろうけど)

創作においては余程の事情がない限り主人公もしくはバンドの中心人物がボーカルを務めるのが常識であり、
「自分に自身が無い主人公がひょんな事からボーカルを任され、四苦八苦しながらライブを成功させる」
というのはバンドものでは定番のカタルシスポイントと言える。
加えて、この手の属性持ちの人物のキャラクターソングにおいては担当声優が実際に歌唱する場合もあれば、歌唱担当のプロアーティスト立てる場合もある。
とことんまでお膳立てされているポジションだが、『音楽モノでメインキャラを売る』という側面において歌声で勝負できるのはそれ程までに強いのである。


ギター

ロックの歴史=エレキギターの歴史といっても過言ではないほど、バンド活動ではボーカルと同じくらい重要で目立つパート。ヘヴィメタルの項目にあるように、ギター2人体制のバンドも多い。
ボーカルと共にメロディを担当するパートなので、やはりコチラも目立ちたがりの人物が多い。

要するにモテる。

特に海外では「マイケル・シェンカー・グループ」のようにギタリストの名がバンド名になる事も多いほど。
ローリング・ストーンズやエアロスミスのように、ボーカルとギターのコンビが音楽性・ビジュアル共にバンドの中心になりやすいので、
「ボーカルとギタリストの名前は言えるけど、他のメンバーは…」という人は意外といる。

また、単にギターと言っても木材・金属部品・ピックアップなど数多くのパーツから成り立っており、更に形状・塗料なども含めれば、それだけでも数え切れない程の種類が存在する。それに加え使用するエフェクター、アンプ、それらを繋ぐシールド(ケーブルの事)も含めれば無限とも言える組み合わせが存在し、調整・手入れも欠かせないため、ギタリストにはオタク気質の人物も多い。
(拘りが極まってしまうと、エリック・ジョンソンのようにエフェクターを置くベニヤ板の裏表まで気にし始めるなんていうケースも。ここまで来ると最早オーディオ沼に嵌った人とどっこいどっこいである)

創作作品ではボーカルと同じか、それ以上に主人公に据えられる事が多く、そのキャラクター性も様々。
熱血、クール、天然と様々な性格のキャラクターが存在するが、前述のオタクっぽさを併せ持つキャラクターは少ない。
また絵で描くにはバランスが難しく、さらにアニメでは指先の動き含め作画コストがかかり過ぎるため、簡略化されたり角度的に隠されたりする。アニメ版涼宮ハルヒの憂鬱けいおん!等を製作した京都アニメーションのスタッフですら「二度とやりたくない」と悲鳴を上げていたのは有名な話。
……後に吹奏楽を題材とした響け! ユーフォニアムで、またしても大量の楽器を描きまくることになるのだが。


ベース

メロディとリズムを繋ぐ、バンドの中枢神経。
ロックバンドにおいてはドラムと併せて楽曲の根幹となるリズムやビートを刻む重要パート(リズム隊)となる。
音が低いためアンサンブルの中に埋もれがちで、ベースの音・役割を良く知らないライト層からは「地味」という印象を持たれがちな不遇パート。あんまりモテない
ふた昔ほど前までは「ギターは俺やるから、お前ベースな」と押し付けられる事も多かったそうだが、80年前後のフュージョンブームやレッド・ホット・チリ・ペッパーズ
のフリーらの活躍もあり、「通が好むパート」から「隠れた人気パート」へと変貌を遂げた。
ベースの良さを語りだすのは音楽系厨二病あるある。
音楽的にもギターには出せない低い音域を補強する役割があるため、ベース無しの音源やメタリカの「メタル・ジャスティス」のような極端にベースの音量が小さいアルバムだと、物足りなさを感じる人も多い。

