登録日:2018/10/07 Sun 21:32:30
更新日:2022/02/24 Thu 14:46:51
所要時間:約 7 分で読めるでござる
拙者は星川竜。
こいつでね、南アルプスの山のてっぺんから天体観測をしてたんだ。
そして今に、UFOと遭遇してお友達になるんだ! いいだろう~?
演:春田純一
概要
第1話「有尾人帝国の挑戦」にて、有尾人一族ジャシンカ帝国の尖兵に襲われる弾北斗ら四名の危機に颯爽と参上。
カンフーにも似た忍者拳をはじめ、伊賀忍法を駆使してこれを迎え撃つが、正体を現したシッポ兵とカニシンカの猛攻に窮地に陥る。
辛うじて夢野発明センターに辿り着いた星川は弾北斗と再会。
他の三名と共に発明センターの地下にあるダイナステーションに招かれ、科学戦隊ダイナマンに任命される。
そして、共に人類絶滅を目論むジャシンカの地上征服に立ち向かうことになる。
普段の星川は項目冒頭の台詞のように、宇宙人と友達になることを夢見ている22歳の天文学者。
…と同時に
伊賀忍者の子孫でもあり、普段着でもある黒および白の忍装束と鎖帷子姿に見合った
「拙者」や
「~でござる」といった時代掛かった喋り方と茶目っ気たっぷりな性格が特徴。
実は「ござる」口調で喋るキャラクターはシリーズ全体でもかなり珍しく、星川を除けば
ガンマジンとキョウリュウゴールド/空蝉丸くらいしかいない。
第10話「宇宙からの侵入者」では、進化獣タコシンカを宇宙人と勘違いして大喜びしながら正体を知ると怒るどころか落胆したり、第10話ラストで望遠鏡接眼レンズにいたずらを仕込んで子どもたちに落書きし返されるなど、コミカルな面が多い。
九州ロケシリーズ第2弾である第17話「恐怖!九州大地震」では幼い頃別れた幼馴染のマコちゃんと再会。
回想シーンやラストのナレーションでは、かつて彼女が好きだということを隠していじめていたわんぱく少年だったことが暴露されている。ひどいな星川!
忍者だけあって身体能力も超人的。木から木へと飛ぶだけでなく、遠くの音を聞き分け、変身前でも手裏剣や鎖鎌、分身・代わり身・隠れ身・火消しの術などの忍術を駆使してジャシンカと戦う、まさに現代の忍者と呼ぶべき男である。
なお、ダイナブルー/島 洋介もスピーディなアクションを得意とするのか、彼とコンビを組むことが多い。
唯一の弱点は泳げないこと。そのカナヅチっぷりは第9話「決死の爆弾レース」のようにちょっとした浅瀬でも溺れてしまうほど。
島「竜さん、ここは浅いですよ?」
第15話「忍術対キメラ妖術」では黒装束姿を披露。
くノ一に化けて風魔忍者の子孫であるワタル少年に接触し風魔の秘宝を狙う王女キメラと互角の勝負を繰り広げた。
夢野博士にダイナマンとして任命されてからはサブリーダーを務め、リーダーであるダイナレッドこと弾をサポートする。
第2話「夢を追う戦士たち」では、弾が王子メギドのジャシン剣に翻弄された後、トレーニングルームでスランプに悩む弾に対して自身の特技を活かした素早い動きで稽古を務め、
彼に
両剣の極意を会得させてメギドとの再戦に貢献している。
第43話「島!君は青い稲妻」では超高性能燃料・ハイオクトで強化されたロケットタイガーを倒すために島に「空中三角飛び」の極意を伝授させた。
また、シッポ兵が運転するトラックに乗り込んでアジトに密かに乗り込んだり(第4話)、崖にぶら下がり気絶した南郷を助けたり(第6話)、進化獣サソリシンカにスピード感知爆弾をセットされた弾のオートバイに乗り込んで三度爆弾を外そうと試みたり(第9話)、言葉の喋れない少女を救うために倉庫に潜入する(第40話)と体を張ったアクション描写が多かった。
ダイナブラック
星川が右腕のダイナブレスをかざすことでブレスが発光、瞬時にダイナスーツを装着した姿。
個人武器は二本の
ブーメラン・
クロスカッター。
手持ちの武具として振るってもよし、投擲してもよしとなんでもござれの万能武器だが、連結することで巨大な十字手裏剣
ショットクロスにもなる。
さらに星川持ち前の超人的な身体能力を活かした忍者戦法で立ちはだかるジャシンカの尖兵を瞬く間にに蹴散らしていく。
第8話「悪の花 王女キメラ」にて、強化プロテクターであるバトルテクターが登場。
ブラックの両腕・両脚・両肩に白銀の装甲が装着され、防御力・攻撃力が一気に増強。
並のシッポ兵なら一発受けただけで尻尾が縮んでしまうほど強烈なパンチやキックを繰り出す。
巨大戦においては、ダイナブルーと共に空陸両用マシンであるダイナモビルに搭乗。