前述の通り、リズムとメロディを繋ぐ役割があるため、どんなに熱いライブで激しいパフォーマンスをしていても、
常に一歩引いた客観的視点を持てる人物でなければ務まらないため、ベースがリーダーというバンドも多い。
また、そんな立場だからこそ統括的ポジションであるプロデューサー・アレンジャーには佐久間正英、トレヴァー・ホーン等ベーシスト出身者が多く、
寺尾聰・岸部一徳と俳優に転向して成功した人物もいたり。
HIDE「音楽プロデューサーと結託しやすく、曲に必要ない素材は冷酷なまでに迷わず捨てる。一番割を食うのがボーカル」

ベースの低音は人の性欲に作用する」という説があり、そのせいかベースの低音を「エロい」というファンも多く、ベーシストにはドスケベとか変態が多い。気がする。
実際、バンドマンの中でも何かとトラブルを起こしやすいパートのようで、音楽界隈では彼氏にしてはいけない3つのB*6にバンドマンとは別カテゴリでベーシストがノミネートしている始末。

そんな性質からか、創作においてのベーシストのキャラ付けは「控えめ」であったり「クール」であったり「変わり者」であったりと、一歩引いた人物として描かれがちである。また、ベースは通常のギターよりふた回りほど大きいため、ベーシストキャラは他のメンバーよりやや大柄・長身に描かれやすい*7


ドラム

ステージの最奥でバンドの屋台骨を支える縁の下の力持ち。
リズムキープと共にバンドサウンドに躍動感を与える重要なポジション。その性質上、演奏しながらステージを動き回るようなアクションは出来ないが、その音圧からライブでは一番と言えるほど目立つ。

ジャンルや本人のこだわりによってドラムセットの構成が大きく変わり、ロックンロールやパンク系では比較的シンプルで点数の少ないセットで叩くが、メタル・プログレ系となるとセットが大型化しやすい。例えばストレイ・キャッツのスリム・ジム・ファントムはバスドラム+スネア+シンバルの3点しか用いないのに対し、二ール・パート、テリー・ボジオらの360度全方位無数のドラムを敷き詰めた通称・要塞ドラムあるいは超時空要塞ドラムスは有名。

ライブ中、両手両足をフルに動かし続けるため、特にロック系のドラマーにはアスリート並みの体力を求められる。つまり筋肉は全てを解決してくれるそうだね、プロテインだね
中にはボーカルやコーラスまで兼任する人もいる。
激しいプレイを持続させる為にもある程度筋力がいるため、バンドの中で一際ゴツい人がいたら大体ドラマー。
LUNA SEAの真矢は「バンドのビジュアル的には痩せていた方がいいが、デカイ音を鳴らすには体重を増やすしか無い」という理由から増量に踏み切ったエピソードがある。
なので当然と言うべきか、ロックドラマーには体育会系の人が多く、オラついた雰囲気の人も少なくない。
そして「体育会系」「筋肉質」という事で、
実は思っている以上にモテるパート
そのせいか、拘る余地は無限大のわりにオタクっぽい人物は多くない。むしろそういった人物はジャズ系に多い。

一方で、上述した力強いイメージと裏腹に、全身を別々にコントロールする必要のある繊細なパートでもある。
その為、頭の回転の速さも結構重要であり、知的で博識な人物も多い。

創作物でも上述した「体育会」のイメージから、「明るいムードメイカー」「元気」「暑苦しい」といった属性を持たされがち。
一方で漫画・アニメにおけるパワーキャラのように、あえて小柄なキャラをドラマーにする事でギャップ萌えを狙っている作品もまた多く、リアルでもザ・ドリフターズの加藤茶や「スラップスティック」でドラムスだった古谷徹等実例が存在する。
漫画「ハレルヤオーバードライブ!」の主人公・朝桜小雨は、バンドで一番大柄な男性・鷹木由多呵を見てドラマーだと早とちりしてしまい、怒られるシーンがある。(鷹木はボーカルで、本当のドラマーはメンバーで一番小柄な女の子・空次ハル)
ベース以上にアニメでは絵面が地味なせいか動きが割と適当だったりする事もままあるので、ドラムの動きがきちんとしているアニメは概ね出来が良い。


キーボード(鍵盤)

幅広い音域を活かして様々なジャンルに華を添えるメロディ楽器。
上記のリズム隊と違い必須では無いが加わるだけで一気に演奏の幅が広がる拡張枠で、要は特撮でいう追加戦士。
便宜上キーボードとしたが、演奏方法が似ていて兼任する事も多いピアノ・オルガン・シンセサイザー・エレクトーン等も含む。

基本的には強力なメロディ楽器なのでキーボード・ベース・ドラムのスリーピースバンドも少なくない。またエマーソン・レイク&パーマーのように、キーボードがメロディを奏でながら低音部を支え、ベーシストがギターに持ち替えて演奏するという芸当が出来るのも、担当音域の広いキーボードならではの芸当。
ピアノやストリングス、ブラス風の音を出してクラシカルな雰囲気を出す為に利用するバンドや、
逆に電子音を前面に押し出してヒップホップやEDMなどの要素を取り入れバンドもある。

演奏方法の基本がピアノと共通のため、幼少期にピアノを習っていたという人も多い。
その関係で楽譜や音楽理論になじみがあるので、作編曲の面でもバンドメンバーに重宝がられる。
また、電子楽器を使う関係上、マニピュレーター・DJ・作編曲(DTM)を兼任する機械に強い人も多い。
こういった知識を活かして、作曲家・プロデューサーとしても名を馳せるミュージシャンもいる。
小室哲哉「他の楽器の音が担当するメロディを目立たせるために、無駄な音は消去法で全部消す。たとえそれが自分の担当したパートであっても」

またX JAPANYOSHIKI(ドラムス兼ピアノ)等他パートと兼業・使い分けする例もあり、米米CLUBではメンバーの内二人が兼業キーボードだった。

「習い事」でギターをやっていたという人間は少ないが「ピアノを習っていた女子」は普通の家庭でも多く、またその技術をそのまま流用できるため、
サザンオールスターズやAqua Timezなど現実創作問わず『紅一点がキーボード』 という例は度々見られる。

創作においては、けいおん!などがそうであるようにギター1~2名&ベース1名&ドラム1名(&専業ボーカル1名)に拡張枠1名を加えるのが各担当パートのテンプレートであり、上述の通り大半はキーボードが選ばれる。
基盤となるピアノやレッスンの高額さや必要スペースの大きさなどから他のメンバーに比べ裕福な人物が多く、キャラクターとしても「お嬢様(おぼっちゃん)」「控えめ」といったキャラクター性が与えられがち。
あるいは「ピアニスト」寄りの人物の場合、「天才」「芸術家肌」といた属性を割り振られるキャラクターも多い。
もっとも、現実のキーボーディストにもライブ中にカレーを食べたり、演奏そっちのけでクネクネダンスしたり、ホテルのトイレを爆破したりとエキセントリックな人物が多いのであながち間違っていないのだが。


追記・修正はバンドを結成したリア充さんにお願いします。

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最終更新:2023年06月18日 06:10

*1 ただし、こういった人物も過去にはバンド活動を経ている事が多いが。

*2 マイクの他にタンバリン等を持つ場合もある。

*3 TOKIOの長瀬智也の様に、歌オンリーから経験を積んでギタースキルを取得したものも存在する。

*4 『レベッカ』の初代リーダー木暮武彦が脱退した後、ボーカルNOKKOの元土橋安騎夫が新リーダーとなりレベッカを継続させた事等。

*5 例外として、V系バンド「彩冷える(読みは”あやびえ”)」の、契約トラブルからボーカル以外全員脱退→脱退したメンバーで新バンド「AYABIE」結成という悲惨なケースも……

*6 一般的にはバーテンダー、バンドマン、美容師の3つが挙げられている

*7 現実でも、ザ・ドリフターズの故いかりや長介、元ザ・タイガースの岸部一徳等長身ベーシストは複数存在している。