ブルーは火器の発射を務めるのに対し、ブラックはモビルの操縦を担当。息の合った機体の操作を行う。
ダイナロボに合体後は左腕の操作を担当する。
使用技
OPでもおなじみの技で、地中に潜り込んで相手を攪乱させる。
変身前でも使用可能な技で、変身後はブラックストロングシャワーと併用して使われることもある。
両掌から強力な蜘蛛の糸を放ち敵を捕縛する。
多くのシッポ兵を相手にする際に使われる。
ショットクロスにエネルギーを集め投擲。
これを喰らった瞬間、黒い爆炎と共に敵が吹っ飛ぶ。
クロスカッターを投擲後、分身の術の応用で空中に三分割させる。
ショットクロスにエネルギーを集め投擲。
これを喰らった瞬間、黒い爆炎と共に敵が吹っ飛ぶ。
第28話「敵はガリ勉進化獣」で勤勉なトゲアリシンカ相手に繰り出した技。
時間差をつけて順番にクロスカッターを投擲する。
第2話から使用。
五人の共通武器であるダイナロッドにエネルギーを集めた後、前に掲げることで先端から紫色の閃光が放出される。
威力こそないが、敵を攪乱させる程の性能を持つ。
自身を複数に分けて、スピーディな戦法で相手を翻弄する。
ダイナブラックの得意技で、複数の敵と戦う際に使用する。
生身でも使用可能。第43話では
メカシンカ・ロケットタイガー打倒のため試しに投げた島のフリスビーに即座に反応し分身している。
星川本人曰く、簡単に他人に教えたくないほどの
「とっておきの技」とのこと。
煙幕で姿を消し、囲んだシッポ兵の群れを翻弄。
土煙と共に地中から現れ攪乱する。
敵の攻撃を瞬時にかわし、素早く別の物に入れ替える。
空高く舞い上がり、素早い蹴りの応酬でシッポ兵をなぎ倒す。
空に飛び上がり流星のごときスピードで高速回転し強力なスピンキックを繰り出す。
第10話「宇宙からの侵入者」で、あらゆるエネルギーを吸収するタコシンカを相手に繰り出した技。
あえて無駄な動きを封じて全身の力を抜き、敵の攻撃を利用しカウンター攻撃を与える。
第24話「恐怖の隕石大接近」で見せた忍法。
メンバーに化けるキツネシンカの変化を見破るために使用、好物の厚揚げの幻を見せて困惑させた。
マキビシを地面に撒き敵の動きを封じる。
児童雑誌に紹介されてはいた技だが、本編では未使用に終わった。
余談
星川を演じた春田純一氏は、前作『
大戦隊ゴーグルファイブ』の
ゴーグルブラック/黒田官平役に引き続き黒の戦士を演じている。
ジャパンアクションクラブ(通称JAC。現:ジャパンアクションエンタープライズ/JAE)出身は伊達ではなく、OPの忍者的なアクションも本編第1話から見せつけて子どものみならず特撮ファンを唸らせた。
前作と同様、メンバー5人の中でこの人のみ
変身前のキャストと変身後のスーツアクターの両方を兼任している。
場面によっては喜多川務氏がスーツに入ることもあるが、春田氏の存在は
「ミスターブラック」と称されるほどのものだった。
ゴーグルブラックもダイナブラックも忍術に近い技、特に
「ブラック分身」という分身技を持っている ちなみに、鈴木武幸プロデューサーの意向でダイナブルーこと島役の卯木浩二氏もJAC出身で、彼も変身後のスーツアクターを務めている。
星川竜……君の忍びの技が、どれだけ危機を救ったことか……。
鍛え抜かれた肉体、超人的な生命力、君は不死身の戦士だ。
ダイナブラック、君は影!
音もなく悪に迫るブラック、闇の狩人!
- 『ジャスピオン』でもマッドギャランという黒色の戦士を演じた御大。 -- 名無しさん (2018-10-07 23:27:43)
- 星川だけどファイブマンは無関係 -- 名無しさん (2018-10-08 20:56:46)
- 忍者の道具や刀を所持しているみたいだしキョウリュウジャーのウッチーとは気が合いそうだな。 -- 名無しさん (2018-10-09 09:44:57)
- ↑3そうなるとブラジルでは不人気ということになるので非常にいやだ。 -- 名無しさん (2018-10-09 09:46:01)
- そう言えば宇宙人と接触するってのはニンジャとしての大先輩である -- 名無しさん (2018-10-12 23:44:05)
- (続き)ラストニンジャが既に成し遂げてるんだっけか? -- 名無しさん (2018-10-12 23:44:40)
- ダイナマンのOPはこの人のアクションだけで何回でも見る気になる -- 名無しさん (2021-06-28 09:48:20)
最終更新:2022年02月24日 14:46